U1＆UZの音楽年表-ジェネレーション・ミュージック-とは？

【出演者】
U1＝音楽評論家・平山雄一氏
UZ＝SPYAIRのG&Programing・UZ

【番組内容】
　毎回、あるテーマ、もしくはある年代を元に、両出演者がルーツミュージックをセレクト。セレクトしたアルバム、楽曲、アーティストなどについてだけではなく、その音楽を聴いていた当時、その音楽に出逢った当時の思い出などを、お互いがお互いに突っ込みあいながら“赤裸々に”語ります。
　また、右上の「動画コメント」では、両者の取材当時のヘヴィ―ローテーション＆リコメンド作品を紹介。爆笑のアドリヴコメントとともに、音楽三昧の日々を送るリアルな２人についてもお楽しみいただけます。

【今回のテーマ】
「繰り返し聴いている（聴く事ができる）LIVE盤」

U1： 『The Allman Brothers Band At Fillmore East』The Allman Brothers Band

ギタリストであるデュアン・オールマンを中心に、1969年に結成された米国のロックバンド。ブルースやカントリー・ミュージックをルーツにし、サザンロックの礎を築いた。ライヴバンドとしても定評があり、ツイン・リード・ギターとツイン・ドラムスによるスケール感、さらにインプロビゼーションを含む、ジャム・バンド的な音楽性をも取り込み、独自の音楽観を展開していった。デビュー３年目の1971年にリリースしたライヴ盤『The Allman Brothers Band At Fillmore East』で、その存在が広く知られるようになる。20分以上のジャムセッションを含む、熱演を収録した2枚組の作品は、ビルボードのアルバム・チャートの13位を記録。ライブ盤の傑作として知られるようになった。この成功から間もない1971年10月、中心人物のデュアンが交通事故で他界。24歳の若さだった。さらに翌年の1972年ベリー・オークリーもオートバイ事故で死亡。度重なるメンバーの死を乗り越え、残ったメンバーはバンド活動を継続。翌1973年にリリースした『Brothers And Sisters』は、全米アルバム・チャートNo.1の大ヒットを記録した。1976年、メンバー間の音楽的意見の相違によりバンドは解散。しかし、これまで2度の再結成を果たしている。近年は、ニューヨークでの恒例ライヴやジャムバンド・ミュージックの祭典へ出演など、ライヴでその存在感を維持している。

UZ： 『MTV UNPLUGGED』Korn

日本ではラウドロックとも呼ばれる、メタルにヒップホップの要素を加えた音楽。1990年以降、世界的に台頭してきたジャンルのパイオニア的存在。米国出身。ただラップをバンドサウンドに取り入れるだけではなく、HiPHoP特有のリズム感を取り入れ、他のラウド系バンドとは一線を画す存在である。ボーカルのジョナサン・ディヴィスが手掛ける歌詞のダークな世界観も特徴的で、これは彼が幼少時に虐待を受けていたこと、若い頃に葬儀屋の死体防腐処理の仕事をしていたことに、影響されていると言われている。また、彼らの作品には、公式では歌詞が掲載されていない（日本盤などで掲載されているものもあるが、公式ではない）。これに関してジョナサンは、「目で読むのではなく、耳で聴いてほしい」と発言している。また、ジョナサンは他人が聴き取った歌詞を読むのが好きで、それに関したコメントを残している。なお、Limp Bizkitは、彼らに見出されてデビューした経緯がある。『MTV UNPLUGGED』は、2007年にリリースされた作品。彼らの音楽的知識の豊富さ、さらに演奏スキルが堪能でき、ある意味“アンプラグド”の概念と、彼らに対するイメージを覆すライヴ盤である。

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