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FTISLAND、「FTISLAND Summer Tour 2012 ?RUN! RUN! RUN!?」ツアーファイナル@さいたまスーパーアリーナをレポート!

FTISLAND | 2012.07.19

 5月に日本でのメジャー第2弾アルバム『20[twenty]』をリリースし、6月末からは全国4か所5公演の全国ツアー「FTISLAND Summer Tour 2012 ?RUN! RUN! RUN!?」を行ったFTISLAND。トータルで6万人動員という規模は彼らにとっても初!ファイナルはさいたまスーパーアリーナで7月7、8日の2日間行われたが、両日とも超満員。ここでは2日目(7月8日)のレポートをお届けしよう。開演時間を少し回った頃に客電が落ちると、オープニングはまず映像から始まった。ツアータイトルにちなんで、トレーニングウェアに身を包んだ各メンバーの走る姿が映し出される。そしていよいよメンバーがステージに登場!

 大歓声の中、「NEVERLAND」で本編がスタートした。4月にリリースされたシングル曲で、勢いのあるサウンドが1曲目にピッタリ。続いて「Ready Go!!」、さらにタオルを振り回して盛り上がれる「Let it go!」と、まさに走り出したくなるようなアッパーチューンで前半からグイグイ飛ばす。インタビューでも「『20[twenty]』にはFTISLANDの今を詰め込みました」と応えていた彼らだけに、ライブにも“今”の勢いが十分につめこまれていた。前半のMCでは上達した日本語で盛り上げ、メンバー全員が“アイウエオ作文”ならぬ、“さいたま”をお題にした文章で場内をなごませる。中盤には映像タイム。ここで流れた映像は、“帰ってきたSF HEROES”のタイトル。なぜか掃除をしながら修行(?)をしているFTISLANDの後輩グループSF HEROESの映像が流れる(実は変装したメンバー達。「Flower Rock」のクリップに登場する)。当時のツナギにカツラ姿で出てくると思ったら、ダンスボーカルグループのような衣装に身を包み、勢いよくステージ下からせり上がって登場。「Wing」「I want」の2曲では華麗なダンス・パフォーマンスお披露。ちょっと微笑ましい動きもありつつ、オーディエンスを大熱狂させ、楽しい時間となった。

 後半は「SATISFACTION」で再び勢いのある時間に引き込む。後半のMCでボーカルのイ・ホンギが「韓国ではデビューして5年、日本ではインディーズ時代から4年。ホントにはやい! 俺らの5年を振り返ってどうですか?」と、話題をリーダーのチェ・ジョンフンに振る。ジョンフンは「今まで5年間、イベントとかライブをがんばってきました。皆さんのおかげです。僕達ーー、」と、ここで声を詰まらせる。「正直、僕たちは作詞作曲も日本語もまだまだですけど、皆さんが応援してくれたら、一生懸命勉強して、皆さんにステキな音楽をいつまでもプレゼントします! これからもよろしくお願いします!」

 まさかの涙と決意の言葉に、大きな声援が起こった。ホンギは「彼はいちばん責任感を持っている人なんでーー」と続けて「カッコいいよ!」とジョンフンを後ろから抱きしめる。思わぬ感情の爆発に、その後の演奏は熱さを増した。「PAPER PLANE」など、爽やかな曲にも、より力がこもる。メンバーの多くがボーカルをとれるのも彼らの武器だが、イ・ジェジンもソン・スンヒョンも、メロディアスな曲では伸びやかなボーカルを聴かせてくる。こうして本編はラストナンバーの「LIFE」へ。ホンギの見事なフェイクとともに、情感のこもった歌で本編はシメとなった。

 アンコールではタンクトップとジャージに着替えたメンバーが、上手側の通路からアリーナをグルリと1周。そこからアンコールが始まった。まずは「鳥のように」。韓国のスタンダード的な名曲をロックアレンジした楽曲で、韓国語の歌詞を会場の大部分の観客が大合唱。続く「願う」も韓国語の人気曲。一体感が増す。次にチェ・ミンファンが「昨日、新曲「TOP SECRET」のPVが完成しました。今日特別にちょっとだけ一緒に見ましょう!」とクリップを紹介。その後、バンドでリアルに演奏してくれたが、ヘヴィーなサウンドで、バンドの新境地とも言えるナンバーだった。ラスト「Flower Rock」は後半に入るタイミングで、恒例の観客全員が大ジャンプ。バンドも観客もお互いが全力でパワーを出し合うような、爽快なクライマックスとなった。アンコールが終わっても観客の大合唱はやまない。バンドの暖かさ、ひたむきさが生んだ感動の光景だった。ここで得たパワーが次にどんな進化につながるのかーー規模の大きい会場を満杯にする以上の可能性に期待したい!

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 韓国 ライブ 男性ボーカル FTISLAND

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リリース情報

20[twenty](初回盤)

20[twenty](初回盤)

2012年05月16日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. Let it go!
2. NEVERLAND
3. STAY
4. WANNA GO
5. Someday
6. Distance
7. always
8. COMPASS
9. PAPER PLANE
10. Endless Story
11. LIFE
12. SATISFACTION (Korean Version)

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