前へ

次へ

熱さを増したflumpoolのツアー、熱狂の東京公演をレポート!

flumpool | 2012.09.10

 今年の3月末からスタートしたflumpoolの全国ツアー「flumpool 5th tour 2012『Because... I am』」。9月8日に沖縄でファイナルを迎える3週間ほど前には、東京国際フォーラム ホールAで2日間(8月19日、20日)にわたり、東京公演が行われた。7月にはツアータイトルと同名のシングル「Because... I am」もリリースされ、パフォーマンスに熟成度も高まってきた時期だけに期待は高まる。EMTG MUSICでは2日目の8月20日、ライブレポートを敢行、彼らの今の姿を確認してきた。開演時間になると、オープニングSEとして「Because... I am」が大音響で流れ、ステージ背景のビジョンには歌詞が映されていく。バンドとして、この曲にこめた思いの深さが伝わってくるようだ。1曲目は「覚醒アイデンティティ」でスタート。パワフルなナンバーに加え、飛び交うレーザーの演出で、ライブは冒頭から熱を帯びる。ボーカルの山村隆太も大きく絶叫をあげ、感情を解き放ったような歌で押しまくる。2曲目の「Calling」でも山村は「会いたかったぞ?!」と、観客に熱い挨拶をはさむ。

 4曲目からは「君をつれて」や「Touch」など、メロディアスな楽曲をプレイ。7曲目の「two of us」をエモーショナルに聴かせたあと、続くMCタイムにはギターの阪井一生が口を開く。ライブでは時に予想外(?)の仕込みで観客をなごませてくれる阪井だが、今回はどんなネタを用意しているのか? 「あれ? サイゼリヤのメニューを用意したの誰?」と、彼の足もとにはなぜかサイゼリヤのメニューが(笑)。さらに「ミラノ風ドリアをお願いしていいですか?」と阪井がつぶやくと、楽屋からスタッフが本物のミラノ風ドリアを運んでくる(!)というビックリ演出に場内爆笑。この緩急のライブ運びはさすがだ。ひとしきり場内をなごませたあとは、「見つめていたい」をしっとりと聴かせ、再びライブの世界へと引き込んでいく。さらに11曲目には「出来たてほやほやの新曲を持ってきたんですけど、聴いてくれますか?」と山村が新曲「Natural Venus」を紹介。シブめのギターが印象的なナンバーが披露された。

 思わぬ新曲がプレゼントされたあと、ライブはクライマックスの後半へと突入。いよいよ「Because... I am」が演奏される瞬間となった。やはり、この曲でのテンションの高さは圧巻。バンドも、そしてオーディエンスも、お互いが感情を放出し合うような盛り上がりだった。特に後半のブロックは、各メンバーのプレイも、これまで以上にエモーショナルだったように思う。もちろんflumpoolは音楽と真摯に向き合ってきたバンドだが、熱情や感情のほとばしる開放感は、このツアーでこれまで以上に引き出されたものなのかもしれない。ツアー前のインタビューで、「個に向き合っていくこと」をテーマに掲げていると語っていたメンバーの意図が、今回のツアーではしっかりと結実しているように思えた。本編ラストは「証」。切なくも美しいバラードで、場内は暖かく包まれる。

 アンコールは人気曲「ハイドレンジア」でスタート。まだまだ熱気は冷める気配がない。続いて「どんな未来にも愛はある」を聴かせ、ラストは「星に願いを」で締めくくった。
最後は、山村隆太、阪井一生、尼川元気、そして小倉誠司が一列に並んで一礼。
山村は「短い時間だったけど、感動した! ありがとう!」という言葉を投げかけ、このツアーで得たものの大きさをかみしめていた。ややもすると、穏やかなイメージを持たれがちな彼らだが、逞しくも熱情あふれるバンドへと変貌を遂げつつあるようだ。この経験が、先日発表されたシングル、そして約2年ぶりとなる今冬のアルバム作品にどう反映されていくのか非常に楽しみである。そんな期待を感じさせてくれるライブだった。

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル flumpool

関連記事

リリース情報

Because… I am

Because… I am

2012年07月11日

A-Sketch

1.Because… I am 
2.サマータイムブルース
3.Summer DIVE 2012~into the Blue~
4.Because… I am(Instrumental)

このアルバムを購入

セットリスト

flumpool 5th tour 2012
「Because...I am」
2012.8.20@東京国際フォーラム ホールA

  1. 覚醒アイデンティティ
  2. Calling
  3. labo
  4. 君をつれて
  5. Touch
  6. 回転木馬(メリーゴーランド)
  7. two of us
  8. 見つめていたい
  9. 僕の存在
  10. Over the rain〜ひかりの橋〜
  11. ナチュラル・ビーナス
  12. ベガ〜過去と未来の北極星
  13. reboot 〜あきらめない詩〜
  14. Because… I am
  15. MW 〜Dear Mr. & Ms. ピカレスク〜
  16. Quville
  17. 君に届け
ENCORE
  1. ハイドレンジア
  2. どんな未来にも愛はある
  3. 星に願いを

お知らせ

■ライブ情報

PATi★Night Episode 08
“MUSIC POWER 2012”

2012/09/27(木)Zepp DiverCity

テレビ朝日ドリームフェスティバル2012
2012/10/08(月/祝)国立代々木競技場第一体育館

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る