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全36公演のツアーが始まった藤井フミヤ。ツアーを追いかけた期間限定連載スタート!

藤井フミヤ | 2012.09.11

 この夏、自身の50歳の誕生日に約3年ぶりのオリジナルアルバム『Life is Beautiful』をリリースした藤井フミヤ。2年以上かけ、じっくりと音楽と向き合って制作されたこの新作を携え、全国ツアー「Fumiya Fujii Concert Tour 2012 Life is Beautiful」がスタートした。9月9日の札幌を皮切りに、12月のBunkamuraオーチャードホール2DAYSまで、約3か月かけて、全国で36公演を行うロング・ツアーである。初めて訪れる場所も多い。
 また、このツアー終了直後には、「Fumiya Fujii Special Live 2012 Winter String」(全6本)を開催する事も、つい先日、発表になった。
 2012年も残り4か月を切った中、まさにライヴ三昧の日々を過ごしている藤井フミヤ。
「Fumiya Fujii Concert Tour 2012 Life is Beautiful」の事を中心に、本人のライヴ感についても、語ってもらった。


―セットリストはどうのように決められたんですか?

フミヤ:
アルバム『Life is Beautiful』をリリースした後のツアーだから、このアルバムの曲をやるのは決まってて、その他に何の曲やるか考えていく感じですね。

―“その他の曲”を決めていくときのポイントは?

フミヤ:
まず、藤井フミヤとしてやらなきゃいけない曲……っていうのがあって(笑)。イーグルスで言えば「ホテルカリフォルニア」みたいな(一同爆笑)。今回のツアーは、今まで行ったことのなかった場所も多くて、チケットを会館でも販売するっとこもあるから、他の会場に比べると、その地域の人が必然的に多くなると思うんですよ。

―つまり、藤井フミヤのライヴを初めて観る人の割合が、いつもよりも大きくなる。

フミヤ:
そう。そうすると、セットリストに入れなきゃいけない曲が、必然的に多くなってきて、もうそれこそ……最低でも「TRUE LOVE」は絶対に入れなきゃいけない(笑)。他にも何曲かそういう曲があるから、リストに加えていって。ライヴ全体の流れは『Life is Beautiful』にあるんだけど、藤井フミヤらしさも出るような……そういうポイントを考えながら、流れを作って決めましたね。特に最近、俺のライヴは、自分の他にダンサーが入ったりとか、特別凝った演出があるわけじゃないから、音楽、歌そのもので流れを作らないと……ってすごく思うようになっていて。盛り上げるところは盛り上げて、アッという間に終わっちゃったね……って思わせなきゃいけないと思ってるんですよ。だから、そこは大切にして、考えていきましたね。

―『Life is Beautiful』って、ミディアム・チューンがメインの作品でしたよね。そこも考える際のポイントになりました?

フミヤ:
確かに『Life is Beautiful』は、ミディアムからバラードの曲が多い。セットリストの中でもそういう曲が続くから、そこを飽きさせないようにどう見せるかみたいなのは、自分の中では、大きなテーマでしたね。

―では、そのテーマをライヴに落とし込むために、具体的にどんな策を反映させたんでしょうか?

フミヤ:
例えば、トークでつないでいくとか。

―MCもライヴ流れのひとつと考えて?

フミヤ:
そう。トークは、昔はあまり考えなかったんですよ。だから、長く話過ぎると、大変な事になる場合もあったし(笑)。以前は、映像使ったりとか、凝った事もやってたから、MCでつなぐって事を、あまり考えなくて良くて。2年くらい前から、ちょっとづつ考えるようになってきてて。今回は、台本……とまではいかないけど、筋道は作っていこうかなと思ってます。

―それは、聴き手にわかりやすい……楽曲のフラグとしての効果も考えての変化?

フミヤ:
そう。話の流れも作って、次の曲につなげる流れを作っておこう、と。やっぱり今回のツアーは、これまでよりも初めて観る人が多いだろうから。こう……言葉がちょっと簡単かもしれないけど、感動させたいと思っていて、MCでもそうなったらいいなと考えてます。それから“流れのひとつになれば……”って考えたのは、やっぱりパフォーマンス。でも、パフォーマンスに関しては、毎回、自分の中ではゼロの状態で、リハーサルが始まるんですよ(笑)。今回も、初日まで後1週間切ったけど、まだ何も考えてなくて。これから何かアイデアが出てくるかもしれないですけどね(笑)。

―今ツアーで初披露する曲もたくさんあると思うんですが、そういう曲は、初日にステージに上がるまで、どういう動きになるか自分でも想像できない?

フミヤ:
そう。想像できない!(笑)リハーサルとかで、ある程度軽く踊ったりしている曲もあるけど、お客さんの反応も無ければ、会場の広さも全然違うから全く手探りな感じですね。

―では、アルバム『Life is Beautiful』の曲に関しては、ツアー中に、どんどんパフォーマンスが変わっていく可能性が大きい?

フミヤ:
うん、変わるでしょうね。シンプルなところで言えば、この曲で右に行ってたのが、ある日、左に行ったり……ここで止まっていたのに動くとか。見た目ではわからない細かい変化とかは、たくさんあると思いますよ。

―今ツアーのバンドに対する手応えは?

フミヤ:
今回のバンドの構成は、ドラム、ベース、ギター2人、キーボード。『Life is Beautiful』の楽曲を再現するには、最小限の人数。それで、アルバムのオリジナルの雰囲気が伝わるように、5人用にアレンジしてます。例えば、ある曲に、ストリングスが入ってるから、バンドでもストリングスの音を出そうとか、そういうアレンジじゃなくて、5人で出せる音に変えてるっていう感じなんですよ。だからシンプルだけど、オリジナルよりもバンドらしい音になっていると思うし、自分の歌も、バンドの中のボーカル……って印象になるような出音に仕上がっていると思いますよ。ボーカルも、ライヴ用のオケに合わせた歌い方になってるから、同じ曲でも、ちょっと歌の印象が違う……と感じる曲も、あると思う。すごく面白いですね。

―アルバム・インタビューの際、歌う事、特に歌ってる時の歌詞への向き合い方が変わったとおっしゃってましたが、リハーサル中の今、その違いをどう感じてますか?

フミヤ:
前よりも一層“ボーカリスト・藤井フミヤ”って感じがすごく強い。ボーカル技術が無いと歌えないというか……ちゃんと伝わらないって思う、そういう曲ばっかりで。自分はやっぱり“歌い手”だなぁ、と改めて思ったりしてます。今さらですけど(笑)。

―初めて、藤井フミヤのライヴを観る人に、自分のどういう部分を見せたいと思ってます?

フミヤ:
やっぱり、一番は歌。二番はパフォーマンスも含めてのステージング。歌は本当に大切にしたいし、自分の中でも、歌さえ伝われば、満足っていう気持ちが強くなってますね。

―フミヤさんがおっしゃる“パフォーマンス”というのはダンスって意味でしょうか?

フミヤ:
ダンス……っていうほどのダンスじゃない、っていうか……自分の中ではダンスって意味じゃなくて。今、俺の中でのダンスって言ったら、安室ちゃんとか、EXILEとか、あれぐらいのレベルの人達の事だと思うから。自分がやってるのは、ボーカリストとしてのダンス、ボーカリストとしてのパフォーマンスだと思っていて。例えば、ミック・ジャガーの動きがダンスかって言われたら、どうかなと思う人もたくさんいるわけじゃないですか?(笑)でもあれは、ミック・ジャガーなりのダンスだし、ミック・ジャガーというボーカリストとしてのパフォーマンスだと思うんですよ。

―ダンスに対する解釈や、ライヴの中でのそのバランスが、変わってきてたりするんでしょうか?

フミヤ:
あぁ、変わって来てるかもしれない。前は、歌があって、まぁ……ダンス、パフォーマンスもあって……って感じだったけど、今は歌と一緒にパフォーマンスがある感じ。正直、今の俺のスタンスで、昔みたいに思いっ切り踊るのってどうだろうって思うから。必死な感じが、絶対に出ちゃうと思うし、それはカッコ悪い。今の自分には、必死さが出ないくらいのパフォーマンスが、ベストなんだろうな、と。

―これまで、それこそ何十回以上、全国ツアーをスタートさせているわけですが、初日の気持ちはどんな?

フミヤ:
緊張しますね。人生で緊張するの、ツアーの初日くらい(笑)。いつもよりは、自分でもピリピリしてると思う。だけど、開演が近ずくにつれて“なるようにしかならん”って思いも強くなってくるんですよ。初日ならではのハプニングっていろいろあるし、これまでも経験してきたけど、だんだん、それはそれで楽しもうって気になってきてますね。

―では最後に。アルバムタイトルにちなんだ質問を。“Live is……”の後に続けるとしたら、どんな言葉になりますか? 自身のライヴ感も含んでお答えください。

フミヤ:
“Live is Life Style”とか“Live is my Life”とかじゃないかな。ライヴ抜きでは、俺の人生は語れないっていうかね。これまでもそうだったし、これからもライヴ抜きでは、人生、考えられないからね。

【構成・取材・文:伊藤亜希】

tag一覧 ライブ インタビュー 男性ボーカル 藤井フミヤ

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リリース情報

Life is Beautiful

Life is Beautiful

2012年07月11日

SMAR

1. Life is Beautiful
2. なんかいいこと
3. 三毛猫のキーホルダー
4. 今、君に言っておこう
5. 点線
6. 赤いスイッチ
7. 突然に完全な空前の一目惚れ (2012Album Mix)
8. Me too I love you
9. Next Dream
10. 君に会えてよかった (2012Album Mix)
11. 銀河放浪
12. 僕らの人生 (2012 Album Mix)
13. 愚か者の詩

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リリース情報

Winter String(初回盤)

Winter String(初回盤)

2012年10月31日

SMAR

ディスク:1
1. Another Orion (Strings Orchestra ver.)
2. 透明人間
3. Endless Snow (Still Snowing Mix)
4. Snow Crystal (Chamber Orchestra ver.)
5. 彼女のタンバリン
6. へそまがりSweetHeart
7. 終わらないでクリスマスイブ (GOTA Re-Mix)

ディスク:2 (DVD)
"Life is Beautiful"Premium Live
supported by Billboard Live Tokyo
1. TRUE LOVE
2. 突然に完全な空前の一目惚れ
3. なんかいいこと
4. 今、君に言っておこう
5. Another Orion
6. わらの犬
7. 点線
8. 愚か者の詩
9. Life is Beautiful

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お知らせ

■ライブ情報

Fumiya Fujii Concert tour 2012
Life is Beautiful

2012/09/09(日)札幌市教育文化会館大ホール
2012/09/13(木)瀬戸市文化センター
2012/09/15(土)びわ湖ホール・大ホール
2012/09/16(日)熊本市民会館
2012/09/21(金)渋谷公会堂
2012/09/22(土・祝) 渋谷公会堂
2012/09/29(土)オリックス劇場
2012/09/30(日)オリックス劇場
2012/10/03(水)六カ所村文化交流プラザ スワニー
2012/10/05(金)黒磯文化会館
2012/10/06(土)仙台イズミティ21
2012/10/08(月・祝)中標津町総合文化会館しるべっとホール
2012/10/10(水)音更町文化センター
2012/10/13(土)大宮ソニックシティ・大ホール
2012/10/14(日)大宮ソニックシティ・大ホール
2012/10/18(木)たつの市総合文化会館赤とんぼ文化ホール
2012/10/20(土)サンポートホール高松・大ホール
2012/10/27(土)紀南文化会館
2012/10/28(日)堺市民会館
2012/10/31(水)大阪国際会議場メインホール
2012/11/01(木)三島市民文化会館
2012/11/03(土・祝) 越前市文化センター
2012/11/04(日)加古川市民会館大ホール
2012/11/08(木)戸田市文化会館
2012/11/10(土)神戸国際会館こくさいホール
2012/11/11(日)守山市民ホール
2012/11/14(水)かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール
2012/11/17(土)渋川市民会館
2012/11/18(日)秦野市文化会館
2012/11/21(水)東金文化会館 大ホール
2012/11/23(金・祝)名古屋国際会議場センチュリーホール
2012/11/25(日)結城市民文化センターアクロス
2012/12/01(土)新潟県民会館
2012/12/02(日)須坂市文化会館メセナホール
2012/12/06(木)Bunkamuraオーチャードホール
2012/12/07(金)Bunkamuraオーチャードホール

Fumiya Fujii Special Live 2012
Winter String

2012/12/15(土)神奈川県立県民ホール 大ホール
2012/12/16(日)大阪国際会議場メインホール
2012/12/23(日)広島アステールプラザ・大ホール
2012/12/24(月・祝)福岡サンパレス
2012/12/28(金)大阪国際会議場メインホール
2012/12/30(日)東京国際フォーラムホールA
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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