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androp、初のホールツアーを大成功で締め括る!

androp | 2013.04.11

 アルバム『one and zero』を引っ提げて、東名阪を巡る初のホールツアーを行ったandrop。そのファイナルとなった東京国際フォーラム ホールAは、オーディエンスでびっしりと埋め尽くされていた。彼らが世に現れたのは2009年のこと。そう考えると、スピード感に圧倒されてしまう。

 開演前から、紗幕に0と1が急速に切り替わる6ケタの数字が映り続けている。やがて、その数字が全て0になると、線や丸、四角など、幾何学模様がモノクロで立体的に描かれ出す。大きな会場だけに、緻密な映像がとても生きている。そして、いよいよ紗幕の内側に、メンバー4人が登場。まだ下ろされたままの紗幕の中で、まるで銀河の彼方にいるようなメンバーに向けて、オーディエンスが盛大なハンドクラップを起こしていく。さらに前田恭介(B)がバキバキのベースソロでイントロを告げた“Boohoo”で、遂にステージが露わになった。上から見下ろすと、まるでハコのようなステージ。オープニングの映像然り、照明やレーザーなど、バンドだけではなく、チームとしても見ごたえがあるのがandropらしい。しかし、バンドも、それぞれがクラップをしたり、前に出たりしながら、そのパフォーマンスで躍動していく。オーディエンスもそれに応え、早くも2階席は大きな振動を感じるほどだ。その様子に、最初のMCで内澤崇仁(Vo&G)も「凄いですね、後ろの方まで。ちゃんと見えてます!」と語り掛けていた。

 歌い出す前に、内澤がすうっと息を吸う様子が印象的だった“Traveler”、明滅する光と伊藤彬彦(Dr)の変拍子が見事にシンクロしていた“Bright Siren”、佐藤拓也(Vo&Key)のギターに合わせてハンドクラップが起きた“Nam(a)e”と畳み掛けたところで、佐藤が口を開く。「メンバーみんな覚えているかわからないけど、下北のスタジオでずっとリハだけやっていた頃、内澤くんが『ホールでツアーできるようになりたい』って言っていた」――そんな思いがあったなら、今日この日は格別だろう! すると内澤も「ホールでやったら気持ちいいだろうなって思って、イメージして作った曲」と言い“Clover”を鳴らし出す。会場の隅々まで、高らかに染み渡る音色。内澤は「今日の為にセットリストをいろいろ試した」とも言っていたが、確かに、収容人数の問題ではなく、ホールという空間が映えるバンドだと実感することができた。

 後半は佐藤の「もっともっとみんなで騒ぎたいと思います。元気ありますか!?」という煽りではじまった“Colorful”から、メンバーもオーディエンスもいっそう楽しげに弾けていく。露出が少ないバンドだが、ライヴという最もダイレクトな場所で、人間臭いコミュニケーションを果たしているのだ。そして、いよいよ最後の一曲。ピアノの前に座った内澤が「音楽やめたいな、死にたいなと思った時に、お客さんやスタッフに支えられて出来た曲。だから、この瞬間が、僕の生きる意味なんです」と語ってはじまった”End roll”――一言一言、一人一人に伝えるような歌が、染みて仕方がなかった。

 本編終了後には、andropのチーム感を表すように、スタッフロールが映し出される。そして、アンコールに現れた4人は、佐藤の和やかな物販紹介などを経て、内澤の「僕らの音楽は、いつも君たちのそばにあります。一緒に歌おう!」という言葉から“MirrorDance”でライヴを締め括った。余計な情報に惑わされることなく、音楽そのもので、ライヴという空間で、純粋に人と人とが繋がるということは、何とシンプルで美しいんだろう――ラストに記念撮影をする際に、メンバーが肩を組むと、オーディエンス同士も肩を組んだ光景を見ながら、そんなことを思い、感動を噛み締めていた。このまま、大きくなっていって欲しい。

【取材・文:高橋美穂】
【撮影:橋本塁】
【撮影:太田好治】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル androp

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リリース情報

one and zero(初回限定盤)

one and zero(初回限定盤)

2012年12月05日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. O
2. Rising Star
3. Boohoo
4. Message
5. Plug In Head
6. Rainbows
7. AM0:40
8. Radio
9. World.Words.Lights.
10. You
11. Party
12. Human Factor
13. Waltz
14. Encore
15. End roll

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■ライブ情報

SP-RING NIGHT OUT 2013 ‐SPRUNG from SAKAE SP-RING-
2013/04/12(金)Zepp Nagoya

androp×back number cross fm 20th Anniversary special ~一夜限りのスペシャルイベント back×drop~
2013/05/17 (金)Zepp Fukuoka

TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2013
2013/05/26(日)新木場・若洲公園

one-man live tour "angstrom 0.6 pm"
2013/11/16(土)広島CLUB QUATTRO
2013/11/23(土)仙台Rensa
2013/11/24(日)仙台Rensa
2013/11/30(土)新潟LOTS
2013/12/04(水)Zepp Tokyo
2013/12/07(土)Zepp Sapporo
2013/12/13(金)Zepp Namba
2013/12/14(土)Zepp Namba
2013/12/20(金)Zepp Nagoya
2013/12/21(土)Zepp Nagoya
2013/12/23(祝)Zepp Fukuoka

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