6月21日、小雨。「音×AiR♪JOL原宿でLove Me Do!」第2回は、漫才コンビ「三拍子」とのコラボライブだ。実績のある彼らのサポートはさすがに心強いものがあった。

　12時40分、大地＆竜之介と楓＆MASAYAの2組に分かれて客席を巡るフライヤー配り開始。まだ2回目なのに色紙にサインを頼まれていた。知ってくれている子がいるんだなぁ。

　13時、まずは三拍子がステージへ。「音×AiRは必ずブレイクしますんで、後々JOL原宿で見たと自慢できるように、目に焼きつけて帰ってくださいね」とうれしい紹介に導かれ、「シャカリキエビデイ」でライブ開始。楓は早くも客席に乗り込んで、以後は基本ステージ下で歌う感じ。手拍子しているのは4?5人ながらスマホを構える子も。「Love Me Do」では楓が隅にいた男の子（手拍子をしながら一緒に歌っていた）を目ざとく見つけて声をかける。やっぱり同性の応援はうれしいもんだ。

　再び三拍子が登場してトークへ。前日に上京したという4人に「昨日は何やってたの？」と訊くと、楓は歌の練習、MASAYAはゲーム、竜之介と大地は「ハンバーガー食べてました」（一緒に行ったわけじゃないらしい）。三拍子はネタコーナーでも、お客さんとのジェネレーションギャップに苦戦しつつ（笑）秀逸なネタを披露してくれた。

　13時30分、再び音×AiRからの2ndステージは「なんちゃってヒーロー」から。ミディアムテンポでリラックスぶりがわかる。「愛を唄おう」のブレイク部分の溜めの長さや《Love, love, love》の唱和の強要（？）も同様で、2度目の余裕の現れか。「Love Me Do」では10人以上が《Hey Baby Love Me Do》のサビを一緒に歌ってくれたが、MCで楓が「来月はまた違う芸人さんが来ると思うんですけど……」と言ったのを案の定エンディングで三拍子に「俺らずっと音×AiRのMCやりたかったのに」と突っ込まれていた。

　終演後、三拍子に音×AiRの印象を訊ねると「関西だからかなとも思うんですけど、あれだけしゃべれるのはすごいですね。音楽もかっこいいし」「そう、演奏うまいんですよね。竜之介くんのドラムにはビックリしました」「絶対に人気出るわ。なんとか便乗できないかなぁ」「やめとけ！」とさすがの呼吸。場の空気に慣れ始めた4人、7月19日はさらに本領を発揮してくれそうだ。今月はおまけとして4人の感想をどうぞ。↓

「音×AiR初の芸人さんとのコラボ！　最初から最後まで笑ってて最高に楽しかったです。これからもまだまだ続くイベントですので、よろしくお願いします！」（MASAYA）

「かなり濃い回になったなと思います。お客さんの反応も良くて、音楽とお笑いのパワーがフルに発揮されてて、あらためて三拍子さんには感謝です。個人的にも前回の反省点の改善も実感できたし、この調子で来月からもガンガンJOL原宿を盛り上げて、たくさんの人の笑顔が見たいです！」（竜之介）

「今回は三拍子さんに来ていただき、みなさんと一緒に盛り上がれて、とてもハッピーなイベントになりました！　来月からも毎月、原宿JOLをがっつり楽しませちゃいたいと思います！」（楓）

「三拍子さんをお招きした……つもりが、イベントの主導権を握られてしまい、悔しい次第です（笑）。次回7月までにトークを鍛えて、芸人さんを越えるしゃべりをしたいと思います！」（大地）

【取材・文：高岡洋詞】
【撮影：Sinpu Tokyo.】