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前代未聞!?女子高生セルフプロデュース・ユニット、生ハムと焼うどんの赤坂BLITZ公演!

生ハムと焼うどん | 2016.03.11

 3月2日赤坂BLITZは完全に2人の女子高生の手の中にあった。高1の文化祭で組まれ、事務所どころか大人を介さずに西井万理那(生ハム担当)と東 理紗(焼うどん担当)のメンバーだけのセルフプロデュースで活動を行っているユニット生うどんこと、生ハムと焼うどん。2人きりの力で1000枚のチケットを売り切り満員御礼にした前代未聞の2ndワンマンライブ「~生と死~」は、パラレルワールド的なストーリーのオープニング映像から始まり、劇団で役者としても活動する彼女達らしい書き割り(背景画の大道具)セットのドアから西井と東が登場すると、「新宿は信用できない!」でライブはスタート。

 大歓声の中、曲が終わると、すぐさま楽曲と共にライブの軸となっている寸劇パートへ。アイドル特典会でのドルオタに対する本音と建て前、イケメン転校生ジェームズくんとの暴走する妄想ラブストーリーという前半部分は、今まで数々のアイドルイベントで披露され初見相手に練られてきた鉄板ネタで、この日初めて生うどんのライブに来た人でも直ぐにその世界観に入り込めるような気遣いも感じられる構成だった。

 続く中盤はこの日のために用意されたネタパート。西井演じる伝説のおなら四天王おなら万理那と強制的にステージに引っ張り上げられた3人の客との公開おならオーデションや、賞金一千万円を賭けた2人の可愛い顔自撮り対決。そして日々のついていない出来事を「うんちはしたことない、だけどうんちみたいに嫌なことを流すのがうちらの役目」と歌う新曲「うんちの歌」をトイレで突然変身してしまったという文字通り汚れな大便コスプレで初披露したのだが、曲調とも相まってこれが何とも可愛かった。

 美味しすぎる大ネタを食いしん坊(ファン)達に大盤振る舞いで食べさせた中盤から一転して後半は西井と東それぞれがお互いの事を自分の作り出した妄想だと思い込んでしまい「脱法ドラッグはやっていません」、「OTONA」を披露するというストーリーが展開。しかし全てはジェームズくんから吹き込まれた話だったことが発覚し、「お前らは今まで俺に依存してきたんだろ? 俺という名のブランドにな!」と彼の口からここまでのストーリーの全てが仕組まれたものだと聞かされ、ラストパートはなんとJK(ジェームズくん) vs JK(女子高校生)の命を懸けた戦いへと発展。彼の苦手なきゅうりを模した緑のサイリウムを手にした観客と共に「きゅうりは英語でCucumber!」と連呼しなんとか無事勝利した2人は、自撮り大会の賞金一千万円が頭上で舞う中「Cucumber」を歌い、本編は「JK~ジェームズってかっこいい~」で大団円。それまでの全部を伏線に変え最後に回収するという彼女達の物語作りには、自覚の有無は別として大衆演劇の何たるかを熟知している劇作家の台本のようで驚かされた。

 アンコールでは女子高校生としてこの日が最後のライブとなる2人がカーディガン姿の制服で登場。今までのレパートリーにはなかったミディアムテンポの切ない新曲「キラキラ星座物語」を披露し、3月1日が誕生日だった東へ西井と食いしん坊達によるサプライズのケーキと花束が渡された。ダブルアンコールでは2人の出会いから今までを手書きのイラストで描いた紙芝居風の映像が流され、2016年10月21日に3000人キャパの都内大ホールで3rdワンマンライブが開催される事を発表。最後の曲「たまごかけごはん」はBLITZを埋めた1000人以上のファンが全力ケチャや肩を組んでの一体感でJK(女子高生)を卒業しJK(常識を覆す)JK(時代を変える)という新しいJKを掲げて今後活動すると宣言した2人に向けてのエールのようにも見えた。

 全てが終わっても歓声と拍手が鳴りやまないBLITZでの最後のMCパートで東は涙ぐみながら「凄いよニシ、これ全部あたしたちが集めたんだよ」と相方の西井に話しかけ、BLITZが高校生には貸せないと言って開催まで二転三転あったという裏話しを明かし、西井が「いるから!」とフロアーを埋めた1000人以上の観客を指さすと、笑顔で観客に向かって頷いていた。十代での武道館公演を目指している生ハムと焼うどん。この先どこまで2人だけのセルフプロデュースで上って行けるのか?大人達の常識を覆し続ける可愛いレジスタンス2人組の動向にこれからも注目したい。

【取材・文:山村哲也】

tag一覧 ライブ 女性ボーカル 生ハムと焼うどん

お知らせ

■ライブ情報

3rdワンマンライブ決定!
2016/10/21(金)3000人キャパの都内大ホール
※詳細は後日発表。

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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