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ミオヤマザキ、最重要野外スレ(ライブ)『重大告白』への決意

ミオヤマザキ | 2017.04.13

ミオヤマザキが、バンド史上最大キャパ3,000人となる日比谷野外大音楽堂にて『重大告白』とタイトルを名付けたスレ(ライブの意)を成功させた。これほど胸が騒ついたライブは久しぶりだ。ミオヤマザキとは紅一点ボーカリスト、mioを中心としたハードでメロディアスな日本語を大事にした4人組ロックバンドの名前である。近いうちに必ずや日本を代表する存在となること間違い無い逸材だ。

ミオヤマザキのライブは、本編もさることながらチケットの観覧ゾーン分けやグッズ、プロモーションのあり方もユニークだ。前方エリアを確約し楽屋訪問&打ち上げ参加のできる特典満載の『心中チケット』を270枚限定で3万円で発売。これには通常チケットが10枚付いてくる。いわば、新規ファンを巻き込んで来いというお達しだ。なお、通常の『純愛チケット』は3,000円。最後方エリア『初恋チケット』は1枚300円という練られたアイディア。これなら、お金がないティーンもライブ体験に参加しやすいことだろう。入場者には相模ゴム工業株式会社より、楽曲世界観とも通じるポップなコンドームが無料配布されていた。10代オーディエンスも多いファン層なので、配布対象は18歳以上と配慮しているのもポイントだ。

前置きが長くなった。ライブ本編を解説していこう。

桜が咲くには少し早い4月1日(土)の野外ステージ。花冷えとはよくいったもので、えらい寒かった。しかし、会場に訪れてまず、スピーカーにファンクション・ワンを導入されていることに驚かされた。音質への定評高い逸品だ。テンションが上がった(体温も上がった)。ステージを見渡すと、通常であれば色とりどりの照明が吊るされているはずだが無い。しかし、ステージセットが通常より1段高くセッティングされていることに気がついた。またもやテンションが上がった(体温も上がった)。この仕込み方は、これから始まるただ事ではないステージングを予感させてくれたのだ。

開演前スクリーンには、30分のカウントダウンが表示されていた。10分経過するごとにファンクション・ワンから地響きのような低音がドーーーン!と響き渡る。さらに、テンションが上がっていくミオラーと呼ばれるオーディエンスたち。

開演時刻、カウントがゼロになると同時に鳴り響いたSEは「山崎美央」イントロダクションの印象的なピアノフレーズ。LEDスクリーンには“今日、ここで観たことを一生自慢できる日にします”というメッセージが。ハードルを上げまくる戦闘態勢に鳥肌が立つ。

1曲目「正義の歌」がスタート。mioによる“たった3,000人のライブハウスで歌ってるやつに、何が出来るのか見せてやるよ。ミオヤマザキです。はじめます!”の宣誓に続いて「婚活ハンター」、「叫ビ」、「ド・エ・ム」、「メンヘラ」という、通常ならラストスパートに選ばれるキラーチューンが解き放たれていく。

2曲目からタオル回しという、ありえない怒涛のハイテンション感だ。ステージ後方とステージ下のLEDスクリーンからは特徴的な歌詞や映像が映し出され、照明はステージ下に置かれたものが天を向かって照らしていく。完全オリジナルな演出に感銘を受けた。

中盤では、寒空の下、しっとりとバラードチューンである新曲「鬱鬱」、「季節と雨と涙と」が奏でられ、ノスタルジックな新曲ビート・チューン「最愛」を披露。mioの美声が空いっぱいに響き渡っていく。

空気を一変するポップチューン「Hのすゝめ」では、“ミオヤマザキのライブはすごく興奮しちゃってライブ後にHしたくなるっていうから、今日もコンドームを1,500個配りました。相模ゴムさんありがとうございます。でも、外の公園で淫らな行為はやめてください(苦笑)。ゴムがない方がいいって気持ちはまぁ、わからなくもありますん……。でも、避妊は大事です! 避妊は大事です!! 避妊は大事です!!!」というメッセージ性。発言は過激だが、ミオヤマザキは真面目に人生と向き合っているバンドだ。ティーンの女子人気も高いこともうなずける展開だ。そして、人気ナンバー「バンドマン feat.GASHIMA(from WHITE JAM)」では、ゲストラッパーにGASHIMAを迎えて最高潮の盛り上がりに。

昨今の不倫問題ブームを予言したかのような「民法第709条」では、ワイドショーを揺るがす某○○氏の名前を屋外で轟かせるなど、ドキドキする破天荒な一面も。続く「バカアホドジマヌケ死ね」は、タイトル通り直球に思ったことを吐き出すヘドバン・ナンバー。ミオラーが持つ闇を感じる痛み、ストレスをこれでもかと言わんばかりに解放していく。いや、それにしてもすごいタイトルだ。

ラストソングは「TOKYO」。mioが無言でスマホに火を灯したところ(ライトのスイッチをON)、自然発生的にミオラーがスマホのライトを付けてステージを照らした。♪生きることで光を 見失わないように この歌を歌う♪という心が震わされるワンシーン。そして、いつも通りアンコールは無く、スクリーンに映った“明日もどうにか生き延びよう。”の一言が余韻となる。

確実にステップアップした演奏力やステージング、驚異の演出を見せてくれたバンド、ミオヤマザキ。間髪を開けずに、映像でニューシングル『ノイズ』とアルバムの発売告知、アニメ主題歌『地獄少女 宵伽(よいのとぎ)』のタイアップ、ミオフェス、全国ツアーの開催などが告げられていく。2017年を駆け抜けていくミオヤマザキに引き続き注目していきたい。

【取材・文:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)】

tag一覧 J-POP ライブ ミオヤマザキ

リリース情報

ノイズ

ノイズ

2017年07月12日

EPIC Records Japan

全3曲収録予定

セットリスト

ミオヤマザキ『重大告白』
2017.4.3@日比谷野外大音楽堂

  1. 1. 正義の歌
  2. 2. 婚活ハンター
  3. 3. 叫び
  4. 4. ド・エ・ム
  5. 5. メンヘラ
  6. 6. Dawn of the Felines
  7. 7. DV
  8. 8. 芸能界
  9. 9. 鬱鬱(新曲)
  10. 10. 季節と雨と涙と
  11. 11. 最愛(新曲)
  12. 12. Hのすゝめ
  13. 13. バンドマン feat.GASHIMA(from WHITE JAM)
  14. 14. 民法第709条
  15. 15. バカアホドジマヌケ死ね
  16. 16. 童貞ハンター
  17. 17. 水商売
  18. 18. TOKYO
    (映像:重大告白)

お知らせ

■ライブ情報

ゆるめるモ!2マンシリーズ「BATTLE NEW×NEW」
04/22(土) 東京キネマ倶楽部

ミオヤマザキワンマンスレ
「0428 2人の記念日 待ち合わせ場所は渋谷でしょ?」

04/28(金) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

ミオフェス
05/12(金) 仙台JUNK BOX
05/21(日) 梅田Shangri-La
05/28(日) 札幌BESSIE HALL
06/06(火) 名古屋E.L.L.
06/23(金) 福岡DRUM Be-1
06/29(木) 恵比寿LIQUIDROOM
07/03(月) 恵比寿LIQUIDROOM
07/08(土) 沖縄OUTPUT

百万石音楽祭2017 ~ミリオンロックフェスティバル~
06/03(土)・04(日)
石川県産業展示館 ※出演日は後日発表

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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