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indigo la End 9月22日(金)のZepp Tokyo公演ライブレポ

indigo la End | 2017.10.11

 indigo la Endが全国ツアー「始藍」東京公演を9月22日にZepp Tokyoにて開催。7月にリリースした3rdフルアルバム「Crying End Roll」の収録曲を含む全21曲をパフォーマンスし、満員のファンを沸かせた。

 温かい拍手で迎えられた、川谷絵音(Vo, G)、長田カーティス(G)、後鳥亮介(B)、佐藤栄太郎(Dr)、サポートメンバーのササミオ、えつこの6人。まずは「Crying End Roll」でも1曲目に収められている「想いきり」を送り、川谷節全開の切ないバンドサウンドでライブの口火を切る。さらに「瞳に映らない」「悲しくなる前に」といったシングル曲を連発すると、フロアに自然と手拍子が起こる。開始3曲の間に早くも、川谷の変幻自在なボーカル、長田のスキルフルなギターテク、後鳥の骨太かつ安定したベース、佐藤の細かく刻むドラミングといった、このバンドの魅力が味わえる展開だ。

 続けて、耳をつんざくディストーションから始まる「ココロネ」、川谷が繊細なファルセットを響かせる「見せかけのラブソング」、6人のソリッドなアンサンブルが堪能できる「鐘泣く命」。序盤は美麗なメロディとロックなアティチュードを持つ、indigo la Endの楽曲をシンプルに魅せる演出のようだった。観客も、生演奏にじっと見入る人、曲に聴き入る人、グルーヴに乗って体を揺らす人と、思い思いの反応でステージを楽しんでいる。

 最初のMCに入ると、川谷は、この5日前に予定されていた岡山・CRAZYMAMA KINGDOM公演が台風上陸で延期となったことに触れる。「今日も雨だし……俺かなあ」とつぶやく場面もあったが、岡山では来場した人に向けて無料で10曲以上のショートライブを行ったとのことだ。

 マイペースに演奏を再開して次のブロックへ。「猫の気持ちになって表現した曲」という「猫にも愛を」から「エーテル」「eye」と、メロウ~スローなテンポの楽曲群へなだれ込んでいく。中盤は、2015年にシングル「雫に恋して / 忘れて花束」のカップリング曲として発表した「夢のあとから」をひさびさに届ける一方、「天使にキスを」や「End Roll II」「プレイバック」といった新曲群を立て続けにプレイ。長田のライトハンド、うねるシンセサイザーの音色、ドラマチックな曲展開など、各ナンバーに異なる見どころが盛り込まれていたのが印象的だ。

 また、後半のMCはメンバー全員でワイワイと話すフリートーク。「客としてライブに来たときどうしているか?」という話題から「カップルで来てる場合、“彼女守る系男子”っているよね」「ちょっとでも押すと睨まれるよね!」という“ライブあるある”も飛び出し、オーディエンスと和やかなコミュニケーションを交わす。

 本編ラストにかけては屈強なビートのロックチューン続き。「知らない血」「実験前」「ワンダーテンダー」と、1曲1曲確実に場内のボルテージを上げていき、「実験前」では川谷、長田、後鳥が順にステージ前へ。体をしならせながら渾身のソロを弾いて観客の興奮を煽る。そしてindigoのライブアンセムと言える「夜明けの街でサヨナラを」「インディゴラブストーリー 」にて、フロントに立つ川谷は一層ハリのある歌声を響かせた。

 本編で、「Crying End Roll」の収録曲12曲中10曲を披露したindigo la End。アンコールで再登場するなり川谷は「新譜の曲ノリづらいでしょ。ごめんなさいね。ライブとか考えず、音源として完成させようと思ってたから」と話すが、フロアからは称賛の拍手が起こる。さらに「もう新しい曲作ってるんですけど、それはそれでめっちゃキャッチーだったりして」と言うと、フロアの反応に驚きと期待のこもった声も加わった。ツアーに足を運べなかったファンも、この先のindigo la Endに大いなる期待をしてよさそうだ。

 アンコールで送ったのは、メランコリックで美しいギターサウンドの「忘れて花束」と、「渚にて幻」のロングバージョン。6人は最後の曲の長いイントロとアウトロで、思い残すところはないというほど轟音をかき鳴らし、Zepp Tokyoを強烈なノイズと共に幻想世界に連れていく。壮絶な演奏の余韻を残したまま颯爽をステージを去って、ツアー「始藍」は終幕となった。

 なお、このツアーは9月28日に予定されていたスケジュールを終えたが、台風の影響で延期となった岡山・CRAZYMAMA KINGDOM公演の振替が11月27日に控える。川谷は10月10日~11月30日にゲスの極み乙女。として全国ツアー「ッアーーー!!!」を敢行するという、相変わらずの多忙ぶり。ファンはこれらの活動や、「始藍」ツアー会場限定でのみ販売されたindigo la End初のライブDVD『藍映』を楽しみながら、彼らにまた会える日を楽しみにしておこう。

【取材・文:鳴田 麻未】
【撮影:井手 康郎】

tag一覧 J-POP 男性ボーカル ライブ indigo la End

リリース情報

Crying End Roll

Crying End Roll

2017年07月12日

ワーナーミュージック・ジャパン

01.想いきり
02.見せかけのラブソング
03.猫にも愛を
04.End Roll I
05.鐘泣く命
06.知らない血
07.ココロネ (Remix by Qrion)
08.End Roll II
09.プレイバック
10.天使にキスを
11.エーテル
12.夏夜のマジック (Remix by ちゃんMARI)

お知らせ

■ライブ情報

Nabowa 5th Album 『DRAWINGS』Release Live
11/26(日) KYOTO MUSE

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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