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KEYTALK 『Rainbow road Tour 2018 ~おれ、熊本で2番目に速いから~』神奈川CLUB CITTA川崎公演をレポ

KEYTALK | 2018.06.28

 4月17日・東京・マイナビBLITZ赤坂公演からスタートした『Rainbow road Tour 2018 ~おれ、熊本で2番目に速いから~』も、いよいよ後半へ突入。この全国ツアーは、「巨匠」こと寺中友将(Vo・G)の地元で7月14日に行われる熊本市民会館公演まで続くので、今回のレポートでは、演奏した曲の紹介、具体的な描写は最小限に留めておくが……とても濃い内容となっているので、これから観に行く人は、大いに期待していてほしい。では、神奈川・CLUB CITTA’川崎公演の2日目について、ネタバレにならない範囲で、みなさんにお伝えするとしよう。

 今回のライブの見どころとしてまず挙げられるのは、ますます多彩さを増している彼らの音楽の魅力が思いっきり開花しているという点だろう。最新アルバム『Rainbow』を聴いた人は、「ワルシャワの夜に」に代表されるようなスタイリッシュで王道にかっこいいサウンドに痺れまくったと思うが、これらの曲は実際に生で聴くと一際素晴らしかった。巨匠と首藤義勝(Vo・G)の絶妙なコンビネーションによるツインボーカル、メロディアスなフレーズをダイナミックに連発する小野武正(G・MC・Cho)、明るいダンス衝動を誘うビートの申し子とも言うべき八木優樹(Dr・Cho)――彼らから生まれるサウンドの心地よさは、やはり桁外れだった。精力的なライブを重ね続けていることによって、彼らのアンサンブルは、さらに素敵な色合いを帯び始めている。

『Rainbow』に多彩な曲が収録されているという点については、先程も少し言及したが、そのような作品となっている大きな理由として挙げられるのは、「メンバー全員が優れたソングライターだから」ということだろう。熱い躍動感と男性的なイメージの哀愁を漂わせる巨匠。キラキラしたロマンチックさ、瑞々しい物語を香らせるのが得意な義勝。展開が読めない起伏に富んだサウンドによって、KEYTALKのロックバンドとしてのエネルギッシュさを存分に浮き彫りにしてくれる武正。フュージョン風味の洗練されたエッセンスをさり気なく添加することに長けていて、巨匠&義勝のツインボーカルを活かすのも上手い八木――4人各々の作風がバランス良く発揮されているのも、今回のツアーのセットリストの注目すべき部分だと思う。巨匠と義勝の歌に関して、今までにはなかったスタイルによる届け方をしている曲もあるので、その点にもぜひ注目していただきたい。

 ファンに愛されている代表曲の数々がライブ映えするもの揃いであるということも、このCLUB CITTA’川崎公演で改めて実感させられた。「桜花爛漫」の演奏が始まれば、フロアは瞬く間に笑顔にあふれたダンス天国と化したし、「MONSTER DANCE」の振り付けを完璧に踊る観客の一体感は、本当にものすごかった。そして、胸に深く沁みるメロディアスなナンバーが随所でじっくり届けられたのも印象的だったところだ。松岡修造×KEYTALKによるスペシャルムービーが大好評のC.C.レモンオリジナルソング「Cheers!」が披露されたのも、観客を沸かせていた。一足早い夏フェスのような熱い空間を生み出していたこの曲は、今後のライブでも欠かせない存在となるだろう。

 そして、4人の親しみやすいキャラクターが滲むMCタイムも、大いに盛り上がった。「楽し過ぎて1曲目で前髪が口の中に入って、2曲目でその髪が切れて口の中に入って、3曲目で喉の奥に引っかかって。要約するとめちゃくちゃ楽しいということです!」と、序盤のMCで語った武正は、もともとはウェーブがかかっている金髪にヘアアイロンを入念にかけて、このライブに臨んでいた。しかし、汗だくになった結果、ストレートになっていた髪の毛は、すぐにグチャグチャに。彼の髪の毛に対するメンバーたちのツッコミは、観客の爆笑を度々誘っていた。その他にも、メンバー同士の仲の良さが窺われる瞬間の連続だったが、特に喝采を浴びていたのは、金沢公演で生まれたのだという新キャラクター「のどぐろ=八木」を「クッキングパパ=巨匠」が調理するというシュール極まりない寸劇。和やかなメンバー同士のやり取りも、相変わらず彼らのライブの大切なアクセントとなっていた。

「たくさんの人からパワーを貰いました。これでツアーの最後まで走り切っていけると思います」と、巨匠がライブの終盤で言っていたが、今回のツアーの各地で彼らが感じた手応えは、KEYTALKにとってかけがえのないエネルギーとなっているようだ。このツアーが終わった後にたくさん予定されている音楽フェスでも、彼らは絶大な存在感を発揮すると思う。そして、この日のライブのアンコールで『ド真ん中で頑張マッセ~shall we dance?~』というタイトルが発表された9月8日・幕張メッセ公演への期待も高まる。果てしなく進化を続けているKEYTALK にとって、2018年も実りの多い日々となるに違いない。

【取材・文:田中 大】
【撮影:後藤壮太郎 / 白石達也】

tag一覧 J-POP ライブ 男性ボーカル KEYTALK

リリース情報

Cheers!

Cheers!

2018年07月18日

Getting Better

1. Cheers!
2. 東京シネマ

お知らせ

■ライブ情報

Rainbow road Tour 2018 〜おれ、熊本で2番目に速いから〜
07/01(日)仙台 PIT
07/05(木)Zepp Osaka Bayside
07/06(金)Zepp Osaka Bayside
07/08(日)山口 周南RISING HALL
07/14(土)熊本市民会館

カローラ福岡 Presents NUMBER SHOT 2018
07/21(土)海の中道海浜公園野外劇場

WILD BUNCH FEST.2018
07/28(土)山口きらら博記念公園

ジャイガ’18 -OSAKA MAISHIMA ROCK FES 2018-
08/04(土)舞洲スポーツアイランド 太陽の広場 “ジャイガ”特設会場

ROCK IN JAPAN FES.2018
08/11(土)国営ひたち海浜公園

SUMMER SONIC 2018
08/18(土)ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ

MONSTER baSH 2018
08/19(日)国営讃岐まんのう公園

KEYTALK 幕張メッセワンマン
ド真ん中で頑張マッセ~shall we dance?~
! 09/08(土)幕張メッセ国際展示場 9-11ホール

氣志團万博2018 〜房総爆音爆勝宣言〜
09/15(土)千葉県・袖ケ浦海浜公園

Yamaha Acoustic Mind 2018〜THE SESSION〜
09/16(日)マイナビBLITZ赤坂

イナズマロック フェス 2018
09/24(月)滋賀県草津市烏丸半島芝生広場

激しいDANCEでお祭りTONIGHT
09/30(日)台湾台北市 THE WALL公館

THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2018
10/07(日)鹿児島市・桜島多目的広場&溶岩グラウンド
10/08(月)鹿児島市・桜島多目的広場&溶岩グラウンド
※出演日は後日発表します。

〜沖縄 夜のLOUNGE TALK〜
11/24(土)沖縄県那覇市 ナムラホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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