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go!go!vanillas 『秋のハーベストツアー ~野音狩り編~』 東京公演

go!go!vanillas | 2018.10.18

 実りの秋がやってきた! 『秋のハーベストツアー』初日にして、go!go!vanillas初の日比谷野音ワンマンとなる『~野音狩り編~』。午前中にはパラパラと雨が降って心配していたが、昼すぎにメンバーが会場入りした頃には夏が戻ってきたような晴れ空に変わっていた。このレポートと同時公開の『小川智宏のライブ閑話』を収録したのはリハーサル前だったのだが、そのときにはなんと野音周辺の木々からセミの鳴き声も聞こえていた。どうやらこのバンドには相当な晴れ男がいるらしい。とはいえすでに9月も半ばをすぎ、開場する頃には徐々に暑さも和らぎ、心地よい初秋の空気が野音を包み込んでいた。

 まずはライブ直前のメンバーに話を伺う新動画コーナー『小川智宏のライブ閑話』からご覧頂きたいと思う。


 コンディションは上々、絶対にいいライブになる。
ステージ後方にはお祭り気分を高めてくれる提灯がいくつも並び、客席の真ん中には一段高くなった場所に椅子とマイクがセッティングされている。おお、センターステージか。何か面白いことになりそうだぞ、と悠長にかまえていたら、オープニングから驚かされた。日もすっかり落ちた18時すぎ、いよいよ始まるぞとステージを見つめるオーディエンスがざわつく。いつの間にか客席内を通ってやってきた牧達弥(Vo・G)がギターを手にセンターステージ上に登場したのだ。そのまま「グッドドギー」をスタートさせると、そこに長谷川プリティ敬祐(B)、ジェットセイヤ(Dr)、柳沢進太郎(G)も合流。柳沢が「Clap your hands!」と手拍子を煽り、特別な夜が幕を開けた。
「まさかここから始まるとは思わないだろ! 日比谷、元気かー! バニラズ初の野音、めちゃめちゃ楽しもうぜ!」と牧。続けて「ラッキースター」へ。セイヤが鳴らすカホン、プリティのアコースティックベースが、温かい音色を夜空へと広げていく。

 いきなりのスペシャルな演出で早くも完全に野音がひとつになると、いよいよメンバーはメインステージへ。改めてSEが鳴り響くなか、4人でがちっと音を合わせ、「やるぞー!」と牧が叫ぶ。大量のスモークがステージを覆うなかで初っ端からキラーチューン「カウンターアクション」をぶちかます。客席では一面のジャンプ。さらに「まだまだ夏引きずっていいですか?」という牧の言葉から爽快に突き抜けるロックンロールナンバー「SUMMER BREEZE」が忘れかけていた夏の暑さを連れ戻してくる。《派手にやれ》という歌詞のとおり、テンションはどこまでも上昇していく。続けて披露された「アクロス ザ ユニバーシティ」ではオーディエンスの大合唱も巻き起こる。

「いやー、とうとうやってまいりましたよー!」と牧。「クッソ楽しいやんけ!」と彼のテンションも相当高い。そして続いて歌われたのはライブ初披露となる「チェンジユアワールド」だ。ダンサブルなリズムがキラキラと輝き、バニラズの新たな世界を垣間見せると、さらにキラキラ光る「エマ」を投下。メンバー全員がマイクをリレーする「デッドマンズチェイス」ではプリティの「日比谷、ライブハウスに変えていいか!」という言葉どおり、クレイジーなロックンロールスペクタクルが展開する。ほんとに、クッソ楽しいやんけ!

「沈黙があっても虫さんがカバーしてくれるわけですよ」となぜか会場で鳴き声を聞かせてくれる虫たちをさん付けで呼ぶ牧。野音ならではの空気を、メンバーもお客さんもシェアして楽しんでいるのが伝わってくる。「フェスとも違うなって今やってて思ったんだけど、何でしょう?」(牧)「え、クイズ形式?」(プリティ)「フェスよりも距離感近くない? みんなの愛か!」(牧)というやり取りからも、この大舞台でリラックスして音を鳴らしているバニラズの度量の大きさが窺える。そう、いつもどおり、いやいつも以上にロックンロールを信頼してロックンロールを楽しみ尽くすバニラズなのだ。
そんな和やかな雰囲気から一転、大人っぽいイントロとメロディが夜空に映える「スタンドバイミー」、そしてセイヤのスウィングビートがジャジーな色を醸し出す柳沢ヴォーカル曲「Penetration」と最近の曲を連打。どちらもバニラズの音楽性の広がりを感じさせる味わい深い楽曲だ。

 プリティが最後の力を振り絞って今日という日を選んで地上に出てきたセミにリスペクトを捧げ(プリティいわく「セミファイナルですわ」)、さらになぜか客席後方の売店のおばちゃんにまで感謝を告げる。提灯を背にお祭りビートをぶっ叩くセイヤ(ライブ中に2回はシンバルをぶん投げていた)のドラムに合わせ客席中でタオルが回った「ヒートアイランド」のあと、バンド史上初めてだというメンバー紹介へ。各々がこの日のために仕込んできたソロを披露し一層会場を盛り上げる(柳沢は楽曲で使ったことのない奏法まで用意してきていた)。ここからはラストスパート。次々とくりだされる新旧織り交ぜたロックンロールチューンに、お客さんも大興奮で食らいつく。最後の最後で柳沢のギターが突如鳴らなくなるトラブルもあったが、そんなときでもメンバーは余裕たっぷり。手拍子でバンドを支えたオーディエンスも見事だった。

 アンコールでは再び新曲も披露、バニラズ得意のアイリッシュ調のリズムに牧のブルースハープとアコギが映える、野外で聴くと一層際立つ楽曲だった。演奏を終えたあとでいきなりサビのレクチャーを始める牧。次にこの曲をライブで聴くときには、きっととんでもない一体感が生まれていることだろう。ラストの「ギフト」を集まったみんなに届け、「みんな愛してるよ、また会おうぜ!」とステージを降りた4人。「ハーベスト」――「収穫祭」と銘打たれた今回のツアーだが、これまで培ってきたものをみんなで分け合い祝福すると同時に、新たな季節への種まきもしっかりなされているということが如実に伝わってくるライブだった。衝動を叩きつけるロックンロールも、我々が生きるこの時代へのメッセージも、そして豊穣に広がり続ける音楽の世界も。あっという間にライブは終わってしまったが、音が鳴り止んだあとの野音には心地よい余韻とともに進化し続けるバニラズのこれからへの期待が漂っているようだった。

【取材・文:小川智宏】
【撮影:ハタサトシ】




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リリース情報

[配信シングル]チェンジユアワールド

[配信シングル]チェンジユアワールド

2018年07月25日

ビクターエンタテインメント

01.チェンジユアワールド

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■ライブ情報

go!go!vanillas「秋のハーベストツアー」〜野音狩り編〜
10/14(日)大阪城野外音楽堂(振替公演)

go!go!vanillas「秋のハーベストツアー」〜ハンター編〜
10/11(木)静岡 SOUND SHOWER ark
10/16(火)札幌 PENNY LANE 24
10/18(木)仙台 darwin
10/19(金)山形 ミュージック昭和セッション
10/25(木)岡山 YEBISU YA PRO
10/27(土)鹿児島 CAPARVO HALL
10/28(日)福岡 DRUM LOGOS

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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