椿屋四重奏、解散を発表
椿屋四重奏 | 2011.01.11

椿屋四重奏が1月11日(火)にバンドのオフィシャルサイトにて解散を発表した。
昨年末12月31日(金)に、結成の地である仙台・ZEPP SENDAIで行なわれた単独カウントダウン・ライブでは、これまでを総括するかのような全35曲というボリュームたっぷりのステージを披露し、10年に及ぶバンド活動の幕を下ろした彼ら、 解散については、同サイトでメンバーそれぞれからのコメントが寄せられているが、その中で、ヴォーカル&ギターのリーダー・中田裕二は、 「この度、椿屋四重奏は解散しました。店じまいってやつですね。実は去年の夏頃、既にメンバー内ではその事が決まっていました。理由は、ごく自然なもので、時期が来た、それだけです。」 と語っている。
椿屋四重奏は、2000年に中田を中心に仙台で結成。70?80年代の歌謡曲・ニューミュージックからの影響を感じさせる艶やかなメロディーと突き刺さんばかりのハードなギターサウンドで注目を集め、2003年、インディーズレーベルからミニアルバム『椿屋四重奏』でデビュー。ライブでは、九段会館、渋谷公会堂(現:渋谷C.C.Lemonホール)、中野サンプラザホールといった、およそ昨今のロックバンド、しかもインディーズとしてはかなり稀有な会場を選択するなど、独自の存在感を放っていた。
2007年からは活動の場をメジャーに移し、熱心なファンが全国規模で増え続けた。結成10周年となった昨年は、「いばらのみち」(東海テレビ・フジテレビ系昼ドラ「娼婦と淑女」)、「マテリアル」(テレビ東京系ドラマ「モリのアサガオ」)という2曲のドラマタイアップシングルをリリースし、音楽ファン以外にもその名が着実に浸透し、全国ツアーではソールドアウトする会場が続出させていた。
以後のメンバーそれぞれの活動については、何らかの動きがあり次第、現在のバンドのオフィシャルサイトで随時情報をアップしていくとのこと。今後の彼らのそれぞれの活動にエールを送ろう。

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