レビュー

SPARKS GO GO | 2011.04.13

 20周年を迎えたSPARKS GO GOを、彼らの故郷、倶知安で祝おうというイベント“JUNK!JUNK!JUNK!∞2010”のほぼ全貌を収録。SGG に縁のあるバンドやアーティスト、たとえば事務所の後輩だったり、同僚だったり、ハードロック趣味が共通していたりするメンツが集まって、とにかく自由に祝おうというお祭りの楽しさが伝わってくる大作DVDだ。

 第1回目の“JUNK!JUNK!JUNK! ∞2005”は、イベントが始まって間もなく会場の体育館に不都合があり、急遽、野外にステージを組んで行なわれたのだが、そのときの参加バンドとスタッフの一致団結度合いが凄かった。そして、最大級の困難にもかかわらず、楽しそうだった。

そんな伝統を踏まえてか、“JUNK!JUNK!JUNK!∞2010”はもっと楽しそう。羊蹄山を横目で見ながらライブを 楽しめるようにセッティングされたステージがまず目に飛び込む。それも進行をスムーズにするために、2つのメインステージ と、サブのトラックステージの計3ステージを組んでしまうところが常識破り。しかも、サブとはいえ、トラックステージが実はミモノだったりして。

 基本的にトラックステージはSGGのメンバーがらみのセッションがイベントのアクセントとして組まれた。ハワイアン風味の “MATT MACKEREL”や、フォーク風味の“倶知安乃風”など、ぜいたくなメンバー構成でコスプレも含めて笑わせたり、ほっこりさせたり。中でも“MSG”がとびきりの人選。チャットモンチーの福岡晃子が、SEX MACHINEGUNSのANCHANG、SGGの八熊慎一、奥田民生と共演するシーンでは、福岡の“超真面目なおふざけプレイ”が(笑)不思議な感動を呼ぶ。

 その他、去年はベイシティーローラー ズのコスプレで活動したユニコーンの、見納めステージとなった映像も貴重だ。 そうして、SPARKS GO GOの20年のキャリアはダテじゃない。それもここ最近はますます充実したバンドっぷりを発揮していたから、そのひとつのピークがこの “JUNK!JUNK!JUNK!∞2010”のステージだった。札幌から2時間という遠い倶知安まで駆けつけてくれた仲間への感謝も加わって繰り広げた最高のパフォーマンスが収録されていて、見ごたえのあるDVDになっている。

 さらにはイベントにまつわるほとんどすべてが収められた特典映像が、いつもながら楽しい。オープン マインドで制作された手作りイベントだけに、もしかしたらトラックステージよりこっちの映像のほうがお得感満載かも。

【 文:平山雄一 】

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リリース情報

SPARKS GO GO 20th Anniversary Special 「JUNK! JUNK! JUNK!∞ 2010」

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SPARKS GO GO 20th Anniversary Special 「JUNK! JUNK! JUNK!∞ 2010」

発売日: 2011年04月13日

価格: ¥ 4,300(本体)+税

レーベル: KRE

収録曲

◆detroit7
IN THE SUNSHINE(w/たちばな哲也)
◆チャットモンチー
ハナノユメ
Last Love Letter
◆MATT MACKEREL
Clark Field
◆UNICORN
裸の太陽
オッサンマーチ
WAO!
◆OKAMOTO’S
Run Run Run
◆倶知安乃風

TOKIBI
◆PUFFY
サーキットの娘(w/橘あつや)
誰かが(w/橘あつや)
◆MSG
Detroit Kutchan City (Detroit Rock City)
◆真心ブラザーズ
サマーヌード
空にまいあがれ
◆SPARKS GO GO
ざまーない
bird
クモの糸(w/ANCHANG)
夏の大将(w/阿部義晴 from ABEX GO GO)
マルホランド・ドライブマーケット(w/奥田民生、松浦善博 from THE BAND HAS NO NAME)
極楽天国
SAD JUNGLE
SOMETHING WILD
オレンジの夜
LET’S GO(w/ALL CAST!!!)

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