レビュー

EMTC MUSIC “Coming Up Artist 2015” | 2015.02.07

 2010年、さいたまスーパーアリーナで2日間に渡り開催された「EMTG MUSIC Fes. 2010 ~Heart Music・Heart Live~」。このフェスは、音楽ポータルサイト「EMTG MUSIC」のスタートラインでもありました。
 以降「EMTG MUSIC」は、前述したFesのタイトルにもあるように“Live”という空間をアーティストとリスナーの距離が最も近づく場所と考え、リリース作品のインタビューはもちろん、ライブの本質に迫ったライブレポートを掲載することをひとつのテーマにしてきました。そんな中、ムービー・インタビュー「EMTG Stream」や、アーティストのキャラクターにフィーチャーしたムービー連載、ツアーに密着したドキュメント連載、作品リリース時の集中連載など、オリジナルの企画をコンテンツ化することもできました。
 これもひとえに、関係者の皆様のご協力、そして読者の皆様の応援のおかげです。
 編集部一同、心から感謝申し上げます。

 2015年、「EMTG MUSIC」は5年目を迎えます。
 毎年1月に、その年に当サイトが一層の活躍を期待するアーティストを選出させていただく「Coming Up Artist」企画も、2015年で4回目となりました。
 本年は、編集部員一同で何度も選出ミーティングを重ね「男性ボーカル部門」「女性ボーカル部門」「男性ボーカルバンド部門」「女性ボーカルバンド部門」「ユニット・グループ部門」の5部門にて、合計17アーティストを選出させていただきました。

 これからも「EMTG MUSIC」をよろしくお願いいたします!

EMTG MUSIC 編集部一同

男性ボーカル部門

山下達郎

山下達郎
デビュー40周年を迎える山下達郎は、今に連なるJ-POPの創始者のひとりだ。それまではただの伴奏に過ぎなかった楽器アンサンブルを重視して、70年代末に“サウンド”という言葉を定着させたのは故・大瀧詠一と山下だった。今なおこの国のポップスの水準を高め続けている。最近ではフェスに出演して若いファン を増やしており、NICO Touches the Wallsなど新しいタイプのフォロワー が生まれる可能性、大。驚異的な影響力を、今年も発揮しそうだ。【文:平山雄一】



米津玄師

米津玄師
“ハチ”名義で活動を開始、独特なサウンドと詩の世界観でニコ動・ボカロシーンから火がつく。2012年本人名義1stアルバム『diorama』をリリース。その後メジャーソロアーティストとして作品を進化させ2015年3rdシング「Flowerwall」をドロップ。詞・曲・歌・演奏・プログラミング・動画・アートワークまで自身で手がけるその才能に2015年も注目。春には全国7大都市ツアーも。【文:編集部】

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米津玄師 受賞コメント
Coming Up Artistに選んで頂きありがとうございます。
Flowerwallは思い入れの深い曲です。
またいい曲つくります。

米津玄師
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ドレスコーズ

ドレスコーズ
一人になった志磨遼平は、元々持っていたエンターテイナーの資質を一気に爆発させそうだ。新木場コーストで行なった最新ライブでも、沢田研二や吉井和哉を彷彿とさせるパフォーマンスでロックスターの華やかさを体現していたし、何より一人になったことで“毛皮のマリーズ”時代の名曲も誰にも気兼ねなく歌い尽くしていた。解き放たれたヒーローは、独自のロック・スピリットを演劇的に表現する男として、大活躍が期待できる。 【文:平山雄一】



女性ボーカル部門

黒木渚

黒木渚
2014年バンドを解散させ、ソロ活動をスタートさせた黒木渚。渋谷公会堂ワンマンを大成功に収めた。渋谷公会堂ライブの後は「嫌でも自分自身と向き合わないといけない。だからそこを徹底的に突き詰めた」という音楽制作期間を経て、2015年1月にニューシングル「虎視眈々と淡々と」をリリース。漆黒の感情をポップワールドに引き上げる言葉への探求心で、ポップス・フィールドに革命を起こしてくれそうだ。3月にはワンマンツアーも決まっている。【文:伊藤亜希】



水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
“自然保護”と“リアル”をあり得ない次元で融合した“鹿の解体パフォーマンス”で、キワモノ的な注目を集めている水曜日のカンパネラだが、その実、ケンモチヒデフミの作るトラックは非常に水準が高い。その上でコムアイのスリリングなパフォーマンスがあるので、実力とスリルを兼ね備えた現在最強のユニットの一つと言える。今後、コムアイは音楽に限らず活動の場を広げていくと思われるが、それは音楽で最高傑作を作ってからだ。その日は近い。【文:平山雄一】



安藤裕子

安藤裕子
2003年デビュー。女性らしい感性でつむがれた言葉と、叫ぶように、また時に語りかけるように歌う独特なステージパフォーマンスが魅力。ファッションも含んだセルフプロデュース能力は同性からも多くの支持を集める。2015年1月28日に8枚目のアルバムをリリースした後、約1年半ぶりのバンドツアーを開催。全国4都市をめぐる。デビュー10周年を経て、いっそう輝きを放つ彼女に注目。【文:編集部】



男性ボーカルバンド部門

THE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTES
2010年に奈良で結成された4人組。キャッチーなメロにミクスチャーなバンド・アンサンブルを合体させ、聴く者に強烈なインパクトを残す。 2014年7月にメジャーデビューシングル「起死回生STORY」を、11月に1st アルバム『the BKW show!!』をリリース。各地のフェスでも起爆剤的な存在となり、昨年のワンマンライブもオールソールドアウト。4月25日には大阪 なんばHatchでの単独公演も決定。今年さらなる飛躍が期待されている。【文:編集部】



go!go!vanillas

go!go!vanillas
2014年にメジャー進出した21世紀型ロックンロールバンドgo!go!vanillas。90年代の日本のシティ・ポップと、USバンド等に影響を受けてきた音楽センスはかなりクール。使用機材にもコダワリがあるところは、男の子らしくていい。2015年は4月1日にシングル『バイリンガール』を発売、初の全国ワンマンツアーが決定。メンバー各々が持つ愛すべきキャラクター性を生かして、全力で盛り上げるてくれるはずだ。ライブを重ねる度大きく成長していく彼らに期待大。【文:編集部】



Czecho No Republic

Czecho No Republic
2010年、武井優心(Vo&B)、山崎正太郎(Dr)を中心に結成。2013年にタカハシマイ(Cho/Syn/Ag)、砂川一黄(Gt/Cho)が正式加入し、現在の形になる。キャッチ―なフレーズや、武井とタカハシのボーカルスイッチング、キラキラとしたキュートなサウンドなどが魅力。2014年は様々な大型フェスに出演し、注目を集めた。2015年は、まず2月にタカハシが初のメインボーカルをとる「For You」をリリース。更なる飛躍に期待!  【文:編集部】



キュウソネコカミ

キュウソネコカミ
出演したロック・フェスでは、ステージの規模に関わらず入場規制。昨年のライブ動員数の増員には驚いた。時代を掴むリリック力、踊って歌えるキャッチーさが驚異的な化学反応を起こした結果であろう。と、文字で表してしまうと“奇跡のバンド”のように見えてしまうのが辛い。とにかくライブを体感する以外、魅力を知る術はないのだ。2015年2月にはワンマン過去最大キャパでのライブを控え、活動の幅を広げて行くことは間違いない。【文:編集部】



女性ボーカルバンド部門

Shiggy Jr.

Shiggy Jr.
 幅広い層に支持されるグッド・メロディと、古今のサウンドを貪欲に取り込むアイデアにあふれるShiggy Jr.は、破格のニューカマーだ。懐かしいシティポップ・サウンドのバンドとして登場したのだが、昨年リリースしたセカンド『LISTEN TO THE MUSIC』ではEDMの 要素もしっかりキャッチ。そして何より、それらのアイテムをくっきり表現する池田智子のボーカリゼーションが凄いのだ。もしかすると彼らがJ-POPの新しいスタンダードになるかも。【文:平山雄一】

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Shiggy Jr. 受賞コメント
この度は"Coming Up Artist 2015"を受賞させて頂きありがとうございます!
とっても光栄です!わーい!!
頂いた賞のコンセプトの通り、
2015年はもっともっと自分たちの色を濃くして沢山の人に届く音楽をする、
躍進の1年にしたいなと思います。
私たちから目が離せない、離さんくてよかったと思ってもらえる1年になりますように!
これからも応援よろしくお願いします。
Vo.池田智子
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LUI FRONTiC 赤羽JAPAN

LUI FRONTiC 赤羽JAPAN
元BiSのリーダーであったプールイ率いるバンド、LUI◇FRONTiC◆松隈JAPAN。チケットが完売しないとバンド活動休止というハードルを設置し自らを追い込みながらも、見事完売させた、2015年1月11日渋谷CLUB QUATTRO でのインディーズラストワンマンライブで、「LUI FRONTiC 赤羽JAPAN」 と改名を発表。3月25日にシングル「リプミー」でメジャーデビューも決定し、さらなる目標へ向かい戦い続ける彼らに今後も期待大! 【文:編集部】



tricot

tricot
もはや“変拍子”が代名詞となった女性3人組。複雑なリズム展開から“非・躍らせ系”なんて呼ばれることもあるようだが、クラウドサーファー続出のエネルギッシュなライブは国内外で定評あり。昨年はドラマーが脱退した中、海外フェスへの出演を果たすなど、バンドとしてのタフさも証明した。2015年は才能と実力を畳み掛ける。2月シングル、3月アルバム、4月に全国ワンマンツアー(東京はZepp Diver City)が決まっている。【文:伊藤亜希】



SHISHAMO

SHISHAMO
2014年にメンバーチェンジで松岡(Ba)が入った。加入条件は「ペチャパイ」。そして「見た目が(Gt&Vo宮崎の)タイプ」。素人同然の彼女は、加入後すぐにワンマンツアーという試練の中、必死でメンバーの宮崎と吉川(Dr)に食らい付いていった。バンド全体の演奏技術も飛躍的に伸び、堂々たるステージを見せつけた。2015年も4月から全国ワンマンツアーが始まり、ウェルカム・ムードいっぱいの各地でチヤホヤされながら、彼女たちの勢いは加速するばかりだ。【文:編集部】



ユニット・グループ部門

あゆみくりかまき

あゆみくりかまき
歌うたいの「あゆみ」と、DJの「くりか」、盛り上げ役の「まき」の3人からなるアイドルロックユニット。2015年3月4日にシングル「鮭鮭鮭」で待望のメジャーデビュー。現在リリース記念mini LIVE TOURを開催中。4月26日には、東京・WWWにて「あゆみくりかまき」名義としては初のワンマンライブ決定。かわいいルックスから飛び出すパワフルなパフォーマンスは注目。彼女たちの曲を聞けば元気チャージできること間違いなし!【文:編集部】



カリスマドットコム

Charisma.com
2011年結成、2013年デビューのエレクトロラップユニット。メンバーはいつか(MC)、ゴンチ(DJ)。2人とも普段はOLとして働いているが、リリース、ライブと精力的に活動を展開。低音ブリブリのドープなトラックにキレキレのフロウが飛び乗るダンサブルなサウンドがSO COOL! 不条理をシュールな言葉で切り取るリリックも注目。2015年2月11日「とんがりヤング」(映画「死んだ目をした少年」主題歌)を配信限定リリース。【文:伊藤亜希】



チャランポランタン

チャラン・ポ・ランタン
ももと小春の姉妹ユニット。小春は、扱いの難しいボタン式のアコーディオンの名手で、昨年、くるりのレコーディングに参加。プレイヤーとして高い能力を持っていることを、改めて示した。一方で、このところ進境著しいのが、ももだ。とにかくライブで“人に強い”。オーディエンスの中に割って入る力は並大抵ではなく、老若男女を問わず惹きつけるモノを持っている。もちろん歌の成長も目覚ましい。異色の存在として頭角を現わしそうだ。【文:平山雄一】

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リリース情報

光りの街[通常盤]

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光りの街[通常盤]

発売日: 2016年11月09日

価格: ¥ 1,000(本体)+税

レーベル: ビクターエンタテインメント

収録曲

1.光りの街
2.Headbang

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