レビュー

EMTG MUSIC ”Coming Up Artist 2016” | 2016.02.17

 2010年からスタートした「EMTG MUSIC」は"LIVE"という空間をアーティストとリスナーの距離が最も近づく場所と考え、リリース作品のインタビューはもちろん、速報だけにこだわらず、ライブの本質に迫ったレポートを掲載することを続けてきました。

 ここ数年の日本の音楽シーンは、大規模なフェスがニューカマーの登竜門になったこともあり、ライブを大切にしているアーティストが多く輩出されました。
 今のシーンを担うアーティストの中にも、精力的にライブを展開してきて、現在のスタンスを確立しているアーティストがたくさんいます。

 こうして、ライブシーンが新たな盛り上がりを見せる中、当サイトは、デビュー前、新人、ベテランなどの垣根を超え、リリース、ライブ取材を行ってきました。

 2016年、「EMTG MUSIC」はスタートから6年目に突入します。
 毎年、年の初めに、その年に当サイトが一層の活躍を期待するアーティストを選出させていただく「Coming Up Artist」企画も、本年で5回目となりました。

 今回は「男性ソロアーティスト部門」「女性ソロアーティスト部門」「男性ボーカルバンド部門」「女性ボーカルバンド部門」「ユニット・グループ部門」の5部門にて、合計17アーティストを選出させていただきました。

EMTG MUSIC 編集部一同




男性ソロアーティスト部門

スガシカオ

スガ シカオ
メジャーデビュー20年目を迎える2016年。その年頭に"2度目のメジャーデビュー"と位置づけた『THE LAST』を発売したシンガーソングライター。冷静でハイセンスな言語感覚から綴られた緻密な歌詞と、ソウルやファンクをベースにしたロマンチックなメロディーで、活躍を続けてきた。ベテランのスキルと、新人に決して負けぬ音楽に対するモチベーションが、彼にしか表せない"ポップミューミュージック"をさらに追及していく。




シンリズム

シンリズム
現役高校生。作詞・作曲・編曲はもちろん、多数の楽器、プログラミングまでをこなす天才肌のシンガーソングライター。2015年春に発売された1stアルバム『NEW RHYTHM 』で見せたポップネス輝くフレッシュな才能が、各方面で絶賛。各ラジオ局でパワープレイ、東名阪クアトロツアーを成功させるなど、知名度も全国区に。高校を卒業する2016年、ポップス・ニューエイジの騎手として、音楽シーンを席巻する期待大。マストチェック!




ぼくのりりっくのぼうよみ

ぼくのりりっくのぼうよみ
2015年後半。突如、彗星のごとく、音楽シーンに現れた大型ルーキー。現役高校生で大学受験を控えた時期(2015年12月)にデビューアルバム『hollow world』発売。噂が噂を呼びiTunesのロックアルバムチャートで1位を獲得した。ベースはヒップホップながら、メロウでドラマチックなフロウが絡む楽曲が魅力。精度の高いリリックも注目だ。春に開催されるフェスへの出演も決まった。2016年の革命児。




女性ソロアーティスト部門

井上

井上苑子
注目の現役女子高生シンガーソングライター。天真爛漫なキャラとせつなかわいいヴォ-カルが魅力。11歳の時に大阪心斎橋にて路上ライブを始め、手売りながら1万枚売る。 SNSではツイキャスで200万視聴、LINE MUSICにて230万再生を早々突破。 2015年メジャーデビューミニアルバム「#17」、メジャー1stシングル「だいすき。」をリリースしワンマンライブもSOLD OUT。2016年3月に1stフルアルバム『Hello』をリリース。




吉澤嘉代子

吉澤嘉代子
2010年11月、ヤマハ主催のコンテストに出場し、グランプリとオーディエンス賞をダブル受賞。2014年5月ミニアルバム『変身少女』でメジャーデビューを果たすと、その独特な世界観が一躍話題に。2016年2月に2ndフルアルバム『東京絶景』をリリースし、4月からは全国ツアーも開催予定。ツアーファイナルは、東京国際フォーラムホールC。小さい頃に「魔女修行をしていた」というユニークなエピソードを持ち、一度聞いたら癖になるその歌声とキュートなビジュアルを武器にしながら、作品によって様々な顔を見せる"妄想系個性派シンガーソングライター"吉澤嘉代子から今年も目が離せない。




日食なつこ

日食なつこ
独自の歌詞と唯一無二の声で人間の弱さと強さを表現する、ピアノ弾き語りソロアーティスト。テレビ朝日系列の音楽番組「ストリートファイターズ」が企画したイベント<ストファイHジェネ祭り’09>東北エリア代表としてファイナルSHIBUYA-AXのステージに立つと、その後も数々の大型フェスに出演し、一気にその名と実力を世間に知らしめた。2015年12月1stフルアルバム『逆光で見えない』をリリースし、全6本の全国ツアーを大盛況のうちに終えた彼女は、更なる進化と共に、"今"を凝縮した作品とパフォーマンスで2016年もリスナーに衝撃を与えてくれるだろう。




男性ボーカルバンド部門

Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLE
2013年4月に結成された5人組次世代型ロックバンド。2015年のデビュー以来、各所でその名を轟かせ、10代の男女を中心に爆発的人気を博している。2016年1月にリリースした1st フルアルバム『TWELVE』はデビュー作にしてオリコン・ウィークリー・チャート初登場10位を記録。そして、このアルバムを引っ提げて3月からスタートする初の全国ワンマンツアーも全公演即日SOLD OUT。デビューから約半年にも関わらず、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで進化を続ける彼らのこれからが楽しみでならない。




04 Limited Sazabys

04 Limited Sazabys
2008年名古屋で結成。2013年全国35ヶ所をツアーでめぐり、ツアーファイナル初ワンマンを見事SOLD OUT。2014年の『monolith』がオリコンインディーズチャート1位を獲得。 東京での初ワンマンの渋谷O-WEST、ツアーファイナル名古屋クアトロは共にもSOLD OUT。満を持して2015年『CAVU』でメジャーデビュー。ステージではその熱量で他を圧倒、超キャッチーなメロディとハイトーンボイスも魅了。"YON FES 2016"を4月2日(土)・3日(日)に愛知県・モリコロパークにて開催。




夜の本気ダンス

夜の本気ダンス
京都出身の4人組。2010年に現メンバーに。ライブハウスシーンに敏感な人からは"夜ダン"と呼ばれ、2015年前半からマストチェックリストの常連だ。観客を無心で"躍らせる"バンドはたくさんいるが、彼らのサウンドはファンク&タイトなロック。英国ノーザンソウルを思わせるが、前のめりなビートが新鮮。3月9日アルバム『DANCEABLE』でメジャーデビュー。ライブも精力的に展開中。




LILI LIMIT

LILI LIMIT
男女混合の5人組。自在に様々な「音」を繰り出す楽曲は、変化自在のサウンド空間アート。日常をシュール&ちょっとクールな視点で切り取った歌詞も特徴だ。そのハイクオリティーな音楽性が口コミで広まり、じわじわと認知度をあげている注目株である。発売されたばかりの2ndアルバム『#apieceofcake』で、サウンドのスケール感が格段にアップ。ポップ・ミュージックのマジョリティーと可能性に果敢に挑戦する、進化進行形バンド。




女性ボーカルバンド部門

きのこ帝国

きのこ帝国
結成以降、ライブを中心に活動を展開している女性2人、男性2人の4人組バンド。言葉がしんしんと心に積もるような楽曲で、他とは一線を画す個性派。2014年発売のインディー盤に収録された「東京」の曲の良さでバンド名が広がり、シーンでも一目置かれる存在に。2015年11月、メジャー1stアルバム『猫とアレルギー』を発売。本作では楽曲からアートワークに至るまで、その全てにおいて新たな一面を表現し、更なる攻めの一歩を踏み出したきのこ帝国。3月からは全国9か所でのワンマンツアーが決定しており、ファイナルは東京・中野サンプラザ。今年は私たちリスナーをどんな世界へ誘ってくれるのだろうか。




ユナイテッドモンモンサン

ユナイテッドモンモンサン
パンクやファンクのノリを軸にした、パワフル&ハッピー&ミクスチャーなポップサウンドを持ち味とする、関西出身の4人組。ほとんどの作詞・作曲を手掛けるのが紅一点の松岡恭子(vo/gt/key)。恋愛模様が女性視点で描かれた歌詞は、切なくなりがちだが、独特の強気な言葉使いでユーモアのセンスも見せる。1月に初のフルアルバム『SOS』を発売したばかりだが、この浪速が生んだトキメキミーハーパンクバンドが2016年、シーンでどんな風に弾けるか、興味深々だ。




カラスは真っ白

カラスは真っ白
ボーカルのヤギヌマカナを"アイコン"に据えた4人組。ジャズやファンクをベースにした(楽器陣、めちゃテク!)サウンドに、スイート&シンプルなメロディーがのる。キュートなダンサブル・ポップス。光るおもちゃ(のような小物)を持って歌うライブパフォーマンスも持ち味だ。1度聴いたら忘れられない声とフレーズのリピートで中毒性、高し。曲のインパクトが、スピッツ主催のイベント出演につながるなど、猛烈な勢いでシーンを侵食中。

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カラスは真っ白 受賞コメント
Coming up Artist 2016にノミネートしていただき大変光栄に思います!
その名に恥じぬよう、この2016年をカラスは真っ白飛躍の年にして、全国各地様々な場所でリスナーの皆様とお会いできることを楽しみにしています!

カラスは真っ白 シミズコウヘイ(Gt.MC.)
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ユニット・グループ部門

GLIM SPANKY

GLIM SPANKY
60~70年代のロックとブルースを基調にしながらも、新しさを感じさせるサウンドを鳴らす、男女2人組の新世代ロックユニット。ハスキーで圧倒的存在感を放つ松尾レミのボーカルと、 亀本寛貴のブルージーで感情豊かなギターが特徴。2016年一発目のリリースとなる2ndミニアルバム『ワイルド・サイドを行け』では、爆発力のあるロックから、真骨頂とも言える琴線を震わせる名ロックバラードまで、その魅力を最大限に発揮。4月からは東名阪の対バンツアーも決定しており、次なるステージへ向けてその勢いは増していくばかりだ。




カリスマドットコム

Charisma.com
音楽シーンに留まらず、カルチャー、ファッションシーンからも注目を集める、現役OL、エレクトロラップユニット。2015年夏『OLest』でメジャーデビューした。OLの日常の不条理や、違和感を鮮烈な言葉で容赦なく描写するリリック、スキルフルなフロウ、ジャンルを行き来するキャッチ―なトラック、アンコールを観客と共に"残業"と呼ぶユーモアセンスと、そそる要素がてんこ盛り。3月2日には2ndアルバム『愛泥C』発売する。




THE BEAT GARDEN

THE BEAT GARDEN
メジャーデビュー前にして、東名阪ツアー、大阪BIG CATワンマンを即完させた実績を持つ。昨年12月、DJが加入し、現在の3ボーカル+1DJのスタイルに。エレクトロ、ロック、ハウス等を取り入れたノリのいいトラックの上で、のびのび歌う3ボーカルのクリアーな声、ポジティブな言葉が心地よく響く。2月10日にミニアルバム『Air』発売したばかり。3月12日には、グループ最大キャパの赤坂BLITZでのワンマンLIVEも決定している。

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THE BEAT GARDEN 受賞コメント
「Comming up Artist 2016」にノミネートして頂きありがとうございます!

僕達は皆さんに直接伝える事が出来るLIVEに一番自信をもっています!
そのLIVEを一番の武器にして活動しているので、とにかく沢山の人に名前を覚えてもらって曲を知ってもらって、皆さんにLIVEに遊びに来てほしいと思っています!
そのLIVEで、歌って踊ってロックできる楽曲を聴いて『エレクトリック・ダンス・ ロック』このジャンルを是非!体感してください!

2016年2月には最新アルバム『Air』を発売します!
その1枚を通して、2016年は一人でも多くの方々にTHE BEAT GARDENの名前を知ってもらう一年にしたいと思います!!
これからも応援宜しくお願いします。

THE BEAT GARDEN/ U(THE BEAT GARDENリーダー)
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JARNZΩ

JARNZΩ
6人組のアカペラ・ボーカル・バンド。ストリートを含み1年に100本近くのライブを行っている。バラードやカバー曲は十八番だが、本人たちが大切にしているのは、昨年のシングル「徨星 / LEAP」などに代表されるようなアップチューン。6人だけで放つアップチューンは、グルーヴというよりビートでロック。そこが個性にもなっている。昨年末、Shibuya TSUTAYA O-EASTワンマンを成功させたばかり。2016年の展開も気になるところ。


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