レビュー

WEBER | 2017.09.25

“WEBから広がるグループ”をコンセプトに、2013年6月結成したダンスボーカルユニット、WEBER(ウェバー)。メンバーはJ、Taka.、Hayato、little Skeet。男性美あふれる綺麗な容姿、ハイレベルなダンスパフォーマンス、そして魅惑の歌唱力を持った4人。2017年2月8日に1stシングル「オオカミの涙」でメジャーデビューを果たし、4月にリリースした2ndシングル「-BALLON-/笑顔が叶いますように」とともにiTunesミュージックビデオデイリーランキング 第1位! さらにHayatoの誕生日である8月10日の“Hayatoの日”にリリースした配信限定EP「tropica WEVER」はレコチョクデイリー1位を獲得するなど、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのWEBER。「tropica WEVER」発売から2ヶ月足らず、早くも9月27日に3rdシングル「大切なひと。大切だったひと。」をリリース。

9月2日から公開されているWEBER主演映画「僕らのライブ大事件」主題歌である。誰の心にも必ず存在する“大切なひと”をテーマに歌われる切なくも力強いミディアムなラブバラード。ある愛のストーリーの幕が開くような、ピアノとシンセの音色のシネマティックなイントロで始まり、ストリングス系シンセにデジタルムードを漂わせる小気味よいリズム&シンセサウンドへ。大切なひとほど失ってはじめてそのかけがえのなさや幸せ、喜びに気づかされるもの。そんな“大切なひと”が忘れず今も想い続ける男の心情が歌詞には綴られている。メンバー4人が言葉を紡いでいくように、大切なひとを失った寂しさ、空しさ、恋しさを表現しながら時に切なく、時に力強くエモーショナルに歌い上げている。まさしく一本の短編映画を観ているかのよう。

そして、ラストは“大切なひと”から“大切だった人”へ。最後の最後、過去形で表現され、アカペラで力強く歌い上げた“大切だった人”が、どこか心の整理をつけたかのような前向きな気持ちで締め括られている。今、目の前にいる“大切なひと”を大事にしたい……そんな気持ちとともに、大切なひとを心に思い浮かべながら聴きたい1曲である。ステージでは彼らが「大切なひと。大切だったひと。」をどんなパフォーマンスで観せてくれるのかも注目したいところ。

カップリングには秋?冬へと移りゆく季節に寄り添い歌い上げるメロウな「モノクロ―ム」、通常盤にはWEBER初のバースデーソング「何度でもHappy Birthday」を収録。

【文:牧野りえ】

リリース情報

大切なひと。大切だったひと。

大切なひと。大切だったひと。

発売日: 2017年09月27日

価格: ¥ 1,111(本体)+税

レーベル: ユニバーサルミュージック

収録曲

1: 大切なひと。大切だったひと。
2: モノクローム
3: 何度でもHappy Birthday

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