「ONE」を聴いて、「私、怖がるの止めました」と思ってくれたら嬉しい

JASMINE | 2011.02.02

リリックの鋭さは現シーン、トップクラス。JASMINEはニューカマーというには、あまりにもアグレッシブな存在だ。09年、「sad to say」でデビュー。昨年リリースされたファースト・アルバム『GOLD』は彼女にしか到達できない心の深層を、自らを傷つけることもいとわない鋭利な言葉で描き、リスナーに大きな衝撃を与えた。

そして2011年のJASMINEの幕開けを告げるシングル「ONE」は、"ウォークマン"「キミの知らない音project」CMソング。作詞はJASMINEで、♪隠さないで むしろ武器にして 自分だけに似合う 色さがして♪と、たった一人の自分=ONEを探そうと呼びか ける。強固な意志を持つアーティストJASMINEに、彼女のこれまでと「ONE」について語ってもらった。


EMTG : 歌うようになったキッカケは?
JASMINE : 基地のある街の福生(ふっさ:東京西部の都市)に興味があって、中1のときに基地のお祭りに遊びにいって、そこでゴスペルを生で聴いてビックリした。映画でゴスペルを見て知ってたけど、実際に見たら、"これをやらないのは無い。自分もやりたい"って思ったんです。ただ、その頃の私はむしろシャイで、自分から何かをやりたいって言うことは少なかった。でもゴスペルはやりたかった。そうしたらお母さんがゴスペルを歌える教会を探してきてくれたんです。お母さんも歌いたかったから(笑)。なので教会に一緒に行って、親子キャラで歌ってました。
EMTG : 英語だから、当時は詳しい歌詞の意味が分からなかったと思うけど、ゴスペルは何を歌ってると感じた?
JASMINE : 神様のことはよく分からなかったけど、ゴスペルは"大感謝"みたいなことだろうなと思いました。合唱の中に幸せがあるわけじゃない。歌を通してたくさんの感謝をして、その結果に幸福がある。大恋愛じゃなくて、大感謝っていうか。
EMTG : 「大感謝」っていいね、いいね。ゴスペルをそんな言葉で表した人はあんまりいないんじゃないかな(笑)。
JASMINE : そうですか(笑)。
EMTG : 世代的にはエミネムの映画『8マイル』の世代だと思うけど。
JASMINE : そうです、そうです。『8マイル』は、クラスメートと観に行きましたよ。男の子はみんな帰りにエミネムに成りきってた(笑)。女の子はそんなことはなかったけど。その頃、お姉ちゃんがアリシア・キーズとかTLCとかいろいろ聴かせてくれて音楽に興味を持ってたけど、ただ聴いてるだけだった。でもゴスペルは全然違う。踊り出したくなる。とにかく歌いたいんで、どうしたらいいんだろって考えた。クラブで歌い始めて、でもその先の道は分からない。そうしたら、お母さんがソニーのオーディションのチラシを持ってきてくれたり、ボイス・トレーニングの先生が亡くなったり。その人が私を応援してくれてたのを知って、自分が大きな一歩を踏み出さないと示しがつかないなって思った。
EMTG : デビューしてみて、どうだった?
JASMINE : 歌詞とかに関して、いろいろ言われましたね。うるさいなー、ほっといてよって思った(笑)。
EMTG : (笑)ファースト・アルバムのときは?
JASMINE : 言われることは覚悟してたけど、こんだけいいことも悪いこともたくさん言われるとは思ってなかった。「そこ、褒めるの?」とか(笑)。
EMTG : 自分としては?
JASMIN:いろんな色があって聴いてて楽しくなる"パレット"をイメージしていたから、想像どおりのアルバムが作れたなと思ってます。
EMTG : それはよかった(笑)。で、今回の「ONE」は?
JASMINE : トラックを聴いて出てきたイメージで作ったんですけど。
EMTG : ♪隠さないで むしろ武器にして♪っていうリリックが、凄いなと思った。きっとJASMINE自身がツライ思いをしてきたから、こういうフレーズが書けたんだろうなって。
JASMINE : 私は、もともと人から受け入れられない人間だから。
EMTG : でもお母さんがいろいろしてくれてるじゃん。
JASMINE : そのお母さんだって、受け入れてくれないって思ったこともあるし。
EMTG : そうなんだ。
JASMINE : 好き嫌いがはっきりしてる。で、みんなが嫌いっていうものを、なぜか好きになる。人に質問するときも、「あなたは何が嫌いなの?」って訊くし。
EMTG : それは変わってるな(笑)。普通は好きなものを訊くけどね。
JASMINE : 好きなものは「勝手にすればいいや」って思う。でも、嫌いなものは気になる。「ONE」は、イジメのニュースを見て作った歌なんだけど、「あの子はみんなが嫌ってるほど汚くないよ」って思う。そういうところから、「ONE」のリリックを書いたんです。
EMTG : そうか。確かにそういう見方もあるね。だとしたら、「ONE」を聴いた人からどんな言葉で褒められたい?
JASMINE : 「私、怖がるの止めました」って言われたい。だから私も、自分がビビリそうになってるときに、この歌を聴く。ふっと我に返れないときとかに。
EMTG : 面白いね。小さいときにツライことがあったとか?
JASMINE : 保育園に行ってたとき、周りの友達から言われることに、超傷ついてた。そのとき、こんなに弱かったら自分は生きていけないなって思って。気が弱いし、人に強いこと言えないし、自分の意見をちゃんと言えなかった。「ONE」は、そういう小中学生のときの自分の記憶が入っていると思う。
EMTG : そういう歌だから、聴いててしみるんだね。今年はどんな目標を持ってるのかな?
JASMINE : スキルアップ!始めたことを一人前にできるようになりたいです。
EMTG : たとえば?
JASMINE : ダンスを始めたんだけど、それを休まずにやり続けたい。最初は踊るのが楽しかったけど、それを覚えるまでが大変。で、覚えた後がまた楽しい。踊りは体で覚えてやっていこうと思ってます。

【 取材・文 : 平山雄一 】

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リリース情報

ONE

ONE

2011年02月02日

SMAR

1. ONE
2. dear my friend [MIGHTY CROWN REMIX]
3. ONE [acoustic 2010/12/12 Live in the Dark ver.]
4. Dreamin' [acoustic 2010/12/12 Live in the Dark ver.]
5. ONE -instrumental-

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