音楽と真っ直ぐに向きあうことで生まれた、人の心に寄り添う優しいバラード

FUNKY MONKEY BABYS | 2011.06.09

 昨年秋からの大規模な全国ツアーを大成功に収めた FUNKY MONKEY BABYSの16枚目のシングルが発売された。両A面となった新作のタイトルは「それでも信じてる/ラブレター」。前者は“テレビ朝日系日曜ナイトプレミア「アスコ―マーチ」の主題歌”として、後者は“資生堂SEA BREEZEのCM曲”として、既にテレビでOA中である。
 聴く者に優しくよりそうようなバラード「それでも信じてる」と、青春の甘酸っぱさを前面にフィーチャ―した軽快なポップチューン「ラブレター」。
スタイルやアプローチは違えど、両方とも、彼らからのエール、である。


EMTG:1曲ずつお話を。まずは「それでも信じてる」。
加藤:まずは主題歌の話をいただいて。最初は、速めのロック調の曲を作っていたんです。これまでの僕らの作ってきた曲にもあるような、勢いよく背中をドンと押してって感じの曲だった。作っている途中で、今回の震災を経験して。この曲のレコーディングが、1週間くらい、中断したんですよね。
モン吉:制作を再開して、実際は、3曲くらいアップテンポの曲を作ったんですけど、どれもなんか、自分達の中で、グッと気持ちが入っていかなかった。
加藤:そしたら、一緒に曲を作っていたYANAGIMANもそういう気持ちでいたみたいで。で、彼が、違うパターンの曲をもってきたんです。
モン吉:このオケが、今回の「それでも信じてる」の元になった。
加藤:新しいオケを聴いて、うちらの中にも、グッとくるものがあって。今、自分達が歌いたいのは、人にそっと寄り添うような、すごく優しい歌なんだな、と。で、こういう歌の形っていうか……テーマは、自分達の中にはずっとあったもので。これまでとは違った表現で、頑張っている人とか、頑張ろうとしている人を、応援したいって思ったんですよね。だから、根本のテーマは、作り始めた時から変わっていなくて。表現方法を変えたって感じだったんですよね。
EMTG:つまり、これまでにない制作過程の中で、大切にしたのが、自分の気持ちの変化、アーティストとしての自分達のリアルさだった、と。
加藤:そうだと思います。リアルな気持ちを歌うって、ミュージシャンとしてはすごく大切だし、やっぱり、正しい事だと思うんですよね。
EMTG:音楽と真っすぐ向き合っているからこそ、出てきた形、曲とも言えますね。
モン吉:そうだと思います。だから、ライヴでも大事に歌っていきたい、そういう曲ができて、本当、良かったと、思っているんですよね。
EMTG:では「ラブレター」のお話にいきましょう。
モン吉:レコーディングしたのが4月中旬から下旬だったんですけど、サビ以外は、レコーディング直前に出来上がった曲ですね。
加藤:シングルとしては、久しぶりのラブソング。自分達も、音を楽しみながら、こう……すごく無邪気に、作る事ができて。結果、それが、すごく良かったと思う。
EMTG:ラブソングを作っていく中で、例えば、お互いの恋愛観や、過去の恋愛エピソードを話したりする事は?
モン吉:しますね-。この曲は、完全に中2の教室の物語です(笑)。
EMTG:ティーンネイジャー、特にローティーン感が、すごくありますよね。甘酸っぱいっていうか。
モン吉:例えば……好きな人に大事な事を言えない感じとか、あぁいう甘酸っぱさが出せたらいいなと思って。
加藤:最初は、あまりに甘酸っぱすぎて、俺は正直、抵抗があったんです(笑)。でも、中途半端はカッコ悪いから、思いっ切り振り切ろうと思ったんですよね。それで、主人公を自分の中で作って、自分の経験になぞらえたり、ストーリーを膨らませたりしてたら、途中から面白くなってきたんですよね。
モン吉:まぁ、世の中の男は、8割型、みんなモテないんで(笑)。いろいろ話しながら、笑いながら作ってましたね?。“あぁ、それ、あるある”みたいな。
加藤:お互いのあるあるネタで勝負、みたいな(笑)。
EMTG:レコーディングの様子が、目に浮かびますね(笑)。「ラブレター」って印象的なタイトルですよね。今あんまり出す人もいないだろうなっていうのも含めて。
加藤:お薦めしたいんですよね、ラブレター。面と向かって言えない、言う勇気がないっていうのはすごくわかるんですよ。俺自身がそうだったから。好きな人を目の前にして、直接告白するなんてことは、とうてい考えられないことだった。かといって電話でも言えない、今はメールというものがあるけど、メールではさすがに味気ないし、なんかこう……愛想つかされそうだし。
だから、今、ラブレターって絶対いいと思うんですよ。直筆のお手紙っていうのは、その人の人柄というか、ぬくもりが伝わると思うから。僕らに届く、ファンレターもそうなんですよね。やっぱり直接手に届くファンレターには、他にはないありがたみを感じるというかね。今もし告白するんだったら、ラブレター、お薦めします。
モン吉:今でも、出してる人は出してるのかな。小学生、中学生とかって。携帯まだ持っていない人とかもいるしね。で、実際にもらうとするじゃないですか、まぁ、男性の立場からなんですけど、それが好きな子だったら、めちゃくちゃ嬉しい。全然知らない子とかからもらったとしても、どうしよう……って想いもありながら、でもやっぱり嬉しいもんですし。
加藤:やっぱりちょっと、ときめいちゃうっていう。そんで、そこから意識しちゃうっていうね(笑)。
ケミカル:ラブレター、いいと思いますよ。ラブレターに限らず、年賀状とかも、手書きで書いて送ってくれるのとか見ると、やっぱり、その人の個性が出てるし、すごく想いが伝わってくるから。直筆のほうが、全然伝わってくるのも違うし、大切だなって思います。手紙、こういう時代だからこそ、すごくいいと思いますね。

【取材・文:伊藤亜希】

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リリース情報

それでも信じてる/ラブレター【初回生産限定盤A】

それでも信じてる/ラブレター【初回生産限定盤A】

2011年06月08日

Dreamusic

[DISC:1]
1.それでも信じてる≪テレビ朝日系日曜ナイトプレミア「アスコーマーチ」主題歌≫
2.ラブレター≪資生堂SEA BREEZE CMソング≫
3.それでも信じてる(inst)
4.ラブレター(inst)
[DISC:2]
「それでも信じてる」ミュージックビデオ収録

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INFORMATION

■ライブ情報

♪東日本大震災チャリティーライブ
「Sing for EAST」

◆2011年6月11日(土)
【兵庫】神戸国際会館こくさいホール
出演:FUNKY MONKEY BABYS 、ET-KING、スキマスイッチ、SPEED

♪「T-LIVE 2011」 振替公演
◆2011年9月6日(火)
【東京】STUDIO COAST
[問]キョードー東京
0570-064-708

※詳しくはホームページをご覧ください。

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