いきものがかりがニューシングル「笑ってたいんだ」で、新たな一歩を踏み出した!

いきものがかり | 2011.07.14

いきものがかりから、2011年最初のシングル「笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC」が到着。全都道府県ツアー、初のベストアルバム「いきものばかり~メンバーズ BEST セレクション~」のリリース(155万を超える大ヒット!)、アリーナツアーをすべて成功させ、日本のポップシーンの頂点に立った3人。通算20作目となるこのシングルからは“ここからまた、新しいスタートを切るんだ”というポジティブな意思がまっすぐに伝わってくる。

EMTG:今年に入ってから、少しゆっくりできる時間はありましたか?
水野良樹:そうですね、だいぶゆっくりしてました。やってたのはレコーディングとDVD(ライブDVD「いきものがかりの みなさん 、こんにつあー!!2010~なんでもアリーナ!!!~」)の編集とか特典映像の撮影くらいで。去年まではホントにとてつもないペースで――って、自分で言うのもアレですけど――活動させてもらってたので。
吉岡聖恵:去年は全都道府県ツアーがあって、アリーナツアーもあって、いちばんたくさんライブをやった年だったので。お正月から1月の終わりくらいまではかなりゆっくりしてたんですけど、そのとき初めて、ちょっとだけ客観的に自分たちのことを見れたというか。
EMTG:“いきものがかり”を客観視することで、改めて気づけたことはありますか?
吉岡聖恵:ありがたいな、っていう。それはすごく思いましたね。たとえばライブ映像を見ていても、“すごい数の人が来てくれてる!”とか。やってるときは必死だから、そういうことが見えなかったりするんですよ。冷静になってみるのって大事だなって思いました(笑)。
山下穂尊:いきものとしても世間的にもいろんなことが起きて、自分と向き合う時間が多かったんですよね。いきものがかりを12年くらいやってきて、途中からインディーズになり、この5年間はメジャーになり、(音楽が)仕事になりっていうなかで、ちゃんと順序立てて、整理してみたところもあって。去年の暮れにベスト(『いきものばかり~メンバーズ BEST セレクション~』)を出して、そこで“いっこ、やりきった”ってところもあって。次に進むために、“いままで何をやってきたのかな”ってことを冷静に考えて、自分のなかで咀嚼して飲み込んだっていう感じはありました。
EMTG:そういう意味でニューシングル「笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC」は、いきものがかりの新たなスタートなのかも。まず「笑ってたいんだ」はいつごろ作った曲なんですか?
吉岡聖恵:作り始めたのは3月の頭ですね。ちょうど震災をまたいで、ってことになるんですけど、だいぶ苦労しました。
EMTG:あれだけ大きな出来事があると、「何を書けばいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
水野良樹:そうですね……。もともとは、日産セレナのCMソングのお話をいただいたところから始まってるんですよ。子どもがたくさん出てくるCMということで、子どもの元気な感じだったり、子どもたちが未来を描けるようなイメージで作り始めて。元気な曲が書ければいいなっていう漠然とした感じだったんですけど、その最中に震災が起きて……僕としては、なるべく普通に書きたいなって思ってたんですよね。だから、まっすぐにポップソングを書こうって思って。
EMTG:それが自分たちの役割だろう、と。
水野良樹:そうは言っても、なかなか難しいんですけどね。ポップソングって、安定した日常に支えられてるんだなって思い知らされたというか。非常事態のときはそれが難しくなるし、だからこそ貴重になってくるとも思うし。
EMTG:吉岡さんはどう感じました? 「笑ってたいんだ」を歌ってみて。
吉岡聖恵:歌詞にもメロディにも凝縮された感じがあるんだけど、王道というか、いきものがかりらしさもちゃんと入ってるなって。歌詞を書くのが大変そうだなっていうのも感じてたんですけど、グループとして歌うときの気持ちは一緒というか、“いまの自分の身の丈に合った歌しか歌えない”というのはありました。いままでどおりの自分で歌う、というか。“いままでどおり”のカタチが変わってしまったわけですけど、そのなかでも、なるべく普通に歌いたいなって。だから、明るく歌わせてもらいました(笑)。
EMTG:うん、笑顔で歌ってるのが伝わってきました。
吉岡聖恵:けっこうカロリーも使うんですよ、この曲(笑)。
EMTG:「NEW WORLD MUSIC」もポジティブなアップチューン。“ここから始まるんだ!”という気持ちを感じさせるシングルになりましたね。
山下穂尊:リリースの時期的にも夏だし、アップテンポ2曲になったのは結果的に良かったと思いますね。久しぶりに亀田さん(「笑ってたいんだ」の編曲を手がけた亀田誠治)とやれたのも嬉しかったし、初めて蔦谷さんと(「NEW WORLD MUSIC」の編曲を手がけた蔦谷好位置)いっしょにやれたのも良かったなって。
水野良樹:「NEW WORLD MUSIC」に関しては、わりといまの自分たちの気分が反映されてるんですよね。さっきも話に出ましたけど、ベストアルバムで区切りがついて、いままでのことを振り返ったり、“いきものがかりって、何だろう?”っていう青臭いことを真正面から考えることもしてみて。個人的には、もっと幅を広げてみたいっていう思いがあったんですよね。だから蔦谷さんにも「いままでの僕らになかったものを、どんどん入れてください」ってお願いしたんですよ。4つ打ちのリズムが強調されているのもそうだし、吉岡の声をオートチューンで加工して、楽器みたいに鳴らすっていうのもそうだし。出来上がってみると、ちゃんといきものがかりらしい曲になったんですけど、新しいところに連れていってもらった感じはありますね。
EMTG:新しいトライといえば、7月23日、24日には初のスタジアム・ライブ(いきものまつり 2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!!~横浜スタジアム~)も行われますね。
山下穂尊:ライブ自体、7ヶ月ぶりなんですよね。去年は毎日のようにやってたので、カンを取り戻さないと(笑)。
水野良樹:出来れば、晴れてほしいんですけどね。
吉岡聖恵:(雨が降って)床とか滑らないでほしいな…。
山下穂尊:ピーカンに晴れちゃうのも困るんですけどね。
水野良樹:……みんなワガママだね(笑)。
吉岡聖恵:(窓の外を見ながら)希望は伝えておかないと(笑)。でも、みなさんと“生”で会えるのはホントに嬉しいです。“いきものまつり”って言ってるので、とにかく盛り上がりたいですね。

【 取材・文:森朋之 】

tag一覧 シングル 女性ボーカル いきものがかり

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ビデオコメント

リリース情報

笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC

笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC

2011年07月20日

ERJ

1. 笑ってたいんだ
2. NEW WORLD MUSIC
3. 笑ってたいんだ -instrumental-
4. NEW WORLD MUSIC -instrumeental-

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INFORMATION

■マイ検索ワード

●水野良樹
新撰組


2日くらい前にコンビニにいたら、店内ラジオ――みたいなもので"今日は池田屋事件があった日です"って言ってて。僕、何年か前にあった大河ドラマの『新撰組!』が大好きだったんですよね(笑)。で、久しぶりに"新撰組"で検索しました。

●吉岡聖恵
人となり


普通に使っていても、実は意味がちゃんとわかっていない言葉ってあるじゃないですか。たまたま知り合いが「人となりっていう言葉の意味がわからなくて、辞書で調べた」って言ってて。そういえば私もわからないなって思って、家に帰って調べました。

●山下穂尊
中目黒 居酒屋


……ありがちですが(笑)。


■ライブ情報

♪SOUND MARINA’11
-One Voice,One Power.-

◆2011年9月4日(日)
広島グリーンアリーナ
[問]TSS事業部
082-253-1010

♪HIGHER GROUND 2011
◆2011年9月18日(日)
海の中道海浜公園野外劇場
[問]キョードー西日本
092-714-0159

♪テレビ朝日ドリームフェスティバル2011
◆2011年9月23日(金・祝)
日本武道館
[問]ディスクガレージ
03-5436-9600

※ライブの詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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