栗山千明の最新作は椎名林檎らが楽曲を提供したアルバムのデラックス盤。動画コメントも!

栗山千明 | 2012.01.11

 女優として映画、ドラマで活躍する栗山千明。演技で見せるクールなたたずまいは、見るものを惹きつける彼女ならでは鋭い個性に溢れている。だが普段の彼女はとても明るい性格だったりもするのだ。しかも大のロック好き。そんな彼女が、アーティスト栗山千明として活動しはじめたのは、とても自然な流れ。11年3月に発表したファーストアルバム『CIRCUS』は、椎名林檎、浅井健一、布袋寅泰、ヒダカトオルなど、豪華なプロデュース陣と制作した作品だ。彼女のシンガーとしての新たな一面を見せたそのアルバムが、椎名林檎との新曲2曲を新たに収録した『CIRCUS Deluxe Edition』としてバージョンアップしリリースされることとなった。では、栗山千明の音楽に対する思いを、アルバムの話を中心に聞いていこう。

EMTG:栗山さんは、どんな音楽に影響を受けてきたんですか。
栗山:小さいときから、母や兄の影響で音楽が大好きだったんです。母がビートルズやストーンズとかが好きで、兄がB’zを聴いてたり。私が小学5~6年くらいが、黒夢やTHE YELLOW MONKEY、BLANKEY JET CITY、中学に入ってGLAY、L’Arc~en~Ciel、LUNA SEAってときだったんです。特にずっとロックは聴いてたし、今もロックは自分の中でテンションのアガるものなんです。朝眠くても、車で(マリリン)マンソンさんかけて"よし出陣!"って(笑)。
EMTG:マンソンさんで出陣はいいですね(笑)。音楽は洋邦問わず聴いてるんですね。
栗山:そうですね。スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンに憧れて坊主にしたかった時期もあるんです(笑)。あの白いきれいな頭がカッコいいなって(笑)。
EMTG:(笑)。じゃあ、アーティストとして歌うこと自体も自然でした?
栗山:最初は、好きだからおこがましいというのがあったんです。でもお芝居をやっていくと"この役だからこうする"って自分自身じゃないときが多くて。その中で"結局自分って何だろう?"ってあやふやな時期もあったんです。アーティストとして歌をやらせてもらえるようになったら、そこが解消されましたね。お芝居のときの私って、大体クールでカッコよくて機敏でってイメージがあると思うんですけど、私自身はそうではないし。でも憧れてる自分はいるんです。だから背伸びしてるところがある。背伸びばかりだと疲れちゃうし、自分のままでいいって場所をもらえたことで、また背伸びもできるなって。
EMTG:歌うこととお芝居が上手くリンクして、自分の表現も向上できたと。そんなアーティスト栗山千明のファーストアルバムが、リニューアルして『CIRCUS Deluxe Edition』としてリリースされます。
栗山:(昨年の)3月に『CIRCUS』を出したんですが、錚々たる10組の方々に参加していただいた作品だったので、新曲を入れて改めて聴いてほしいなって。
EMTG:椎名林檎さん、9mm Parabellum Bullet、浅井健一さん、布袋寅泰さんなどがプロデュースを手がけてますが、栗山さんの好きなアーティストばかりなんですよね。
栗山:ハイ、なのでレコーディングは緊張してヤバかったです(笑)。
EMTG:勢いのあるロックから、ダンサブルなナンバー、スローチューンな曲など様々なサウンドの上で、栗山さんはそれぞれ違う歌声を聴かせますよね。
栗山:私がこのアルバムを作る上で、重視したのはそこだったんです。いろんな方に曲を作ってもらうので、私もいろんな自分を聴いてみたいし、自分の振り幅を見つけたいって。
EMTG:歌は、歌詞や音の雰囲気に合わせて自分のフィーリングで歌っていったんですか。
栗山:そうでした。みなさん、私の素直な気持ちで歌わせてくれたのはうれしかったです。そこにアドバイスいただきながら歌った感じですね。
EMTG:椎名林檎さんとは、新曲含め全部で4曲制作されてますね。
栗山:実際にお仕事させてもらって、より大好きになりました。ほんと女性として憧れます。服装もかわいいし、立ち振る舞い含めて美を感じる人ですね。
EMTG:自分のイメージですけど、林檎さんの曲と栗山さんのイメージと近いものあるなって。媚びない感じというか。
栗山:ほんとですか、やったー(笑)。うれしいです。私、こびれないんですよね(笑)。
EMTG:クールで勢いのある「月夜の肖像」と穏やかなナンバー「青春の瞬き」が、林檎さんとの新録曲ですね。
栗山:この2曲が入って、アルバムのバランスがよりよくなったと思います。(去年)『CIRCUS』を作るときはいろんな自分を出していったけど、そのあとにまっさらな気持ちで歌えたので、素の私も入れられたなって。この2曲が入って、アルバムの真ん中ができた気がするんです。
EMTG:林檎さんの曲でいえば、ラウドロック的な「決定的三分間」、オルタナティブポップな「おいしい季節」と、それぞれカラーが違いますが。
栗山:林檎さんとはレコーディングのときにいろいろお話しさせてもらって、そのたびに私自身を掘り下げてくれるなって。最初に作った「決定的三分間」は栗山千明ってイメージで、そのあと意外と普通の女の子だなって「おいしい季節」ができて、「月夜の肖像」と「青春の瞬き」が順番にできたんです。どんどん普段の私に近づいてきてるって勝手に思ってるんですよ(笑)。
EMTG:すごくいい関係性なんですね。あと浅井健一さんとは「コールドフィンガーガール」でソリッドなロックを、布袋さんとは「可能性ガール」ポップなロックロールを聴かせてくれます。さらにはBUCK-TICKの星野英彦さんによるディープな世界観の「深海」、佐藤タイジさ んのファンキーな「五穀豊穣ROCK」、ヒダカトオルさんの痛快なロック「New Moon Day」など、ほんと振り幅の広い作品です。
栗山:面白いと思ったのは、私が歌うってことを踏まえてみなさんがこれだけ違う曲調を提供してくださったこと。しかも、みなさんが"歌えなさそうだから簡単にしよう"って曲がないんです。容赦なく曲をくださって(笑)、それがうれしかったですね。ほんと楽しく歌えました。
EMTG:歌詞を通じていえるのは、自分自身を持って前に進もうって前向きさですね。
栗山:やっぱり、聴いてくれる人に元気になってほしいんです。私も音楽を聴くと元気になるので、自分の曲にもそういう力がほしいんですよ。
EMTG:アルバムを作ったことで、歌の面白さがより見えたんじゃないですか。
栗山:そうですね。私、最初は自分の声が好きじゃなかったんです。
EMTG:それはどうしてですか。
栗山:私、特徴がある声じゃないんですよ。だから、アルバムでいろんな声を出してみたかったんです。でも振り返ると、この声だからこそ、いろんな歌の表現ができたのかなって。アルバムを通して自分の声に自信がつきましたね。
EMTG:では、アーティスト栗山千明としてこの先やってみたいことは?
栗山:何があっても音楽は続けていきたいと思いましたね。あと、いろんな歌い方、いろんな音をやった中で、今度は私自身を突き詰めていきたいなと思いました。そこでアーティスト栗山千明として確立していければ いいなって思ってます。

【取材・文 土屋恵介】

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リリース情報

CIRCUS Deluxe Edition

CIRCUS Deluxe Edition

2012年01月11日

DefSTAR RECORDS

1. ルーレットでくちづけを
2. 月夜の肖像
3. 口にしたLOVE
4. 青春の瞬き
5. おいしい季節
6. コールドフィンガーガール
7. ミライノ・ヒカリ
8. 決定的三分間
9. 深海
10. 可能性ガール
11. 五穀豊穣ROCK
12. Ladies&Gentlemen
13. New Moon Day

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