Acid Black Cherry、5ヶ月連続シングルリリース第5弾!「イエス」到着。動画コメントも!

Acid Black Cherry | 2012.01.12

2011年9月リリースのシングル「ピストル」を皮切りに、5ヶ月連続シングルリリースという怒濤の動きを見せたAcid Black Cherry。アッパーチューンの「ピストル」に始まり。「シャングリラ」「蝶」「CRISIS」と、それぞれ違う表情の楽曲を発表してきたが、2012年1月18日、ついに連続リリースのシメとなる「イエス」を発売する。やはり、というべきか、王道のバラードとなったこの作品、冬に聴きたくなるキラーチューンに仕上がった。バラードには定評のあるAcid Black Cherryだけに、曲にハマる人が続出しそうな気配。さっそく中心人物であるyasuに、作品について詳しく話してもらった。

EMTG:ついに5ヶ月連続シングルリリースのラストを飾る作品にたどりつきましたね。まぁ……予想はしてましたけど、シメはやっぱりバラードなんだと(笑)。
yasu:ベタ過ぎて僕もイヤだったんですけどね(苦笑)。
EMTG:やはり周囲からの要望が高かったということでしょうか(笑)。
yasu:バラードをシングルにするのがイヤなわけではないんですけど“やっぱり最後は……”みたいなこの感じですか?(笑)。これがベタなのかなぁっていう(笑)。
EMTG:でも実際、5ヶ月連続リリースの中盤でバラードがきたら、“これでもうシメです”っていう雰囲気になりますもんね。ただ、連続リリースのシメにしようと思って書いた曲ではないですよね?
yasu:それは思ってないですね。特にAcid Black Cherryに関しては、シングルを出すから曲を作ろうっていうスタンスじゃないんですよ。何回か選曲会があるんですけど、それもアルバムを見据えた曲作りで。で、その中からどれをシングルにするかっていう選び方なので、ある意味すごく健全なんですよね。「イエス」に関しても、ちょっとハードな曲を何曲か作ってきたから、じゃあこの辺でバラードでも作ってみようかなって思ってできたんです。去年の春先くらいだったかな。
EMTG:全然冬の曲じゃなかったんだね(笑)。そうやって自然に生まれてきた曲……言ってみれば自然分娩みたいに生まれた曲だったんだと(笑)。
yasu:そうそう(笑)。できちゃった結婚ですよ……って結婚してないですけど(笑)。ただ、今でもすごく覚えているのは、僕自身が結構ガッツリ曲を作ってのぞんだ選曲会があったんですよ。“まぁ、これでキマリだろう”みたいな。曲数も多いし、“俺、がんばった!”って(笑)。それが、ひと通り音を聴いてもらったあと、制作スタッフから言われた“で、次の選曲会なんだけど”っていうひと言にちょっとカチンときて(笑)。
EMTG:これで十分だろうって気分でのぞんだのにね(笑)。
yasu:“は?”と思ってムカつきながら、もう一度曲を作るハメになったんです。そこで出来たのが「イエス」なんですよ。
EMTG 案外、そういう力の抜けたものがシングルに選ばれるものですよね(笑)。ところで、この「イエス」というタイトル、敢えてのカタカナ表記ですが、どんな意図をこめたんでしょうか?
yasu:歌詞がウェディングっぽいし、結婚式って教会であげたりするじゃないですか。誓いの言葉としての“イエス”もあるし、聖書の“イエス”にもかぶるところがあるから、ここは英語表記にしなかったんです。
ENTG:ウェディングね。確かに歌詞の中にも“愛してる 愛してるよ”とかシンプルだけど、あまりにも王道の言葉が使われてますし。これ……狙ってますよね?
yasu:あのね、完全に狙ってます(笑)。
EMTG:まさかの正直発言!(笑)。
yasu:だって伝えたいことに、あまり複雑なことってないじゃないですか。例えばいい肉を買ってきて、それを調理する時、いろんな調味料を入れるよりも塩コショウの方がいいみたいな。そんな感じですよ(笑)。
EMTG:シンプルかつ王道だっていう。
yasu:そうそう(笑)。でも、その王道な言葉を他の表現で言い換えるのって、今の自分にはムリかなって思うんですよね。そんなにいろんな経験をしているわけでもないし。
EMTG:そして、毎度話題のPVはどんな内容なんですか?
yasu:撮影は終わったんですけど、現時点ではまだ完成してないんですよ。
EMTG:曲のイメージから連想すると、教会で撮影した……とか?
yasu:教会、近いですね。でも、相手役は女の子だったですけど(笑)。
EMTG:「イエス」発売後にはバレンタインデーやホワイトデーというイベントも続きますが、カラオケで歌いたくなる楽曲になりそうですね……って、これ、歌うのは難しいんですよ(笑)。何かアドバイスをください!
yasu:この曲は、かなり高低差が激しいんですよ。Aメロはすごく低いし。これはもうひたすら聴き込むしかないですね。
EMTG:そうですか(落)。ではここで、Recreation Trackの「Stop it love」についても少しうかがいたいと思います。毎度カバー曲を収録してましたけど、これはご自身の作品ですね。今回はなぜセルフカバーを?
yasu:10年くらい前に、『オールナイトニッポン』のネプチューンさんの番組で“バラドルを育てる”っていう企画があったんです。そのために僕が曲を提供したんですね。たまたまスタッフが、“ここでセルフカバーとしてやってもいいんじゃない?”って言ってくれて。
EMTG:実際、カバーしてみてどんな感じですか?
yasu:何となく曲がよそよそしいですよね、やっぱり(苦笑)。
EMTG:そうですか。まぁ、そもそも自分が歌うことを想定して作ってないですもんね。
yasu:“このワードを使ってください”みたいな、そういう指定もあったんですよ。そういうのも含めて、ちょっと照れる部分もありますけどね。
EMTG:ただ、違和感はないですよ。
yasu:まぁ、エピソードとして、もともとは誰かに作った曲ですよっていうだけなんで。その辺も含めて聴いていただきたいです。
EMTG:なるほど。さて、2012年はシングル「イエス」から始まるわけですが、これだけシングルのリリースが続きますと、気になるのはニューアルバムですよね。もしかしてリリースのご予定があるとか?
yasu:これはもう……明らかにアルバムは出ますよね(笑)。春ぐらいには出ると思います。それが僕の使命です(笑)。
EMTG:どんなアルバムに……と言っても、約半分はシングルでおなじみの曲が収録されていると。そう考えると、約半分は完成しているようなものですね。
yasu:そうです。全貌はほぼ見えているとは思うんですけど、アルバム用の曲もほぼ仕上がってきているので、シングルというよりもアルバムの曲っていう聴き方をしていただければと。もともとアルバムで聴かせたい曲を、たまたまシングルにしてきただけなんで、そこを見失わずに、アルバムを完成させたいと思ってます。
EMTG:そして、アルバムが出るとしたら、ライブツアーも気になりますねぇ。
yasu::そう! 2011年はワンマンライブが少なかったんですよ!
EMTG:そういえば少な!
yasu:少な!……ですよ。なので、2012年はたくさんライブができればいいと思ってます。アルバムが出る以上は、たぶんやると思うし、やっぱり出来るだけみんなの前に出て行くっていうのが、一番の活動内容になるんじゃないですかね。そうそう、2012年こそ、地方妻を作るぐらいの勢いでがんばります(笑)。あ、メインはライブですけど。
EMTG:いいですねーっ(笑)。
yasu:ぜひ待っていてください!(笑)。

【取材・文:海江敦士】

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イエス

イエス

2012年01月18日

エイベックス・マーケティング

1. イエス
2. Stop it love (Recreation Track)

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5月01日(火) 福岡サンパレス
5月04日(金・祝) 鹿児島市民文化ホール 第二ホール
5月06日(日) 熊本県立劇場演劇ホール
5月09日(水) サンポートホール高松 大ホール
5月11日(金) ひめぎんホール(愛媛県民文化会館)サブホール
5月13日(日) 広島ALSOKホール
5月15日(火) 岡山市民会館
5月18日(金) 神戸国際会館 こくさいホール
5月21日(月) びわ湖ホール 大ホール
5月23日(水) 静岡市民文化会館
5月25日(金) 四日市市文化会館 第1ホ−ル
5月31日(木) 新潟県民会館 大ホール
6月06日(水) 旭川市民文化会館 大ホール
6月08日(金) ニトリ文化ホール
6月12日(火) 仙台サンプラザホール
6月14日(木) 青森市民ホール
6月19日(火) 千葉県文化会館
6月21日(木) パシフィコ横浜 国立大ホール
7月08日(日) 大阪城ホール
7月15日(日) 日本ガイシホール
7月18日(水) 日本武道館
7月20日(金) 日本武道館

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