いきものがかりが2年2ヶ月ぶりのアルバム『NEWTRAL』をリリース!

いきものがかり | 2012.02.29

2012年1月、自らも出演した「2012 ユーキャン」のCMソング「いつだって僕らは」をシングルとしてリリースし、そして2月29には2年2ヶ月ぶりとなるアルバム『NEWTRAL』を発売……と、今年に入ってから話題満載のいきものがかり。しかも4月中旬からはアルバムを掲げたツアー“いきものがかりのみなさん、こんにつあー!! 2012 ~NEWTRAL~(2012年)”もスタートする。これが11月まで続くロングツアーとなっており、年間を通して元気な3人の姿を見ることができそうだ。今年、これまで以上に意欲的な彼らに、アルバム、そしてツアーのことをきいてきた。

EMTG:待望の5thアルバム『NEWTRAL』。いつ完成したんですか?
水野:今年に入ってからです。1月10日前後だったかな。ほとんどの作業は去年のうちに終わってたんですけど、いくつかの曲の歌入れだけが残ってしまって。
EMTG:『NEWTRAL』というアルバム・タイトルは元旦に発表されましたよね?
山下:そうです。レコーディングの途中で決めたんですよ。去年の12月の初めぐらいに。3人で事務所に集まったときに、ちょっとした空き時間ができて。
水野:そうだ。それで会議室で出前をとって、それを食べながら話し合ったんだったね。
山下:何を食ったっけ?
水野:寿司(笑)。だからってわけじゃないけど、すんなり決まったんですよ。いつもはギリギリまで悩むんですけどね。
EMTG:このアルバム・タイトルには、どんな想いが?
水野:なんとなく“新しい普通”みたいな意味合いのタイトルにしたいなあって思ったんです。前向きな楽曲が多いんだけれど、でも押し付けがましくない感じにしたいっていうのがあって。で、それに合うような言葉を3人で出し合ううちに“NEUTRAL”という英単語が出てきて。日本語では“中立”という意味。それをホワイトボードに書いて眺めてるうちに、これの綴りを変えるのはどうだろうか、という話になって。
山下:本来の“NEUTRAL”の“U”を“W”に変える。そうすると“NEWTRAL”になって良樹(水野)が言った“新しい普通”っていうニュアンスが出るんじゃないかって。
吉岡:だから、この“NEWTRAL”っていうのは造語なんです。本当は、こんな英単語はありません。学生の皆さん、間違えて覚えないで下さいね・・・・って感じなんですけど(笑)。
山下:本当に、この“新しい”と“中立”が組み合わさったタイトルがぴったりな仕上がりなんですよ。いろいろなことをやってるし、ひとつひとつの楽曲には重みがあったりもするんだけど、でも不思議とライトな感覚があるっていうか。いい意味で、さくっと聴きとおすことができるアルバムなんで。
吉岡:いい作品を作ることができたな、というふうに静かに思えるアルバムというかね。これを作り上げたことで、これから先も自分たちらしい活動を続けていけそうだなっていう、そんな自信のようなものも少し感じてます。
EMTG:確かに、すごく凛としているアルバムですよね。ハジけた楽曲もあるけど、それも含めて堂々と構えているというか。
水野:そういう印象はあるかもしれませんね。この『NEWTRAL』を作ったことによって、より自由になれるような気がします。このアルバムが存在することによって、これまで以上に幅広い楽曲にトライしやすくなるんじゃないかな。
EMTG:つまり今作は、いきものがかりにとってのひとつの到達点といってもいいアルバムだということですか?
水野:うん。個人的には、そんなふうに思ってるんですけどね。もちろん今の時点での、という意味ですけど。
EMTG:『NEWTRAL』には、いわゆるタイトル・チューンがありませんが。このアルバムを象徴する1曲というと?
水野:リード曲という意味では「KISS KISS BANG BANG」になるのかな。ミュージックビデオも作りましたし。気持ち的な面でいうと「会いにいくよ」かな。
EMTG:では、まずは「KISS KISS BANG BANG」について。過去の楽曲でいうと「じょいふる」あたりに通じるテンションの高いアップ・チューンですね。
水野:これは“十六茶”のCMソング。事前に新垣結衣さんが子供と一緒にダンスをするCMになるっていう話を聞いていたので、それを意識して作りました。ちょうど遊び心のあるハジけるような曲がアルバムにほしいと思っていたところでもあったので。
吉岡:言葉の響きがすごく面白いんですよ、この曲。それを小気味をよく歌えればいいなって思ったのと、あとは主人公が積極的でありながらかわいらしさも持ってる女の子なんで、そのへんも考えながら歌いました。
EMTG:「会いにいくよ」のほうはバラードですね。
水野:アルバムの在り方というか、もっといえば、いきものがかりというグループ自体の在り方がこんな感じだったらいいな、という願いのようなものを歌ってます。小田和正さんの『クリスマスの約束』という番組に出演させていただいて、それが“歌う”ということや“楽曲を作る”ということについて真剣に考えるきっかけになって・・・・その収録の当日に歌詞を書きました。最も言いたかったのは大サビの部分です。
EMTG:その大サビでは“いつか悲しみが闇を連れ 世界を閉ざしてしまったとしても 僕は歌うよ いつもの この場所 この空 君が帰るまで”と歌われています。
水野:簡単なことではないと思いますけど、そういう存在になれたらいいですね。
EMTG:バラードといえば、去年の横浜スタジアム公演でも披露された「地球」も収録されていますね。
山下:16歳の頃だから・・・・もう13年前ぐらい前に作った曲なんですよ。まだ聖恵(吉岡)が加入する前、いきものがかりが良樹と俺の2人だけだった頃からあるんです。もちろん聖恵が加入してからも、ずっと路上やライブハウスで歌ってましたし。だから3人とも、すごく思い入れが強くて。バンド・アレンジになってはいますが、でも3人で路上で歌ってたときの感触を残したシンプルな仕上がりになってます。
EMTG:「白いダイアリー」は吉岡さん作詞作曲による清楚なミディアム・ナンバー。
吉岡:最初に鼻歌でメロディが出てきて、それが懐かしさと悲しさが混じったような感じだったんですよ。だから女の子っぽい詞が合うだろうなあと思って、こういう失恋の歌にしました。私の場合、自分で書いた詞を歌うことって少ないじゃないですか。だからレコーディングは苦労しましたね。気持ちが入りすぎちゃって。しつこくならないように、できるだけ客観的に歌うように心がけました。
EMTG:最後に全国ツアー“いきものがかりの?みなさん、こんにつあー!!?2012~NEWTRAL~”の意気込みを。
吉岡:自分たちも、みんなも、そこにいる全員が笑顔になれるようなツアーにしたいと思っていて。もしもライブに行こうかどうしようかなって迷ってる方がいらっしゃったら、ぜひ足を運んでみて下さい。いきものがかりのライブって、お客さんの年齢層も幅広いし、きっと楽しんでもらえると思いますので。
水野:初めての方も、いつもライブに来て下さってる方も、どちらにもしっかり楽しんでもらえるステージにしたいですね。いきものがかりの全てをお見せできるように、がんばります。
EMTG:デビュー以来、ずっと“みなさん、こんにつあー!!”というタイトルが続いてますね。
山下:まだまだ初めて会う方も、たくさんいると思いますから、また今回も同じタイトルにしました。ここまで長く続けてきちゃったから、どのタイミングで別のツアー・タイトルにすればいいのかわからなくなってる、というのもあるけど(笑)。

【 取材・文:大野貴史 】

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リリース情報

NEWTRAL(初回限定盤)

NEWTRAL(初回限定盤)

2012年02月29日

ERJ

ディスク:1
1. 歩いていこう
2. 笑ってたいんだ
3. いつだって僕らは
4. KISS KISS BANG BANG
5. 会いにいくよ
6. 地球
7. センチメンタル・ボーイフレンド
8. 白いダイアリー
9. 恋詩
10. NEW WORLD MUSIC
11. 愛言葉
12. おやすみ
ディスク:2
1. SAKURA -2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
2. ありがとう -2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
3. 気まぐれロマンティック -2009 LIVE at 渋谷C.C.Lemonホール ver.-
4. 歩いていこう -2011 LIVE at 国立代々木競技場第一体育館 ver.-
5. キミがいる -2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
6. じょいふる -2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
7. YELL -2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
8. ブルーバード -2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
9. コイスルオトメ -2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
10. 心の花を咲かせよう -2011 LIVE at 横浜スタジアム ver.-

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お知らせ

■ライブ情報

いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2012 〜NEWTRAL〜
2012/04/14(土)シティホールプラザアオーレ長岡
2012/04/20(金)iichikoグランシアタ
2012/04/22(日)長崎ブリックホール
2012/04/24(火)鹿児島市民文化ホール第一
2012/04/28(土)高知県立県民文化ホール・オレンジホール
2012/04/30(月祝)ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)
2012/05/03(木祝)郡山市民文化センター
2012/05/05(土祝)秋田県民会館
2012/05/11(金)苫小牧市民会館 大ホール
2012/05/13(日)釧路市民文化会館 大ホール
2012/05/19(土)岩手県民会館
2012/05/20(日)青森市文化会館
2012/05/26(土)米子コンベンションセンター
2012/05/27(日)倉敷市民会館
2012/06/03(日)なら100年会館 大ホール
2012/06/05(火)オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)
2012/06/09(土)伊勢市観光文化会館
2012/06/10(日)長良川国際会議場
2012/06/17(日)本多の森ホール
2012/06/21(木)渋谷公会堂
2012/06/22(金)渋谷公会堂
2012/08/26(日)静岡エコパアリーナ
2012/08/31(金)日本武道館
2012/09/01(土)日本武道館
2012/09/14(金)日本武道館
2012/09/15(土)日本武道館
2012/09/22(土祝)真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
2012/09/29(土)マリンメッセ福岡
2012/10/06(土)広島グリーンアリーナ
2012/10/10(水)日本ガイシホール(旧レインボーホール)
2012/10/11(木)日本ガイシホール(旧レインボーホール)
2012/10/17(水)大阪城ホール
2012/10/18(木)大阪城ホール
2012/10/21(日)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
2012/10/30(火)横浜アリーナ
2012/10/31(水)横浜アリーナ
2012/11/10(土)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2012/11/22(木)大阪城ホール
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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