たくさんの出会いを通して生まれてきた、山根万理奈の音楽。

山根万理奈 | 2012.04.06

 顔を出さずにアコギの弾き語りで歌う姿がYouTubeで話題となり、昨年7月に「ジャンヌダルク」でデビューを果たした山根万理奈。今年はその素顔も解禁となり、待望の1stアルバム「空な色」のリリースや初の全国ツアーなど、これまで以上に精力的な活動がスタートしようとしている。人とのつながりの中で作り上げてきた「山根万理奈の音楽」について、また、歌うことを一度は諦めかけたという彼女に訪れた大きな出会いなどについて話を訊いた。

EMTG:インストアなどを含め、いろいろとライブが続いてるようですね。
山根万理奈:はい。たまたま通りかかったような人が止まってくれると、「おっ!」と思いますね。「…逃がすまい」って(笑)。
EMTG:頼もしいです(笑)。だけど少し前までは、ライブ以外の場所では顔を出してなかったんですよね。歌に対する向き合い方など、変化はありました?
山根万理奈:人前で歌うことに対する、いい意味での余裕は出来てきたかなと思いますね。とにかく、前は「見られる」っていうことにすごく緊張してたんですよ。やっぱり動画越しと人前って全然違いますからね。それが今はなくなってきたかなって思ってますけど。
EMTG:デビューから半年ちょっと。状況的にも精神的にもいろんな変化があったと思いますが、そんな中で1stアルバム「空な色」を作ってきたんですね。
山根万理奈:ひとつひとつの出会いを大切に歌ってきたものが、こうして形になりました。ちゃんと「山根万理奈」という看板で自信を持って出せるっていうのは、すごく大きいなと思ってます。
EMTG:万理奈さんは自分でも作詞作曲をされますが、今回はいろんな方の楽曲を歌われてるんですよね。
山根万理奈:はい。たとえば「蒼き日々」という曲は、高校の同級生の藤原(隆之)君が作ったものなんです。私が歌の道に進むことを決めた頃に電話があって、彼も作曲家を目指してると。それから彼が高校の時にやってた「蒼き日々」をライブで歌うようになったんですが、ファンの方からの人気も高かったので、アルバムにも収録することにしたんです。あと「同じ月を見ている」は、ライブのサポートでギターを弾いてくださってる石垣隆太さんの曲。今の事務所の方と初めて出会った日の月がすごくきれいだったんですけど、別々の帰り道で、お互いその月を見てたんですよ。だからこの曲を歌わせて頂くことになったときは、すごく運命的なものを感じたりもしましたね。
EMTG:これまでのシングルも含め、Hanasalのお2人はたくさんの楽曲を提供されてます。
山根万理奈:Hanasalは自分が東京に出るタイミングで出会った方達なので、私のことをずっと近くで見てくれてるんです。だから私の成長とか、その時その時に考えてる思いとかを全部汲み取って曲を作ってくれてるし、今の山根万理奈に歌ってほしいものをイメージして書いてくれたりもしてるんですよね。ちなみに一番古い曲だと、もう2年前とかになるんですけど。
EMTG:それが、アルバムのタイトル曲でもある「空な色」ですね。
山根万理奈:はい。実は今の事務所の方から声をかけて頂いたとき、すごく悩んだんですよ。歌は好きだし、歌手にはなりたいけど、今の状態でそこに飛び込むのが本当にいいことなのかわからなかったんです。島根で普通に大学に通ってましたからね。だけどそこで東京のHanasalを紹介されて、試しにレコーディングしてみようってことになったとき、この「空な色」には、本当に短い時間だったけどHanasalと私の間に生まれた信頼関係というか、絆みたいなものがちゃんと入ってたんですよ。前日に聴いた「空な色」の原曲とは全然違うものになってた。それを見た時に、このメンバーで音楽が作りたいと思ったし、この曲を私の声でみんなに聴いてもらいたいって思ったんです。それからは、周りを気にするんじゃなくて、自分の人生なんだからやりたいことをやってもいいかなって思えるようになり、歌手になることを決心したんです。
EMTG:Hanasalとの出会いがなかったら、今の山根万理奈はいないかもしれないんですね。
山根万理奈:本当にそう思います。レコーディングのギリギリまで歌詞を書き直してくださったりしてたんですが、そういういろんな人の思いがあって曲が生まれてくるっていうこともそこで初めて知ったし、リスナーとしてじゃなく、制作に関わることでもいろんなことが見えてきたんですよね。もちろん歌が好きだからだけど、こんなにも人とのつながりを濃く感じられるって、仕事としてもすごくやりがいのあるものなんだなと思ったから一歩踏み出すことが出来たんだと思います。
EMTG:どの曲も作家と歌い手ではなく、人間的なつながりから生まれて来た曲であることがすごく伝わってきますよ。
山根万理奈:いやもう、それしかないというか(笑)。書いてくださった方は違っていても、やっぱり、どれもすごく等身大なんですよね。ここには等身大の22歳だからこそのモラトリアムな闇の部分だったり、キラキラした恋の感じだったり、悲しみだったりが全部出てると思いますよ。
EMTG:万理奈さんはこれまでにたくさんのカバー曲も歌ってきてますけど、歌い手として、今回のそういった楽曲達にどう向き合って来たんですか?
山根万理奈:カバーだと、原曲があってそれを歌ってるアーティストがいるというのが前提だから、私は常にリスペクトの気持ちを持って歌うんですね。アレンジをする場合も、もともとのイメージをちゃんと残しておきたいと思ってる。だけど今回のような楽曲提供の場合、やっぱり主役は私の歌なんじゃないかなと思ってるんです。ひとつひとつの曲との出会いには感謝してますけど、看板となるべき名前を張ってるわけだから、そのリスペクトが自分に向くようにしたいという気持ちでいますね。それくらいいい曲になるように、自分が自信持って歌うことが大事なんじゃないかなって。
EMTG:なるほど。5月からは初の全国ツアーも始まりますが、万理奈さんの歌声がライブでどう輝くのか楽しみです。
山根万理奈:ありがとうございます。今回は、サポートギターの石垣さんと2人でまわるんですが、曲によっては私ひとりの弾き語りもやろうと思ってます。ライブはYouTubeの時から応援してくださってる方や、こういうWeb媒体を通して私を知ってくれた方に直接会える機会なので、本当に楽しみなんですよね。
EMTG:これもまた出会いであり、つながりですね。
山根万理奈:はい。直接会いに行くことはもちろんですけど、ネット上で表現出来ることもまだまだあるんじゃないかって思うんですよね。たとえばレコーディングの風景を公開するとか、オフショット的に何かコミュニケーションが取れるような感じでやるとか。やっぱり自分自身まだまだ始まったばかりなので、狭めたくないんですよね。いろんな面から私というものを知ってもらって、興味を持っていただけるように、面白いことをどんどん探していけたらなって思います。

【取材・文:山田邦子】

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ビデオコメント

リリース情報

空な色(初回盤)

空な色(初回盤)

2012年04月11日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. STAR
2. スタートライン
3. ジャンヌダルク
4. 空な色
5. メリーゴーラウンド
6. blue
7. 蒼き日々
8. 逢いにゆくよ
9. 同じ月を見ている
10. あなたが好きで
11. やさしい痛み
12. 生きてゆくこと
13. fish

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しゃぶしゃぶ温野菜
昨日キャンペーンから帰ってきたんですが、外食気分が抜けなくてしゃぶし ゃぶを食べに行こうと思い検索。でも一番近くて二駅先だったんで、結局歩い て行ける別のお店で食べちゃいました(笑)。

■ライブ情報

いいね!やまね!はじまりな!ツアー
2012/05/06(日)帯広STUDIO REST
2012/05/08(火)札幌COLONY
2012/05/11(金)盛岡club change
2012/05/13(日)仙台enn 2nd
2012/05/15(火)新潟CLUB REVERST
2012/05/17(木)石川vanvan V4
2012/05/19(土)名古屋TOKUZO
2012/05/20(日)京都TOGATOGA
2012/05/23(水)神戸VARIT
2012/05/25(金)岡山IMAGE
2012/05/26(土)広島Cave-Be
2012/05/29(火)熊本DRUM Be-9 V2
2012/05/31(木)福岡DRUM SON
2012/06/02(土)松江canova
2012/06/09(土)渋谷 club QUATTRO
2012/06/24(日)心斎橋 JANUS
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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