VAMPS、迫力満点のライブ映像『VAMPS LIVE 2012』をリリース!

VAMPS | 2013.05.01

 結成5年を経て、このたびメジャー・レーベル、ユニバーサルミュージック/デリシャス・デリ・レコーズへの移籍を決めたVAMPS。そのニュースは瞬く間に世間を駆け巡り、大きな話題を呼んだが、HYDEとK.A.Zにとって至極当然の選択であったことは想像に難くない。VAMPS以前からふたりの視線の先には常に世界があった。そこに向けて本格的に一歩踏み出すときがやってきたのだ。ライヴ映像作品『VAMPS LIVE 2012』のリリースや6月28日よりスタートするツアー“VAMPS LIVE 2013”等、日本国内での活動もますます充実の様相をみせる彼らだが、ここでは世界に馳せる想いを聞きたい。

EMTG:これまでの5年間もずっと国内のみならずアメリカ・ツアーやワールド・ツアーを敢行されるなど、海外での活動も積極的に行なってこられましたが、今回の移籍は“世界”がよりターゲットとして具体的なものになってきたということでしょうか。
HYDE:そうですね。基本は、日本国内と同じような活動を海外でもしたいっていうところなので。いろいろやってはきましたけど海外での僕たちってまだまだ子供みたいなものなんで、もっといろんな分野のプロフェッショナルと一緒に意見やアイデアを出し合ってやっていかないと。ただ海外でライヴしてきましたってだけになってしまうから。
K.A.Z:そのほうが近道というと変だけど、いろんなものごとがより実現しやすくなっていくと思う。だからこそ今回の決断になったというか。
HYDE:そう、やるからにはもっと効果的にやりたい。
EMTG:でも、それは日本のカルチャー代表みたいなことではないですよね。ちょっと語弊があるかもしれませんが、日本で言うところのK-POP的なスタンスではなく、あくまでVAMPSとしてその音楽を世界に問いたい。
HYDE:うん、そうだね。でもK-POPって韓国のカルチャーを背負って来てるものなのかな。
EMTG:異文化エンタテインメントとして独自のジャンルを築いている気はします。
HYDE:なるほどね。でも、彼らはカルチャーに乗っかってるだけじゃなくて、きっと自分の感性を信じてやっていてるんだと思うんですよ。それを強く打ち出して価値にしてるっていう。便乗して波に乗ってる人も沢山居るだろうけど、ビジュアル的にも音楽的にもすべてポップでキャッチーだし、すごく戦略的で頭がいいなと思いますよ。とはいえ、VAMPSはカルチャー背負いたくても、そんな波も無いしね。もちろん日本人ではあるけど。VAMPSはVAMPSとして行くしかないですよね。
EMTG:J-ROCKとかJ-POPという言葉もありますが。
K.A.Z:たぶん僕ら自身、ジャンル自体をあんまり意識してないんですよ。VAMPSとして活動していって、例えば海外で人気が出たときに向こうのメディアとかが“J-ROCK”って勝手に名前を付けたりするかもしれないけど、それだけのことじゃないかなって。
EMTG:つまり海外のバンドと変わらないスタンスで、同じ土俵に立って闘うだけだ、と。
HYDE:わかりやすく言えばそういうことかな。ただ、同じ土俵に立つためにはあらゆる手段を使っていきたいですけどね(笑)。
EMTG:例えば拠点をアメリカに置くとか、そういうことは考えないですか。
HYDE:本気でアメリカでの活動をメインやるならその方が良いだろうね。でも僕らは日本での活動も当然やっていくわけだから、そこはそんなに考えてないな。ただ、チャンスは逃したくないんで、そのタイミングが自分にとってベストだと思ったらないことはないんですけど、今のところはまだまだそんなタイミングじゃない。今はベースがどこであろうと効率よく音源が広がる方法を模索したいな。音源が認知されてこそ、ライヴに足を運んでもらえると思うし、そうなって初めて成功だと僕は思ってるので。日本と同じような形でやりたいんですよ、最初は規模が小さくても。
EMTG:ただ、アメリカの音楽市場をとってもてもCDというものはどんどん流通しなくなっている現状がありますよね。
HYDE:悲しいよね。アメリカだと、そこまで!? っていうぐらいCDショップが軒並みないもんね。楽器店に2~3枚置いてあるかなっていうぐらい。でも面白いのは楽器店はなくならない。つまり、音楽は常に生きているんですよ。しかも自分自身、この配信でいいやってこともあるんで(笑)。だから、どんどん時代がそうなっていくのは仕方がないことかなって。作っている音楽自体がカッコよければ形はどうあれ、浸透していくと思うしね。
EMTG:移籍第一弾としてライヴ映像作品『VAMPS LIVE 2012』もリリースされますが、今後、おふたりが作っていく楽曲、VAMPSの音楽性に変化はあるのでしょうか。
K.A.Z:常に変化は見せていきたいね。もちろん面白いもの、ピンときたものがあれば取り入れていきたいし、少しずつでもブラッシュ・アップしていかないとたぶん自分たちがまず楽しくないだろうなって思うんですよ。ずっと同じことをやり続けてても面白くない。“今”っていうものをちゃんと意識してないと。

【取材・文:本間夕子】


VAMPS LIVE 2012 -TEASER-

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リリース情報

VAMPS LIVE 2012(初回盤)[DVD]

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2013年04月24日

ユニバーサルミュージック

01. VAMPIRE DEPRESSION
02. KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS Ver.-
03. REDRUM
04. VAMP ADDICTION
05. SECRET IN MY HEART
06. DEVIL SIDE
07. MADE IN HEAVEN
08. EUPHORIA
09. SWEET DREAMS
10. THE PAST
11. HUNTING
12. ANGEL TRIP
13. TROUBLE
14. LIVE WIRE
15. MIDNIGHT CELEBRATION
16. LOVE ADDICT
17. MEMORIES
18. HIDEAWAY
19. SEX BLOOD ROCK N’ ROLL
<DISC 2>
VAMPS LIVE 2012 TOUR DOCUMENTARY

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■ライブ情報

VAMPS LIVE 2013
2013/06/28(金)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/06/29(土)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/07/01(月)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/07/02(火)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/07/04(木)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/07/06(土)ZEPP DIVERCITY TOKYO
2013/07/07(日)ZEPP DIVERCITY TOKYO

2013/07/10(水)ZEPP NAGOYA
2013/07/11(木)ZEPP NAGOYA
2013/07/13(土)ZEPP NAGOYA
2013/07/14(日)ZEPP NAGOYA
2013/07/16(火)ZEPP NAGOYA

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2013/07/20(土)ZEPP NAMBA
2013/07/22(月)ZEPP NAMBA
2013/07/23(火)ZEPP NAMBA
2013/07/25(木)ZEPP NAMBA
2013/07/26(金)ZEPP NAMBA
2013/07/28(日)ZEPP NAMBA

2013/08/31(土)ZEPP FUKUOKA
2013/09/01(日)ZEPP FUKUOKA

2013/09/22(日)ZEPP SAPPORO
2013/09/23(祝)ZEPP SAPPORO

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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