GRAPEVINE、久々のセルフプロデュースアルバム『愚かな者の語ること』をリリース!

GRAPEVINE | 2013.04.24

GRAPEVINEがニューアルバム『愚かな者の語ること』を完成させた。昨年はデビュー15周年を迎え、今作は久々のセルフプロデュース。節目を感じるタイミングではあるが、今作は、実に彼ららしい、洗練された音楽性の中に、さらりと驚きを取り入れた仕上がりとなった。こういった、深みがあるのに親しみやすいロックバンドが、日本に存在してくれる喜びを、改めて噛み締めずにはいられない。

EMTG:まず、アーティスト写真が、長年サポートを務めている金戸覚(B)さんと高野勲(Key)さんも含めた5人になっていて驚いたんですけど、これ、初めてですよね?
田中和将:初めてです。たまには、くらいな感じで(笑)。
EMTG:最早、この5人でGRAPEVINEである、っていう感じでしょうか。
田中和将:僕たちはずいぶん前からそういう気持ちだったりするので。だから、このタイミングでっていう狙いはないんですが。
EMTG:いろいろ意味を想像しちゃいますけどね。去年がデビュー15周年だったから、新たな一歩を踏み出すためにとか、久々のセルフプロデュースだから、とか。
田中和将:そうですね。上手くいったんじゃないですかね(笑)。
EMTG:(笑)。セルフプロデュースは。2003年の『イデアの水槽』以来なんですよね。
田中和将:そうですね。ただ、特に最初からセルフでいこうっていう話があったわけではなくて、ただ、誰かと一緒にやろうって思い付かなかったんで、そのままやっちゃったっていう。
EMTG:じゃあ、5人でいろいろと言い合いながらやっていったんですか?
田中和将:そうですね。もっと言えば、エンジニアの宮島さんも含めて。采配を仕切ってくれたのは、西川さんですけどね。
西川弘剛:プロデューサーがいても、今回みたいに僕らだけでやったとしても、みんなであーだこーだ言いながらやるところは一緒なんですよ。お互いの手の内も知っているので。
EMTG:これが自分たちにとってベストなやり方だからこそ、変わらないというか。
西川弘剛:現時点でのね。
EMTG:作曲の配分は?
田中和将:ほぼ亀井くんです。西川さんが3曲。
亀井 亨:セッションで作ったのも3曲あります。
EMTG:セッションで楽曲が生まれたのは、自然な流れ?
亀井 亨:自然な流れですね……曲が足りなかったので(笑)。でも、セッションで作ると、個人で持ってくるものとは違った面白さがある曲ができるので。
EMTG:どのへんがセッションで作った曲なんですか?
亀井 亨:「コヨーテ」、「迷信」、「われら」ですね。
EMTG:「われら」ですか! エレクトロなアレンジだったんで、意外です。
亀井 亨:これは、過去のアルバムに入らなかった曲なんですけど、それをリアレンジしたんです。最初は、もっとバンドサウンドだったんですけど。
EMTG:バンドサウンドじゃなくても、柔軟に取り入れていきたいと思う方ですか?
亀井 亨:そうですね。面白そうなアイディアがあったら、すぐに取り入れる方ですね。縛りは少ないと思います。
EMTG:時にセッションは、アイディアを取り入れやすいですよね。
西川弘剛:まあ、セッションの曲は、アイディアがないと進まないところもありますから。
田中和将:そうね。セッションで普通にいいメロの曲を作ってもしょうがないですからね。自分らで面白がれるかどうかっていう。
EMTG:あと、驚かされたのは、カントリーで陽気な「片側一車線の夢」。
西川弘剛:ここまで明るい曲は、僕らは少ないですよね。
田中和将:能天気な感じですからね。
EMTG:ライヴの雰囲気も左右しそうですね。
田中和将:そういう使い方ができればいいですけどね……難しいんでね。普通にこういう曲調でやりそうじゃないようなことをやっているんですよね。
西川弘剛:真っ当なカントリーでやっても面白かったかもしれないですけどね、なぎら健壱みたいな(笑)。
EMTG:あと、意味深でそそられたというところでは、アルバムタイトルもですね。
田中和将:ああ、そうですか。それは嬉しい。いつも気になるタイトルにしたいんで。
EMTG:どんな意味がこもっていたりするんですか?
田中和将:それぞれの曲に日本語のいいタイトルがつきだして、このまま全曲を日本語タイトルでいってしまおう、じゃあアルバムタイトルも日本語だと。ところが、今回のアルバムって、一つの言葉で語るのが難しくて。いつも以上にショートストーリーズだから。そこで、だったら、ソングス・オブ・なんちゃらってどうかなって思い付いて「ソングス・オブ・エクスペリエンス・アンド・フォーリーズ」がいいんじゃないかなと。それを直訳すると、“経験と愚行の歌”ですけど、それじゃ面白くないので、気の利いた訳を考えました。
EMTG:なるほど! 確かにヴァラエティに富んでいるので、ツアーも楽しみですよね。
田中和将:今回もツアーで、これらの曲を全て演奏するわけで……大丈夫かなあ(笑)。
EMTG:『片側一車線の夢』はどうなるでしょうね(笑)。
西川弘剛:笑顔で拍手もらえないと厳しいので(笑)、いい演奏がしたいですね。

【取材・文:高橋美穂】

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リリース情報

愚かな者の語ること(初回盤)

愚かな者の語ること(初回盤)

2013年04月24日

ポニーキャニオン

ディスク:1
1. 無心の歌
2. 1977
3. コヨーテ
4. なしくずしの愛
5. われら
6. 迷信
7. うわばみ
8. 太陽と銃声
9. 片側一車線の夢
10. 虎を放つ
ディスク:2
1. 光について (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
2. マダカレークッテナイデショー (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
3. アナザーワールド (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
4. CORE (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
5. here (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
6. Time is on your back (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
7. 会いにいく (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
8. エレウテリア (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
9. Everyman,everywhere (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
10. 鳩 (15th Anniversary live at NHK Hall (2012.09.26)) (GRAPEVINE in concert)
11. 1977 (Recording Sessions) (GRAPEVINE in studio)

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●西川弘剛
西高島平

このあいだ撮影で、西高島平に来いって言われて、何処それ!?って調べました(笑)。うちから一時間掛かりましたよ。なかなか、都内で一時間電車に乗ることってないですよね。ツアーパンフの撮影を、土手で撮ったんですけど。

●田中和将
文京シビックホール

娘のダンスの発表会があって。これも、何処それ!?って思って(笑)。そうしたら後楽園駅のすぐ側で、かなり立派なホールでしたね。

●亀井 亨
ZEPP DiverCity

これも、何処にあんのかなあって(笑)。まだ、行ったことがないんですよね。


■ライブ情報

GRAPEVINE TOUR 2013
2013/05/09(木)SHIBUYA-AX
2013/05/11(土)神戸WYNTERLAND
2013/05/12(日)Live House浜松 窓枠
2013/05/16(木)高松DIME
2013/05/17(金)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2013/05/19(日)熊本DRUM Be-9 v1
2013/05/25(土)長野CLUB JUNK BOX
2013/05/26(日)新潟LOTS
2013/05/31(金)札幌ペニーレーン24
2013/06/02(日)横浜BLITZ
2013/06/07(金)仙台Rensa
2013/06/08(土)盛岡Club Change WAVE
2013/06/15(土)福岡DRUM LOGOS
2013/06/16(日)広島クラブクアトロ
2013/06/21(金)名古屋ダイアモンドホール
2013/06/23(日)なんばHatch
2013/06/28(金)Zepp Tokyo

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