ストレイテナー、メジャーデビュー10周年を記念したベスト盤をリリース!

ストレイテナー | 2013.05.01

 ホリエアツシ(Vo,G)とナカヤマシンペイ(Ds)の二人でスタートしたストレイテナーが、「TRAVELING GARGOYLE」でメジャー・デビューしたのは2003年10月。そこからの10年をコンパイルした初のベスト盤『21st CENTURY ROCK BAND』には、04年に日向秀和(B)が正式加入し08年には大山純(G)が参加して、共に進んで来たバンドの歴史が記録されている。発表順に並んだ曲は懐かしい写真のように、当時のバンドの姿を浮かび上がらせながら、今の彼等へと導いて行く。「いつも今が最高!と思ってる」というホリエにとってこの10年は、次の10年に向かうための第1歩のようだ。

EMTG:10年分が発表順に収録されているので、バンドの足跡を記録したようなベスト盤ですね。
ホリエ:はい、武道館でやったアニバーサリー・ライヴも、これから廻るツアーもひっくるめての、アニバーサリー・プロジェクトとして、このベスト盤もあります。
EMTG:選曲のポイントは?
ホリエ:感情的にならずヒストリーを追えるような選曲にしたつもり。あとは1枚で入れるだけ入れる。ホントはあと2曲ぐらい追加できたら、もう少しちゃんとしたヒストリーになったと思うんですけど、CDの収録時間の都合で無理でした。
EMTG:あと2曲は何を入れたかったんですか?
ホリエ:ライヴで毎回やってる「BERSERKER TUNE」と「TODAY」。その2曲は一昨年出したセルフ・カヴァー集『STOUT』で、今のアレンジで取り直しているんで。裏ベストみたいな感じで出したヤツなんで、ベストより先に裏ベストが出ちゃった感じで(笑)。
EMTG:2枚組という手もあったのでは?
ホリエ:DVD(武道館公演を収録)も2枚組なので、4枚組になってしまう。あと値段をなるべく押さえたくて、そこに関しては落としどころをどこに持っていくかスタッフと話し合って。でも結論出た後でメンバーから「2枚組はどう?」って声も出て、それはもう終わった話だからって(笑)。
EMTG:詰め込めばいいというものでもないでしょうしね。
ホリエ:武道館のライヴDVDの方がファンが選んだベスト30が入っているから、そういう意味ではCDの方がヒストリー・ガイドで、感情の入ったベストはライヴDVDの方にしようと。
EMTG:こういう10周年企画とかベスト盤のことは、いつ頃から考えていたんですか?
ホリエ:バンドを始めた頃はベスト・アルバムには全く興味なかったと思うんですね。ブレイクしてるアーティストによくあるアルバム2枚しか出てないのにベスト・アルバムみたいな風潮は良く思ってなかったし。でも気付いたら10年経ってアルバムもオリジナルで7枚出してて、ベスト・アルバムを出すとしたら10周年とかのタイミングしかないかなと思って。2年ぐらい前から、10周年ということを自分たちなりに考えて来て、そこに向かって来た感じはあると思うんです。
EMTG:2年前からを振り返ると、オリジナルの『STRAIGHTENER』の他に、先程出たセルフ・カヴァー集『STOUT』にアコースティック・アルバム『SOFT』が出てますよね。新作よりも曲を練り直すみたいな気持ちが強かったのかなと思うんですが?
ホリエ:新作を作ることは何より楽しいし、その刺激を求めて音楽をやってるところもあるんで、すごく大事なんだけど、急いで新しいものを作ることは、もうしたくないなって。リリースがサイクルみたいになっていくのは消耗するので、バンドにとってよくないなと思って。やっぱり活動のメインにライヴがあるので、ライヴに向けての作品発表という意味もありましたね。セルフ・カヴァーは4人になって化けた曲を録り直して、今の形はこうなんだというのを出して。アコースティック作品は、アコースティック・ツアーをやりたかったので、そのためのアレンジをした作品を出して回ったほうが、見に来る人も入り込みやすいかなと。だから最初にライヴがあるんですよね。
EMTG:今回のベスト盤はどういう位置づけに?
ホリエ:これから聴いてくれる人のために、何かガイドみたいなものがあったら入りやすいかなとか。ライヴ・バンドなので、これから行くぞ!とかライヴを見に来た時とかにわかりやすいものがパッケージであるといいかなと思って。
EMTG:今回はそのまま収録されている2人時代の曲などは、ホリエさんの中ではどういう位置づけなんですか?
ホリエ:やっぱり成せてない部分がすごく多いので。今回も前半の曲、途中まではハラハラしながらマスタリングの時は聴いてたんですけど(苦笑)。1曲目「ROCKSTEADY」なんか、のっけから歌外れてる。“あれー?気付いてなかったんだ、俺”みたいな。あと音作りとかも、ずっとセルフプロデュースしてきたので、その時の技量とか出てるじゃないですか。まあ洗練されてない感じが(笑)。それはそれで、今となってはいいなと思うんで。
EMTG:2人あるいは3人だった時と今では曲作りは変わりました?
ホリエ:基本的には変わらないけど、自分の負担は減りましたね。
EMTG:ギタリストという部分で?
ホリエ:そうですね。任せられるんで。そこを委ねてこそのバンドだと思う。
EMTG:ホリエさんの鍵盤とかに気持ちが入ったり?
ホリエ:3人の頃に鍵盤で作った曲は、音源にはギター入ってるのにライヴではギター鳴ってないっていうアレンジでやってたから、ギターをカバーしつつの鍵盤のアレンジみたいな。けっこうあっぷあっぷしてた部分があります。
EMTG:4人になって録音とライヴのギャップが埋まって行くような?
ホリエ:そうですね。表現したいオーケストレーションを、ライヴでも表現できる。
EMTG:ライヴを通じて曲を育てて行く感じでしょうか。
ホリエ:曲によっては、作った時は自分でそこまで手応えを感じていなかったんだけど、ファンが育ててくれたというか、ファンの曲に対する思いを知って、自分でも好きになれたというか。曲の力に気付かされたものも、けっこうありますね。
EMTG:例えば?
ホリエ:「Melodic Storm」は、代表曲なんですけど、作った時には代表曲とは思わなくて。“すごいキャッチーな曲ができちゃったな”みたいな(笑)。だからシングルとして出す時も気乗りはしてなかったんです。でもライヴでやっててすごい風通しのいい曲だし、何かを突破してくれるので、強いなあって後から実感してくる。自分の思いと違うところで曲が評価されたり、曲が育って行くということも、続けていると学ぶなあ、と。
EMTG:逆に自分ではストライク!と思ったのがあれ?みたいなことも?
ホリエ:しょっちゅうですよ(笑)。武道館の時の投票の中で、ものすごい自信作が97位でしたから。自信満々で出したのが。
EMTG:「VANDALISM」ですね(笑)。ベスト盤の方には入ってますね。
ホリエ:まあそういう温度差を感じながら、ある程度理解しつつ、バンドやって来てるんで。逆に僕らの気持ちを汲んでくれるファンでもあるので、「Man-like Creatures」とかは、理解されないだろうなと思いつつも我を通してシングルで出して。それが今回の30曲の中にも入ってる。だからファンにリスペクトを感じます。
EMTG:この10年で自分たちが,これを得て良かったと思うものはありますか。
ホリエ:仲間ですかね。メンバーもバンド仲間も周りに関わっている人たちみんな、ファンもそうですね。やっぱり食えてない頃って、ファンも敵のようにみる時とかもあるわけですよ(笑)。だから今は、大事なものを得られて良かったな。
EMTG:次への目標は?
ホリエ:昨日より今日、今日より明日というぐらいですね。ただ続けて行くんじゃなくて、音楽でびっくりさせてなんぼかな。
EMTG:最後にアルバムタイトルは、自分たちが21世紀のバンドだと言う宣言でしょうか。
ホリエ:もっと細かく刻むと、2000年から2010年を代表するバンド。これからも、より2010年代を翔きたいなと思うんですけどね。

【取材・文:今井智子】

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リリース情報

21st CENTURY ROCK BAND(10th Anniversary Edition [CD+2DVD])

21st CENTURY ROCK BAND(10th Anniversary Edition [CD+2DVD])

2013年05月01日

ユニバーサルミュージック

1.ROCKSTEADY
2.TRAVELING GARGOYLE
3.TENDER
4.REMINDER
5.KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]
6.DISCOGRAPHY
7.Melodic Storm
8.SIX DAY WONDER
9.TRAIN
10.Little Miss Weekend
11.Lightning
12.CLONE
13.Man-like Creatures
14.VANISH
15.VANDALISM -Prototype-
16.羊の群れは丘を登る
17.シンクロ
18.From Noon Till Dawn (feat.Tabu Zombie&Kunikazu Tanaka)

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■ライブ情報

21st CENTURY ROCK BAND TOUR
2013/05/08(水)渋谷 クラブクアトロ
2013/05/10(金)HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2
2013/05/11(土)高崎 club FLEEZ
2013/05/16(木)甲府 CONVICTION
2013/05/18(土)長野 CLUB JUNK BOX
2013/05/19(日)富山 CLUB MAIRO
2013/05/23(木)岐阜 CLUB ROOTS
2013/05/24(金)京都 MUSE
2013/05/26(日)奈良 NEVERLAND
2013/05/28(火)三重 松阪M’AXA
2013/06/01(土)徳島 club GRIND HOUSE
2013/06/02(日)高知 X-pt.
2013/06/04(火)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2013/06/06(木)宮崎 SR-BOX
2013/06/08(土)大分 DRUM Be-0
2013/06/09(日)熊本 DRUM Be-9 V1
2013/06/11(火)佐賀 GEILS
2013/06/15(土)島根 松江 AZTiC canova
2013/06/16(日)山口 周南 TIKI-TA
2013/06/20(木)福島 郡山 CLUB#9
2013/06/21(金)宮城 石巻 BLUE RESISTANCE
2013/06/23(日)山形 SESSION
2013/06/25(火)秋田 Club SWINDLE
2013/06/27(木)函館 club COCOA
2013/06/29(土)旭川 CASINO DRIVE
2013/09/28(土)千葉 LOOK
2013/09/29(日)横浜 BLITZ
2013/10/11(金)水戸 LIGHT HOUSE
2013/10/13(日)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2013/10/14(月祝)新潟 LOTS
2013/10/16(水)金沢 Eight Hall
2013/10/18(金)福井 CHOP
2013/10/19(土)神戸 VARIT.
2013/10/21(月)和歌山 CLUB GATE
2013/10/24(木)岩手 宮古 KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
2013/10/25(金)岩手 大船渡 LIVEHOUSE FREAKS
2013/10/27(日)青森 Quarter
2013/10/29(火)札幌 ペニーレーン24
2013/11/01(金)浜松 Live House窓枠
2013/11/02(土)滋賀 U★STONE
2013/11/04(月祝)鳥取 米子 AZTiC laughs
2013/11/09(土)香川 高松 DIME
2013/11/10(日)松山 サロンキティ
2013/11/16(土)大阪 なんばHatch
2013/11/17(日)福岡 DRUM LOGOS
2013/11/19(火)鹿児島 CAPARVO HALL
2013/11/20(水)長崎 DRUM Be-7
2013/11/22(金)広島 クラブクアトロ
2013/11/24(日)愛知 Zepp Nagoya
2013/11/29(金)仙台 Rensa
2013/12/01(日)東京 新木場 STUDIO COAST
2013/12/07(土)沖縄 桜坂セントラル

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