MIYAVI、世界デビュー作となるセルフタイトルアルバム『MIYAVI』をリリース!

MIYAVI | 2013.06.14

 4月の赤坂ブリッツで宣言した通り、世界デビュー作となる『MIYAVI』を完成させた。名前の表記も「MIYAVI」に統一し、グローバルな顔を持つアーティストとして第1歩を踏み出したのである。聴いたら身体を動かしステップを踏まずにいられない新曲たちは、これまで彼が得意として来たグレッシヴなスラップ・ギターや、BOBOのドラムと作り出すストイックなビートを下敷にした、最新型のダンス・チューン。ここから新しい歴史の1ページが始まる。

EMTG:世界デビュー作完成ですね。今までと違う意気込みあったのでは?
MIYAVI:僕的には今までもやって来たように、盤が出てツアーをやって行くだけなので、気負いもなくて。名前の表記を、これまで海外でそうしてきてきたように「MIYAVI」に統一して、これを機会に心機一転攻めて行こうと。より世界中の沢山の人に聴いてもらいたいし、歌ってもらいたいし、鳴り響かせたいというのが根底にありましたね。
EMTG:それは海外でも何年もプレイして得たものですか?
MIYAVI:そうですね。ぶっちゃけ、売れたいというのもあります。もっともっと沢山の人に響かせたい。音でぶった切ってぶった切ってやってきて、やっぱり抱きしめたいと思ったんですね。それは何だろうと思ったら、残るメロディ、歌。自分の音楽に、人を抱きしめる要素を入れたかった。そう思った時に、自分のシグネイチャー(署名)となるギタースタイルを持った上で、リスナーやオーディエンスとコネクトしたい。もっとわかりやすくしたいと思った。
EMTG:確かに非常にダンサブルでメロディアスな曲ばかりで驚きました。何かきっかけがあったんですか?
MIYAVI:それは僕の性なんでしょうね(苦笑)。『WHAT’S MY NAME?』の後は、次もこれで行こうと思ってたはずなんですけどね。でも元々ロックというカテゴリーにハマるつもりはなかったし、単純にその過程で自分が感じて来たこと、クラブでよくプレイしていたこともあると思うし、自分も踊っていたいし、自分のギターでもっと世界を踊らせたいという衝動を持って、より外に向いた。前々作で1回めっちゃ内を向いたと思うんですよ。それで自分をもう1回見たつもりだし、BOBO君という獣のようなドラマーと出会って、自分を研ぎ澄ませることができたと思う。それがあって、「Day1」「Ahead Of The Light」とか、ブラッシュアップして行った結果ですね。ジャンル的にも形容し難い、ダンス・ミュージックと言えばダンス・ミュージックだけど、ティピカルな(典型的な)ダンス・ミュージックでもないし。俺はビートの上で踊れるギターが弾いていたかっただけ。それで、みんなに歌って欲しい。だから、歌詞は極力シンプルにしたんですね。パッと聴いてパッと歌えて、残るかどうか。そういうのをロンドンでグワッと詰めて、最終的に出来ましたね。
EMTG:『WHAT’S MY NAME?』と『MIYAVI』の間に『SAMURAI SESSIONS vol.1』がありましたけど、あの作品の影響もあるのでは?
MIYAVI:めちゃめちゃしてますよ。亀田(誠治)さんと、ホントにたくさんのアーティストとやって、ポップというところにたいしての接し方が変わりましたね。亀田さんとやって思ったのは、ポップスって思いやりなんだなって。自分もそういう曲を書こうとして、学ぼうとしてた部分でもあるんですけどね。『SAMURAI SESSIONS vol.1』は、コラボした人たちとの対峙が一番のコンセプトだったんですけど、亀田さんとの出会いがなかったら、もっとコアだったと思う。今回も、あの作品を挟んでいなければ、もっとコアだったと思う。
EMTG:リード・トラックの「Secret」は今までにないファンキーな曲で新鮮ですね。
MIYAVI:楽曲のスタートラインは、ああいうビートの上でギターを弾きたかっただけ、という。最初はもっとシンプルで、ちょっと歌がある感じだった。そこにChaki(共同プロデューサー)がビートを乗っけて来た感じですね。リリックは自分で書いたんだけど、歌詞のテーマがこんなにストレートなセックスの歌は、たぶん初めてじゃないかな(笑)。今回は、核となるメッセージのまわりに、自分の音楽に対する思いとか生きることに付随するいろんなこと、本能的なものにしたいと思って、そういう事を歌う一環で。「Horizon」も踊ることに対して本能的に感じたいってことを歌いたいと思ってたんですけど、そこからどんどんエロスの方向に。最終的にはセックスに対しても本能的なリリックになりましたね(笑)。
EMTG:一方、「Guard You」は優しいバラードで。
MIYAVI:ウィスキーのCMとか合いそうでしょ(笑)。この曲は2011年の震災後にヨーロッパ・ツアーを敢行して、帰ってきてからも家族に会えない時間があったんだけど、俺なんかより福島とか仙台とか、今もまだそういう状況に居る人もいる中で、自分はまだまだと思ったし、世界中には戦争とかね、そういう状況の人も沢山いるじゃないですか。今、離ればなれで居る事が結果、大事な人を守ることの一つだったりする。そして、それが生きる原動力になる。そういう人たちの心を俺は代弁することはできないけど、僕なりに感じたまま歌にしたいなと思って書いたんです。
EMTG:先行シングルだった「Day1」も、苦難を越えて進んで行こうという歌ですよね。
MIYAVI:そうですね、アルバムの核になってると思います。ホントに今回は全曲シングルにしても良いぐらいのつもりで書きました。
EMTG:これまで自分がやって来たことを振り返ると、一つの目標達成みたいな手応えがあるのでは?
MIYAVI:全然。むしろ自分に足りない部分とか未熟な部分を痛感したので。英語の発音だったり作曲の部分だったり。やっとスタートラインかな。作品としては、もちろん自信はあります。
EMTG:逆に新しい挑戦をして行くことへの不安はないんですか?
MIYAVI:ありますよ。めちゃめちゃ不安ですよ。でもやるしかない。あと何年後かに俯瞰して見れたら、こういうことが当たり前になっていたらいいと思う。
EMTG:ギターを手にする前はサッカー少年だったんですよね? 今サッカー選手の多くが海外で活躍しているのを見ると、ギタリストもできるはずと思います?
MIYAVI:それは物凄くあります。サッカーやってる人たちを見てワクワクできるんだったら音楽でもできるだろうって。5年後にはもっと日本のアーティストが海外にいるだろうし、そうなって行くべきだと思う。今まで僕も日本のアーティストということをすごい意識してたし、だから着物着て「KAVKI BOIZ」とかやってたし、あのプロセスがあったから、ここにこれたと思ったし。自分はギターをスラップするけど、三味線の要素も持ってたりするのも武器だと思ってる。でも最終的には、グローバルというところで勝負して、それがたまたま日本のアーティストだったというところまで来たらいいと思っています。
EMTG:新曲「Chase It」「Secret」「Hell No」を披露した4月のライヴ映像が初回限定盤には付きますね。あの時の新曲の手応えはどうだったんですか?
MIYAVI:あのライブ前半、ちょっと演奏が荒いんですよね。1曲目「Ahead Of The Light」で立ちくらみしちゃって(苦笑)。でもそこからショートして、ホントにいいショーだと思ったし、それはお客さんあってのものだし。オーディエンスが楽曲を歌ってるのをイメージしてた。極端な話、お客さんが歌って俺はギター弾いてるだけというコミットの仕方もアリだと思う。新曲は、皆が叫べて歌える楽曲だと思うから、一緒にシンガロングして、ライヴでも楽しんで欲しいなと思ってます。

【取材・文:今井智子】

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ビデオコメント

リリース情報

MIYAVI

MIYAVI

2013年06月19日

EMI Records Japan

1. Justice
2. Horizon
3. Chase It
4. Secret
5. Cry LikeThis
6. Guard You
7. No One Knows My Name(Slap It)
8. Hell No
9. Ahead Of The Light
10. Day 1(Album Version)
11. Free World

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■ライブ情報

MIYAVI "SLAP THE BEAT" TOUR 2013
2013/09/16(月・祝)大阪 BIG CAT
2013/09/23(月・祝)札幌 PENNY LANE24
2013/09/29(日)仙台 Rensa
2013/10/06(日)福岡 Drum Logos
2013/10/12(土)名古屋 ボトムライン
2013/10/14(月・祝)東京 SHIBUYA-AX

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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