阿部真央、歌詞の深化とサウンドの進化が共存したニューシングル「貴方が好きな私」をリリース!

阿部真央 | 2013.06.21

 ニューシングル「貴方が好きな私」の特長を簡潔に言えば、リリックの深化とサウンドの進化だ。リリックは、恋する男の子のイメージする“女の子像”を演じてしまう女の子の切ない心情を、これまで以上にリアルに描いている。一方、ギターのスリリングなフィードバックから始まるイントロからして、サウンドは芯のあるロック。さらにサビはインスピレーションに富んだ転調を重ねていて、高い音楽性と明るさを備えている。ブライトなメロディ&サウンドと、シリアスな言葉とが出会うと、そこには阿部真央にしか作れないラブソングが出現する。阿部の歌に共感するリスナーは、そのオンリーワンの世界観に魅かれるのだ。
 常に自分にしかできない“歌”を追求してきた阿部が、真正面からジャンプアップを遂げた「貴方が好きな私」について、ストレートに聞いてみた。

EMTG:「貴方が好きな私」は、まずサウンドが断然カッコいい! 自分でアイデアを出したの?
阿部:これはakkinさんのアレンジで、ギターを弾いてるのもakkinさんです。いつもみたいに私のイメージを伝えてやってもらいました。音的にステップアップした方が、阿部真央の新作としてカッコいいっていう思いは自分の中にずっとあったんですけど、そのために具体的に動いてくれたのはディレクターさんだった。私は音をよくして欲しいって思ってるけど、「この人にやって欲しい!」っていうのが明確にあるわけでもない。まだまだいろんなアレンジャーさんやミュージシャンとかエンジニアさんに出会って行く段階だと思っていたので、人選はおまかせしていた部分も大きかったです。
EMTG:思ってた以上の成果かな?
阿部:はい。今回、制作に入る前の段階でマネージャーさんと話していたのは、歌詞は女の子を掴みましょう、音では男の人を掴みましょうっていうことだったんです。女の子は歌詞を聴いて、男の子はサウンドを聴くよねっていう話になって、もしそうだとしたら、私には女性ファンが多い現状を見れば、同世代の女の子の心は掴めているだろうと。だったら音をもっとカッコよくして、そっちの方を特化すると、より広い間口でいろんな人に聴いてもらえるなと思って。じゃあ今の阿部真央が出来る範囲で、音を頑張ってみましょうってなって、ディレクターさんがakkinさんにお願いして、akkinさんが最近ずっと一緒にやっているエンジニアさんにお願いしてくださった。皆さんに協力していただいて、とても良い感じに出来ました。
EMTG:そして「貴方が好きな私」は、辛い歌だよね。
阿部:ふふふ。ねぇ?(笑)
EMTG:たとえばakkinさんは、この歌詞をどう思ったんだろう?
阿部:最初に聴いてもらったとき、私が「病んでるでしょ?」って言ったら、akkinさんが「うん、暗いね」って言ってました(笑)。
EMTG:でも、メロディが明るいんだよね。
阿部:そうそう。このコード進行とこのメロディでこの歌詞を歌うと、不思議と明るく聴こえてくる。だからこそ音に対する私の要望は、一個一個の音がちゃんと鳴ってて、その質が高いことだったんですよ。弦が入ると壮大にはなるけど、キレイになり過ぎちゃうから入れたくない。ストイックにバンドだけの音にしたいって、akkinさんに話したんです。
EMTG:メロディはどんな風に出来たの? 
阿部:まずサビから出来た。そのとき、歌詞も同時に出てきました。ただコードが分からなかったから、キーボードがちょっと出来る友達に聴かせたんです。 忘れもしない、中目黒のカフェで(笑)。そうしたら「これって転調してない?」って言われて。自分では分かってなかった。で、コードを拾ってもらったら、難しくてギターじゃ弾けないや!ってなって。自分で作ったメロディなのに(笑)。キャッチーではないかもしれないけど、心に残るメロディになったと思います。
EMTG:この歌詞は、自分の経験を書いたの?
阿部:違います。たぶんこういう精神状態だったら、歌を書いてないと思います。自分がどういうアーティストでありたいかって考えたときに、自分の中にあるものをもっと活かせて、かつ、世の中に対して他にない感じで提供したいなって思った。女の子が感じているなかなか言葉にしにくいことや、複雑な気持ちを、歌詞で表現して、女心を歌える人になりたいって思ったんですよ。この曲もそれを意識したんですけど、だからこの曲をシングルにしたかったんですよね。
EMTG:複雑な思いを歌詞に書けた実感があったんだね。
阿部:それはありましたね。ポップなものももちろん必要ですけど、今の私は複雑な気持ちを歌いたいと思ってます。だから今回はこれをシングルで出しておかないとっていう気持ちになった。シングルの曲を選ぶ段階で、もっとポップな曲もあったし、もしかしたらカップリングの「boyfriend」の方が、今まで阿部真央を応援してくれてた人に響くんじゃないかとも思いました。でも、私は今後、大人になっていくし、みんなも大人になっていくから、私が今からこうして行きたいっていう方向性の曲を押し出したいっていう話をして、シングルにさせてもらったんです。わかりやすく言うと、「そういうことを歌詞にしちゃうの!?」みたいな人になりたいんですよね。自分自身が複雑な分、余計にそう思います。
EMTG:これまでも、ずいぶん複雑なラブソングを発表してきたよね。
阿部:そう、いろんな気持ちがあるから、自分の頭の中にはいろんな考えが混在してるんですよね。その中で世の女子達に受けるフックとか、そういう言い方を考えるのも好きだし、今のところはそれで行くしかないなと思ってます。
EMTG:ポップな歌も書いていくけどね。
阿部:そうですね。でも、もっとポップで良い曲書く人はいっぱいいるもん。
EMTG:それにしても“女心”って複雑だなあ!
阿部:女の子の方が考えてることが難しいじゃないですか。私のファンは女の子が多いわけだから、そこに向かってやっぱり歌いたいわけね。盛大な女子会みたいな(笑)。「やっぱ、そうだよねー!」って。
EMTG:男のファンは?
阿部:うん、分かんない方がいいですよ。その方がラクだと思うよ。そのかわり、サウンドではね、男の人が聴いて「良い!」って判断してもらえるように頑張ります!
EMTG:うわっ、怖いけど楽しみにしてます(笑)。最後に、夏の弾き語りツアーは どんな風になりそうかな?
阿部:今回の弾き語りツアーは、今後の私のためっていう長いタームを考えてのことですね。前回の弾き語りツアーは、好評だったから嬉しかったんですけど、自分ではそれほど気持ちいいわけでもなかったんです(笑)。
EMTG:えっ、そうだったの?
阿部:バンドのツアーもそれなりに大変ですけど、一人でやるのってもっと大変だなって。去年のあの2本だけで思ったんですよね。
EMTG:ははは! そんなに?(笑)
阿部:ひとりでやるライブは、流れとか構成とか間の置き方とかMCも含めて、全体の力の配分をもっと覚えなきゃいけないし、歌も良くも悪くも如実に伝わるんで、そのプレッシャーもある。変な話、自分がギター間違えたら、ライブ全体が止まっちゃうじゃないですか。そういうプレッシャーもあって、ライブ自体が怖いっていう感じですかね。来てくれるファンの人が、今までの阿部真央の活動を知っててくれる人だからこそあんまり甘えられないし、でも甘え心が出てくる自分もいるから。慣れるには、あと2年ぐらいかかるかな(笑)。でもそれを続けていくと、やっぱり自分がアーティストとして成長出来ると思うし、自分のできることが増えて行くと思うんですよ。だったらやってみた方がいいと思う。そこを今のうちに磨きたい。それを強みとして育てて行きたいっていうのがすごくありますね。ツアーを終えた後が楽しみですよね。終わった後、どうなってるかっていう自分の成長も楽しみかなぁ。
EMTG:いい覚悟だね!ありがとうございました。

tag一覧 シングル インタビュー 女性ボーカル 阿部真央

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リリース情報

貴方が好きな私 / boyfriend

貴方が好きな私 / boyfriend

2013年06月26日

ポニーキャニオン

1. 貴方が好きな私
2. boyfriend
3. 貴方が好きな私 (Inst.)
4. boyfriend (Inst.)

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せちがない
友達と話してたときなんですけど、「せちがらい」のことを、その子が「せちがない」って言うんですよ。だから「違うよ、せちがらいだよ」、「いや、絶対せちがないだから!」って言うから、じゃあ調べようかっていうことになって。それで「せちがない」で調べたら、「せちがらいで再検索」って出てきました。よく間違えられるんでしょうね(笑)。


■ライブ情報

『阿部真央 弾き語りらいぶ2013・夏』
2013/07/14(日)北海道cube garden
2013/07/18(木)熊本DRUM Be-9 V1
2013/07/19(金)広島CLUB QUATTRO
2013/07/24(水)名古屋BOTTOM LINE
2013/07/25(木)京都京都FANJ
2013/08/01(木)東京SHIBUYA-AX

「阿部真央 らいぶNo.5」
2013/10/04(金)大分iichikoグランシアタ
2013/10/11(金)松山市総合コミュニティセンターキャメリアホール
2013/10/12(土)徳島市立文化センター
2013/10/14(月・祝)神戸国際会館こくさいホール
2013/10/25(金)福岡サンパレスホテル&ホール
2013/10/27(日)長崎市公会堂
2013/11/01(金)静岡市民文化会館中ホール
2013/11/03(日)日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2013/11/04(月・祝)三重県文化会館中ホール
2013/11/09(土)郡山市民文化センター中ホール
2013/11/10(日)東京エレクトロンホール宮城
2013/11/16(土)オリックス劇場
2013/11/17(日)オリックス劇場
2013/11/23(土・祝)上野学園ホール
2013/11/24(日)倉敷市民会館
2013/11/29(金)金沢市文化ホール
2013/12/06(金)新潟県民会館
2013/12/08(日)松本キッセイ文化ホール中ホール
2013/12/12(木)札幌市教育文化会館大ホール
2013/12/16(月)東京国際フォーラムホールA
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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