デビュー30周年を迎えた藤井フミヤ。アニバーサリーツアーと連動した連載!!

藤井フミヤ | 2013.09.19

 2013年、デビュー30周年&ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーイヤーを迎えた藤井フミヤ。今回のアニバーサリーにあたり、最初に考えたことが、全国ツアー「藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1 青春」だったと言う。
 9月21日、デビュー記念日にスタートする本ツアーについて、本人が語る。

EMTG:今回のツアーのテーマは?
藤井:デビュー30周年だから、30年分の曲をやるというのがまずあって。そこをわかりやすく伝えるには、どうするのがいちばんいい方法かというのを考えたんです。それで出てきたのが“じゃあ、ツアーのポスターにそれを予感させる曲タイトルを載せちゃおう”ということだった。ポスターは、50年代の頃のアメリカ音楽っぽくしたんですよね。
EMTG:フミヤさんのルーツ、オールディーズですね。
藤井:そう。そういうティスト。で、そういう中から、もうひとつ出てきたのが「青春」。この言葉が、今回のライヴを伝えるには、いちばんわかりやすいんじゃないかと思ったんですよね。ただ、今回のツアーは、初めて行くとこも多いから、そこは考えましたね。
EMTG:と言うと?
藤井:去年のツアー(※注釈1)もそうだったけど、初めて行く会場の場合、初めて藤井フミヤのライヴを観るって人もたくさんいる。そういう方々が来てくれる中で「TRUE LOVE」と「Another Orion」を歌わないわけにはいかないだろ、と(笑)。バンド時代からずっと応援してくれているファンもいるけど、バンド時代を知らない、それこそ「あすなろ白書」(※注釈2)で知ったみたいな人もいるわけだから。そういう人のことも考えて、企画して構成していきましたね。
EMTG:リハーサルでバンド時代の曲を歌っていて、当時を思い出したりは?
藤井:しますね(笑)。当時、自分がこんなこと考えてたなって思いだしたり。音を改めて聴いて“甘いな”と思うこともあるし、逆に“以外と凝ったことしてて、頑張ってるじゃん?”なんて思うこともある。“あ、この頃は、バンドみんなでクラッシュにはまってたんだ”とか“この頃はプリンスだ”とか、ホントすぐにわかる(笑)。
EMTG:歌詞ではどうです?ほとんどフミヤさんが書かれていたわけですが……。
藤井:もちろん“まだまだだな”って反省点もあるんだけど、20代にしては、結構ポップなこと考えてたんだなと思いましたね。例えば「I Love you,SAYONARA」とか「ミセス マーメイド」とか。もう、何なの、この組合せ、みたいな(一同笑)。
EMTG:普段は一緒に使わない言葉の組み合わせで出てくる、キャッチーさですね。
藤井:そう。その単語と単語の組合せ具合に、ポップ性があると今更ながら思って。当時の自分は、どこかで学んでたんだろうなって考えると、いろいろ感慨深いですよね。本当に思い出すことがいっぱいある。
EMTG:その“思い出す”という行為は、フミヤさんが先ほどおっしゃった「青春」の中のひとつのイメージだったりします?
藤井:そうですね。こういう機会でもない限り、思い出さないですから。過去の映像も観ないし、じつは過去を振り返るのも、結構、苦手だし(笑)。
EMTG:自分が歌ってきた楽曲の中に、自分の思い出があるって、とても濃いと思うんです。それがライヴとなるとお客さんの思い出も降ってくるわけで……。
藤井:あぁ、でもライヴ中は、自分自身は意外と冷静だと思います。歌をちゃんと歌わないと成立しないから。逆にお客さんの反応を観て、喜んでいるかもしれない(笑)。今回のライヴは本当に……ちょっとばらしちゃうと何ブロックかに分かれてるんだけど、1つのブロックだけで、たぶんお腹いっぱいになっちゃう。お腹いっぱいの連続だし、最後から最後までそう(笑)。だから逆に“お腹いっぱいすぎないかな? 大丈夫かな?”って、少し心配してますね。
EMTG:そこは意識して“お腹いっぱい”なメニューにしたんですか?
藤井:いや単純に、あまりにも楽曲がいっぱいありすぎたんです。例えば、バンド時代のシングルだけでも、そのシングルを出したタイミングでのツアーでしか歌ってなかった曲があるんです。だからそれを入れたり。本当はもっと入れたかったんですけど、それでも通常のツアーよりは、3~4曲多いんですよね。
EMTG:なるほど。じゃあ、ずっとライヴに足を運んでいるファンでも、初めて生で聴く曲があったりすると?
藤井:ありますね、何曲か。自分自身も、最初は“この曲、覚えてねーよ”って曲があったりして(笑)。でも聴いて、いざ歌うってなると、意外とメロディーがスッと出てくる。もう、体に染み込んでいるんだなと思いましたね。バンド時代の曲は、歌番組が全盛だった頃のシングルと、歌番組が終わってしまってからのシングルっていうのがあって。これって、世の中への鳴り響き方が全然違うんです。当時はパソコンも無かったし、テレビが無くなったら、曲を聴かせられる場所は、それこそラジオとか有線しかなかった。だから歌ってないし、あまり聴かれてないシングルっていうのが何曲かあるんですよね。そういう曲を、今回はやろうかなと思ってます。
EMTG:デビュー30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーイヤーが本格的にスタートしますが、その直前の今の気持ちを教えてください。
藤井:まずこれから始まる今年のツアーは、バンド時代の曲をメインとしたもので。来年のツアーはソロがメインでっていうのを予定してるんだけど、このアニバーサリーがきっかけになって、ひょっとしたら、これまでしばらくあまり歌ってなかったバンド時代の曲も、人生の中に取り込んでいくかもしれないなって思ってますね。このツアーが終わった時には“あぁ、今回のツアーは懐かしい曲、よく歌ったな”とか思うかもしれない(笑)。ツアーが始まる前には、いつも思うことだけど、1本も飛ばすことなく、無事に、楽しんでツアーをやり切りたいなと思ってます。

【取材・文・構成:伊藤亜希】



※注釈1:「Concert Tour 2012 Life is Beautiful」。約3か月かけ全国で36公演を行った。
※注釈2:フジテレビの連続ドラマ。1993年10月?12月に放送された。柴門ふみ原作の同名漫画のドラマ化。主題歌は「TRUE LOVE」。

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青春

発売日: 2013年07月10日

価格: ¥ 1,429(本体)+税

レーベル: SMAR

収録曲

1.青春
2.GO BACK HOME
3.孤独のDreamer
4.夜明けの街

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お知らせ

■ライブ情報

藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR
vol.1 青春

2013/09/21(土)神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール
2013/09/22(日)神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール
2013/09/26(木)大阪 岸和田市立浪切ホール
2013/09/28(土)香川 サンポートホール高松
2013/09/29(日)広島 広島アステールプラザ
2013/10/04(金)福岡 石橋文化ホール
2013/10/06(日)埼玉 狭山市市民会館
2013/10/11(金)秋田 大仙市大曲市民会館
2013/10/12(土)宮城 東京エレクトロンホール宮城
2013/10/14(月・祝)栃木 佐野市文化会館
2013/10/19(土)滋賀 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
2013/10/20(日)兵庫 神戸国際会館 こくさいホール
2013/10/23(水)埼玉 三郷市文化会館
2013/10/26(土)長野 塩尻市レザンホール
2013/10/27(日)静岡 静岡市清水文化会館 マリナート・大ホール
2013/10/31(木)東京 渋谷公会堂
2013/11/01(金)三重 三県総合文化センター
2013/11/03(日・祝)新潟 柏崎市文化会館アルフォーレ
2013/11/04(月・休)石川 本多の森ホール
2013/11/09(土)神奈川 伊勢原市民文化会館
2013/11/10(日)東京 中野サンプラザ
2013/11/16(土)兵庫 姫路市文化センター
2013/11/17(日)熊本 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)
2013/11/23(土・祝)大阪 オリックス劇場
2013/11/24(日)大阪 オリックス劇場
2013/11/30(土)奈良 なら100年会館
2013/12/01(日)愛知 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2013/12/05(木)山梨 コラニー文化ホール
2013/12/07(土)千葉 市川市文化会館
2013/12/08(日)千葉 市川市文化会館
2013/12/14(土)大阪 フェスティバルホール
2013/12/15(日)大阪 フェスティバルホール
2013/12/19(木)大阪 堺市民会館
2013/12/21(土)鹿児島 宝山ホール(県文化センター)
2013/12/22(日)福岡 福岡サンパレス

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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