go!go!vanillas、“自分たちらしさ”を詰め込んだ新曲「オリエント/ホラーショー」

go!go!vanillas | 2014.02.18

 大分を地元とするボーカル&ギターの牧達弥と、中学時代からの幼馴染みだったベースの長谷川プリティ敬祐が中心となって結成されたgo!go!vanillas。上京後に出逢ったギターの宮川怜也とドラムのジェットセイヤという現メンバーで活動を始めて丸2年。2013年7月24日に1stアルバム『SHAKE』をリリース。動員も目に見えて伸び、ますます期待がかかる中、2014年2月19日、彼らは新たな音を発信する。

EMTG:突然ですが。まず、何故、長谷川くんは“プリティなのか?”、何故、ジェットセイヤは“ジェットセイヤなのか?”というところも気になるとこで。
プリティ:あははは。いきなりそこですか!? そこからですか(笑)! まぁ、でもそうですよね、気になりますよね(笑)。いやいや、僕の“プリティ”には、まったく深い意味はないんです(笑)。昔、牧がふざけて俺のことを、ずっと“プリティ”って呼んでたんですよ。それで、そこからなんとなく浸透しちゃって。
牧:見事に浸透したんですよ、これが(笑)!
EMTG:“ジェットセイヤ”は?
ジェットセイヤ:僕の“ジェットセイヤ”はですね、小学生の頃から大好きなギターウルフから取ったんです(※ギターウルフのボーカルのセイジが、ジョーン・ジェットから多大な影響を受けている為、そこからの命名)。
EMTG:小学生でギターウルフとは、また、ませたガキだったんですね(笑)。
ジェットセイヤ:あははは。そうなんですよ。父親がロッカーだったんで、その影響で小さい頃からロック好きでしたね。
EMTG:なるほど。牧くんと宮川くんにはミドルネーム的なモノはないんだね。
牧:いや、最初は全員あったんですよ。僕は、このメンバーになる前からミドルネームがあったんです。牧“オンディ”達弥だったんです(笑)。“オンディ”がまったく浸透しなかったこともあり、よし、もうちょっと大衆的なのにしよう! と思って付けたのが“キャンディ”だったんですが、これもまたまったく浸透せずで(笑)。ちなみに、“オンディ”は『すごいよ!!マサルさん』っていうギャグ漫画に出てくる、ちょいキャラだったんです。僕、そのキャラがめちゃめちゃツボだったんで。
EMTG:宮川くんは?
宮川:僕は、宮川“バクシーシ”怜也だったんです(笑)。“バクシーシ”は、プリティが付けてくれた名前だったんですよ。
プリティ:当時、宮川くんだけミドルネームがなかったんで、いろいろと考えてあげてたんですよ。僕、『ジョジョの奇妙な冒険』っていう漫画が好きなんですけど、そのお話の中で、インドの子供たちが、“バクシーシ”っていう言葉を使ってたんです。その頃は意味も知らなかったんですけど、なんか響きが良かったんで、宮川くんに“バクシーシとかどう?”って言ったら、なんのためらいもなく、“うん、いいよ”って返事だったんです(笑)。それで、彼は宮川“バクシーシ”怜也と名乗るようになったんですが……。
宮川:これまたまったく浸透せずで(笑)。
プリティ:そうそう(笑)。誰も呼んでくれなかったよね(笑)。
EMTG:あははは。ところで、“バクシーシ”ってどういう意味なの?
プリティ:“恵んで下さい”っていう意味らしいんですよ(笑)。
EMTG:浸透しなくて良かったのでは?
一同:(爆笑)
宮川:ですよね(笑)。
EMTG:4人の音楽ルーツは?
牧:4人ともそれぞれなんですけど、根本はパンク・ロックですかね。
プリティ:大分って田舎で2軒くらいしかCDショップがなかったので、友達とかみんなから勧めてもらったモノとか聴いてたんで、僕と牧は、中学高校とだいたい聴いてきたモノが近いですね。
ジェットセイヤ:僕は、THE BLUE HEARTSとかBLANKEY JET CITYとかっていう90年代の日本のロックから影響を受けてますね。1番最初のとっかかりはJUN SKY WALKER(S)でした。
EMTG:シーシーは?
一同:シーシー(爆笑)!?
牧:それいいじゃないですか(笑)!
プリティ:新しいミドルネームが出来た(笑)! シーシーいいねぇ。
ジェットセイヤ:新しい呼び方だね(笑)!
宮川:あははは。じゃぁ、シーシーで(笑)。僕は、中学の頃にELLEGADENとかHi-STANDARDを聴き始めて、そこからオアシスを好きになり、オアシスの原点に遡ってセックス・ピストルズとかも聴くようになったんです。
EMTG:なるほど。go!go!vanillasとしては、どんな音で伝えていきたいと?
牧:基本的に僕が曲を作っているんですけど、そこまでコンセプチュアルに作り込んではいないですね。そんなに決まりが無いというか。そのときに感じたままを、音にして伝えているという感じというか。でも、1番僕が影響を受けているのが、ザ・リバティーンズというバンドだったりするので、ロックン・ロールそのものというより、ザ・リバティーンズというバンドの放つ空気感に近いようなロックン・ロールを軸とした音で、go!go!vanillasを表現したいなと思ったのはありましたね。でも、まんま模倣ということではなく、すごく意識していた訳ではなかったんですけど、周りから、“ザ・リバティーンズっぽいね”って言われることは多かったですね。
EMTG:なるほどね。すごく納得。今回のシングル「オリエント」と「ホラーショー」を聴かせてもらったとき、ルーツミュージックへの敬愛もありつつ、すごくそこに“現代”のロックの音を感じたというか。「ホラーショー」のイントロなんて、特に今っぽさを色濃く感じだし、「オリエント」のAメロ後半のマイナーなメロディは、ルーツミュージックの香りのするモノだったし。
牧:はい。そうですね。そこは本当に感じてもらったとおりかなって思いますね。今回のシングルは、特に、音色や、音色が生み出す空気感を大事にしたんです。
EMTG:「オリエント」は、サビに向かう抑揚で見せる曲というより、まさに全体の空気感で見せていってる感じだからね。
プリティ:そうなんですそうなんです。
牧:音に対してももちろん、歌詞でもすごく伝えたいことがありましたね。自分の中にある日本人というか。借り物の文化で音楽をやるのではなく、ちゃんと自分の目で見て、自分の肌で感じて歌詞にした言葉を出していけたらなと思ったんです。
EMTG:なるほど。邦楽ならではの伝え方というか。ちゃんと歌詞を感じてほしいという。
牧:はい。それもあって、「オリエント」にはイントロが無いんです。いきなり入ってくる日本語に、聴き手がハッとしてくれるんじゃないかなと。
宮川:「オリエント」のギターに関しては、自分的にもいろいろと提案出来たし、それをみんなが受け入れてくれて、曲が更に良くなったっていうのも、すごく自信に繋がりましたからね。
プリティ:ベースに関しては、間とか溜め込む感じを大事にしました。タメることによって生まれるグルーヴ感を出そうと思ったのと、攻めるプレイで見せている前半に比べ、後半に行くにつれて曲のテンションが上がっていくほどシンプルになっていくという、自分的に初な流れに挑戦したことも印象深いですね。
ジェットセイヤ:「オリエント」は、いつものように牧が持ってきたサビとAメロをスタジオでみんなで煮詰めていったんです。歌詞を大事にしたいという牧の想いを尊重しながら、ドラムとしてもいろいろと見せ方を考えました。僕としては、あまりやったことのなかったジャジーなリズムをサビに持ってきたのが、この曲の特徴です。プリティが言ったように、後半の畳み掛けも、すごくテンションが上がるとこですね。
宮川:この曲にはソロがないんですよ。ギター的には、かなり控えめというか。Aメロもあまり弾かず、Bメロも控えめで、やっとサビで自分を主張するというか。でも、さっき言ってもらったように、抑揚を付けて一気にサビで開けるという曲ではないので、そこの空気感もみながらプレイした感覚でしたね。
EMTG:でも、そのサビまでの宮川くんの我慢があってこその空気感で。
宮川:ですね(笑)。ありがとうございます!
EMTG:一方、「ホラーショー」は、イントロの前半と後半で印象が変化するよね。もうちょっと暗くてヘヴィな感じの曲が来るかな、と思いきや。
ジェットセイヤ:違う! っていう(笑)。そうなんです! そこが、まさに“ホラーショー”なんです!
プリティ:何が起こるか解らない! というのがまさに、“ホラーショー”なんです! 
牧:まさに、そんなところを描きたかった1曲でもありましたね。
プリティ:ベースも1曲の中で、まったく違う見せ方してますからね。1Aはビートをきかせて、2Aでは裏拍でみせるっていうね。そこがポイントですね。
ジェットセイヤ:ドラムは細々とするよりも、エイトビートで攻めたところがポイントですね。ちょっとしたタムのアクセントに、注目してもらえたら嬉しいですね。
宮川:ギター的には、フレーズが結構多い曲なんですけど、コード感が出るフレーズ作りにしたのがポイントだと思ってます! 「オリエント」は、牧のボーカルに合わせて、歌詞を活かすように考えていったフレーズでもあったんですが、そことはまったく別の作り方でしたからね。
牧:アルバム『SHAKE』の中に「ミスタースウィンドル」って曲があるんですけど、その曲なんかは、アルバムを作ることになって1番最後に出来た曲だったんですが、いままで曲を作ってきた感覚とは全然違う感覚でもあったんです。作っていたときは、そこまで違うモノを作ろうという意識はなかったんですが、制作段階で、“あれ? これってもしかしたら、go!go!vanillasの色なんじゃね?”って思ったというか。なんか1つの手応えを感じた曲だったんです。「ホラーショー」も、そんな手応えがあった1曲でしたね。聴いててワクワクしていく音楽というか。そんな感覚の音楽が、go!go!vanillasの音楽なんじゃないかなって。改めてそう思ったんです。まさに、「ホラーショー」的なね。そことは違った、歌詞にメッセージ性を込めた熱いロックである「オリエント」みたいな見せ方も、また1つのgo!go!vanillasの音楽だとも思っているんです。
EMTG:つまり、今回の2曲は、go!go!vanillasの音楽性の軸となる2曲だってことでもある訳だね。
牧:はい。結果そうなったなと思いますね。「ホラーショー」の歌詞は、メッセージ性というより、リズム感重視の歌詞ですからね。
EMTG:そうだね。今作は、2013年7月24日にリリースされた1stアルバム『SHAKE』から、初のシングルでもあるからね。アルバムを作ったことで見えてきたことも多かったんじゃない?
牧:はい。『SHAKE』のときは、本当にちゃんとレコーディングするのも初めてだったし、あんなにたくさんの曲数をレコーディングするというのも初めてだったので、いろんなことを考えている余裕がなかったんです。とにかく、ちゃんと納得出来るテイクでレコーディングすることと、純粋に“いい作品を作る”ということで精一杯で。そこだけに意識を集中させていた気がしますね。『SHAKE』の中に収録した楽曲は、僕が大学生の頃に作った曲の中で、いい曲だけを抜粋したという感じだったので、あまりアルバムとしてのテーマ性はなかったんです。その分、そのときの衝動とか熱が、赤裸裸に詰め込まれてる1枚だったと思うんですよね。
プリティ:そうだね。アルバムを通して学べたことは多かったよね。
牧:そう。音色とか1つにしてもね。そこで、自分たちの音楽とはどういうモノなのかっていうのを客観的に見つめ返せた気がしてますね。そこからのシングルなので、今作は、よりgo!go!vanillasらしい音になったんじゃないかなと思ってます。
プリティ:アルバムを作っていた頃には、今回のシングルの2曲はまだ無かったですからね。本当に今作2曲は、最新のgo!go!vanillasが詰め込まれていると言ってもいいと思います。
宮川:たしかに。『SHAKE』には入ってそうで入っていない、僕らの曲になったなって実感してますね。
ジェットセイヤ:『SHAKE』には、ライヴ感を詰め込めたと思うんですよ。現に、僕自身、go!go!vanillasに加入して初めてシャッフルというビートを習得したので、それも音に活かせたし、大きな成長を残せた1枚になったんですよね。今回のシングルは、そこがあったからこそのgo!go!vanillasだと思っているので、ぜひ、じっくりと聴いてもらいたいですね。
EMTG:そうだね。「オリエント/ホラーショー」は、音色もすごく生っぽいし、ライヴを感じることが出来るからね。
牧:そうなんです。そんなところも、じっくりと感じてもらえたらと思いますね。それと、やっぱり、生のライヴの方が、歌詞の熱も直に伝わると思うので、ぜひ、シングルを聴いてくれて、go!go!vanillasを知ってくれた人は、ライヴにも足を運んでもらえたらと思います!

【取材・文:武市尚子】

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リリース情報

オリエント / ホラーショー

オリエント / ホラーショー

2014年02月19日

SEEZ RECORDS

1.オリエント
2.ホラーショー

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■マイ検索ワード

●牧達弥
San Cisco

この前、チェコノーリパブリックっていうバンドと対バンしたときに、オススメされたバンドがあったんです。それがSan Cisco。CDショップで探してみたんですけど、なかなか見つからなくて、検索して買ったんです! オススメされただけあって、相当カッコ良かったです。

●宮川怜也
シュワルツコフ

シャンプーとかリンスとかのメーカーなんですけど、すごくいいって聞いて。髪が痛みやすいので、いいシャンプーないかなぁって探してたんです。やっぱり冬は乾燥しますからね。髪は労ってあげたいなと。結構、オススメです、このシャンプー!

●長谷川プリティ敬祐
豚肉 冷凍 期限

この前、ふと“豚肉って冷凍したらどれくらいもつのかな?”と思って検索してみたんです(笑)。なんか、すっごく普通の検索ですみません! 結果、よく解らず……(苦笑)。でも、1週間くらいだったので大丈夫かな? と思って食べました! ちなみに、肉野菜炒めを作って食べました?。これがめちゃめちゃ美味しかったんですよ! いままで作った野菜炒めの中で1番美味しかったです。

●ジェットセイヤ
666 革ジャン

最近、皮ジャンを新調したんです! 『666』っていうブランドなんですけど、質もいいし、デザインもカッコイイんです! まさに、今日着てる皮ジャンがそれです! 今年の冬くらいには、バンドで『666』のイメージキャラクターとして、広告に載せてもらえたら嬉しいなぁ?なんて野望もあったりします(笑)!


■ライブ情報

スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2014
2014/02/20 (木) 札幌cube garden
2014/02/22 (土) 仙台MA.CA.NA.
2014/02/23 (日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2014/02/27 (木) 名古屋CLUB QUATTRO
2014/02/28 (金) 大阪BIGCAT
2014/03/02 (日) 福岡DRUM Be-1
2014/03/04 (火) 広島ナミキジャンクション
2014/03/09 (日) 赤坂BLITZ  ※TOUR FINAL

go!go!vanillas presents READY STEADY go!go!
2014/05/05(祝・月)渋谷CLUB QUATTRO
2014/05/11(日) 福岡grah
2014/05/13(火) 名古屋UPSET

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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