go!go!vanillas新シングル『エマ』、警告(emergency)の意味が込められたメッセージソング完成

go!go!vanillas | 2014.08.04

 2014年2月19日にリリースされた2,000枚限定シングル「オリエント/ホラーショー」が瞬時に完売したgo!go!vanillas。勢いに乗った4人から新たな音源が届いた。
 『エマ』と名付けられたニューシングルは、go!go!vanillasのダンスロックと言えるゴキゲンな1枚。カップリングには吉田拓郎のカヴァー曲「となり町のお嬢さん」と、歌詞のストーリーがリンクするほっこり曲の「ルーシア」が収録される。ボーカル&ギターの牧 達弥と、ベースの長谷川プリティ敬祐、ギターの宮川怜也、ドラムのジェットセイヤに話しを訊いた。

EMTG:「エマ」はgo!go!vanillasらしいダンスチューンだね。
牧:はい。ありがとうございます! 一見、外国人の女の子の名前みたいなタイトルですけど、実は“emergency”っていう“緊急事態”という意味を持つワードから取った言葉なんです。僕たちは、当たり前に過ごしている日常生活の中で、ごくごく自然に“これがすごいんだよ”とか“これが売れてるんだよ”って言われていることを当たり前に思っていることってあると思うんですよ。例えば、メディア操作というか。“これ、すごく美味しいんだよ!”ってマスコミが煽ったりすると、そうでもないのに、みんながそれをすごく美味しいと思っちゃうっていうか。
EMTG:うんうん。突然売り切れちゃったりとかね。
牧:そうそう。そういうのって、すごく多いと思うんですよね。なので、そういうところに流されないで、ちゃんと自分で一回考えようよっていうことを歌ったメッセージソングでもあるんです。自分の好きなモノくらい、ちゃんと自分で判断しようよ、っていうね。
EMTG:楽曲のイメージと随分印象の違う歌詞だよね。
牧:そうなんですよ。楽曲的には、何かに強制されるんじゃなく、自発的に体を動かしてあげられるようなダンスチューンを作りたいなという発想からだったんです。歌詞と楽曲は切り離して考えていた感じなんです。でも、ただただ楽しいだけのダンスチューンにしたくはなくて。ノレる曲にはしたかったんだけど、“みんなで楽しく躍ろうぜ?!”っていう歌詞にはしたくなかったというか。そこにちゃんとした意味とテーマがあるメッセージを乗せたかったんです。だから、そこが合わさった感じというか。
プリティ:楽曲のノリがまず最初にくると思うので、1回目に聴いたときは、そのノリで楽しくなってくれたらいいなと思うんですよ。歌詞も語感で楽しんでもらえたらそれでいいし。でも、歌詞をじっくり見ながら聴いたときに、“おっ! こんな深いメッセージが書かれていたんだ!”って思ってもらえたらいいなって。
宮川:リズム的には、これまでgo!go!vanillasではやってきたことのなかった16のパターンなんですよ。最初はどんなフレーズを付けていこうかすごく悩んだんですけど、モータウンの頃のアーティストを聴いて勉強しようかなと思って、いろいろと聴きあさって、そこでいろんな刺激を受けたんです。それもあって、今回は、サウンドも、自分のアンプじゃなく、60年代のヴィンテージのアンプを使ったりして、いつもとは違う音を作ってみたんです。
牧:でも、特に時代を感じさせたくてヴィンテージの機材を使った訳じゃなくて、ただ、今回は曲を作っていく上で、その音が合うんじゃないかな? っていうところで使ったっていう感じだったんです。
EMTG:なるほどね。その音有りきで作った楽曲ではなかったってことね。
牧:そうですそうです。ごくごく自然に曲がその音を欲してたというか。なので、特に古い音楽を作ろうとしたってとこではなかったんです。もっと単純なことだったというか。良い音で、体にグッとくるモノが欲しかったって感じですかね。だから、そこはそんなに掘り下げて聴いて欲しい訳ではなくて、ビートが気持ち良く聴こえてくるような音で作ったこの曲を、気持ちよく感じてノッてもらえたら嬉しいなって思いますね。
宮川:すごく自然に曲がその音を導いたって感じだったなって思いますね。
EMTG:そうだね。ジェットくん、リズムはジェットくん的にも新境地だった?
ジェットセイヤ:ですね。いままでやってこなかったリズムでもあったんで、難しかったところもあったんですけど、今回歌詞とビートのハマりが最高なんですよ。
牧:そうだね。Bメロの歌詞とドラムとのハマり具合はすごく研究したんで、そこは聴き所かなって思いますね。
EMTG:Bメロってすごく大事だったりするんだよね!
一同:そうなんですよ!
ジェットセイヤ:いろんな小細工がしてありますからね(笑)。
EMTG:間奏のユニゾン感もすごくいいよね。ちょっと跳ねてるユニゾン感がすごくいい。
ジェットセイヤ:滑らかですよね。
プリティ:そこは、最初ギター2本でユニゾンしてたんですけど、なんかすごく楽しそうだなぁと思って。ベースもやっていいかな? って。仲間に入れてほしくて2人に言ったんですよ。そしたら、あぁ、いいんじゃない? って言ってくれて、頑張って僕もユニゾンしたんです! すっごい楽しいです!
ジェットセイヤ:サビのgo!go!vanillas感ってのも最高だと思いますね。
EMTG:ライヴではもうやってる?
牧:やってるんですけど、最高に盛り上がるんですよ! 興味を持ってくれる瞬間を作ってくれる曲だなって思いますね。
プリティ:やってる僕らも、お客さんと向き合える瞬間になるというか。ライヴでは欠かせない曲になりそうです。
EMTG:そうだね。そして、2曲目には吉田拓郎のカヴァー曲「となり町のお嬢さん」が収録されてますが。
牧:僕がもともと吉田拓郎さんが大好きなのもあり、何かカヴァーしたいなって。カヴァーするのもこれまで洋楽が多かったりしたんですけど、このバンドになって、日本語で歌詞を書いて日本語で歌うようになったんですけど、そのきっかけを与えてくれたのが、吉田拓郎さんとか日本のフォークとか、日本の70年代のアーティストさんの影響がすごく強かったんで、僕たちらしさを出すんだったら、その時代の楽曲をカヴァーしていくのもいいんじゃないかなと思ったんです。昔のままを再現するんじゃなく、今の音楽をやってる僕らの音でやりたかったんで、原曲よりもアップテンポにしてドライヴ感を出してみたんです。
EMTG:原曲はカントリーっぽい感じでもあるからね。
牧:そう。ちょっとミドルテンポなんだけど、テンポ感もちょっと上げてみたんです。
EMTG:なるほどね。歌詞の世界観的に、牧くんが書いてそうな言い回しもあるから、すごく自然だったんだよね。
プリティ:そこはやっぱり逆に、牧が影響を受けた原点だったから、そう感じたのかもしれないですよね。
牧:うん。それはあるね。でも、すごい歌詞だなぁって思いますけどね。なかなか書けない歌詞だと思いますよ。汽車ポッポっていうワードが出て来たりするんですけど、今、そんなワード使う人いないですからね! すごく斬新だなって思ったんです。考古学じゃないですけど、今の時代に昔のモノを発掘してきて、新しさを感じるみたいな。そんな感覚だなって。自分的にも絶対書かないし、ちょっと恥ずかしい気もするし。でも、この時代に吉田拓郎さんが書いた歌詞なんだっていうフィルターを通すことによって歌えちゃうっていう。すごく不思議だなぁって思いましたね。
プリティ:時代背景はすごく感じるんだけど、そこまですっごく古さを感じないのも不思議なとこだよね。曲調も爽やかだし。この曲はリズム隊が結構カギになってくると思うんですけど、このリズムは僕もセイヤも得意とする分野だったので、おもいっきりやりましたね。もぉ楽しかった!
EMTG:うんうん。ベースラインもドラムのタム使いも最高だったよ!
ジェットセイヤ:ありがとうございます! いやいや、この曲、Aメロが7回あるんですけど、7回あっても飽きさせないようなフレーズで叩いているので、そこにも注目してもらえたらと思いますね。
EMTG:ギター的にはどうだった?
宮川:レコーディング前に牧が歌ってたのを聴いてて、あぁ、ここはこういうメロで、歌い方でくるんだろうなっていうのをだいたい掴んでいたんですけど、歌録りのときにいきなり変わってたりして、おぉ、こうくるんだ! って感動したりしましたね。いつもだいたい変えてきたりはするんですけど、今回は“切符を二枚買っちまえばいい“っていう歌詞のところで、フッと素に戻った歌い方になってて、そこは新たに見たというか、ハッとさせられた部分でもありましたね。
EMTG:なるほどね。しかし、2曲目にカヴァー曲を持ってくるって珍しいよね。普通3曲目だったりすると思うけど。
牧:そう。今の子たちのも、きっとこの感覚を新しいって思ってもらえるんじゃないかなって思って、敢えて2曲目に入れたんです。今の時代にはない歌詞だと思いますからね。この曲の魅力って歌詞なんじゃないかなって思うんですよ。曲構成としては同じパターンがずっとエンドレスで続いていってる感じなので、それを飽きさせないように聴かせられてるのは、ストーリーがすごくしっかりしてるからだと思うんです。ちゃんと丁寧に説明しながらも、言い過ぎず、説明不足過ぎずっていうところがすごいなって。
EMTG:昭和の歌詞ってそうなんだよね。「木綿のハンカチーフ」って曲知ってる?
牧:知ってます知ってます! まさにあの曲もそうですもんね。この曲と同じような構成ですよね。曲調とのギャップがすごいというか。そこが泣けるっていう。こんな明るい曲なのに、こんな悲しい歌詞だったの!? みたいな。
EMTG:歌詞と楽曲のギャップがあった方が、より深くメッセージが突き刺さってくる感じってあるからね。
牧:そうなんですよね。そこは、普段から歌詞を書くときに意識してる部分であったりしますからね。
EMTG:解る解る。3曲目の「ルーシア」の歌詞にはそんなところを感じたりもするよね。だから、2曲目からの流れがすごく良かった。
牧:ですよね。共通点があるというか。実は、この曲は結構古いんですよ。まだ、このメンバーになる前からあったくらい前からある曲なんです。
プリティ:怜也(宮川)とセイヤが入る前からあった曲だもんね。
牧:そう。当時からは少し今っぽく変化しているんですけど、聴かせる曲を作りたかったこともあり、ミディアムテンポでストーリーのある曲になってますね。ちょっとコミカル感がほしいなと思って書いた歌詞でもありましたね。今も話しに出ましたけど、すっげぇ悲しい曲調なのに、すごい明るい歌詞だったりっていう、まさにギャップを狙った1曲でもありましたね。
プリティ:当時よりも少しだけスキルが上がってるのもあって、いろいろと細かいところにこだわりましたね。当時は指弾きだったんですけど、ピックに変えてたりもしてます。
宮川:僕は、go!go!vanillasに最初に会ったときに音源をもらったんですけど、そこに入ってた曲でもあったんです。最初に「ルーシア」を聴いたとき、すっごい好きな曲調だなぁって思ったんです。そこからずっとgo!go!vanillasの中で1番好きな曲にもなっていって。今回それをレコーディング出来るってことになって、すごく嬉しかったですね。
ジェットセイヤ:「ルーシア」はもともとのビートが4ビートだったんですけど、新しくレコーディングするということで、跳ねる感じのシャッフル感も入れているので、軽快さが生まれたんじゃないかなと思いますね。サビも原曲とはちょっと変えているんです。
EMTG:これもライヴで体を揺らしたい1曲だよね。そうそう。ライヴといえば、8月20日に新宿redclothで行われる『エマージェンシーパーティ』では、重大発表があるとか?
牧:そうなんです。僕らを好きでいてくれる人達なら、間違いなく嬉しいと思います!
プリティ:いや。どうかな?
牧:いや、それおかしいだろ(笑)!
ジェットセイヤ:楽しみにしててほしいですね(笑)。
宮川:ライヴも含め、重大発表も一緒に楽しめたらいいなと思ってますので、是非!
EMTG:8月20日は《バニラの日》でもあるらしいからね! 0をラって読ますのは、ちょっと無理がある感じもするけど(笑)。
牧:あははは。ムリコシャリ入れたんです(笑)。
EMTG:ムリコシャリ!? って何???
ジェットセイヤ:え!? ムリコシャリ知らないですか!?
牧:え!? これ方言かな?
EMTG:間違いなく方言でしょ(笑)。
牧&プリティ:マジ!?
ジェットセイヤ:無理矢理っていう意味だろうなとは、なんとなく解るけどね(笑)。
宮川:なんとなくね(笑)。
プリティ:マジかぁ?。じゃぁ、ムリコシャリって書いてもらって、その後にカッコして“無理矢理の意味のことを言う九州地方の方言”って注釈入れといて下さい(笑)!
牧:めんどくせ?(笑)。まぁ、でも、そんなバニラの日でもあるので、絶対楽しいライヴになると思うので、是非是非遊びに来て下さい!
プリティ:ずっとホームとしてやってきた新宿redclothで、このライヴが出来るというのも、僕たちにとってはすごく意味のあることだと思うので、是非是非、遊びに来て下さい!
宮川:新宿redclothでワンマンをやるのは2回目なんですけど、2回ワンマンをやると、ドリンクメニューに、オリジナルドリンクを入れてもらえるとかもらえないとかっていう話しがあるので、それも楽しみにしててもらえたらなと思います!
ジェットセイヤ:8月20日は、場所も、お客さんのテンションも、僕たちのテンションも、曲も、すべてが揃うので、全てのパワーを出し尽くした最高のライヴになると思います! 是非、その瞬間を一緒に楽しんでもらえたらと思います!

【取材・文:武市尚子】

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ビデオコメント


go!go!vanillas / エマ (MUSIC VIDEO)

リリース情報

エマ

エマ

2014年08月06日

SEEZ RECORDS

1. エマ
2. となりの町のお嬢さん
3. ルーシア

お知らせ

■マイ検索ワード

●牧達弥
アコースティックギター Martin

僕も最近、いいアコースティックギターが欲しくて、いろいろと探して購入したんです。僕が購入したのは、MartinのD-18Vってヤツなんですけど、中古でもかなり高いんですけど、どうしても欲しくって。次の新曲あたりでは使いたいなと思います!

●宮川怜也
紫シャンプー

僕は前回もシャンプーだったんですけど(笑)、それ繋がりで今回もシャンプーでした(笑)。最近撮影をしてたときに、スタイリストさんに紹介してもらったんですけど、このシャンプーは、髪の黄ばみを押さえるらしいんですよ。金髪にしてるとすごく髪が痛むし、すぐ黄ばんじゃうので、すごくシャンプーには気を遣ってて(笑)。いいらしいんで是非(笑)!

●長谷川プリティ敬祐
彼岸島 満腹爺

 この前、レコーディングしてたときに、怜也の周りで裸になって躍るっていう嫌がらせをしてたんです(笑)。そのとき、ご飯を食べたばっかりで、お腹がぽっこりと出てたんですけど、その僕の姿を見て、牧が、“オマエ、『彼岸島』の満腹爺みたいな腹だなぁ!”って言ったんですよ。そのとき、僕はその『彼岸島』っていう漫画を知らなかったんで検索したんです。そしたら、すごいエグイのが出て来て(笑)。でも、満腹爺のお腹は、まさしくそのときの僕のお腹でしたね(笑)。

●ジェットセイヤ
AGEAN シンバル

前回は革ジャンだったと思うんですが、最近シンバルを購入しまして。今回も買う前にネットですごく検索したんです。このAGEANっていうシンバルは、岐阜県にしか輸入店が無くて、そこの人とも友達になるくらい吟味して買いました! 夏フェスくらいから使っていく予定なので、夏にはきっとみんなの前に登場してると思います!


■ライブ情報

天国や地獄 vol.2 ~ イケ!イケ!天国
2014/08/06(水) 新宿 redcloth

エマージェンシーパーティー
2014/08/20(水) 新宿 redcloth

"MANTLE TOUR ~2014年宇宙の旅~"
2014/08/21(木) 千葉 LOOK

RockDaze! 2014 3×4×GOW!!
2014/08/23(土) 福岡 Drum Be-1 / Drum SON

Re:mix 2014
2014/08/24(日) 名古屋 DIAMOND HALL & APOLLO BASE

ベリテンライブ 2014
2014/08/27(水) 宇都宮 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2

SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014
2014/08/30(土) 山梨県 山中湖交流プラザ きらら

RUSH BALL 2014
2014/08/31(日) 大阪 泉大津フェニックス

ロッケンロー★サミット 2014 ~渋谷死闘編~
2014/09/20(土) 渋谷 TSUTAYA O-EAST

DIVING ROCK 2014 in KANAZAWA
2014/10/12(日) 金沢市内ライブハウス

go!go!vanillas TOUR 2014
2014/11/17(月) 北浦和 KYARA
w/ 忘れらんねえよ
2014/11/19(水) 新潟 CLUB RIVERST
w/ 忘れらんねえよ
2014/11/21(金) 盛岡 CLUB CHANGE WAVE
w/ フラワーカンパニーズ
2014/11/22(土) 仙台 PARK SQUARE (ワンマン)
2014/11/24(月祝) 札幌 Bessie Hall
w/ ???
2014/12/06(土) 高松 DIME
w/ ザ50回転ズ / LAMP IN TERREN
2014/12/07(日) 岡山 PEPPERLAND
w/ ザ50回転ズ / LAMP IN TERREN / ???
2014/12/09(火) 広島 CAVE-BE
w/ ザ50回転ズ / LAMP IN TERREN / ???
2014/12/11(木) 長崎 DRUM Be-7
w/ 空想委員会
2014/12/13(土) 大分 DRUM Be-0
w/ 空想委員会
2014/12/14(日) 福岡 DRUM Be-1
w/ 空想委員会

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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