ケラケラ、メンバーの素顔が泣き笑いを誘う2ndアルバム『ケラケランド』

ケラケラ | 2014.10.23

 ケラケラの2ndアルバム『ケラケランド』は、昨年2月のメジャーデビュー以降、全国ツアーをはじめ各地のイベントやショッピングモールなどでも精力的にライブを重ねてきた3人の成長を感じる作品だ。メンバーそれぞれの心境をありのまま綴ることでケラケラのポップスにより強い説得力が備わった。結果、お馴染みの元気になれるケラケラソングの威力も100倍!思いきり泣くから、思いきり笑える。そんな喜怒哀楽がたっぷりの最新アルバムについて、MEME(Vo)、ふるっぺ(B)、森さん(Dr)の3人に訊いた。

EMTG:今年の4月に出したミニアルバム『ケラケラリアット』後、バンド史上最長のツアーに出て、ファイナルは赤坂ブリッツもたくさんのお客さんで埋め尽くしたわけですが。振り返ってみてどうでしたか?
MEME:MCの大切さとかお客さんがケラケラに対して何を求めてるのかを、すごく感じるようになりましたね。
森さん:僕もそれに近いんですけど、ツアーでは似たようなことをやっても、場所によってウケたり、そうでもなかったりするんですね。いい勉強になりました。
ふるっぺ:今回のツアーではやりたい曲が増えたと思います。やっぱりケラケラは明るい曲が多いイメージがあるんですけど、それだけじゃ薄い。もっと自分たちの内面が見えるような曲が必要だなとか、もっとマイナー調の曲を増やしたいなとか。それを表現できたのがこのアルバムですね。
EMTG:なるほど。まさに今回のアルバムは自分たちに足りないものを埋めて、もう一歩何かしたいっていう気持ちが表れたアルバムですよね。制作はいつからですか?
ふるっぺ:ツアーが終わって……夏ぐらいですかね。
EMTG:「ケラケラじゃんけん」なんかは、そのツアーで初披露されてケラケラのライブでは定番曲になると思うんですが。まさか収録されるとはって曲っていう。
ふるっぺ:じゃんけんの曲ですからね(笑)。初めてのワンマンの頃から、みんなで1つになれる曲を作りたいってずっと考えてたので、それが1年ぐらいかかってできました。最初は音源化する予定は全くなかったんですけど、やっぱりライブで盛り上がったので、これはもうCDに入れちゃおうぜって。
EMTG:ライブでじゃんけんって、ちゃんと盛り上がるか不安はありませんでした?
MEME:本当に不安でした。この曲を歌おうって決める時もどう歌おうか迷ってたんです。でも実際にライブでやったら、みんなが一生懸命踊ってくれたので嬉しかったですね。あとはワンマンはいいんですけど、イオンモールとかケラケラはじめましての人のところでやるのはどうだろう?とか。
EMTG:そういうところでもこの曲やってるんだ(笑)!?
MEME:そうなんですよ!じゃんけんは誰でも知ってることなので、やってくれたりしますね。
EMTG:あとは、アルバム新録曲では「本当の私」はMEMEさんの作詞ですね。
MEME:そうですね。ケラケラ=元気、笑顔っていうイメージがあると思うんですけど、それだけじゃないところを見せたかったんです。私自身ずっと“いい人”って思われたいと思って生きてきたんですけど、自分のダメなところとかを相手に見せるからこそ、相手も自分に見せてくれるなっていうのを年々すごく感じてきたので。ありのままの自分、奥底にある部分をそのまま書きましたね。
EMTG:これはMEMEさんの歌詞だってすぐにわかった。
MEME:あ、本当ですか!?(笑)
EMTG:MEMEさん、やっぱり「いい子」ってよく言われるでしょ?
MEME:ですね。でも、もっと奥底から必要とされたいんです。
EMTG:男性陣もこの曲についてどう思いますか?
森さん:この曲は僕も共感できるんですよ。
ふるっぺ:こういう曲があることで他の曲も引き立つだろうし、絶対にファンの方にも喜んでもらえるんじゃないかと思いましたね。
EMTG:ファンが喜ぶといえば、「ミュウ」はふるっぺさんが歌ってる?
MEME:あはははは!
ふるっぺ:急に来ましてすみません(苦笑)。今までちょうどいいマイナーな曲ってなかったので、ようやくできたっていう曲ですね。ミュウは実家で飼ってた犬の名前なんですけど、大阪から東京に出てきて、ずっとうまくいかなかった時期があったんです。その時、実家におる時だったら、ミュウと一緒に寝て癒されてたなとか、今も傍におったらちょっとはこの気持ちはほぐれてるのかなって思ったんですよ。今回のアルバムではそういう実体験を曲にするのがテーマだから。そしたら『ふるっぺ歌ったらどう?』ってなりまして。じゃあ、みんなが言うんやったら歌います、と。
EMTG:ソフトな、柔らかい歌い方ですよね。
ふるっぺ:ちょっと哀愁が……自分で言うのもなんですけど(苦笑)。
EMTG:そういえば、ふるっぺさんはライブのソロ回しの時もベースソロじゃなくて歌ってた。
ふるっぺ:歌いたい願望はありますね。
EMTG:MEMEさん、ボーカル奪われるかも(笑)。
MEME:お?
ふるっぺ:いや、もう今回でこりごりです(苦笑)。
MEME:あははははは!
EMTG:そして、『アンサー』は今までのケラケラにはない曲ですね。
ふるっぺ:これも前のライブを通じて、ちょっと色の濃い曲、いつもと違う曲がほしくて、ちょっとラテン調のエッセンスを取り入れた感じですね。
EMTG:ケラケラがちょっとロックっぽい感じもして新鮮でした。
ふるっぺ:初めてスラップ奏法に挑戦しました。オケの感じも面白い曲になりましたね。
森さん:僕も今までにやったことのないリズムだったので、がんばって練習しました。最初はいまいち掴みきれなくて。かっこいい曲にしたかったんですよね。
EMTG:歌詞はどうでしょう?
ふるっぺ:その時に感じてたことですね。ほんまにこの仕事をしてるといろんな意見があって、こうや、こうやって言われる。で、僕は流されやすいところがあるからすごい悩むんですけど。そういうのをそのまま歌詞にしました。
EMTG:だから全体的により歌詞にノンフィクション色が強くなりましたね。
ふるっぺ:実体験を交えたほうが、あとあと後悔せんやろなと思ったんですよね。
EMTG:なるほど。これはバンドにとって大きな変化だと思いますよ?
森さん:わりと応援ソングだったり恋愛ソングだったりっていうテーマの曲を作ってきたんですけど、そうすると曲同士が似て見えるんですよね。だから応援歌にしても、ただ応援するんじゃなくて、より人っぽい感じの曲がほしいなと思いましたね。
EMTG:じゃあ最後にこのアルバムを聴いた人にはどんな気持ちになってほしいと思いますか?
MEME:今まで背中を押すってどこか綺麗事を歌ってる部分……がんばればうまくいくよ、みたいなところがあった。それは本当にそうだと思ってはいるんですけど。今回はそれだけじゃなく、ふだんは口に出せないことを歌って、一緒に涙を流して、そこからまた前に向かっていけるような、そういう今までのケラケラとは違う部分が入ってるので、苦しかったことも浄化されるような、そういう気持ちになってもらえるといいですね。

【取材・文:秦理絵】

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リリース情報

ケラケランド(初回盤)[CD+DVD]

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2014年10月29日

ユニバーサルミュージック

01.マシュマロ
02.ケラケラじゃんけん
03.夢コンシェルジュ
04.STATION
05.本当の私
06.キズナジャンプ
07.ひとつだけ
08.アンサー
09.ドラマチック
10.ミュウ
11.MAKE UP
12.キミと、ずっと。
13.スターラブレイション(Jazzin’park wedding remix)

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お知らせ

■ライブ情報

ケラケラのキャンパスライブツアー VOL.2
2014/11/01(土)[福島]福島大学
2014/11/02(日)[新潟]新潟医療福祉大学
2014/11/03(月・祝)[愛知]中部大学
2014/11/09(日)[兵庫]兵庫大学
2014/11/15(土)[大阪]桃山学院大学
2014/11/23(日)[和歌山]和歌山大学

strummin’ night ~アコギでGO!~
2014/11/26(水)[東京]代官山・晴れたら空に豆まいて

ケラケランドツアー2014
2014/12/21(日)[愛知]名古屋ダイアモンドホール
2014/12/22(月・祝前日)[大阪]心斎橋 BIGCAT
2014/12/27(土)[東京]TSUTAYA O-EAST

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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