Nothing’s Carved In Stone、9/16にニューアルバム『MAZE』をドロップ!

Nothing’s Carved In Stone | 2015.09.14

 高い音楽性と演奏力に加え、ライブでの熱いパフォーマンスで人気のNothing’s Carved In Stone。圧倒的な存在感で音楽ファンをうならせている彼らが、最新アルバム『MAZE』(9月16日発売)で、さらに多くの人々をうならせそうだ。テクニカルなプレイから繰り出すヘヴィーなサウンドとキャッチーなメロディー、そしてそこに絡むストレートな歌詞のバランスのよさが、このアルバムでは光っている。サウンドの幅も広がり、ヘビロテ確実の秀逸な仕上がりだ。果たして、どんな思いが制作にこめられたのか――。今回はバンドを代表して、ギター&ボーカルの村松拓に話を聞いた。

EMTG:ニューアルバム『MAZE』に先駆けて、ライブアルバム『円環-ENCRE-』がリリースされましたね。これは今年の3、4、5月に渋谷QUATTRO で行った“Monthly Live at QUATTRO”の演奏曲から、ファン投票で人気の上位曲が収録されたものだそうですが、このライブが今回の制作に影響したり……ってことはありましたか?
村松拓:俺も他のメンバーも意識はしてなかったと思うけど、昨日久々に4人で会って話してたら、何らかの影響はあったんじゃないかって気がするんですよ。オニィ(=大喜多崇規/Dr)が“7枚アルバムを作ってきて、今回の作品を含めた全部ですごくいいバランスになってる”って言っていたんで。確かに『MAZE』は、これまでのNothing’sらしさもはらんでいるし、新しい方向にも転がった作品になったと思うんです。それに、3月からの3ヶ月連続ライブの頃って、ちょうど制作期間とドンかぶりだったんですよね。
EMTG:そうだったんだ! それはもう影響がない方がおかしい(笑)。
村松拓:そうですね。『MAZE』にはライブ感もより強く出ていると思うんで。
EMTG:その『MAZE』についてですが、まず1曲目の「YOUTH City」から、いきなりカッコいいですよね。MVも見たんですが、工業地帯でロケしていたりして、疾走感のあるサウンドにピッタリというか。マニアが見たら、工場のメカっぽい感じもたまらないと思います(笑)。
村松拓:ああいう感じ、好きな人もいるみたいですよね(笑)。そもそも「YOUTH City」自体は、Nothing’s Carved In Stone版の“TOKYO”っていう曲……まぁ、東京じゃなくてもいいんですが、そういう都会をイメージした曲なんです。それで、映像の監督にも“都会をテーマにしたらどうですか?”って相談してみたら、メンバー4人が都市を象徴するような場所でそれぞれ楽器を弾いているのはどうだろうってことになって。
EMTG:すごくセンスありますよね!
村松拓:あると思うね……って、偉そうに言うのも何ですが(苦笑)。背景が曲そのものを引き立ててくれているというか、いろんなストーリーが見える映像になりました。
EMTG:アルバムのリード曲でもあるし、もしかしたら「YOUTH City」は、かなり早い時期に出来上がって、そこから他のアルバム曲を導いたんじゃないかって気がします。
村松拓:まさにそうです! この「YOUTH City」と11曲目の「Thief」は初期段階でありました。実は“シングルを出そうか”って話していた時期があったんですよ。ただ、最終的にはシングルは出さず、アルバム制作に入ったんですけど。
EMTG:「Thief」はドラマチックな展開というか、大きなグルーヴがありますね。
村松拓:「YOUTH City」とは反対に、Nothing’sらしいゆったりした曲を作ろうかと。ちょうどアコースティック・ライブをやっていた時期で、アコースティックのアンサンブルをつかんでいたタイミングでもあったんでね。
EMTG:ところで、「YOUTH City」もそうだったんですが、今回は日本語の歌詞がダイレクトに響く曲が多いですね。
村松拓:歌詞はよりストレートにっていうテーマがあったんです。1曲の歌詞を僕と真一(=生形真一/G)で一緒に書くことはないんですけど、最近はお互いの歌詞の境目がなくなってきていて。もしかしたら、歌詞に関して影響しあってるのかな……たぶんね(笑)。それがNothing’sのリズムになじんできたような気がします。それもあって、日本語をよりストレートにリズムに乗せたらどうなんだろうって思ったんですよね。そこはすごくやってみたかったんですよ。
EMTG:なるほど。あとですね、どうしても気になる曲がありまして……5曲目の「デロリアンを探して」なんですが――。
村松拓:それ、みんな言いますね(笑)。
EMTG:知らない人には“何それ?”なんでしょうけど、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てくるタイムマシンの車がデロリアンなんですよね。
村松拓:僕自身、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が超絶好きで(笑)。これはもう、作詞する側のエゴだと思うんですけど、聴いてくれる人に伝わる言葉より、自分にとって一番気持ちがこもる言葉でいいのかなって思って書きました。たまたまだけど、アルバムの曲で「Go My Punks!!!!」には“風になれる新しい車”って言葉が出てきたり、「Milestone」で“憧憬”って言葉が出てきたりするんですよね。自分にとっては探しているものが“デロリアン”なんだけど、Nothing’sとしても当然カッコいい形をずっと探しているわけで。そのカッコいいものを形にしているつもりだけど、まだまだ先がある……。それほど憧れているものを、パンチがあるひと言で言い表せないかと思った時に出てきたのが“デロリアン”だったんです。
EMTG:どれだけ探してるのかっていう熱さが、曲を聴けばヒシヒシ伝わりますね(笑)。
村松拓:“よくわかんないけどわかる”っていう感じで、うまく伝わるといいな。
EMTG:強烈に伝わってますよ(笑)。そして、個人的にはもう1曲、アルバムと同タイトルの「MAZE**」も気になりましたね。これ、かなりのダンスビートですし。
村松拓:「Idols」とか「Midnight Train」(いずれも前作『Strangers In Heaven』収録曲)の流れだと思うんですよね。そこに80’sっぽいメロディーが乗っていて。Nothing’sが持っていたけど、これまで出してこなかった部分っていうのかな、シリアス路線じゃない側面が出たと思います。あとはライブで、みんなに歌って欲しいですね。ウチ、なかなか合唱できる曲がなかったんですよ(苦笑)。
EMTG:そういえば(笑)。
村松拓:だったら、ちゃんと歌える曲があってもいいのかなって。まぁ、それは僕が勝手に思ってるだけなんだけど。
EMTG:村松さん個人で気に入っている曲はどれですか?
村松拓:難しいですね、全部気に入っているんで。どの曲を聴いても気持ちいいし、メンバー4人が成長できてるなって思えるし。強いてい言えば、車に乗っている時についつい聴いちゃうのは「The Poison Bloom」ですかね。あと「Go My Punks!!!!」も気に入ってます。
EMTG:さて、10月からはワンマンツアー「Nothing’s Carved In Stone “MAZE×MAZE TOUR”がスタートしますね。アルバムの曲が、どんなグルーヴを生むのか興味深いです。
村松拓:ライブのアイデアも、スタッフからちょいちょい上がっていて。何か面白いこと……ハッとするような演出も考えてます。
EMTG:最後に、11月6日に豊洲PITで行われる“ライブアルバム「円環-ENCORE-」再現ライブ”についてですが、これは文字通り再現……ということですか?
村松拓:そうです。ライブアルバムの曲と、これまでに出したシングルのカップリング曲だけで構成しようと思っているんです。ライブアルバムだけど、要はベスト盤じゃないですか。なので、誕生日に恋人を喜ばすような気持ちでライブに臨むと思いますよ(笑)。
EMTG:お客さんの人気投票で上位曲ばかりのライブですもんね。これはもうイントロでウォ~って盛り上がっちゃうわけだ!
村松拓:……だといいな(笑)。

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 アルバム インタビュー 男性ボーカル Nothing’s Carved In Stone

リリース情報

834.194【完全生産限定盤A:CD2枚組(ボーナストラック追加収録)+Blu-ray】

834.194【完全生産限定盤A:CD2枚組(ボーナストラック追加収録)+Blu-ray】

発売日: 2019年06月19日

価格: ¥ 5,900(本体)+税

レーベル: ビクターエンタテインメント

収録曲

[CD]
サカナクション 約6年ぶりとなる7枚目のアルバム。
「新宝島」「多分、風。」「陽炎」「グッドバイ」「ユリイカ」「さよならはエモーション」「蓮の花」など2013年以降のシングル、代表曲を網羅しつつ、
さらにカロリーメイト「考えつづける人」篇 TVCMソング「ナイロンの糸」、SoftBank music project テレビCM「速度制限マン」篇 CMソング「忘れられないの」など新曲を多数収録した充実の2枚組。

[Blu-ray/DVD]
サカナクション デビュー10周年記念イベント“2007.05.09-2017.05.09”
-LIVE AT STUDIO COAST 2017.05.09-
1. 涙ディライト
2. ネプトゥーヌス
3. YES NO
4. アムスフィッシュ
5. ドキュメント
6. フクロウ
7. スプーンと汗
8. enough
9. エンドレス
10. 三日月サンセット
11. ナイトフィッシングイズグッド
12. 白波トップウォーター
13. 目が明く藍色
14. 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
15. グッドバイ

MUSIC VIDEO
グッドバイ ・ユリイカ ・さよならはエモーション・蓮の花・新宝島・多分、風。
※MUSIC VIDEOはBlu-rayのみに収録

関連記事

ビデオコメント

リリース情報

MAZE

MAZE

2015年09月16日

Dynamord Label

1.YOUTH City
2.The Poison Bloom
3.Milestone
4.Perfect Sound
5.デロリアンを探して
6.MAZE**
7.Discover, You Have To
8.Calling Behavior
9.Go My Punks!!!!
10.Gravity (Album Mix)
11.Thief

このアルバムを購入

お知らせ

■ライブ情報

MAZE×MAZE TOUR
2015/10/08(木) Zepp Tokyo
2015/10/11(日) 札幌 ファクトリーホール
2015/10/13(火) 仙台 Rensa
2015/10/16(金) Zepp Namba
2015/10/17(土) Zepp Nagoya
2015/10/23(金) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2015/10/24(土) Zepp Fukuoka

Nothing’s Carved In Stone「円環 -ENCORE-」
2015/11/06(金)豊洲PIT

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る