GLIM SPANKY、映画「ONE PIECE FILM GOLD」主題歌を含む待望の2ndフルアルバム『Next One』完成!(前編)

GLIM SPANKY | 2016.07.02

 2ndフルアルバム『Next One』は、『SUNRISE JOURNEY』からの1年で確実にスケールアップしたGLIM SPANKYをダイレクトに表す作品だ。ダイナミックなサウンドと変化に富んだ楽曲、松尾レミがハスキーな声で表情豊かに伝える歌は、時に幻想的で時にドラマチック、そして心の芯を熱くさせる。今作は10曲中4曲に大型タイアップがつき、そのうちの3曲は映画やアニメといった映像作品に関わっている。それはGLIM SPANKYの楽曲が視覚的な想像力を刺激し、感動を生む感情を動かす力を持っていることを示していると言っていいだろう。そして松尾レミ(Vo&G)と亀本寛貴(G)の2人が、純粋にロックを愛し、ロックが心を揺さぶる音楽であることを信じているからに他ならない。だからGLIM SPAKYは、常に“次”を目指すのだ。

EMTG:まずは映画『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌となる「怒りをくれよ」について伺いたいのですが、作者で監督の尾田栄一郎さんからのご指名だったそうですね。
松尾レミ:そうなんです。私たち「ONE PIECE」世代なので信じられないことで。スタッフの方から教えて貰ったんですけど「尾田先生はロックが好きでInterFMばかり聴いてる」と。それでラジオでGLIM SPANKYに出会ったらしく、会議でいきなり「ワイルド・サイドを行け」をスタッフの皆さんに聴かせたという話を聞いて、すごく嬉しくて。
EMTG:「こんな曲を」といったオーダーはあったんですか?
松尾:初めてのミーティングで、今までの「ONE PIECE」を変えたいと熱く語られて、「お茶の間にこんなものが流れるの?」というようなものを「ONE PIECE」と共有したいと。そう言っていただけたので、すごく信頼できました。リクエストも何もなくて、あるとしたら、速いロックがいいです、と。
亀本寛貴:テンポを速くしてくれって。
松尾:そう、アニメと合わさった時にスピード感が出るようなサウンドにしてくださいって。
EMTG:「怒りをくれよ」というタイトルがチャレンジ精神を感じさせますね。
松尾:曲ができなかったんですよ。プレッシャーを感じていないと思いつつも、ずっと見てきたアニメだというのもあるし、リクエストがまったくないから逆に何を書けばいいのかわからない。いっぱい書きたいことがあって選択できない。本当にギリギリまでできなかったんです。で、これはもうヤバいって時に、むちゃむちゃ自分にムカついてきて(笑)。なんで私はできないんだ、なんで締め切りがあるんだとか、そっちまで行っちゃって(笑)。でもそうなった時に、私はこんなもんか、できないなんてありえない!と思った時に、逆にとんでもない怒りが湧いて、吹き出したんですよ、自分の中で。それに気づいた時に、それをそのまま曲にしようと。曲を書く時は、その時に本気で思ったことだけを紡いでいくことが自分には重要で。曲にもよりますけど、感情を出す曲は本気で思ったことを書きなぐってできる。世界観がある曲は、架空の世界を描いていくんですけど、この曲は本気で思ったのが、“もっと私に危機感をくれよ”ってことだったんですよね。「ONE PIECE」を意識したわけではないですけど、ルフィがデカい敵を倒す時みたいに、私もデカい自分の中の壁をぶち壊す勢いで作ったって感じです。それをスタッフや尾田先生ともやり取りをして完成させたんですけど、最初はボツにしようとしていたワードに対して、尾田先生から「これが僕の言いたいことだ」と返ってきて。そこで私は尾田先生とも、尾田先生が描くルフィの感情とも通じ合えた気がして。
EMTG:尾田先生が指摘されたのは、どんなワードですか?
松尾:「試練何度越えようが 満足を蹴り飛ばして」とか、「限界越えた先にしか欲しいものはない」とか。こういうところに共感してくれるんだって。それで熱い漫画ができるんだって。面白かったですね。
EMTG:この曲をアレンジする上での第一印象とかどうでした?
亀本:日本語の歌詞をつけるのが大変かなと最初は思っていて。Aメロまで作ってもらったら、サビはもうちょっと開けた感じにしたいから考えようと思って、1回メロできたら教えてって言ってたんですけど、結局勢いでサビまで作っちゃったよね?
松尾:うん、作っちゃった(笑)
亀本:途中でコード進行変えずにそのまま行っちゃったから、1曲通して同じコード進行の繰り返しになっちゃったんですけど。それでも押し通せるぐらいの感じだったから、これでいこうって。
EMTG:サウンドプロデュースは亀田誠治さんですが、何かアドバイスはありました?
亀本:何パターンか作って亀田さんに一緒にアレンジを考えて貰ったんですけど、これはほとんどデモのままです。サビのメロディとかちょっとこうなるとよくない?くらいの話はしました。
松尾:今までになく沢山の人が関わる大きなプロジェクトだったんで、出来上がった時に「やったね!」とみんなに言える現場だったので気持ちがいいです。
EMTG:そして、セカンドアルバム『Next One』も完成しましたね。同名曲「NEXT ONE」が収録されているので、アルバムのキーワードでもあるかと思いますが。
松尾:タイトルをずっと考えていたんですけど、自分が今伝えたいこと世間に訴えたいことは、どんな言葉を考えても行き着くところは「Next One」だったんですよ。2nd Mini Album 『ワイルド・サイドを行け』にも収録されている「NEXT ONE」はブラインドサッカー日本代表の公式ソングになっていることもあって、勝ち負けに関係なく「NEXT ONE」と次に行けたらいいなと思ったので。
EMTG:ずっと自分のなかに置ける言葉ですね。
松尾:そう思います。私の中学2年生からの座右の銘だったんですよ。それをつけるべきだと思ったのが今だったし、今しかこれはタイトルにできないなと思って。
EMTG:中学2年で「Next One」が座右の銘になったのは何かきっかけが?
松尾:受験が始まる頃で、でもバンドもすごくやりたくて、という時期に、父親の友人のブルースマンの人が勉強を教えてくれてたんですけど、他のことも知らなきゃいけないって、誰かの名言とかロックの名盤とかを聴かせてくれて。父親と一緒にそういう話をしているなかで、どんな最高傑作を作っても、いつも「Next One」と言えたらかっこいいよねみたいな話だったと思うんですけど、そこで私は「これだ!」と思って。そこからですね。
EMTG:フルアルバムとしては2作目だから、「次へ来た」という気持ちもあったかと思います。
松尾:そうですね。今回はプロデューサーがついた曲は2曲だけで、自分たちがどれだけやってきたかが結果になる挑戦でもあったので、前作に対しての「Next One」というのもタイトルを決める理由にもなりました。けっこう自分たちの好き勝手やらせてもらって、前回やってないことを含め引き出しの多いアルバムにしたいなと思って、作りました。

【取材・文:今井 智子】


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ビデオコメント

リリース情報

Next One(初回限定盤(CD+DVD))

Next One(初回限定盤(CD+DVD))

2016年07月20日

ユニバーサル ミュージック

1. NEXT ONE (ブラインドサッカー日本代表公式ソング)
2. 怒りをくれよ (7月23日(土)公開 映画『ONE PIECE FILM GOLD』 主題歌)
3. 闇に目を凝らせば
4. grand port
5. 時代のヒーロー(福田雄一監督Amazonオリジナルドラマ『宇宙の仕事』主題歌)
6. 話をしよう(高橋留美子原作 NHK Eテレアニメ「境界のRINNE」第2シリーズエンディングテーマ)
7. NIGHT LAN DOT
8. いざメキシコへ
9. 風に唄えば
10. ワイルド・サイドを行け

お知らせ

■ライブ情報

『Velvet Theater 2016』
2016/07/09(土) 東京キネマ倶楽部

『Next One TOUR 2016』
2016/09/22(祝・木) 長野 CLUB JUNK BOX
2016/09/24(土) 京都磔磔
2016/09/25(日) 高松TOONICE
2016/09/30(金) 福岡the voodoo lounge
2016/10/01(土) 岡山ペパーランド
2016/10/06(木) 金沢vanvan V4
2016/10/07(金) 新潟CLUB RIVERST
2016/10/10(祝・月) 札幌BESSIE HALL
2016/10/14(金) 仙台MACANA
2016/10/16(日) 広島CAVE-BE
2016/10/22(土) 梅田umeda AKASO
2016/10/28(金) 名古屋BOTTOM LINE
2016/10/30(日) 新木場STUDIO COAST

SHE’S Major Debut Single 「Morning Glow」 RELEASE TOUR 〜The Everglow -chapter.1-〜
2016/07/28(木) 梅田CLUB QUATTRO

テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION
2016/08/08(月) コカ・コーラ SUMMER STATION LIVEアリーナ(六本木ヒルズアリーナ)

TREASURE05X 2016 〜TRIPLE AUTHORITY 1st DAY〜
2016/08/13(土) E.L.L./ell.FITS ALL/ell.SIZE
※出演会場・タイムテーブルは後日発表

LIQUIDROOM 12th ANNIVERSARY THE BAWDIES × GLIM SPANKY
2016/08/16(火) 恵比寿LIQUIDROOM

音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2016
2016/08/18(木) 神奈川県鎌倉市由比ガ浜海岸

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016
2016/08/27(土) 山梨県 山中湖交流プラザ きらら

WORLD HAPPINESS 2016
2016/08/28(日) 夢の島公園陸上競技場

Slow LIVE’16 in 池上本門寺
2016/09/03(土) 東京都大田区 「池上本門寺」 野外特設ステージ

24th Sunset Live 2016 -Love & Unity-
2016/09/04(日) 芥屋海水浴場・キャンプ場 特設ステージ

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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