日本テレビ系「ZIP」内<あおぞらキャラバン>に出演中の現役女子大生シンガーソングライター、セレイナ・アンがメジャーデビュー!

セレイナ・アン | 2016.07.14

 4月から日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」内コーナー<あおぞらキャラバン>にレギュラー出演中のセレイナ・アン。ハーフで二十歳、現役女子大生シンガーソングライターである彼女は、’14年からYouTube公式チャンネルにアップした洋楽カバー動画とツイキャスでのライブが話題を集め、昨年の秋にiTunes限定でリリースしたインディーズ・ミニアルバム『We Are One』は総合チャート4位、J-POPランキングで2位を獲得した。中高生の女子を中心にインスタグラムのフォロワー数も急増中と話題沸騰の彼女は、メジャーデビュー作となる6曲入りのミニアルバムに『SUNDAYS』というタイトルをつけた。日曜日やSUNDAYの由来は“太陽”。マザーグースでは、<日曜日生まれの子供は可愛くて朗らかで優しくて陽気>と歌われている。誰もが親密さを感じてしまうような屈託のない性格と太陽のように輝く笑顔を携えた彼女。名刺代わりの1枚に、これほど似合うタイトルはないのではないかと思う。

EMTG:現在、日本一周の旅の真っ最中だと思いますが、日々、どんなことを感じていますか?
セレイナ:始まる前は不安も大きかったんですけど、今はすごく毎日が楽しくて。この旅をしてなかったら、きっと出会えなかった人たちや動物に出会えることが嬉しくて。どこに行っても待っててくれる人がいて、喜んでくれる人がいるという環境はとても恵まれてるなって思うし、日々、いろんな感情、刺激、経験を与えてもらっています。人間的にも成長してるんじゃないかなって思うし、これからも“そら”と一緒にいろんなところに行って、番組を通して、たくさんの笑顔と幸せを届けたいなって思ってます。
EMTG:あおぞらキャラバンへの出演が決まったと同時にメジャーデビューも決定しました。もともと小さい頃から音楽好きでしたか?
セレイナ:そうですね。私は父が日本人で、母がアメリカ人なんですけど、父はギタリストで、若い頃に作曲家としてアメリカで活動をしていて。家の中ではビートルズとかピンク・フロイド、レッド・ツェッペリンが流れている環境だったので、物心がついたときには漠然と、ステージに立って歌いたいと思うようになって。音楽が好きで、歌うのが好きだっていうのは昔から変わらないんですけど、真剣にアーティストになりたいって思うようになったのは、また別のきっかけがあって。
EMTG:アーティストを本気で志すようになったきっかけというのは?
セレイナ:中学生になってインターネットを使うようになったんですけど、たまたま見ていたYouTubeで、海外の女の子がギターを弾きながら歌うカバー動画をあげていたんですね。その動画を見た瞬間に、「私もやりたい!」と思って、ギターを引っ張り出して。小学生の頃に父に教えてもらったことがあるんですけど、その時は長続きしなかったんですね。でも、自分で独学で始めてからは夢中になってしまって。自分がやりたいことは自分で学ぶほうが私には合ってるみたいです。
EMTG:そこですぐに自分もカバー動画をアップしたの? 
セレイナ:私が通っていた中高一貫の学校は芸能活動が禁止だったので、コピーはしてたけど、アップはしてなくて。しかも、私はずっと自分に自信がなかったんですね。高校生の時はエド・シーランやガブリエル・アプリンが好きで、ギターを持ったシンガーソングライターになりたいって思ってて。なれるならなりたいけど、私にはどうせできないだろうなっていうテンションだったんです。でも、大学生になってから、周りにはいろんなことに挑戦してる人がいるなって気づいて。じゃあ、私もやってみようかなって決意をして。動画をあげたら、たくさんの反響をいただいて、今の事務所に入ることになって……。最初は不安の中で始めた音楽活動だったけど、だんだん道が開けてきて、前が見えてくるようになったっていう感じですね。
EMTG:今の話は、メジャーデビューミニアルバム『SUNDAYS』に収録されている「19」の歌詞をそのまま聴いてるようですね。
セレイナ:確かにそうかもしれないです。『19』は去年の秋頃に作った歌なんです。当時、毎週金曜日にツイキャスをやっていて。18歳の時から今年の3月まで2年間続けていたんですけど、そこで、事務所の人に聞かせるよりも前に、ツイキャスでみんなに聴いてもらった歌なんですよ。私とみんなで共有しているこの思い出があるから明日も頑張っていける。辛いことも乗り越えていけるよねっていう感情を込めてて。初披露の場が、私を以前から応援してくれているみんなの前だったっていうのが嬉しかったし、10代の総まとめになった気がしますね。
EMTG:今年の3月に20歳の誕生日を迎えて、いよいよメジャーデビューとなるわけですが、メジャーデビュー作はどんな1枚にしたいと思ってましたか?
セレイナ:まずは、昨年の秋にリリースしたインディーズ時代のミニアルバム『We Are One』から一歩成長した私を見せたいなと思ってました。前作よりもポップでキャッチーになったし、いろんな私を見てもらえる作品になったなと思ってます。
EMTG:タイトルを『SUNDAYS』にしたのはどうしてですか?
セレイナ:日曜日って、1週間の終わりでもあるし、始まりでもあるし、区切りがつく曜日だと思うんですね。しかも、日曜日がお休みの人も多いだろうし、いろんなドラマが生まれる。もちろん、他の曜日もいろいろあるけど、日曜日には日曜日にしかないストーリーがあるんだろうなと思って。いろんな日曜日を描いてみたいって思ったんですね。
EMTG:確かに本作ではいろんなドラマが描かれてますね。片思いもあれば、失恋もあるし、遠距離恋愛や応援ソングもあって。
セレイナ:そうなんです。例えば、「Sunday Love」には日曜日に駅で待ち合わせた人がいて、家から駅までに向かう道を歩きながら、告白しようって考えてる女の子のドキドキを歌っていて。「My Own Way」は昨日、振られて悲しかったけど、朝起きてみたら、天気も良いし、くよくよしてる場合じゃないなって区切りをつける日曜日。ひとりきりだけどここから前を向いて歩いていこうっていう思いを込めたんです。ロケの移動中に書いた「Sweet Sweet Love」は、東京ではなく、どこかのんびりした場所での恋愛。幼馴染で、高校3年生か大学1年生くらいになった二人が、付き合って3~4ヶ月くらいの気持ちで、「So in Love」は遠距離恋愛。辻褄が合ってないけど、“好き”っていう思いが溢れている感じですね」
EMTG:「CHANGE」は応援ソングですよね。
セレイナ:他人任せにするのではなく、自発的に、自分が描いた未来に進んでいこうよって歌っていて。私は自分で動き出したことでどんどんチャンスが広がってきているので、そんな姿をみんなにも見て欲しいし、私と同じように自分で自分の道を拓いて欲しいなと思って。メジャーデビュー直前の今の私の心境を詰め込んだ曲でもあるし、それこそ日曜日に考えこんだ私みたいな感じ。しかも、この作品にはすごいミラクルがあって。
EMTG:どんな奇跡があったんですか?
セレイナ:最初にレコーディングした日が日曜日だったんですけど、最後の曲のレコーディングも日曜日だったんですよ!自分では気づかなくて、スタッフさんに言われてから気づいて。日曜日からスタートして、日曜日に完成した。『SUNDAYS』にとって、とっても縁起がいいなと思いました(笑)
EMTG:あはははは!日曜日という曜日はセレイナさんのキャラクターにもぴったりな気がしますね。話していても、本当に明るくて楽しいし、ついつい笑顔になっちゃいますから。
セレイナ:本当ですか!? それは嬉しいですね。私は常にハッピーで前向きな存在でありたいと思っているし、音楽を通して、ポジティブでいようっていうメッセージを伝えたいなって思ってるんですね。繰り返しになるけど、私のこれからの目標は、自分の歌で、より多くの人をハッピーにして、ポジティブにすること。音楽は私の人生に一番影響を与えてくれたものであって。私は音楽に自信をもらったし、成長させてもらったし、前に進ませてもらった。だから今度は私が音楽にしてもらったことをみんなにもできたら本当に幸せだなと思いますね。

【取材・文:永堀 アツオ】

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リリース情報

SUNDAYS

SUNDAYS

2016年07月13日

onepeace

1.Sunday Love
2.My Own Way
3.Sweet Sweet Love
4.So in Love
5.CHANGE
6.19

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