FlowBack スタイリッシュなダンスや楽曲とは裏腹に、実は泥臭く積み上げてきた注目のニューカマー

FlowBack | 2016.09.07

 “生き様”で人々の心を震わすダンス・ボーカルグループが現れた!! 2014年開催の国内最大規模のオーディション< LINEオーディション>で応募者125,094組の中のファイナリスト8組に選出され“セルフ・プロデュース”できるグループとして注目を集めたFlowBackだ。洗練された楽曲「Come A Long Way」でスタイリッシュにデビューを飾る彼らが、何もないところからひたすら自らの足で運命を切り開きデビューへとたどり着いた“熱血”男子5人の泥臭いサクセスストーリーに迫る。

EMTG:まずは自己紹介と、各々で何をプロデュースしているのかを教えていただけますか?
REIJI:REIJIです。グループではグッズデザインを担当しています。自分は、顔が濃いところと明るい性格がチャームポイントです。
TATSUKI:FlowBackでリーダーをやっているTATSUKIです。ダンスの振り付けと構成を担当しています。僕は魅せるダンスと、前髪パシャパシャしてしまう癖があります(微笑)。
MARK:MARKです。グループ内では衣装のスタイリングをしてます。REIJIと僕はフィリピンと日本のハーフなんですけど、顔が濃いのがREIJI、薄いのが僕と憶えていただければと。あと、笑ったら歯が出ます(笑)。普段のMCはふわんとしてるんですけど、曲中は男らしくなる。そこも特徴かなと思います。
JUDAI:最年少のJUDAIです。グループではラップと(ラップの)リリックを担当しています。鋭い眼光が特徴で、話しかけてもらいたいんですけど、極度の照れ屋です。髪型をしょっちゅう変える(取材時もコーンロウからナチュラルヘアに!!)ところも特徴ですね。
MASAHARU:MASAHARUです。セルフ楽曲におけるメロディーと作詞を担当しています。前髪を降ろした黒髪が特徴で、人には左眉毛がいいとか、目が(少女マンガのように)光ってるねとよくいわれます。
EMTG:どんな意味を込めて“FlowBack”という名前にしたんですか?
TATSUKI:僕たちは、各々オーディションに落ち続けてきて、じゃあ僕たち組んで何かやろうよと集まったグループなんですよね。
EMTG:いい方は悪いですけど、落ちこぼれのメンバーたちが集まって結成したグループ。
MARK:はい。僕とTATSUKI君、MASAHARU君が特に落ちまくってて。いまでも覚えてますからね。落ちたときの審査員の顔は(笑)。
TATSUKI:だから、ここから這い上がって俺たち自身が逆流起こしてやろうぜ、と。そういう意味でFlowBackと付けました。
EMTG:そうして実際にメジャーデビューまで這い上がってきた。いまはどんな心境ですか?
REIJI:3年間いろんな困難を乗り越えてきて。ゼロからのスタートだったんで、僕らを伝えてくれた一人一人とFlowBackの力を合わせてこのスタートラインに立てた気がしてます。
TATSUKI:グループを組んだときは、一番遠くにある夢が“メジャーデビュー”だったんですよ。でも、ここに至るまでの3年間にいろんな経験をしたからこそ、メジャーデビューが目の前にきてもさらに遠くを見ている自分たちがいることに気付きました。あのときの夢はいつしか通過点に変わって、いまの自分たちはさらに先の大きなものを目指してる。メジャーデビューはそのスタート地点ですね。
MARK:事務所にグループを組まされ、デビューまで駆け抜けていく人たちの話も聞きますけど、僕たちは事務所もレーベルも本当に何もないところから始まって。出るイベントも自分たちで探すところからスタートしました。だから、TATSUKI君がいってたようにメジャーデビューはすごい雲の上のような話だったんです。だけど、何もないところからFlowBackの曲が初めてできました、少し大きなイベントに出られましたと1つ1つFlowBackの夢が叶っていった3年間があるからこそ、メジャーデビューという夢が叶ってもここはゴールじゃないと思いましたね。通過地点です。
JUDAI:僕は実は、FlowBackを結成するまで音楽とは無縁だったんです。MASAHARU君に声をかけてもらってここに来て、そこからラップをやるようになった。僕のラップも、お客さんも最初は0から始まったんで、結成からデビューまでの3年間。楽しい事の倍ぐらい辛いことあって、それでも踏ん張ってきたんです。正直心が折れてた時期もありました。なかでも<LINEオーディション>のファイナリストに残ったのにダメだったときは最後の命綱が切れた感じで、今後どうしようって思いました。けど、それでも諦めなかったのはメンバーや応援してくれる方々がいたからです。今回のデビューは再びゼロからのスタートが始まる感じですね。ゼロから初めて尽くしでスタートした3年間があった上での今回だから、楽しみしかないです。この先、FlowBackは少々のことでは折れない自信がありますから。
MASAHARU:デビューまでの3年間、このキメキメのアー写とは違って僕らはとにかく泥臭くやってきたんですね。1つ1つ全力をこめてやって、1つ1つ課題をクリアしてここまできたんですよ。僕らデビューまで週2、週3とかじゃなく、毎日のように一緒にいて。その都度改善点を見つけてグループとして進化してきたんですね。
JUDAI:300日ぐらい一緒にいたよね?
MASAHARU:これを他の人にいうと驚かれるんですけど、僕らは普通だったんです。これがFlowBackらしいやり方なんで、デビューしてもこの泥臭いスタイルでやっていくだけです。
EMTG:セルフ・プロデュースをするようになった理由は?
TATSUKI:元々組んだ当初からそれぞれ得意分野がバラバラだったんですよ。それを活かせないかというので、僕はダンスをやってきたから振り付けと構成をやろうとか。曲がないとき、歌をやってきたMASAHARU君が曲書いてくるからって書き出したり。REIJIは絵が上手だったんでグッズのデザインをしたり。
MARK:ゼロからだから自分たちでやるしかなかったんですよ。セルフ・プロデュースを売りにしていくつもりなんかなくて、そうするしかなかっただけで。いまは僕たちだけがやらなくてもいい環境が整ってきたんですけど、でもここは自分たちでも持っていたい部分なのでセルフ・プロデュースも続けていきます。
EMTG:では、デビュー曲「Come A Long Way」の聴きどころを教えてください。
REIJI:サビで5人でしかできない細かいダンスフォーメーションで変化していくところがかっこいいので、目で見て楽しんで欲しい曲です。
TATSUKI:タイトルは直訳すると“ここまで来た”という意味で、この曲に対する僕たちの裏テーマはやっとここまで来たという3年間の自分たちの軌跡です。イントロのギターで自分たちがこれまでやってきた3年間の回想が始まって。さらにここから先に向けて、もっと俺たちいくぜという熱い思いが歌ってても踊ってても込められる曲ですね。
MARK:サビの部分は僕らみんなで歌ってるんですけど。そこをユニゾンにした意味は“僕ら5人でこのメジャーデビューをつかんだ。この勢いのまま止まらないぞ”というのを表していて、ここでは5人の魂がこもった歌声が聴けると思います。
JUDAI:一聴すると歌詞はロストラブソングですけど、僕たちとしては熱い気持ちをぶちまけてる曲です。ラップパートの“同じ毎日繰り返し”とかはずっとお客さん0人の時代を思い出して、いつになったら0人を抜け出せるんだという葛藤を思い出して書きました。FlowBackが泥臭くやってきたことを描いた歌詞にも目を向けて頂けたら嬉しいです。
MASAHARU:5人で歌って踊るというスタイルは僕が見る限り日本ではあまりないと思うので、そこに注目してもらいたいです。その中でも、サビ前の歌詞と(親指で背中をさす)踊りがキャッチーだなと思っていたら、家に帰ったらすでに妹が真似してました(微笑)。
EMTG:MVも素晴らしくて、印象に残りますよね。
JUDAI:都内の倉庫で、10時間以上踊り続けて撮ったんですけど。汗が吹き出る中での撮影だったので、何度も汗を拭いたり衣装を乾かしたりしたんですけど、それでも目を凝らして見ると汗がめっちゃ垂れてて、服も濡れてるところあるんです(笑)。その熱い感じを見てもらいたいですね。
MASAHARU:そういうところは泥臭くいこうと思って、あえて修正もしませんでした。
EMTG:では、最後にFlowBackがいま思い描いている夢を教えてください。
TATSUKI:僕たち以外にも、本当にゼロからスタートして夢を追いかけてる人って、いっぱいいると思うんです。FlowBackがゼロからできたんだから俺たちだったできるというように、自分たちの生き様が誰かの夢になることが僕たちの今の目標ですね。
MARK:そこを支持してくれる人が増えて、いつかは東京ドームみたいな大きな会場でライブをやりたいです。

【取材・文:東條祥恵】

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リリース情報

Come A Long Way[初回生産限定盤](CD+DVD)

Come A Long Way[初回生産限定盤](CD+DVD)

2016年09月07日

ソニー・ミュージックレーベルズ

[CD]
01. Come A Long Way
02. Be Mine
[DVD]
01.Wake Me Up(Music Video)
02.AfterRain(Music Video)
03.FlowBack Behind The Scenes Vol.1

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

e-radio 20th Anniversary "SHIGA NOW"
2016/10/01(土) 大津市民会館 大ホール

FlowBack 3rd Anniversaryイベント
2016/11/26(土) 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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