福岡発の超常ハイカラギターロックバンド ポルカドットスティングレイが、初の全国流通盤『骨抜きE.P.』をリリース!

ポルカドットスティングレイ | 2016.11.21

 MV「テレキャスター・ストライプ」が170万回以上(11月時点)の再生回数を突破した福岡発の4人組、ポルカドットスティングレイ。ネット時代を睨んだ戦略的なアプローチが功を奏し、今年10月に行われた東京ワンマン公演もわずか3分でソールドアウトを記録。知名度をグングンと高める中、絶好のタイミングで1st EP『骨抜き E.P.』をリリース!今回はメンバー4人全員で取材を受けてくれることになり、バンドの成り立ちから各自の音楽ルーツまでじっくり話を聞くことができた。今作はメンバーの音楽偏差値の高さを思い知らされる多様性に富んだ4曲が収録されているため、これからさらにどんな広がりを見せるのか、本当に楽しみだ。メンバーの飾らない人柄が滲み出たインタビューになったので、是非読んでほしい。

EMTG:今日(11月3日)初めてライヴを観ましたが、一番MCをやらなそうな人が先頭を切って喋り始めたので、軽く衝撃を受けました。
全員:ははははは。
雫(Vo&Gt):(ミツヤスカズマは)スベりがちなんです(笑)。
ミツヤスカズマ(Dr):あの日はお客さんもわかった上で、やったからね。
雫:そういうことにしておきましょう(笑)!
EMTG:バンド自体は2015年に結成ですよね?
雫:はい、まだ2年経ってないんですよね。最初、私は3ピースのバンドをやっていたんですけど、もう一つ遊びのバンドをやりたいなと。で、ツイッターでメンバーを募集したら、ミツヤスが来てくれて。この2人が初期メンバーです。
ミツヤス:みんなツイッターで集まったメンバーですね。それからユウ君(ウエムラユウキ)も入って。
雫:私がやっていた3ピースのバンドが解散したので、本気でやりましょうと。
ミツヤス:最初のMV「夜明けのオレンジ」を出した頃に前のギターが辞めて、エジマ君が入ったんですよ。
エジマハルシ(Gt):はい、売れそうだなと思ったから(笑)。
EMTG:どの辺で売れそうだと?
エジマ:雫さんが前にやっていたバンドを観たときに、ヴォーカルに力があるなと。ポルカドットスティングレイ(以下ポルカ)は今の邦ロックに意外といないところを攻めているから。
EMTG:ははは。雫さんが以前やっていた3ピース時代はどんな音楽性でした?
雫:曲の方向性は今と変わらないです。ポルカでは最初英語でやる予定だったんですよ。前のバンドが日本語だったから、分けたくて。でも解散したから、両方使うようになりました。
ウエムラユウキ(Ba):英語を堪能に喋れる女性ボーカリストって貴重な存在じゃないですか。
EMTG:えっ、雫さんは英語ペラペラなんですか?
雫:英語は喋れます。
ミツヤス:ツイッターも留学先のイギリスで呟いてましたからね。
雫:日常生活で英語を使っていたので、普通に英語で曲を作ってましたからね。
EMTG:イギリス留学は音楽性にも影響があります?
雫:英語で歌詞を書く以外は活きてないですね(笑)。
EMTG:イギリスでクラブに行ったりとかは?
雫:クラブ、めっちゃ嫌いなんですよ。部屋でゲームしていた方がいいなって(笑)。
EMTG:そうですか。現在の4人が集まって、音楽性に変化は?
雫:アレンジはメンバーに任せてるんですよ。最低限の作曲だけして、フレーズ作りは丸投げですね。
EMTG:演奏は技巧的ですね。「黄昏サイキック」を聴いたときに、the band apartの影響も受けているのかなと。
雫:バンアパは好きですね。その曲は以前ギターを弾いてたメンバーの色が出てるんですよ。
ミツヤス:確かに音作りはバンアパに似てますよね。ルーツだし、影響は受けてます。
EMTG:改めてメンバー一人ずつルーツの音楽を聞いてもいいですか?
雫:学生のときにみんなが聴いてるような音楽に触れる程度で。バンドをやるようになって、売れてるバンドの曲をたくさん聴き始めました。最近、米津玄師さんは好きで聴いてます。あと、再生回数の多いMVを視聴してました。
エジマ:RADWIMPS、BUMP OF CHICKEN、他には東京事変、SiM、coldrainとかですね。ジョン・メイヤー、スティーヴィー・レイ・ヴォーンも好きですね。
ウエムラ:The Strokes、Coldplay、Imagine Dragonsを聴いて、プレイ面ではストレイテナーの日向さん、NUMBER GIRLの中尾さんはよくコピーしてました。特に日向さんの音壁を埋めるアプローチは曲にも活かしてます。
ミツヤス:最初はBUMP OF CHICKENを聴いて、「sailing day」に衝撃を受けて。藤原さんになりたいと思って、まずは譜面を読めるようになりたくて、吹奏楽部に入りました。で、大学でギターをやろうと思ったら、ドラムがいないということで…やりますって(笑)。先輩がバスドラをドコドコやってる姿を見て、メタルドラマーを目指そうと思い、Slipknotをひたすら叩いてました。
雫:活かされてはないね(笑)。
ミツヤス:そうなんだけど、アプローチ的な部分でSlipknotは入ってるかなと。あと、UVERworldも好きだし、このバンドでは自由にやらせてもらえるので楽しいですね。
EMTG:今、ポルカの名前は知れ渡っている真っ最中ですが、きっかけはMV「テレキャスター・ストライプ」(再生回数170万回以上/11月時点)ですよね?
雫:そうですね。今はネットの力が絶大ですからね。それで人に見てもらえる工夫をしようと。映像が面白くて、最後まで曲も全部聴いてしまうという感じにしたくて。で、自分たちでタダでできるプロモーションを頑張ろうと。
EMTG:バンドを取り巻く環境も変わりました?
雫:ライヴのノルマがなくなりました(笑)。
EMTG:リアルですね(笑)。そして、今作は4曲入りEPになりますけど、どんな作風にしようと?
雫:曲の雰囲気をバラしたくて。「テレキャスター・ストライプ」みたいな4つ打ちのダンスビートの曲だけではなく、プログレ、バラードもできちゃうから聴いてよ!という内容にしたくて。ポルカ=ダンスビートの曲だけとは思われたくないし、可能性を広げたくて。
エジマ:正しい判断だと思います。
雫:何目線なんだよ(笑)!私、tricotさんが好きなんです。変拍子なんだけどサビはすごくわかりやすいし、メロディもいいじゃないですか。tricotさんのように誰でも聴ける変拍子はなかなか作れないから、1曲目の「ハルシオン」はそこにチャレンジしました。こういう曲は得意なんですよ。バラード調の「心ここに在らず」の方が身構えちゃう。
EMTG:「心ここに在らず」はバラード的な位置付けですか?
雫:そうですね。ウチの中ではあの曲が最大のバラードです。
ウエムラ:そもそもバラードは聴かないと言ってたもんね?
雫:そう、眠くなるんですよ。
エジマ:バラードはトイレ休憩タイムと言ってたしね。
雫:ははは、そうなんですよ。だから、自分が耐えられるようなリズムがハネたバラードを書こうと。でもこの曲は一番声を張ってますからね。
EMTG:スキャット風の歌い回しも面白いし、ギターソロはブルージーで色気がありますね。
エジマ:いままでのソロで一番難しいですね。めっちゃいいフレーズができたと思います。
ウエムラ:歌をジャマしないように手数は控えめですね。ドラムもそうだよね?
ミツヤス:パートごとにリズムがハネたり、ハネなかったり、面白い曲ですね。今回の中では一番悩んだ曲ですね。
EMTG:「人魚」はライヴでもやっていた曲ですね。
雫:前のバンドでメロを作ってボツにしたけど、ポルカでやってみようと。予想以上にいい出来になりました。
EMTG:なるほど。今作の中で「テレキャスター・ストライプ」を聴くと、明るくてポップですよね。ほかの3曲はどこか陰のある曲調で。
雫:ちょっとダウナー系ですよね(笑)。何も考えないと、暗めのメロディや歌詞ができるんですよ。みんな暗いけど、私が一番暗いかな(笑)。
EMTG:歌詞は恋愛に不器用な主人公が多く出てきますよね?
雫:実は恋愛の曲はほとんどないんですよ。でも恋愛にとってもらえるように書いてます。「テレキャスター・ストライプ」はヒットチャートに入ってるポップソングについて書いた曲で、そこに恋愛っぽい言葉を散りばめているだけなんです。私たち、バンドでありながら、国民みんなが知ってるようなポップ・アイコンになりたくて。
ウエムラ:メインストリームに行きたいですね。
エジマ:三代目みたいになりたいよね?
雫:そう! 三代目 J Soul Brothersや西野カナが好きな人でも聴くバンドになりたい。
EMTG:それはどういう思いから?
雫:そうじゃないと、意味がないと思って。自己満足で人からお金を取りたくないし、ウケるコンテンツを音楽でも作りたくて。
EMTG:では、なぜもっとわかりやすい歌詞にしないんですか? 
雫:歌詞があまりにはっきり入りすぎると・・・メロ押しなので、それを先に覚えてほしくて。ストレートな歌詞は意味が狭くなるから、それだけは避けたいんです。なので、歌詞は5千枚くらいオブラートに包んでます(笑)。私がどういう気持ちで曲を書いたかはどうでも良くて。私の言葉選びのポイントポイントで共感してくれたらいいなと。

【取材・文:荒金 良介】

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リリース情報

骨抜き E.P.

骨抜き E.P.

2016年11月09日

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1.ハルシオン
2.心ここに在らず
3.人魚
4.テレキャスター・ストライプ

お知らせ

■ライブ情報

ポルカドットスティングレイ 2017 TOUR 骨抜き
2017/02/03(金) 名古屋池下CLUB UPSET
2017/02/04(土) 心斎橋CONPASS
2017/02/19(日) Shibuya WWW


ビレッジマンズストア『正しい夜明け』Release Tour
2016/11/26(土) 福岡graf

クジラナイト Vol.6~「自撮り」リリースパーティ東京編~
2016/12/1(木)下北沢SHELTER

下北沢にて’16
2016/12/03(土) 下北沢ライブハウス

Shinonome vol.12 "Shinonome Circuit 2016"
2016/12/11(日) 新栄APOLLO BASE/新栄SiX-DOG/新栄RAD SEVEN

SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY スペースシャワー列伝 第132巻 ~祝唄(いわいうた)の宴
2016/12/09(金) 新宿LOFT

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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