赤い公園、“にーしーろー”連続リリースの第一弾シングル「闇夜に提灯」が到着!

赤い公園 | 2017.02.13

 2017年第一弾シングル「闇夜に提灯」で、今までにない赤い公園を発見するだろう。アグレッシブな曲だけれども親しみやすく、持ち前の毒気も華も存分に散りばめられている。アーティスト写真やMVは、デビュー前からのテーマカラーだった白から、カラフルな衣装に変わった。2月リリースの「闇夜に提灯」に続き、4月・6月にもシングルをリリースする攻めの体制を見せる4人。本人たちは「シレッと変えてみました」などと言っているが、デビュー5年目の本気をうかがわせる赤い公園の本気っぷりを、津野米咲(Gt)と佐藤千明(Vo)に語ってもらった。

EMTG:「闇夜に提灯」とは夏祭りみたいなイメージもありますけど、2017年第一弾シングルですね。「Canvas」から約1年ぶりになりますが、真逆で攻めてる感じがカッコいいです。
津野米咲:ありがとうございます。胸あたたまる系の曲が続いた中で、久しぶりに、ライブ会場に来てくれるお客さんたちが待っててくれた赤い公園なんじゃないかなーと、なんとなく思ってます。その中でもいろいろアップデートしてる部分はあって。だから、まっさらな更地を探しに行くいつものスタイルと違って、自分たちの中にあるものをどんどんリメイクしていった感じというか。
EMTG:これまでの曲だと、「ひつじ屋さん」辺りを連想しました。
津野:そうですね、「ひつじ屋さん」「のぞき穴」とか、ライブでテッパンな曲たち。
EMTG:そういう曲のイメージがあって作曲したのか、曲を作ったらこうなったのか。
津野:そもそもは、TVドラマ「レンタルの恋」の主題歌というお話をいただいて脚本を読んだときに、アップテンポなロックだろうなというのをなんとなく感じてて。なおかつ赤い公園に声をかけてくださった意味がわかったような気がしてうれしくて。それで“きっとこっちだ!”と思ったんですよね。言っちゃえば、自分たちの得意分野なのかな。
EMTG:さっき、津野さんが“アップデート”とおっしゃったのがよくわかります。こういうテンポやサウンドはすごく赤い公園らしいけど、アグレッシブでありながらメロディが親しみやすかったりしてますよね。いい意味で広い層へのアピールが詰まっている気がします。
津野:うれしい!
EMTG:バンドとしての追求感だけじゃなくて、タイアップや楽曲提供で得たものも身になっているのでは?
津野:まず、変わったことと言えば、以前ならベースがギターの位置にいたのにベースがベースの位置にいる(笑)。普通にバンド活動をしていく中で身についてものもあるので、自然とポップなものに落とし込めました。楽曲提供で言えば、モーニング娘。’16さんに提供した曲(「泡沫サタデーナイト!」)がそうなんですけど。マイナーコードでも楽しい曲ができたりして。そういうのが大きいですね。
EMTG:佐藤さんは「闇夜に提灯」は歌っててどうでしたか?
佐藤千明:こういう和風テイストのお祭り感のある曲って「のぞき穴」とかにも通じるものがあって、自分は懐かしいなと思ったし、ドラマの内容とかも少し聞いていたので、きっといい感じに仕上がるんだろうなと思いましたね。このレコーディングをする前に、自分の歌を見直す機会があったんですけど、元々自分の声が好きじゃないというか、コンプレックスだったんです。
EMTG:それはどういうことでしょう?
佐藤:自分の声って、CD屋さんとかで流れていて、「赤い公園だ!」って気づかれるような特徴的な声ではないなと思ってたんですよね。もっと歌声に個性のある方とかがいっぱいいる中で、赤い公園でデビューしてからずっと、その中でどうやっていこうかなと思っていて。それが、歌のニュアンスだったり、声を一曲の中で変えてみるとかにシフトしてたんですけど、自分の声の良さというのはそうやって作ってみたところで変わらないと思って。そうやってひとりで見直しているときに、もう何もつくろわずにこのままの声を生かして、曲から感じるものをストレートに声を使って表現できたらいいなと思うようになったんです。という経験を経ての一発目のレコーディングだったので、自分としてはいい歌が録れたかなと思います。
EMTG:どうやって素直に歌うか、みたいなことでしょうか。
佐藤:そうですね。結構考えちゃうタイプなんですけど、考えて試行錯誤して歌った歌と何も考えないで力を抜いて歌った歌と比べると、違う良さはあるんだけど、自分が聴いててスッと入ってくるのは力が抜けているものだったりして。自分がそう思うんだったらそっちを試してみたいというのがあったんです。だから「闇夜に提灯」は、自分の心と直結するもの以外は抑えてみようかなーという覚悟ができた曲ですね。
EMTG:そんな佐藤さんの変化を津野さんも感じてました?
津野:すごく感じてました。本当にすごく考えるタイプなんで。自分の声が好きじゃないというのも昔からで、彼女が自分の声のいいと思ってるところと、周りの私たちが“ちーちゃん(佐藤)の声のここがいい”と思ってるところが、ようやくすり寄ってきた感じ。私はちーちゃんの声がすっごい好きだから、喋ってるだけでアリ(笑)。あれこれ考えて歌った良い曲ももちろんありますけど、今回の「闇夜に提灯」でちーちゃんがストレートに歌ったほうがいいと自分で思えたというのは、これから赤い公園を続けていく上で、財産になるだろうなって感じてます。
EMTG:とても重要な曲ですね。いつ頃出来たんですか?
津野:これは去年の夏合宿のときですね。初回限定盤のDVDに毎回入ってる「情熱公園」で、そのときの映像が入ってます。
佐藤:津野さんの宅録見てみたいな(笑)。
津野:私の宅録と、千明’sクッキング(笑)。両方あっての赤い公園なんで。
EMTG:(笑)。合宿って毎回やってるんですか?
津野:いえ、デビュー以来だったんです。やりたいっていう私たちのワガママを大人たちが聞いてくださいまして。結構行ったよね、1週間ぐらい?
佐藤:5日ぐらいじゃないかな。山奥だったよね?
津野:海辺だよ、どこに山があった?(笑)
佐藤:丘が見えたから山だと思った(笑)
一同:(笑)
津野:最初の楽器とかのセッティングは手伝ってもらって、あとはメンバーだけで。私は自分のiMacを持って行って、みんなの生音を録るというのを初めてやりました。そしたらそれが思いのほか大変で、ずっとてんやわんやしてました。
佐藤:部屋から全然出てこなかったもんね。
津野:(作業に)入り込むとご飯も食べないしトイレにも行かないんで、みんなが「ご飯出来たよ~」って呼びに来てくれる(笑)。で、最終日はベラ飲み(笑)。合宿前に佐渡に行ってたんですけど、そこでお土産に買った“砂金”というお酒を最終日の夜にみんなで飲みました。「闇夜に提灯」のほかにも何曲か作ったんですけど、たぶん次のアルバムに入ると思うんで、そしたら「この曲も合宿で、“砂金”を飲んでました」という話が出てくると思います(笑)。
EMTG:(笑)。「闇夜に提灯」は、佐藤さんが“初めてコール&レスポンスができる”とコメントを寄せている曲です。
佐藤:歌ってると私の息が続かなくなるんで、してもらわないと困るんです(笑)
津野:デモ段階ではテンポがもう少し遅かったんでどこかで息継ぎができたんですけど、4人で合わせてるうちにテンポが上がっちゃって。でも自分の責任にしたくないから、「これ、お客さんにやってもらったら盛り上がりそうじゃない?」って(笑)。ライブでは(コール&レスポンスは)皆さんの義務ですから、お願いします!
EMTG:頑張りましょう(笑)。ところで「闇夜に提灯」のMVや新しいアーティスト写真では、衣装がカラフルになってますね。
津野:シレッと、こだわりをまたひとつ捨てました。そんな大したこだわりじゃないって言ったら悲しいことになるけど、もう白は着るだけ着たかな。もっとニュートラルな状態で音楽を聴いてほしいという気持ちで、同世代が着てるようなものをカッコよく着れたらいいなと思って。
EMTG:一人ひとりのテーマカラーということでもなく?
津野:そう思われがちだけど、そういうことでもなくて。白を禁止したわけでもないし、4月にもシングルが出るので、そのときにはまた違った色になっていると思います。私たちはシレッと白を脱いだんですが、ずっと応援してくれてるお客さんにとっては一大事。MVの監督さんが誰より一大事と捉えてくれて、「最初はモノクロで白に見えるんだけど、提灯がついたらカラフルになるんだ」って。優しさが出てますね。

【取材・文:今井智子】

tag一覧 赤い公園 女性ボーカル シングル

リリース情報

闇夜に提灯[初回限定盤(CD+DVD)]

闇夜に提灯[初回限定盤(CD+DVD)]

2017年02月15日

ユニバーサルミュージック

[CD]
M1.闇夜に提灯
M2.放蕩
[DVD]
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016 Live映像」
・サイダー ・14 ・NOW ON AIR ・西東京
赤い公園ドキュメンタリー映像「情熱公園」

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津野米咲(Gt.)
東京 純喫茶
純喫茶オタなので。ちょっとダメというか汚いというか、そういう純喫茶が好きで、いい喫茶店をいつも探してます。「カヤバ珈琲」行きたいな。行くのは新宿が多いですね。西口の「らんぶる」とか。下北沢の「いーはとーぼ」も行きますね。こないだも店長さんオススメの、ジャケットがクソダサいレコードを買いました(笑)。

佐藤千明(Vo.)
この世界の片隅に 映画
ずっと観たくて、でも予約ができる映画館だとチケットが全然買えなくて……。当日のみの上映をやってた渋谷のユーロスペースでやっと観れたんですけど、くらっちゃって、「はぁ〜」って。よかったですねー。ラストに向かって平和になっていったと思ったら“そういうシーン入れるんだ!”って。作り手の意地みたいのを感じて、何回も観たいなと思いました。


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