KEYTALK、約1年10ヵ月ぶりとなるオリジナルアルバム『PARADISE』リリース!

KEYTALK | 2017.03.08

 前作『HOT!』から約1年10ヵ月ぶりとなるオリジナルアルバム『PARADISE』。聴いていると踊りたくなる、一緒に歌いたくなる、胸に染みるメロディ&ハーモニーも満載……というようなロックバンドとしての王道の魅力はもちろん、“こういう曲もアリなんだ!”というワクワクも存分に届けてくれる作品だ。メンバー全員が作詞作曲をしている点も注目すべきこのアルバムについて、寺中友将(Vo・G)、首藤義勝(Vo・B)、小野武正(G・MC・Cho)、八木優樹(Dr・Cho)は、どのように感じているのか? じっくり語ってもらった。

EMTG:すごく聴き応えのある一枚ですね。
小野武正:ありがとうございます。まず、シングルで出した内の8曲を入れることにしたので、それ以外に関してはメンバーそれぞれが好きなように新しいものを持ち寄ることにしたんです。みんなから出てきたものをまとめた結果、すごく面白いアルバムになりましたね。
八木優樹:僕が作ったのも3曲入れさせてもらいました。全体にちゃんと馴染んでると思ってます。
EMTG:ソングライターとしての八木さんは、義勝さんから見ていかがですか?
首藤義勝:可能性が無限大だなと感じてます。曲を作り始めてまだ日が浅いですけど、今回で言えば「HOROBIRO」みたいな激しいのもあるし、洗練された雰囲気のものを作ることもあるし。クリエイティブな男だと思ってます。
寺中友将:今回、4人それぞれのカラーがありますね。たけの曲に関してはスピードと衝撃が激しいのが特徴なんだと思います。
八木:“スピードと衝撃”って外車みたい。アメ車?
寺中:うん。ほんとそんな感じ。八木くんもそういう雰囲気があるんですけど、メロに切なさや哀愁を感じる曲が多いんですよ。
EMTG:八木さんはフランス車、ルノーとか?
八木:僕はルノーです(笑)。
EMTG:武正さんは、バイクで言えばハーレー?
寺中:ハーレーは違いますっ!
八木:彼、ハーレーにはうるさいんで(巨匠の愛車はハーレーダビッドソンのバイク)。
EMTG:義勝さんは、チョイノリ(スズキの原付)で決まりですね。
首藤:単に僕が昔乗ってたバイクってだけじゃないですか!(笑)。
EMTG:(笑)武正さんがアメ車っぽいっていうのは、なんとなくわかります。例えば「ダウンロードディスコ」みたいな一気に駆け抜ける感じ、武正さんならではですから。
小野:やっぱりこういう感じのものを作るのが好きなんですよ。歌詞も韻とか響きを活かしますし。
EMTG:展開の激しさという点だと「森羅万象」ですね。これ、演奏の難易度がかなり高そうですが。
小野:細かなキメが多いですからね。ライブでギターは同期を流そうかな……って、さすがにそれはないですけど(笑)。
首藤:バンドでギターが同期って新しすぎるぞ(笑)。
EMTG:(笑)このアルバム、インパクトのあるポイントがたくさんあるわけですが、義勝さんが作詞作曲をした1曲目の「Summer Venus」は、みんな驚くんじゃないでしょうか。
首藤:はい。アルバムの幕開けにふさわしいパンチ曲が出来たと思ってます。
EMTG:突然ダンスボーカルユニットっぽいEDMな感じになるのが面白いです。
首藤:途中で様子がおかしくなるんですよ。
寺中:EDMのところはライブで尺を伸ばして、何か面白いことをしたいですね。
首藤:この曲、お客さんも楽しみにしてるのを感じてて、うれしいです。
八木:こういう曲でMVも作るKEYTALKは、攻めてるバンドなんです。
EMTG:八木さんは作る曲も含めて、攻めているKEYTALKの象徴的存在かも。何をするかわからない爆弾的な存在ですし。
八木:爆弾? たしかに!
寺中:危ねえやつですからね。
EMTG:爆弾ボーイもいるKEYTALKが、より刺激的なライブを作れる可能性を秘めているのが、今回のアルバムじゃないでしょうか?
小野:そうですね。どの曲もライブが、すごく楽しみなんです。
八木:やっぱりKEYTALKはライブです。週末バンドマン?
小野:“今会える週末バンドマン、KEYTALK”です。
EMTG:似たようなキャッチーフレーズを、どこかで聞いた気がしますが……。
寺中:あっ、でも“時々平日もやるよ”って入れないと、嘘になっちゃう。
小野:そうか。“今会える週末バンドマン、KEYTALK~時々平日もやるよ~”です(笑)。
EMTG:(笑)こういうインタビューにも表れるわけですけど、ふざけたところもたくさんある一方、王道にキャッチーだったりするのがKEYTALKなんですよね。
寺中:真面目なこととふざけたこと、どっちかに偏ってもキツくなっちゃうんだろうなというのは、感じてます。“待ってました、いい曲!”を続けるだけじゃなくて、“また変なことやってる”っていう感想をもらうのもうれしいので。
首藤:僕もそういう両方を作りたくなるんです。僕ってほかの人から見ると「MONSTER DANCE」のイメージが強いと思うんですけど、めっちゃキュンキュンするポップスを書きたいこともあるんです。そういうところから「Love me」とか「boys & girls」みたいなのが出てくるんですよね。
EMTG:遊び心を程よいバランスで発揮できるメンバーが集まっているバンドっていうことですね。プロデューサーのNARASAKIさんも、音で遊ぶのが好きなんだと思いますし。
八木:そういえば、「森羅万象」の最後の爆発音を持ってきたの、NARASAKIさんなんですよ。
小野:僕が「爆発させたいんです」って言ったら、爆発音をいっぱい持ってきてくれたんです。聴き比べて、一番いい爆発を選びました。「森羅万象」は宇宙のことを歌っているので、“ここから始まるビッグバン”みたいな宇宙的な爆発が欲しかったんです。
八木:KEYTALKは、爆弾(八木)と爆発評論家(小野)がいるバンドってことですね。
小野:なんじゃそりゃ(笑)。
EMTG:(笑)アレンジに関しても柔軟にアイデアを発揮して進められたんですね。
寺中:はい。「story」で、生のピアノを入れてもらったりもしましたし。作った曲にピアノを入れてもらうのってうれしいもんですね。
EMTG:大人の男の哀愁を漂わせる「story」は、巨匠ならではだと思いました。
寺中:ありがとうございます。漂っちゃいましたね(笑)。僕もいい大人なんで、そういう部分は出していきたいです。こんな髪の毛をしていますが、28歳ですから。
EMTG:巨匠の曲は「Oh!En!Ka!」も印象的です。
寺中:僕はもともと力をもらえる応援歌を聴くのも好きなんです。今までも誰かの力になってほしいワードは歌詞の中に埋め込んできたんですけど、「Oh!En!Ka!」みたいにストレートに表に出したのは初めてです。
EMTG:このアルバム、巨匠と義勝さんの作風の違いがわかりやすく表れている作品でもあるんだと思います。例えば義勝さんが作詞作曲をした「ミルクティーは恋の味」は、哀愁が漂いますけど、巨匠の哀愁とはまた違った雰囲気じゃないですか。義勝さんのほうが柔らかくて、スイートな印象がします。
首藤:おっしゃるとおり、失恋とか片想いっぽいことをテーマにしたとしても、巨匠と僕では雰囲気が違うんですよ。
寺中:バラードは特に違いが出るのかも。
EMTG:「ミルクティーは恋の味」は、少女漫画的な絵柄の義勝さんが浮かぶんですよ。その一方、「story」は、劇画タッチの巨匠が哀愁を漂わせているイメージです。
首藤:なるほど。
寺中:少女漫画の義勝、キラキラしてそう(笑)。
八木:キラキラした義勝か…………。
首藤:なんだよっ!
寺中:八木、バカにしてるだろ?
八木:してない、してない。“ファニー”って感じ。面白いなあ~って思って。
首藤:なんだ、そうか。
小野:“ファニー”って英語にしてるだけで、この話の流れの中だと、バカにしてるっていうニュアンスだぞ。
首藤:そうか。教えてくれてありがとう。八木、このやろー!
八木:おい爆発評論家、余計なこと言うな!
寺中:やばい、爆弾の八木が爆発するぞ。
EMTG:…………この収拾がつかなくなる感じも、KEYTALKならではですね。なんて言うんでしょう? ムニュムニュした雰囲気になっちゃうバンドというか。
八木:“ムニュムニュ”っていうニュアンス、なんかよくわかります(笑)。
EMTG:掴みどころがなくて、でも、しっかり存在しているっていう意味での“ムニュムニュ”ですけど。
八木:人間っていろんな面が表裏一体なんですよ。
EMTG:『PARADISE』は、そういう皆さんらしさがすごく表れている作品だと思います。
小野:そうかもしれないですね。4人の曲がこんな感じで入っているアルバムも初めてですし。今回のアルバムまでの期間で、4人それぞれが作った曲を入れた4曲入りのシングルを2枚(昨年リリースした『HELLO WONDERLAND』と『MATSURI BAYASHI』)出せたというのも、大きかったのかもしれないです。
八木:去年のあのシングルを経たことで、僕も曲を作ることが身についてきた感じがあります。曲を作る作業が好きになってきていて、家でよくやってますね。作詞は難しいですけど。
寺中:“4人が曲を作れる”っていうのは、つまり“自分では作れないものを作れる人が3人いる”っていうことじゃないですか。こういう部分も、どんどん今後の作品に出していきたいです。
EMTG:あと、このアルバムを聴いて改めて感じるのは、『HOT!』から今作の間で、「MATSURI BAYASHI」とか「HELLO WONDERLAND」とか「ASTRO」とか、ライブで盛り上がれる強力な曲が一気に増えたっていうことですよ。
小野:KEYTALKといえば「MONSTER DANCE」っていうイメージがついてたわけですけど、あれだけじゃない感じに、今回のアルバムを出すことでなれそうな気がします。例えば「MATSURI BAYASHI」は去年の夏フェス以降、すごく盛り上がるようになって、「MONSTER DANCE」とはまた違う感じの“アガる!”っていう感じになってますから。
八木:KEYTALKはライブをたくさんやってるので、“楽しい”をお客さんと共有できるひとつの手段として、“踊れる”っていうのが大事なのかなと思います。
EMTG:ライブに関しては、「スターリングスター」も欠かせない存在になっていますね。
首藤:武道館でライブをすることになってから、あの空間をイメージして作ったのが「スターリングスター」なんです。今回のアルバムを作ったことを経て、改めてこの曲で歌っているみたいに、“ここからまた始めよう”っていう気持ちになれてます。
EMTG:アルバム全体を振り返って、巨匠はどんなことを感じます?
寺中:アルバムってかなり力が入るものですし、実際、今回も気合を入れて作ったんですけど、変に力を入れ過ぎずに伸び伸びと作れたのが良かったと思います。
八木:バッティングと同じで、力を込めるのはインパクトの瞬間だけ。それが大事なんです。だからこのアルバムは落合です。
EMTG:落合博満?
八木:はい。『PARADISE』は“天秤打法アルバム”です。……あっ、違ったわ。落合は“神主打法”だった。
寺中:間違えるなよ(笑)。
EMTG:(笑)先ほども少し話が出ましたが、ツアーが面白くなりそうですね。
小野:はい。家でCDを聴くのとはまた別の聞こえ方をすると思うので、ライブにもぜひ足を運んでいただきたいと思ってます。
寺中:新しいことをした曲がいっぱいあるので、お客さんにとっての衝撃になるようなライブを作りたいです。
首藤:まだライブでは披露したことがない新曲もたくさんあるので、お客さんの目の前でどうなるのかを僕も楽しみにしています。
八木:演奏するが難しい曲もあるので、ちゃんと練習して、みんなで楽しめるように頑張りたいと思います!
【取材・文:田中 大】

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リリース情報

PARADISE(初回限定盤A:CD+DVD)

PARADISE(初回限定盤A:CD+DVD)

2017年03月15日

ビクターエンタテインメント

01. Summer Venus
02. ASTRO
03. ダウンロードディスコ
04. MATSURI BAYASHI
05. パラサイト
06. HELLO WONDERLAND
07. 秘密
08. 森羅万象
09. HOROBIRO
10. Love me
11. STAY
12. Combat Song
13. boys & girls
14. story
15. ミルクティーは恋の味
16. スターリングスター
17. Oh!En!Ka!

初回限定盤A付属Live DVD:「KEYTALKワンマンツアー 3年K組お祭り先生~『先生!義勝君の給食費がありません!』~ 2016.7.14 at STUDIO COAST」(57分収録)
・二ヶ月連続シングルをリリースして開催された「KEYTALKワンマンツアー3年K組お祭り先生~『先生!義勝君の給食費がありません!』」より、7月14日の新木場STUDIO COASTでのライブ映像を収録。

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

「KEYTALK爆裂疾風ツアー2017 ~みんなの街でパラリラパパパラダイス~」
04/22(土)熊本B.9 V1
04/23(日)鹿児島CAPARVO HALL
04/28(金)長野CLUB JUNK BOX
04/29(土)富山MAIRO
05/06(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
05/07(日)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
05/12(金)LiveHouse 浜松 窓枠
05/16(火)MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
05/17(水)京都 磔磔
05/27(土)高松festhalle
05/28(日)松江AZTiC canova
06/03(土)高知X-pt.
06/04(日)松山 W Studio RED
06/10(土)HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2
06/11(日)高崎club FLEEZ
06/17(土)盛岡CLUB CHANGE WAVE
06/18(日)郡山HIPSHOT JAPAN
06/24(土)福岡スカラエスパシオ
06/25(日)福岡スカラエスパシオ
06/28(水)CLUB CITTA’ KAWASAKI
07/02(日)Zepp Sapporo
07/08(土)新潟LOTS
07/09(日)仙台PIT
07/12(水)Zepp Tokyo
07/13(木)Zepp Tokyo
07/16(日) BLUE LIVE HIROSHIMA
07/17(月・祝) BLUE LIVE HIROSHIMA
07/28(金)Zepp Nagoya
07/30(日)Zepp Osaka Bayside

ビクターロック祭り 2017
03/18(土) 幕張メッセ国際展示場

JAPAN’S NEXT TURBO 2017
03/19(日) 豊洲PIT

VIVA LA ROCK 2017
05/03 - 05/05
さいたまスーパーアリーナ

JAPAN JAM 2017
05/04 - 05/06
千葉市蘇我スポーツ公園

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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