清木場俊介のあらたな第一歩となるニューアルバム『REBORN』完成!

清木場俊介 | 2017.03.29

 今年2月、盟友であるEXILE ATSUSHIへの思いをしたためたシングル「友へ」をリリースした清木場俊介。2006年のEXILE脱退から、いや、2001年のEXILE結成から、ずっと秘めてきた思いを解き放った。その1曲をきっかけに誕生したニューアルバムが今作『REBORN』。サラリーマンを唄った「FREE MAN」や涙と鳥肌なしには聴けない「母ちゃんの幸せじゃけぇ」等々、赤裸々な思い、あらたな願いや挑戦が詰まった全13曲。軽やかにして重い、しなやかにして逞しい清木場俊介のあらたな第一歩だ。

EMTG:ニューアルバムのタイトルは『REBORN』。生まれ変わるという意味ですね。新生・清木場俊介の1stアルバムと捉えてもいいですか?
清木場俊介:新生より心機一転ですかね(笑)。去年は、ATSUSHIと10年ぶりにライブで共演したり、それまで抱えていたいろいろなモヤモヤがほぼ解消された1年でした。だから、ここからまた清木場俊介としてあらたな歴史を刻む第一歩という意味での『REBORN』です。
EMTG:今、お名前が出たEXILE ATSUSHIさんへの思いを唄った「友へ」も収録されていますね。
清木場:あの曲がきっかけで出来上がったアルバムです。新曲のプリプロを始めたのは、去年の4月頃。いい曲だな、と思えるアルバム収録候補曲が何曲か出来ました。でも、何か違うと。自分の中で、この曲でなければならない、というような強い思いが芽生えず……。わがままを貫いてでも、アルバムに入れたくなる曲ではなかったというか。気持ちが重い日が結構続いていました。
EMTG:その候補曲たちは、自分の中での上の中くらいということですか?
清木場:中には上の上もあったけど、最上や最高ではなかったということです。そんなとき、ATSUSHIから東京ドームへのゲスト出演の依頼があって。だったら、彼に言えずにいた彼への思いを唄にしようと。僕に声をかけてくれたことへの、僕からのもうひとつの返事です。そういう経緯で「友へ」を書き、それまで長く胸につかえていた思いを吐き出せたら、生まれ変わったように気持ちが軽くなって。それまで準備していた候補曲をほぼお蔵にして、そこからあらたに書いた曲たちでニューアルバムのレコーディングを進めました。
EMTG:ニューアルバムはバンドサウンドが中心。参加ミュージシャンもライブバンドのメンバーが中心。
清木場:今回、音に関しては、大きくふたつのことを意識しました。ひとつは爽やかさ。ラブソングならあまりドロドロしないように(笑)。もうひとつは、運転中のBGMになるくらいのサウンド。その結果、よりシンプルになった、と思います。服にしても音にしても、纏っていく美しさもあるけど、脱いでいく美しさもありますよね。今回は、脱いで、削って、抑えました。例えばギターソロでも、今までの僕なら、一緒に盛り上がって、ギタリストを煽っていました。もっともっと、と。でも、今回は冷静(笑)。弾き過ぎはその場で却下。ベースも、ドラムも同じでした。
EMTG:いつものライブバンドのメンバーにも同じことをリクエストしましたか?
清木場:いえ。彼らは今の僕の方向性を理解してくれているので、細かいことは言いませんでした。2~3回しか演奏しない曲もあったし。「大丈夫?」と心配そうだったけど(笑)。プロミュージシャンだから、やればやるほど飛躍的に綺麗にまとまるんですよ。でも、そこは求めてなかったので。ルーズな演奏から生まれるグルーヴの中で、自分の唄が躍っているイメージでした。ロックンロールの「TO LIVE OR DIE」を聴いてもらうと、そのイメージがわかってもらえると思います。
EMTG:“綺麗にまとめない”という点では、ピアノだけで唄っている「手繰り寄せて」もそれの代表作ですね。
清木場:あれは僕の唄と(ライブで)バンドマスターの染谷 俊さんのピアノの同時録音。だから、ライブそのものです。お互い緊張感もありました。声が裏返りそうになっている箇所や若干ピッチが甘い箇所とか、メロディがなくなって語りになっているところもあるけど、そうじゃないと説得力が生まれない曲。ピッチやリズム、すべてを正確に唄っても、あの曲は伝わらないんですよ。
EMTG:「友へ」を書いた影響はアルバムの歌詞にも出ていると思いますか?
清木場:思います。あれを書いてから、あらたに書き上げた曲がほぼ全曲なので。37歳の今だから言えること、言わなきゃいけないこと、言っておきたいこととか、そういうものを歌詞にしました。「手繰り寄せて」にしても、生き死にまで考えた「悲しいコトがあれば」にしても、今だから書けた歌詞です。10年前には、こういうテーマは視野に入りませんでしたね。
EMTG:清木場俊介の歌詞の特徴のひとつでもある、“○○か?”という問いかけ。ニューアルバムでも「お前しか愛せない」「Baby I love you」など随所に出てきますね。
清木場:あれは歌詞を書いているときの、自問自答の傷跡というか……。
EMTG:ライブを意識して、目の前に観客に問いかけているわけではない?
清木場:そうではないです。俺はこれでいいのか?しっかり生きてるか?貫いているか?あくまでも自分への問いかけです。
EMTG:逆に、今までの清木場俊介になかった曲名が「僕の傍にいた君は…君の傍にいた僕じゃない」。
清木場:意味不明ですかね?(笑)でも、どうしてもあのタイトルにしたくて。このアルバム中、いちばん弱い自分が出ました。
EMTG:歌詞に♪バカタレ♪が出てくる「Like my sense」がその対極(笑)。
清木場:普通、歌詞にバカタレなんて使わないですよね(笑)。でも、弱さも強さも自分の中にあるものだから。片方だけを隠すのはリアルじゃない。無敗のチャンピオンより、負けても負けても這い上がって、最後に勝つのが最強王者だと思うので。僕もそうありたいし。そのためには「僕の傍にいた君は…君の傍にいた僕じゃない」みたいな曲も唄いたいんです。あの曲は、頭の2行くらいは、特別ですね。あの声でなきゃダメという声が出たので。
EMTG:アルバムのラストに入っている「母ちゃんの幸せじゃけぇ」。泣きました。
清木場:それは、ソロになってから11年、デビューから16年、生まれてから37年分の説得力が身についていたってことなので……。良かった(笑)。前々から自分の目標の中に、故郷の山口県の唄を作ること、母親の唄を作ることがありました。でも、どっちもなかなかうまく書けなくて。“母ちゃん、ありがとう”では自己満足だから。何年も書いては捨ててしてきた結果、今までの僕は、自分の意志を書く歌詞が中心でしたけど、これは母親の教えを、そのまま母親の言葉で書きました。そうしたら、自分がキツいときに聴く、一生モノの、自分のための応援ソングになりました。キツい夜、酒でも飲みながら、これを聴けば、明日は晴れるかな(笑)。
EMTG:では、ニューアルバムと同時発売のライブDVD& Blu-ray「CHRISTMAS CONCERT 2016“WHITE ROCK Ⅲ”」についても聞かせてください。これは昨年12月のクリスマスライブを収録した作品ですね。
清木場:そうです。バラード中心の構成。毎年、バラードをたっぷり唄えるし、聴いてもらえる場所があると、ライブハウスはハードな曲オンリー、ホールはそのときどきのアルバムがメインと、軸になるものが被らないから活動に幅が出ます。どのライブにも共通することですが、特にこの“WHITE ROCK”は、自分のテンションをキープするのが難しい。意気込みすぎても、リラックスしすぎてもダメだし。だから、自分の中の緊張感は、これがいちばんかもしれません。勢いで駆け抜けることもできないし、演出に救われることもないから。全曲、一字一句、ていねいに唄わないと伝わらないので。勝負しています。
EMTG:いろいろな意味で、清木場俊介にとって特別なライブですね。
清木場:40本のツアーだろうと、夏の単発イベントだろうと、“WHITE ROCK”のように2~3公演のスペシャルなライブだろうと、必ず2週間、みっちりトレーニングします。毎朝、6~7キロのランニングから始まって。アスリートなみに鍛え直します。で、自分を万全にしてから、バンドリハーサル。そうやってギリギリまで自分を追い込んでからのライブですから。終わったときの解放感は格別です。しかも“WHITE ROCK”1年の締めですからね。その先には正月休みも見えているし(笑)。晴れ晴れと正月を迎えたいから、毎年、めちゃめちゃ気合が入ります。

【取材・文:藤井徹貫】

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リリース情報

REBORN[初回限定盤]

REBORN[初回限定盤]

2017年03月29日

ビクターエンタテインメント

[CD]
1.FREE MAN
2.TO LIVE OR DIE
3.Baby I love you
4.風のように
5.あの海へ
6.お前しか愛せない
7.僕の傍にいた君は…君の傍にいた僕じゃない
8.友へ
9.悲しいコトがあれば
10.Like my sense
11.SIGN of IMPACT
12.手繰り寄せて
13.母ちゃんの幸せじゃけぇ

[DVD]
1.友へ 〜MUSIC VIDEO〜
2.六花 〜MUSIC VIDEO〜
3.友へ -making movie-

リリース情報

WHITE ROCK III(DVD2枚組)

WHITE ROCK III(DVD2枚組)

2017年03月29日

ビクターエンタテインメント

■Track List■

1.INTRODUCTION〜ハイドロップス アンド ハイタイムス
2.夜に消えても・・・。
3.君を探してる
4.空に月と貴方と私
5.君に出逢って
6.ここに居る事を・・・
7.羽1/2
8.愛のかたち〜ありがとう〜例えば・・・ボクが。〜有り余る愛
9.Rainy Days feat.清木場俊介(GUEST ARTIST:AK-69)
10.With You 〜10年、20年経っても〜 feat.清木場俊介(GUEST ARTIST:AK-69)
11.愛 NEED YOUR LOVE
12.あのさ〜
13.強くならないで・・・
14.最後の夜
15.Memory
16.愛してたはずなのに
17.12月の風
18.幸せな日々を君と

〜ENCORE〜
19.うつろいゆく世界で
20.JET

[特典映像]
Documentary of WHITE ROCK III

※DVD、Blu-rayの収録内容は共通です(DVDは2枚組、Blu-rayは1枚に収録されております)
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Blu-ray
VIXL-187
7,000円+TAX
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お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

KIYOKIBA SHUNSUKE ROCK&SOUL "REBORN"
06/10(土) 森のホール21(松戸)
06/18(日) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
06/24(土) 広島JMSアステールプラザ 大ホール
06/25(日) 福岡国際会議場 メインホール
07/01(土) 静岡市民文化会館 中ホール
07/07(金) 札幌市教育文化会館 大ホール
07/16(日) 仙台イズミティ21
07/17(月・祝) パシフィコ横浜 国立大ホール
07/22(土) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(愛知県)
07/28(金) グランキューブ大阪 メインホール
07/29(土) グランキューブ大阪 メインホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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