強烈ダンスポップ×バンドサウンド!FABLED NUMBERの2ndアルバム『THUNDER』は決意表明の1枚に。

FABLED NUMBER | 2017.11.06

“いま俺たちが放ちたい音楽はこれや!!”…そんな気概が各楽曲から伝わってくる作品だ。
FABLED NUMBERの2ndアルバム『THUNDER』は、彼らがいま放つべき、いや、放っておかなくてはならない、今後の自身の活動の指針になっていくであろうエポックさに満ちた1枚となった。
8曲8種で彼らなりの先鋭ダンスミュージックを響かせている今作。元来保持している独自のアイデンティティである「ダンスポップ×バンドサウンド」を更に強固なものにし、より聴き手をグッと惹きつける彼らならではの本質が惜しみなく盛り込まれた、まさにいま聴いておくべき作品と言える。
そんな今作に込めた想いを、好評連載企画『鬼才N兄弟のシンクロニシティVS』でもお馴染み、バンドの主軸を担うTaichi&Eita兄弟が語ってくれた。

EMTG:今作はサウンドのタイプやテンポ感に関係なく、凄く「いま俺たちはこれがやりたいんだ!!」感に満ちていますね。
Eita:その感想、俺たちが今作をつくる際の話し合いを盗聴してたんとちゃいますか?(笑)。
Taichi:これが今作の取材一発目で、まだ誰にも話してないから、そうとしか思えん...(笑)。いきなりその本質をバシッと言い当てられると、もう何も言えなくなっちゃいますよ(笑)。
EMTG: と言うことは、まさにそんな感じの1枚?
Taichi:ズバリです。その前におっしゃってくれた、「サウンドのタイプやテンポ感に関係なく」も含めて。まさにその通りで。今作はサウンドの激しさやテンポのアップ、ミドル関係なく、僕ら的にも、いま一番やりたいことを詰め込みたくて。実際、それが貫けたんとちゃうかな。元々2月にリリースした1stフルアルバム(『ILLUMINATE』)のリリース時から、「次作はこんな感じにしよう」的な話をしていたんです。お客さんやシーンの流行や求めているもの関係なく、ただただ自分たちがカッコいいと自信がある、今やっとかなあかん曲を作り、それを詰め込んだ作品を次は出そうって。
EMTG:1stアルバムを出してみて自身で何を感じたんですか?
Taichi:あのアルバムは、やはりメジャーからの第一弾ということもあり、これまで以上の広がりを目指してましたからね。
Eita:“俺たちこんな面もあるんだぜ!!”的な色々なタイプの幅広さをアピールしていたところもあって。でも、あれはあれで経験値的にも良かったんです。
Taichi:手探りで色々と考えたり練りながら作っていったし。あれもブレてはいなかったんですが、あの作品を経て、より今作への指針が強固になったのは事実で。
Eita:あとは、リリースツアーで全国を回り、今を詰め込みたい意識が高くなっていったんですよね。いま自分たちが推さなくてはいけないものを、自分たちらしく次の作品には惜しみなく詰め込もうって。おかげさまで、成長を見せながらも自分たちの現在やこれからを切り取れたアルバムになりました。
Taichi:それこそ、その都度その時の気持ちをそのまま作品化して入れ込んだ感じで。あのツアーの際に湧き上がってきた、“やっぱ俺たち、これだよね~!!”“あっちやない、やっぱこっちやったんや!!”“よし、次はここいらを推しにするか!!”というような、そこで芽生えた気概は充分に入れられたかなと。
Eita:あのツアーを経て、<自分たちはこう見せていかなくてはならないんだ!!>っていうことが分かったんです。いわゆる今の自分たちの本質や伝えなくてはならないこと、伝えるべき部分が。
EMTG:その辺りをもう少し詳しく。
Eita:それこそ今回のアルバムの宣伝キャッチにある、「強烈 ダンスポップ×バンドサウンド」につきます!!
Taichi:あとはスケールの大きさや規模感でしょう。これだけは崩さんようにと、スタジアムアンセムみたいな規模の大きさを意識した面はありました。俺たちにしか出来へんダンスミュージックを追求したというか。
EMTG:そのダンスミュージックが全曲キチンと基軸にあるのも今作の特徴と言えそうです。
Taichi:そこがこれまでの作品と最も違うところでしょう。前作は色々な音楽性を交えていたので、どうしても耳が散漫になってたかもしれへんけど、今作はもうダンスミュージックに徹底しました。ダンスロックとは違ったロックバンドのダンスミュージックを。
EMTG:その「ダンスロックと違う」というのはとても頷けます。
Taichi:勢いだけで無理矢理躍らせる音楽ではないですからね、うちらは。何も知らん人たちも身体を委ねたり預けたりしていれば、自然とそれだけで楽しめる。本来のダンスミュージックってそうじゃないですか。ある種、その辺りも今作では出したかったし、出せたかなと。もう、これを出した以上は、進むのはこっちと決めましたから。そんな気概も詰まったし、決意表明のような1枚になりました。
EMTG:対してリリックにもより変化が見受けられました。メッセージ性が強くなったというか。
Eita:そうですね。特に一番最初に出来て、このアルバムの指針にもなったM1.の「Like a Thunder」からは、その辺りが伝わるかもしれません。ここまで色々と浮き沈みはあったけど、結局俺たちは自分たちのスタイルで進んで行くしかないんや!!との実感と共に想いを込めて書きましたから。この曲に引っ張られるように、作品全体として、<自分のやりたいように、自分の生きたいように生きようぜ!!>そんなメッセージが込められていたのかもしれません。まっ、歌詞に関しては、自分たちに言い聞かせているところも大きいんですけど(笑)。
EMTG:前作は英語詞と日本語詞の各々の曲があったのに対して、今作は全曲、英語と日本語が融合されたものになってますね。
Eita:全編英語のものを入れても良かったんですが、自分的には今回は日本語のインパクトや、意味の伝わり方が融合することでのメリハリやコントラストにも気を遣ったところがあって。これもライブを経たり、前作を出して改めて、サビや印象深いところはやはり日本語じゃないと伝わらないし、届かない面もあるということに気づいたからなんです。いわゆる意味が伝わらなかったり、刺さらなかったり。歌の本質や最も歌いたかったところ、伝えたかったところも、やはり英語詞だと意味が伝わりづらいが故に聴き流されていた箇所もあったようですから。
EMTG: 各曲、日本語詞と英語詞混在のバランスや比率が絶妙ですもんね。英語詞中心で時折、耳を惹く日本語が飛び込んできたり、日本語詞中心なんだけど、キャッチーさや耳障りの良い部分は英語を起用していたりと。
Eita:曲のカッコ良さやメロディーのカッコ良さを伝えたい部分、意味やメッセージを強調したい部分とで分けて使いました。その配分やバランスはかなり吟味しましたね。
EMTG:それらも含め、今回はよりみなさんの特性が特化され、そこを更に突き詰めた感もあります。こんなに各楽曲ドラマティックなのに、どの曲もキッチリと3分間に収めているところも含め。
Taichi:そこはもう癖なんでしょう。気づいたらどの曲も3分台なんですよね。昔に比べ展開はシンプルで余計なところはなくなったと自分でも感じます。よりバシッと実質的な部分だけを伝える為にも、この長さがちょうどいいだろうし。
EMTG:あと今作は、より自身の出自、大阪出身の象徴とも言える関西弁をかなりフィーチャーしています。
Taichi:もう、これは自分たちならではの手法の一つです。大阪出身のバンドやし、日本語で歌うなら、いつも使っている関係弁も織り込む。親しみもより涌くし、気になってくれると思うんですよ、みんな。
Eita:あと、実は韻が踏みやすい。だけど、これもコテコテなのを入れ過ぎちゃうと、それはそれでトゥーマッチになっちゃうんですよね。自分としては今作が最も関西弁の割合が気に入ってます。ライブのMCも関西弁やし。この歌詞の方がより自分たちにとっても自然なんですよね。
EMTG:今作を経て、また一段と大きなステージで演りたくなったのでは? 特に今作は大きなステージやフィールドで映える曲が出揃ったので。
Eita:『ULTRA JAPAN』とか出たいですよね。で、知っている人も知らん人もノせる。分からんくてボーッとしていてもキチンとノせるし、楽しませてあげる。それが今の僕たちの音楽ですから。
Taichi:音楽の楽しみ方や醍醐味って、曲を楽しむことじゃないですか。そういった意味では『ULTRA JAPAN』に来ている人たちって、いい意味で凄く快楽主義者だし、音楽に対してオープンマインドでフレキシブルだと思うんです。無条件に楽しんでる感じで。そういった意味では、今のロックシーンやライブハウスシーンに、『ULTRA JAPAN』のような音楽の楽しみ方や快楽の得方を持ち込みたくて。これからどんどんそういったバンドが現れるだろうし、音楽シーンも面白くなっていくでしょうから。今作がそんなシーンの重要な橋渡しの1枚になれたら嬉しいですね。

【取材・文:池田スカオ和宏】

tag一覧 J-POP アルバム インタビュー 男性ボーカル

リリース情報

THUNDER

THUNDER

2017年11月08日

日本クラウン

1. Like a Thunder
2. Good-Bye
3. Keep on Killing me
4. RED
5. ザ クロスレインボー
6. Ride the Sound
7. Encounter
8. Rolling

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

FABLED NUMBER presents 2nd album”THUNDER”release tour 2017-2018
2017/12/02(土) 神戸太陽と虎
2017/12/21(木) 広島CAVE-BE
2018/01/06(土) 高松DIME
2018/01/20(土) 富山Soul Power
2018/01/20(土) 富山Soul Power
2018/02/10(土) 梅田CLUB QUATTRO
2018/02/17(土) 福岡Queblick
2018/03/16(金) 名古屋CLUB QUATTRO
2018/03/20(火) 代官山UNIT

All Found Bright Lights presents "nautilus tour 2017-2018"FINAL
2018/01/12(金) 名古屋CLUB QUATTRO

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る