【コラム連載】Ivy to Fraudulent Game 寺口 宣明 (Gt&Vo)『瘡蓋』 第6回

Ivy to Fraudulent Game | 2017.11.28



Ivy to Fraudulent Game 寺口 宣明 (Gt&Vo)によるコラム連載。

群馬で生まれ育ち、現在に至るまでに見てきたもの、感じてきたことを言葉や写真と共に紡ぎます。ライブでは見せることのない、パーソナルな部分に寄り添うコラム連載、ぜひご覧ください。



Ivy to Fraudulent Game 寺口 宣明
『瘡蓋』第6回



どうも虫です。
本格的に寒くなってきましたね。
僕は「夏と冬どっちが好きですか?」という質問をよくするんですが圧倒的に冬を選ぶ人が多いです。
なぜでしょう。
たまに「マリファナ」と答える人がいましたがあれは完全にキマッていたのでしょう。
グーパーじゃんけんで普通にチョキ出すやつと一緒。あれも完全にキマってる薬物中毒者だろう。

僕は夏の方が好きだ。
というか冬がとても嫌いなのである。
なぜなら
寒い!痛い!痒い!
これは新しくできる牛丼屋のキャッチフレーズではない。
冬は寒いのはもちろんのこと、アトピー6段の皮膚弱者の僕にとっては乾燥して肌がカサカサと痛痒くなるのだ。

11月から2月にかけては一度も風呂に入らないからというのもあるのだろうけどそれにしても臭い、臭すぎる。
だから冬は嫌いだ。
「臭いのは風呂に入らないお前のせいだ」
「12月からのツアーに行こうと思ってるが考えもんだな」
そう、怒るなってエブリバディのみんな。
しかたないだろうコタツ出しちゃったんだからー。

コタツで眠くなる→風呂に入らないで寝る→起きる→コタツ出れない→また風呂に入らないで寝る→膝になんか生えてる→キノコ→キノコ食べる→腹が痛くなる→コタツ出れない→あっ。

の繰り返しですからね基本的には。
きたねぇなああ
あーあ紅白出てえ。
いや無理だよ
倫理的に終わってるよ。

逆にこのコラムが急に
「みなさんお元気ですか!寒くなってきましたね。こないだはお寺巡りに行ってまいりました♪なんだか心がスッとしてリフレッシュできました!」
みたいな毒にも薬にもならないウォーキング好きの女のブログっぽい内容になったら紅白が決まったと思ってほしい。
そして読者全員でそんなつまらない僕を殴ってほしい。
僕は血みどろになり、飛び出てしまった眼球を手のひらに乗せながらNHKに向かい紅白で「故郷」を熱唱し日本を感動の渦に巻き込むのである。
「これでよかったんだきっと」を
「こんなんでいいわけねぇだろ絶対」と真逆のことを最後のサビでつい歌ってしまったがNHKには一切クレームはなかったという。
なぜなら誰がどうみてもこんなんでいいわけがないのだから。
僕は出番後すぐ病院に行って少し恥ずかしげに「あの、なんかー、目出ちゃったっぽいんですけど」と受付の看護師に告げると僕のその姿に絶句しながら「え、な、なんでわざわざ眼科に来たんですか?」と言われてしまった。
救急車ですぐに大学病院に行くように勧められ「う、うっす」とカッコつけながら眼科を出るのであった。
救急車を呼ぼうとすると携帯の電源が落ちた。
「あんまりだろ」と思うそばからなぜか俺は少し笑ってしまった。
病院に行く気力もなくなり土手に座り込んだ。
「なーんでこんなことになっちまったのかなぁ」思わず口から出た。
ドラマじゃあるまいこんなクサいセリフを本当に言う時ってのがあるんだな。
ともう一人の自分が驚いた。

鐘の音が聞こえた。
年が明けたことに気付く。
さっき紅白に出た男がこんな年の明け方するか。
と思うとどこかに行ってしまっていた自我が戻ってきた。

寒い。
こうやって外にいるだけで風邪を引く。
これだから冬は嫌いなんだ。
早く帰ってコタツに入りたい。
明日起きたら病院へ行こう。
そして目を目ホールに戻してもらおう。

まあコタツから出れたらの話。



【Ivy to Fraudulent Game(アイヴィー トゥー フロウジュレント ゲーム)プロフィール】

寺口 宣明(Gt&Vo)、大島 知起(Gt)、カワイリョウタロウ(Ba)、福島 由也(Dr)からなる4人組ロックバンド。2010年10月に群馬県にて結成。全員20代前半という若さを持ちながらも、ポストロック・シューゲイザー等の要素を含んだクリエイティビティの高い楽曲を表現する。ボーカル寺口が発するメッセージは、ライブを体感するとその絶対的な魅力に惹き込まれてしまう。



tag一覧 J-POP 男性ボーカル Ivy to Fraudulent Game

リリース情報

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2017年12月06日

Getting Better

01. Contrast with your beauty.
02. 最低
03. 何処か / somewhere  ※読み/どこか
04. 青写真
05. dulcet
06. +  ※読み/プラス
07. アイドル
08. 何時か / sometime  ※読み/いつか
09. 革命

お知らせ

1stアルバム『回転する』トレーラー映像



■ライブ情報

2017/12/07(木) 渋谷CLUB QUATTRO

ワンマンツアー
2017/12/09(土) 札幌COLONY
2017/12/16(土) 仙台MACANA
2017/12/17(日) 新潟RIVERST
2018/01/13(土) 福岡Queblick
2018/01/14(日) 広島CAVE-BE
2018/01/20(土) 高松DIME
2018/01/21(日) 金沢vanvanV4
2018/01/27(土) 梅田CLUB QUATTRO
2018/01/28(日) 名古屋CLUB QUATTRO
2018/02/03(土) 赤坂BLITZ


rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 17/18
2017/12/29(金) 幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール

Livemasters Inc. Countdown GT2018
2017/12/31(日) Zepp DiverCity

スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2018
2018/02/22(木) 福岡BEAT STATION
2018/02/23(金) 広島CLUB QUATTRO
2018/02/25(日) 高松MONSTER
2018/02/28(水) 札幌cube garden
2018/03/03(土) 仙台MACANA
2018/03/04(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2018/03/07(水) 名古屋CLUB QUATTRO
2018/03/08(木) 大阪BIGCAT
2018/03/11(日) 東京赤坂BLITZ

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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