日本一オメでたいラウドロック・オメコアバンド、オメでたい頭でなによりが “出会いの1枚”とも言うべきまとめ盤を元旦にリリース!

オメでたい頭でなにより | 2017.12.29

 赤飯(Vo)、ぽにきんぐだむ(Gt・Vo)、324(Gt)、mao(Ba)、ミト充(Dr)の5人からなる、「日本一オメでたいラウドロック・オメコアバンド」こと、オメでたい頭でなにより。そのバイタリティとユーモア溢れる歌やキャッチ―で耳馴染みの良いメロディ、そしてラウドロックを基調に様々な音楽的エッセンスやオマージュをブレンドした独自の音楽性は、ライブを中心に、集う者に笑顔と幸せ、楽しさを供与してきた。
ここ数年でグングンと頭角や知名度を上げてきた彼らから、これまでとこれからのファンへの出会いの1枚とも言うべく、まとめ盤『オメコレクション』が届けられた。
まさに1年で最もめでたい1月1日(元旦)発売の同盤は、彼らのライブでの代表曲を中心に、今後のポテンシャルや気概を詰め込んだ新境地的な新曲も交えた好盤。これ一枚あれば、彼らを知るにはもちろん、即フロア対応で、一緒に騒げ、楽しくなれ、幸せな気分になれること間違いなしな逸品だ。

EMTG:最近のみなさんの頭角の表し方は尋常じゃない。なんか生き急いでいる感すらあります(笑)。
赤飯:気づいたらこんなハイペースになってました(笑)。でも、我々に悠長にやっている時間はないんです。元々メンバー全員背水の陣で臨んでますから。
EMTG: それは?
赤飯:メンバー各人、ここまで他の活動も色々としてきたわけですが、ようやくこの5人が集ったことで、“よし、やれる!!"と。だったら一気に走ってやろうって。そんな、全員がしのぎを削っての今なんです。
EMTG:そもそもこのバンドは当初、赤飯さんを中心に組まれたんですよね?
赤飯:そうですね。元々僕はソロでやっていたんですが、バンドでやりたい気持ちが常にあって。そんな中での出会いでした。それを確信に変えて、みんながブンと高く飛ばしてくれたんです。
EMTG:現在のラウドロックをベースにした音楽性も結成当初から?
赤飯:その辺りは、僕を尊重してくれているところもあって。そもそも僕は学生の頃からラウドロックが好きで。大学時代もメタルバンドをやっていたり。で、ぽにきんぐだむも、ミクスチャー等、似たようなシーンを通ってきて。その辺りが共通していたんで、ラウドロックを第一に押し出して行こうと。各メンバーの趣向はけっこう多種多様ですよ。
mao:僕はJ-POPが好きで。ラウドロックだけだと、やっぱり日本だと間口も狭いじゃないですか。そういった部分でJ-POPの要素やコンセプトである、オメでたいって要素を入れて、この日本で天下を取ろうよって感じで走ってます。
324:僕は洋楽も聴くけど、J-ROCKが主ですね。ギタリストなので、やはり海外のギターヒーローだったりは気になります。
ミト充:僕は元々、クラシックや吹奏楽から入ったんです。そこからJ-POP、J-ROCKを経て今に行き着いた感じで。実はラテンやファンキーさもルーツにあったりして。
赤飯:みんなキチンと演奏も出来るので、何を振ってもしっかり予想以上の音楽性で返ってくるんです。主に324が作曲を担当しているんですが、我々の多種多様な希望やわがままをメロディにしてくれますから。彼がいなくなったらオメでたは立ち行かない…。
324:他のメンバーも書きますが、作曲やアレンジの主導は僕が多いかも。でも、メロディは僕な分、作詞をする人、スケジュールを管理する人等、メンバー各人、役割がありますからね。
EMTG:みなさんの主要な音楽性の一つに「オメでたい」というのがありますが。
赤飯:実は元はこのバンド、憎しみや怒りの曲ばかりだったんですよ。で、このバンド名に改名するに当たり、それが正しいのか?をもう一度考えたんです。
EMTG:元がヘイトソングばかりだったのが、今の音楽性からは想像もつきません。
赤飯:ですよね。僕、ソロではこの赤飯って名前で10年近くやってるんですけど、当時、何も考えずに付けた分、ずっとコンプレックスで。で、改めてバンド名を決めるって時に、じゃあそれを逆手に取ろうと。赤飯=オメでたい、じゃあ、それをそのままバンド名にしてしまおうって。この「オメでたい」って、凄く間口の広い言葉ですからね。ハッピーとか、正月やお祝い等、それって全て「オメでたい」って言葉で包括出来ちゃう。ここにフォーカスしていけば、色々な人の気持ちにリーチ出来るんじゃないかって。そこからですね、徹底してオメでたいをテーマにし出したのは。
EMTG:ヘイトから真逆に。
赤飯:そうなんです。でも、みんなの楽しそうな顔や笑顔、幸せそうな顔を見て、“ああ、自分のやりたかったことってこっちだったんだな…"と実感しましたね。人も寄ってくるようになったし。その笑顔が伝染していく様をもっともっと見ていきたくなって。じゃあ、これを軸にしっかりみんなに伝えて行こうと。そこからですね。音楽性の中に和のテイストを採り入れたり、コスチュームが和洋折衷になっていったのも。まさに、オメでたいというテーマを軸に色々なものが回り出した感じなんです。
EMTG:今では知っている人、知らない人も巻き込んで、ライブが終わると幸せで大団円って雰囲気ですもんね。
ぽにきんぐだむ:あと、ラウドロックの人たちって、スマートでスタイリッシュじゃないですか。そこに面と向かっても勝てないなというのもあって。だったら彼らに持っていないものをと、こっち方面で勝負し出したところもあります。
mao:324が作る日本人向けの、伝わり易くて親しみやすいメロディを本格的なサウンドの上にあえて乗せる、その方法論の強みもありますよ。重いんだけどポップな要素もあるんで、重すぎたり、ザクザクし過ぎてないというか。
324:聴きやすさや耳に馴染みがあるメロディは強く意識しています。いわゆる凄いんだけど、聴きやすい音楽性とでも言うか。
赤飯:僕たちはラウドロックの間口をもっと広げたいんです。そこで重要なのが、オメでたいというオブラートで。シャウトもするし、激しい動きや音楽性だけど、それをお寿司に例えたり、参拝に例えたり、身近なものにしたくて。僕は最終的にこの音楽性で紅白歌合戦を目指してますから。お茶の間にラウドを届けたい。ラウド版ドリフを目指します(笑)。
ミト:おかげさまで今では、激しい曲でもみなさん能動的に思い思いのスタイルで一緒に楽しんで下さってますからね。
EMTG:で、このタイミングで、さらに多くの人にみなさんの音楽を届けるべく、これまでの集大成的な盤がリリースされます。
mao:ベストを出すには、まだおこがましいので、まとめ盤ですね。2016年から本格的にバンドとして活動をスタートさせたのですが、ここまでの軌跡を1枚にまとめた感じで。
324:発売日が日本一めでたい1月1日! この為に出してるんじゃないかってぐらい(笑)。
ぽにきんぐだむ:買いたくても、お店正月休みだし(笑)。
ミト:ただただオメでたいという軸をブラさないリリースが今年も実現できました。
赤飯:これを聴いてもらったら大概、ライブでは楽しめますよ的な、今現在ライブでやっている曲を中心に選曲しました。まっ、改めての名刺代わり的な1枚ですね。
324:曲順もまさにライブでのセトリを考えるように収めてます。
EMTG:新曲も入っていて。「スーパー銭湯~オメの湯~」は、とにかく色々な要素が詰め込まれてますね。だけど非常に分かりやすい。
赤飯:この曲は、今夏、不本意にもライブが最後まで出来なかった時があったんです。だけど、みなさんその状況にめげずに逆に、“俺たちで何とかしよう!"との気概を見せてくれて。結果、みんなで助け合って、一緒に最後までライブを創り上げてくれたんです。それを見た時に、なんと心強いフロアなんだろうと。自分たちは凄くいいお客さんたちと頑張ってこれていることを実感したんです。その時の気持ちを昇華させ、浮かんだのが、お風呂屋さんで(笑)。こういった気持ちでフロアに行く=風呂屋に行く、湯を沸かす=お客を沸かす…。そんな想いを込めて作りました(笑)。これまで以上にストレートに気持ちを表現しています。
 
EMTG:みんなで一緒に呼応出来るところもポイントです。
ぽにきんぐだむ:これまでで最も気持ちやサウンドもストレートに伝えられたんじゃないかな。しかも、各人の持ち味を上手く出し、活かしながら1曲にまとめられた自負はあります。
赤飯:メンバーそれぞれのソロもあったりとかで、各メンバーの存在感もこれまでのどの曲よりも出ましたね。これぞ今のオメでたですって曲になったかなって。
EMTG:もう一つの新曲の「笑うユメの生活」の方は、今まで無かったタイプの曲ですね。
324:そうなんです。もちろん僕たちの出自はラウドロックですが、赤飯の歌声を活かす曲も欲しくて。ミッドテンポでキチンと歌唱が活きる曲を作ってみようと。こちらは今までの感謝やこれからの想いも詰まっていて。これを最後に持ってくることで締まったかなって。
mao:今後の可能性や展開の幅のポテンシャルも感じてもらえるんじゃないかな。
赤飯:この曲はそれこそ気持ち良く歌わせてもらいました。気分はエアロスミスで(笑)。ハーモニカも僕が吹いてます。この曲は自分たちの中でも珍しくネガティブな部分も歌っていて。そのネガティブさを乗り越えてこそ、その後の歓びやめでたさも光り輝くし、より実感出来る。この曲は珍しく、そこまで歌いましたね。そういった意味では新境地かも。
EMTG:最後に今後のみなさんのビジョンをお聞かせ下さい。
赤飯:このまま更に加速して、塵にならないように気をつけます(笑)。地に足をつけて走り続け、今後もより多くの人と、このオメでたさを分かち合いたいですね。もっともっとオメでたいマインドをみなさんと共有し、ハッピーで元気な人を増やしていきたいです。(ニヤりとミトの顔を見て)で、全国を回る際には…。
ミト:はい。運転も頑張ります(笑)!!

【取材・文:池田スカオ和宏】

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リリース情報

オメコレクション

オメコレクション

2018年01月01日

LD&K

01.スーパー銭湯~オメの湯~
02.えんがちょ!
03.憂き浮きウォッチング
04.wosushi~ウォールオブ寿司~
05.海老振り屋
06.湯冷ます
07.ダルマさんは転ばないっ
08.VIVA!ハピバ
09.SHOW-GUTS
10.あられ雛DANCE!!
11.湯沸く
12.C’mon!!こいこい猪子課長
13.ふわっふー
14.生霊の盆踊り
15.オメでたい頭でなにより
16.笑うユメの生活

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

[2018]
オメコレクション レコ発ツアー
「真剣2マン遊VIVA!」

02/02(金) 水戸LIGHT HOUSE
02/03(土) HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2
02/08(木) 高崎 club FLEEZ
02/11(日) F.A.D yokohama
02/12(月・祝) 千葉LOOK
02/17(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
02/24(土) 京都MUSE
02/25(日) 太陽と虎

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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