04 Limited Sazabys、メジャー4thシングルは「My HERO/夕凪」両A面シングル!

04 Limited Sazabys | 2018.03.14

 今年、結成10周年を迎えた04 Limited Sazabysがリリースする両A面シングル「My HERO/夕凪」は、このバンドの核に沸々と渦巻いている熱いエネルギーをストレートに反映した作品と言っていいだろう。シャープなビート、圧倒的な疾走感、ドラマチックな展開が気持ちいい「My HERO」。リスナーの全身をビリビリと震わせる重低音、アグレッシブな爆音が刺激的な「夕凪」――ロックバンドが奏でるサウンドならではの生々しい肌触りに満ちた2曲が収録されている。アリーナツアーや『YON FES 2018』の開催も間近に迫っている中、メンバーたちに今作について語ってもらった。

EMTG:「My HERO」、聴いているとテンションが上がります。
GEN(B / Vo):ありがとうございます。今年で僕らは10周年ですけど、これだけ速い曲を出せるのっていいですね。「10周年だけど、小さくまとまんないぞ」っていう意思表示にもなってると思います。やっぱり、こういうサウンドを10代の頃に聴いて衝撃を受けたのが僕らですから、そういうのを下の世代にも感じてもらいたいんですよ。
EMTG:魅力的な音楽はたくさんありますけど、ロックバンドが音を出した瞬間の「来た!」っていう感じは、やっぱり痺れますよね。
GEN:ほんとそうです。僕もヒップホップとかも好きですけど、バンドって、やっぱりいいもんなんですよ。アニメで言えば『ONE PIECE』みたいな感じなんですかね? 僕らも少しずつ仲間が増えて、いろんな土地に行ったりするのが、すごく楽しいんです。最近はCDが売れないとか、バンドに対して夢を持てない時代になってるのかもしれないですけど、そういう中でも「バンドをやっててよかったな」っていう瞬間が、本当にたくさんあるんです。だから、バンドの面白さとかを、こういう曲を通じても感じてもらえたらいいですね。
KOUHEI(Dr/ Cho):「My HERO」は、自分たちでも「これはかっこいい! これぞ初期衝動!」って思える音が詰め込まれています。いろんな形のかっこよさってありますけど、こういうのは僕らの武器として胸を張って振りかざせるものですね。
EMTG:こういう音を鳴らしている瞬間は、「俺は無敵だ! 世界一だ!」っていう気分になれるんじゃないですか?
KOUHEI:はい(笑)。もちろん他のバンドがやってるのを観たりすると、「うわっ、かっこいい!」とか思うんですけど、ステージに立ってる時は、それくらいの気持ちじゃないと駄目なんです。
RYU-TA(G/Cho):ステージで動きながら演奏して、お客さんが盛り上がってくれるとほんと嬉しいんですよ。そういう瞬間は、たしかに「無敵」っていう気分になります。「My HERO」も、そういう瞬間を作れる曲ですね。
EMTG:いい演奏をしている時のロックバンドの輝きって、すごいですからね。普段は親しみやすいお兄さんたちでも、ステージ上では圧倒的にかっこよく見えるのって、ロックバンドの醍醐味の1つじゃないでしょうか。
GEN:僕もそう思います。「飾らない」っていうのは、僕のテーマみたいなことの1つなんですけど、「普通の人たちも、楽器を持ってステージに立てば無敵になれるんだぞ」っていうのを感じてもらえたら嬉しいです。
HIROKAZ(G):「My HERO」も、ライブで演奏してる僕らをぜひ観てもらいたい曲ですね。ギターのフレーズはシンプルですけど、かっこいいものになってると思います。
RYU-TA:「来てほしい時にサビが来る」みたいな感じにもなってます。
GEN:僕らが通ってきた音楽の気持ちいいツボみたいなのは、全部入ってると言ってもいいのかも。メンバーそれぞれ、鳴らす音の説得力が増してるので、こういうサウンドですけど中身が太くて強いものになってます。
EMTG:歌詞は、この曲がオープニングテーマのドラマ『オー・マイ・ジャンプ! ~少年ジャンプが地球を救う~』をイメージして書いたんですか?
GEN:そうです。オープニングテーマのお話を頂いたので、ドラマのことを考えながら書きました。
EMTG:ヒーローを「いつか乗り越えていきたい」っていう向上心を抱かせてくれる存在として描いているのが、この歌詞の印象的なところです。
GEN:僕らも先輩たちを見ながらそういうことを思ってきましたからね。
EMTG:フェスとかのバックステージで憧れていたバンドに会って、「昔、一生懸命コピーしてました!」みたいな話をすることもあるんじゃないですか?
GEN:あります。でも、あまりにもファン感が出るのもあれなので、会ってしばらく経ってから「あの時、あのライブに行って、コピーもしてました」っていう話を小出しにすることが多いです。
KOUHEI:いきなり「ファンでした!」って言うと、引かれるので(笑)。
EMTG:なるほど(笑)。「My HERO」の歌詞は、バンドシーンにも当てはめられますけど、子供の頃に憧れていた漫画のヒーローはもちろん、父親に対する気持ちとかにも重なる気がします。
GEN:そうですね。「かっこいい」と思うものに純粋に憧れてた子供の頃の気持ちを歌いたかったんです。憧れの存在って、「追い抜く」っていうテンション、「超える」っていう気持ちでいてこそ、追いつけるか近づけるかなんだと思います。だからこの歌詞では《超えて行きたい My HERO》っていう表現をしてます。
EMTG:みなさんにとって、例えばHi-STANDARDは、そういう存在ですよね?
GEN:はい。去年もツアーに誘って頂いたんですけど、「こういう存在のバンドになりたいな」って心から思いました。千葉マリンスタジアムでの『AIR JAM 2000』のVHSを中高の頃に何度も繰り返し観てたんですけど、あの映像に出てたのは普通の兄ちゃんたちだったんです。でも、そういう人たちが友だちを呼んで、ああいう場所を作ったんですよね。「普通の兄ちゃんたちが楽器を持って、こんなでかいことをやってる!」っていうのがものすごい衝撃で、その憧れが僕たちのやってる『YON FES』に繋がりました。僕らのいるシーンって、バンドもお客さんもエネルギッシュじゃないですか。そういう人たちが集まって何かをやってる場所に行くと元気をもらえるし、そういうポジティブな空間を、これからも大事にしたいです。
EMTG:バンドって、そういうところもいいですよね。先ほど「バンドって『ONE PIECE』みたい」っておっしゃいましたけど、機材車もゴーイングメリー号やサウザンドサニー号みたいな感じがあるんじゃないですか?
GEN:ほんとそんな感じです。機材車に名前はつけてないですけど(笑)。メンバーも、一緒に旅してる仲間みたいな感じです。RYU-TAって『ONE PIECE』で言ったらウソップ?
RYU-TA:そうなのか?
GEN:HIROKAZは、サンジかな。なぜならエロいから。
HIROKAZ:なんだよ!(笑)。
GEN:KOUHEIは……アルビダ?
KOUHEI:えっ! ……そもそもアルビダって、敵じゃね? 僕は自分ではゾロだと思ってます。堅いところがあるけど、どこか抜けてたりもしますから。
HIROKAZ:フランキーじゃない? 顔が近い気がする。
KOUHEI:見た目の話じゃないだろ!
GEN:見た目で言ったら僕はチョッパー? まあ、ルフィでありたいなと思ってます(笑)。
EMTG:(笑)今作のもう1つのタイトル曲「夕凪」は、ダークでアグレッシブなサウンドがかっこいいですね。
GEN:もともとあった曲なんですけど、「My HERO」とは違うタイプのものを今回入れたくて選びました。
KOUHEI:ドラムに関してもかなり重心が低い感じで、地を這うようなイメージのものになってると思います。2ビートの曲は軽快なかっこよさがありますけど、「夕凪」は重ための悪そうなかっこよさですね。
RYU-TA:この曲はV系の音楽が好きな人にも反応してもらえるようなアグレッシブさがあるんじゃないですかね。
EMTG:ギターは、ワーミーペダルを使っています?
HIROKAZ:はい。間奏で使ってます。「My HERO」は、かなりシンプルな感じなので、「夕凪」は遊んでみてもいいのかなと思ったんです。だからいろいろなエフェクトを試しつつ入れてみました。
EMTG:「夕凪」は、タイトルが日本語だというのも、フォーリミにとって画期的なことですよね?
GEN:そうなんです。歌詞を書いた時に、《夕凪》っていうのが出てきて、仮タイトルも「夕凪」だったんです。その後に英語のタイトルもいろいろ考えたんですけど、この曲自体に和っぽい雰囲気もあるので、「夕凪」にすることにしました。
EMTG:「夕凪」って、文字の印象が綺麗ですよね。《夕凪 ゆらり 優雅に 揺らいで》っていうフレーズの響きが気持ちいいですし。
GEN:タイトルは意味ももちろん大事なんですけど、僕は結構文字の見た目のことも考えるんです。そういう点でも「夕凪」ってしっくりきました。日本語ならではの言葉の響きの気持ちよさっていうのも出せたと思います。
EMTG:激しい感情が渦巻いている歌詞ですけど、どんなイメージをこめました?
GEN:例えば大切な人に突然別れを告げられた時とか、何かがいきなり終わる瞬間って、受けた衝撃が痛みになるまでの時間っていうのがあるじゃないですか。心の痛みを感じるまでは、「えっ?」って時間が止まって感じられて、音も聴こえなくなるような感覚になりますからね。そういうことを表現したかったんです。
KOUHEI:学生時代に先生に怒られるのが確定した瞬間も、そんな感覚になったなあ。
HIROKAZ:俺は機材車をぶつけちゃった瞬間。
RYU-TA:あの時のHIROKAZの顔は青かった。
GEN:まあ、バンドを10年やってると、そんなこともあります(笑)。
EMTG:(笑)10周年は、いろいろ楽しくなりそうですね。アリーナツアーがありますし、4月7日と8日は3回目の『YON FES』じゃないですか。
GEN:はい。今年の『YON FES』は、今までの中で一番どういう雰囲気になるかわからないところがあるんですよね。僕もすごく楽しみにしてます。
EMTG:BiSHとマキシマム ザ ホルモンのファンが一緒になって盛り上がるとか、想像すると最高に楽しそうです。
GEN:そうなんですよ。僕らだからこその、ありそうでなかった出演者のみなさんになってると思います。
EMTG:個人的には7日にキュウソネコカミと四星球が出るっていうのが、「ありそうでなかった組み合わせ」と思っています。
GEN:四星球がいる日にキュウソが出ると、キュウソ的にも「ヤバい!」って思って気合が入ると思うんです(笑)。2日間とも、いろんな見どころがあると思いますよ。
EMTG:アリーナツアーは、どんな意気込みで臨みます?
GEN:「そこを目指してたか?」と問われれば、そうではないんですけど、「ライブハウスから出てきたバンドでも、こんな大きいことができるんだぞ!」っていうのは、いいことだなと思うんです。それに、去年、大きい会場でやらせて頂く機会が何度かあって感じたんですけど、そういう空間ならではの戦い方っていうのもあるんですよね。特に何かを変えるわけでもないんですけど、どんな場所でも僕ららしくやれるようになってるので、アリーナでもそういうライブをしたいです。
EMTG:「10周年」ということに関しては、何か思っていることはあります?
GEN:10周年だからこそ、バンドを始めた頃のことを思い出して、ふざけたいとも思ってます。僕らは、ふざけるのも好きですから。バンドに関わる人が増えたり、いろんなことの規模が大きくなると、いい子になって、正しくなろうとし過ぎてしまうところもあるので、めっちゃふざけたいんですよ。そんな1年になるんじゃないかなと思ってます。

【取材・文:田中大】

tag一覧 J-POP シングル インタビュー 男性ボーカル 04 Limited Sazabys

リリース情報

My HERO / 夕凪【12cmCD】

My HERO / 夕凪【12cmCD】

2018年03月14日

日本コロムビア

1.My HERO
2.夕凪

お知らせ

■ライブ情報




■ライブ情報

YON FES 2018
04/07(土) モリコロパーク(愛・地球博記念公園)
04/08(日) モリコロパーク(愛・地球博記念公園)

04 Limited Sazabys 10th Anniversary Live
04/29(日) 横浜アリーナ
05/05(土) 日本ガイシホール
05/11(金) 大阪城ホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る