WACK×avex新グループのEMPiRE、1stフルアルバム『THE EMPiRE STRiKES START!!』でメジャーデビュー!

EMPiRE | 2018.04.11

 昨年の4月、WACK(BiSH、BiS、GANG PARADEをマネジメントしている事務所)とエイベックス・エンタテインメントによる共同プロジェクト『Project aW』の発足が発表され、その後、YU-Ki EMPiRE・YUKA EMPiRE・MiDORiKO EMPiRE・MAYU EMPiRE・YUiNA EMPiREによって結成されたEMPiRE。デビュー前にしてiTunes&オリコンデジタルチャート週間1位を獲得。公開されているMVのクオリティの高さとインパクト強さ、BiSHのツアーでのオープニングアクトなどによって、既に注目を集めている彼女たちが、ついに1stフルアルバム『THE EMPiRE STRiKES START!!』でメジャーデビューする。カセットテープのみのリリース(スマプラ機能により音源/映像ともにデバイスにDL可能)という意表を突きまくる作品だが、洗練されたサウンドの中で発揮されているメンバー各々の豊かな個性が刺激的だ。

5月1日にマイナビBLITZ赤坂で行う初ワンマンライブへの意気込みも含めてメンバーに語ってもらったこのインタビューの数日後、WACK所属グループによるフリーライブ『WACK EXHiBiTiON』で“2名の新メンバー加入”“YUiNA EMPiREのBiSへの完全移籍”が突然発表され、非常に驚かされた。前代未聞の活動を今後も繰り広げてくれそうなEMPiREは、2018年のJ-POPシーンの中で注目すべきグループの1つだと思う。

EMTG:みなさんの所属事務所のWACKは、個性的なグループ揃いですけど、EMPiREは最初、どういう方向性で行くという話になっていました?
YU-Ki EMPiRE(以下、YU-Ki):最初は“王道のアイドルで行く”っていう話だったんです。
YUKA EMPiRE(以下、YUKA):“WACKにはない、正統派の王道で行くから”っていう話だったんですけど……。
YU-Ki:なぜか初お披露目の時の衣装で顔を隠されたんです(笑)。
EMTG:秘密結社みたいな雰囲気の真っ黒な衣装でしたよね?
YU-Ki:はい。“WACKっぽくなってる!”って思いました(笑)。
EMTG:(笑)みなさんが感じる“WACKの魅力”って何でしょう?
YU-Ki:“等身大でいられる”っていうところです。大人に決められたイメージを守るアイドルグループが多いと思うんですけど、WACKのグループは“素の自分を受け入れてもらう”っていうイメージが強いですし、私もそこに憧れていました。
YUKA:“普通やらないでしょ!? ”っていうことをやっちゃうところも良いんですよね。
YUiNA EMPiRE(以下、YUiNA):WACKのグループは、楽曲も魅力です。あと、メンバーが書いた歌詞から、内に秘めたものが伝わってくるところも好きです。
MiDORiKO EMPiRE(以下、MiDORiKO):WACKは、“自分を出せる場”なんだと思います。私は“これをやりなさい”って言われ過ぎるのが、あまり好きではないんです。他のグループではアイドルになれていなかったと思うので、WACKに入れて良かったです。
MAYU EMPiRE(以下、MAYU):私も入れて良かったと、すごく感じています。いろいろ落ち込んで、自信がなくなった時は“合格することができたんだ”っていう事実にすがっていますから。
EMTG:倍率で言えば、みなさんは東大入試よりもすごい関門を突破したんですよ。
YU-Ki:“私たち、東大!”って言えるってことですよね?
MAYU:言えないから(笑)。
YUKA:恥ずかしいから、言うのはやめてください(笑)。
EMTG:(笑)メンバー同士、どんどん仲良くなっているみたいですね。
MAYU:はい。今、BiSHさんのツアーでオープニングアクトをさせて頂いているので、メンバーと過ごす時間がすごく増えたんです。いろんな面を知ることができて、“このメンバーで良かったなあ”って感じています。
EMTG:ライブ後に、みんなで反省会をしているみたいですね。お金がなくて公園で話し合ったって、ツイッターか何かで見ましたけど。
MAYU:そうなんです(笑)。
YU-Ki:グーグルマップで、一番近い公園を調べてみんなで行きました。
YUiNA:結構遠かったんですけど……。
MAYU:『アイドル甲子園』の後の反省会の時です。
EMTG:ということは、今年の1月3日?
MAYU:はい。そんなお正月でした(笑)。
EMTG:(笑)激動の日々を経て、こうしてアルバムがリリースされるわけですが、すごくかっこいい曲が満載だと思いました。
MAYU:ありがとうございます。私、めっちゃ聴いています。
MiDORiKO:ダンスミュージックっぽい方向性のグループは、今までのWACKにはなかったので、そこをEMPiREの個性として感じて頂けるアルバムにもなっていると思います。
YUiNA:私は採用されていないんですけど、メンバーが作詞した曲が入っているのも聴きどころです。
YUKA:いろんな面を感じて頂けるアルバムになっています。
YU-Ki:EMPiREは、メンバーの声質がバラバラなので、そういう5人が一緒に歌っている面白さも感じて頂けると思います。
EMTG:ライブで既に披露している「アカルイミライ」は、BiSHのアイナ・ジ・エンドさんに振り付けをして頂いたんですよね?
YUKA:はい。アイナさんに作って頂いた振り付けのテーマは“類人猿”で、EMPiREは最後まで人間になれないで終わっているんです。そういう物語がある感じも面白いと思います。
EMTG:“ここから進化していけるんだよ”っていうアイナさんからのメッセージでは?
MAYU:そうです。いつもアイナさんからの愛を感じながら踊っています。
EMTG:ライブでも既に歌っている曲の中だと、「TOKYO MOONLiGHT」は、MAYUさんが作詞を手がけていますね。MAYUさん、メンバーの中で作詞家デビュー一番乗り?
MAYU:そうなんです。「TOKYO MOONLiGHT」は全員が歌詞を書いたんですけど、選んで頂けました。私は語彙力がないんですけど、自分を表現する手段として、“喋るよりも言葉にして書く方が向いているのかな?”というのは、今までの経験の中で思っていたんです。だから、どんどん書けるようになりたいです。
EMTG:作詞は、みなさんにとって初めての体験だと思いますが、いかがですか?
YU-Ki:自分の語彙力のなさを感じています。いざ歌詞を書くとなると言葉が思い浮かばないんですよね。最近、いろんなアーティストさんの曲を聴きながら、歌詞がすごく気になるようになりました。
MiDORiKO:私はまだ採用されたことがないんですけど、歌詞を書くのは新鮮です。頭の中ではいろんなことを思っているんですけど、書こうとするとなかなか言葉にできないんですよね。
YUiNA:私もまだ採用されていないんですけど、自分の想いを音にハマるように考えながら言葉を書くのは難しいですね。私もいつか採用されたいです。
EMTG:YU-Kiさんは、「Don’t tell me why」の歌詞を書いたんですね。
YU-Ki:はい。悲しい雰囲気の歌詞を書けなかったので、私らしい明るい歌詞を書こうと思っていました。周りを気にしてのれない人に“そんなの気にしなくていいよ。一緒に楽しもうよ”って伝えている歌詞です。
EMTG:YUKAさんが歌詞を書いた曲は「LiTTLE BOY」。「コノ世界ノ片隅デ」は、You-oh Okiさんとの共作ですね。
YUKA:はい。「LiTTLE BOY」は、普段、表に出さない想い、苦しみとかを詰めています。個人的な感情をこめつつ、EMPiREのメンバーがもがいているところも描いています。“メンバーのみんなも、こういうことを思っているだろうな”という歌詞です。作曲をしてくださったYou-oh Okiさんとの共作の「コノ世界ノ片隅デ」は、頂いた仮歌の歌詞が1番になっています。その1番の歌詞に繋がるものを私なりにイメージして書きました。
EMTG:みなさんが作詞をしたものも含めて、多彩な曲が収録されているアルバムですが、「Black to the dreamlight」は、すごく人気が出そうですね。
MAYU:ありがとうございます。この曲はメンバーの気持ちにすごくフィットしています。“苦しいけど、頑張っている”という内容が自分のことのように感じられるんです。
EMTG:この曲の作詞は、渡辺さん(所属事務所社長の渡辺淳之介氏)と松隈さん(サウンドプロデューサーの松隈ケンタ氏)のユニットのbeat mints boyzですから、おふたりからみなさんへの“頑張れよ”というメッセージかもしれないですよ。
MiDORiKO:たしかに、渡辺さんと松隈さんからのメッセージなのかもしれないですね。歌割りも、“ここはこのメンバーに合ってるな”というものになっていますから。
YU-Ki:自分たちの気持ちにマッチしすぎて、聴く度に泣きそうになります。
YUiNA:私も「Black to the dreamlight」が大好きなんです。バス移動の時とかに聴いたら、気持ちよすぎて眠たくなっちゃうかもしれないですね。
MAYU:《夜に包まれ ずっと眠りたい》って歌ってるしね?
YUiNA:うん(笑)。
YUKA:この曲はすごくきれいな雰囲気なんですけど、MVはギャップがあるので、そこも楽しんで頂けたら嬉しいです。
EMTG:MVに関しては、「Buttocks beat! beat!」もすごかったですよね。みなさん、お尻星人にお尻を叩かれまくっていたじゃないですか。
YU-Ki:小っちゃい頃も、あんなにお尻を叩かれたことはないです(笑)。
EMTG:あの撮影は、人生で一番お尻を叩かれた日?
MAYU:ほんとそうですね。通りすがりの人に見られて恥ずかしかったです。
YUKA:あの曲は、その前に聴いて頂いていた3曲(「EMPiRE is COMiNG」「TOKYO MOONLiGHT」「アカルイミライ」)と全然イメージが違ったので、みなさん、驚いたみたいです。
MAYU:私、せっかく衣装のヘルメットをかぶっていたのに、MVでは開始12秒くらいでお尻ペンペンされたんです。“頭隠して尻隠さずだね”ってすごく言われました(笑)。
EMTG:(笑)数ヶ月の活動で、既にいろんな経験をしていますけど、今後、どのようなグループになっていきたいと思っていますか?
YUKA:私たちは“BiSHの妹分”という形で紹介して頂いていますし、とても力をお借りしているんですけど、妹分では終わりたくないです。EMPiREとして実力をつけて、自立して、たくさんのみなさんに好きになって頂きたいです。5月1日にマイナビBLITZでワンマンライブがあるので、大きくなっていくためにも、成功させたいと思っています。
MAYU:全力でワンマンライブに備えたいです。MiDORiKOは、昔、ダンスをやっていたので、彼女に主体となってもらいつつ、みんなで新しい曲の振り付けを考えたいですし、いろいろ準備を進めたいと思います。
MiDORiKO:BiSHさんのライブを観ていると一体感がすごいので、お客さんに真似して頂けるようなキャッチーな振り付けを考えたいです。メッセージ性もこめたいですし、いろいろ考えながら膨らませています。
YU-Ki:自分が楽しんでいないとお客さんも楽しくないというのを、今までのライブから学んだので、“自分が一番楽しんでいるくらいのものにしたい”というのもBLITZの目標です。
YUiNA:ワンマンのお客さんは、EMPiREを観に来たエージェント(EMPiREのファンの愛称)だけになるので、どんな空間になるのかが楽しみですし、来てくださったみなさんに何かをお返しできるようなライブにしたいと思っています。
YUKA:BLITZのステージは、『アイドル甲子園』の時に立たせて頂いたんですけど、とても後悔が残ったんです。当時は自信がなくて、教わったことをただやって、“間違えないようにしないと”っていう気持ちばかりで、お客さんの勢いに圧倒されてしまったんですよね。そういう因縁の地でのワンマンですから、あの時の悔しさを晴らしたいです。新曲もたくさんやるので、EMPiREらしさを思いっきり出して、来てくださったお客さんに、もっと私たちのことを好きになって頂きたいです。『アイドル甲子園』での悔しさを笑い話にできるくらいのライブをしたいと思っています。
EMTG:では、最後に何かガツン!とした、かっこいいお言葉を頂いてインタビューを終わろうと思うので、メンバーを代表してYUiNAさん、お願いします!
YUiNA:ええっ! 私ですか!?
MAYU:YUiNA、いけんのか?
YU-Ki:その役割、YUiNAには向いていないと思いますが(笑)。
YUiNA:どうしよう……。
YU-Ki:YUiNAさん、『THE EMPiRE STRiKES START!!』は、どんなアルバムですか?
YUiNA:ええーと……。
MiDORiKO:早くしな。
YUKA:“これからの時代を作っていくのは俺らだ!”って言いなよ(そっと耳打ち)。
YUiNA:えっ? ………………………………EMPiREの帝国に巻き込まれてください(笑)。

【取材・文:田中大】

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リリース情報

THE EMPiRE STRiKES START!!(カセット)

THE EMPiRE STRiKES START!!(カセット)

2018年04月11日

avex trax

[CASSETTE TAPE]
A-SiDE
01. FOR EXAMPLE??
02. Buttocks beat! beat!
03. Black to the dreamlight 
04. MAD LOVE
05. Don’t tell me why
06. TOKYO MOONLiGHT

B-SiDE
07. EMPiRE is COMiNG
08. デッドバディ
09. LiTTLE BOY
10.コノ世界ノ片隅デ
11.アカルイミライ
※スマプラ機能によりお手持ちのデバイスにDL可能です。

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