初の日本武道館公演を控えたGLIM SPANKYが、スケール感たっぷりの新曲をリリース

GLIM SPANKY | 2018.05.02

 5月12日(土)に初の日本武道館公演を行うGLIM SPANKYが、その直前にリリースする4thシングル「All Of Us」。普遍的なテーマをスケール感たっぷりのロック・サウンドで聴かせるこの曲は、この時代にふさわしいオーセンティック・ロックを作り続けているGLIM SPANKYの本領発揮ナンバーだ。この曲を松尾レミ(Vo・Gt)と亀本寛貴(Gt)が武道館のステージで演奏する姿が眼に浮かんでくる。確実に歩み続けてきた彼らを伝えるこのシングルについて、カップリング曲「To The Music」「The Flowers」も含め二人に語ってもらった。

EMTG:「All Of Us」はテレビ朝日 木曜ミステリー『警視庁・捜査一課長 season3』主題歌ですね。
松尾レミ:この曲を作り始める前にドラマのスタッフさんたちとミーティングをして、”明日も頑張ろうと思えるような曲がいいです”ということだったので、そういう感じにしようと思いながら作りました。このドラマは内藤剛志さんを始め、登場人物たちが特別なスーパーマンじゃなくて、みんなと同じ人が頑張るというテーマがあるんです。普通の人が頑張って結果を出していくという、いい意味で泥臭いストーリーを描くドラマなので、そういうドラマのメッセージを伝える気持ちで書きました。
EMTG:この曲にはそれ以上に大きなテーマがあるようにも感じます。
松尾:最近、殺伐としたニュースが多かったりするんですけど、辛いときに本当に力になってくれる人って、やっぱり近くにいる人だって思う。この曲もサビのところは、“隣にいる人を改めてちゃんと考えてみたら”というテーマなんです。
EMTG:そういう大きなテーマがあるから、曲もサウンドもどっしりとしたロックが似合ってると思います。
松尾:そうですね。今回は振り切って、ね?
亀本寛貴:ギターとかもレトロな感じを押し出していこうと思って。僕らは古い音楽をやっているバンドという認識のされかたをしてきて、そういうバンドがテンポの速い曲やエッジーなサウンドで注目されてきたのは、いいサクセスの仕方だと思うんですよね。お茶の間にも知られるようになってワンマンで武道館をやれるようになった時に、媚びることなくレトロな感じを出すのも大事というか。マジでそういう音楽が好きでやってるんで、それをバージョンアップした感覚でやれば新しいリスナーの人たちにも新鮮に聴いてもらえると思う。
松尾:自分たちのロックの王道みたいなね。
亀本:王道すぎるロックって、どうしてもひねりを加えたくなって、真っ向勝負ではなかなか行けないけど、僕らはそこを行けるだけの自信がついて、この曲はできた気がしてる。
松尾:曲自体はめちゃめちゃメロディアスだし、歌詞も普遍的なことを歌いながら、サウンドはめちゃめちゃ“いなたい”というのは、意識的にやってます。
EMTG:2曲目「To The Music」は対照的にダンサブルな曲ですが、NHKワールドJAPAN・BSプレミアム『J-MELO』エンディング・テーマにもなって、世界に発信していく意気込みを感じさせますね。
松尾:これも書き下ろしですけど、自由にやらせてもらいました。世界に向けてということで、日本語がわからない人たちにも「イエー」とか入れるとわかりやすいよ、みたいなアドバイスをいただいて(笑)、入れても入れなくてもと思ったんですけど、入れてみたらいい感じになりました。いろんな国で流れるので、日本語の歌詞も意味があって、日本のバンドとして、アジアのバンドらしさを、誇りを持って出したいなと思って、ハモりのところをインド風のサイケデリックな感じにしたりしながら、《共通言語はミュージック》と歌詞にも書いたように、言葉は関係なく、ダンサブルでノリノリになれるような、そのままのメッセージを伝えたくて書きました。
亀本:前回のシングルで4つ打ち曲を入れてるんですけど、今回は同じ4つ打ちでもゴリっと、ロック的な感じでいこうと思って。レミさんが言ったアジアぽい感じは僕も出したくて、でも僕がやったのはアジアというよりアフリカンな感じかな? エスニックな感じというか。
松尾:ワールド・ミュージック的な要素だね。
EMTG:3曲目「The Flowers」は、三越伊勢丹グループ『2018 花々祭 WILD FLOWERS~花を愛する人々~』キャンペーンオリジナルソングで、映像が公開された新宿伊勢丹屋上のルーフ・トップ・ライブが話題でした。
松尾:これは、“花で皆を幸せにする”という、これまで続いてきたテーマ以外は何も決まってない段階からスタッフの皆さんと一緒に作って行ったので、一番タイアップ感がありますね。このテーマの原点に返った時に、60年代のサマー・オブ・ラブとかフラワーチルドレンの文化が目にとまったらしく、それならGLIM SPANKYがいいんじゃないかと呼んでくれたんです。そういうロックとカルチャーが共通認識であったから、すごく話が通じやすくて。私は、人生はその人が主人公の映画のようだと思っていて、そういうことを書きたいなと思っていて。それと、伊勢丹でお客さんが買い物をする時は、これを買えば明日からもうちょっと楽しくなるかなとか、そういう、自分を輝かせてくれる希望を持ってるんじゃないかって。それも自分の映画の中なんですよ。そんなシーンに当てはまる曲を作ろうと思って歌詞を書きました。
亀本:これはビートルズの「ハロー・グッドバイ」のサビでドラムが抜けて、そのあとに入ってくる感じに感銘を受けて、こういうのやりたくない?って、それありきで作り出したよね。
松尾:サビでドラムが入ってない曲ってあまりないんで、それも挑戦した一つですね。
亀本:音楽聴いて、刺激を受けたところが次への原動力になる。
松尾:シングルだけど全力投球というか。常に攻めていかないと、しかも攻める方向も、いけてる攻め方をと考えてますね。今回はマスタリングも変えて、今まではニューヨークに出してたんですけど、今回はイギリスで、低音が出てビートがしっくりしつつ、“いなたさ”も残してる。
EMTG:このシングルがリリースされる5月9日の3日後、5月12日には先ほども話題に出た初の日本武道館ですね。
松尾:私たち、結成11年目なので、高校生の時に作った曲からインディーズ盤の曲、最新曲まで織り交ぜながらの振り幅でやりたいなと思ってます。グッズもできて、お客さんがTシャツを着てくれてるところとかのイメージが湧いてきて、ワクワクしてきましたね。
亀本:僕、新しいギター買ったから、ファーストの曲から練習してますよ。多分僕らが、ちゃんと練習してやればいいライブになるから。スポーツはどんなに練習しても負ける時は負けるけど、ライブは自分が努力すれば、みんな味方だからさ。敵は緊張と手汗だな(笑)。

【取材・文:今井智子】

tag一覧 J-POP シングル インタビュー 女性ボーカル GLIM SPANKY

リリース情報

All Of Us

All Of Us

2018年05月09日

ユニバーサルミュージック

1.All Of Us
2.To The Music
3.The Flowers

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報

GLIM SPANKY LIVE AT 日本武道館
05/12(土)[東京]日本武道館

GREENROOM FESTIVAL ’18
05/26(土)[神奈川]横浜赤レンガ地区野外特設会場

頂 -ITADAKI- 2018
06/02(土)[静岡]吉田公園特設ステージ

百万石音楽祭 2018〜ミリオンロックフェスティバル〜
06/03(日)[石川]石川県産業展示館 1〜4号館

LUNATIC FEST. 2018
06/23(土)[千葉]幕張メッセ

JOIN ALIVE 2018
07/15(日)[北海道]いわみざわ公園

オハラ☆ブレイク ’18夏
08/03(金)[福島]猪苗代湖畔 天神浜
08/04(土)[福島]猪苗代湖畔 天神浜
08/05(日)[福島]猪苗代湖畔 天神浜

MONSTER baSH 2018
08/18(土)[香川]国営讃岐まんのう公園
08/19(日)[香川]国営讃岐まんのう公園

SiM “GODRiの姫路凱旋 TOUR 2018″
10/11(木)[大阪]大阪BIGCAT
10/12(金)[京都]京都KBSホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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