Lenny code fiction アニメの世界観とバンドの個性を同時に体感するニューシングル

Lenny code fiction | 2018.08.21

 エモーショナルとポップネスが刺激的に絡み合う音楽性、華やかさと男っぽさを併せ持ったステージングによって、2016年夏のメジャーデビュー以来、確実に知名度を上げ続けているLenny code fictionからニューシングル「Make my story」が届けられた。読売テレビ・日本テレビ系の大人気TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』オープニングテーマとして注目を集めている表題曲は、ポップに振り切ったメロディ、“正解は自分で見つけたい"という強い思いを込めた歌詞、スケール感を増したバンドサウンドがひとつになったロックチューン。“ヒロアカ"の世界観とバンドの個性を同時に体感するこの曲は、彼らにとって大きなターニングポイントになりそうだ。10月からスタートする全国ツアーにも期待したい。

EMTG:4thシングル「Make my story」はアニメ「僕のヒーローアカデミア」主題歌ですね。
片桐 航(Vo&Gt):“ヒロアカ"の原作は以前から読んでいて、メンバー全員、好きだったんですよ。主題歌の話をいただいたときも「この曲が合うんじゃないか」というストック曲がいくつかあったんですけど、ガツガツした重たい感じのロックが多かったから、ちょっと違う路線で曲を書いてみようと思って。それが「Make my story」の原型だったんです。
EMTG:これまで以上にポップな解放感がある曲ですよね。
片桐:そうですね。僕らはずっと、キャッチ―さとロックをどう組み合わせるかをテーマにしてきたんですけど、この曲に関してはキャッチ―に振り切ってみようと思って。
kazu(Ba):デモを聴いたときは「まさか航がこういう路線の曲を作ってくるとは!」とビックリしましたけどね。
ソラ(Gt):すごく明るい曲ですからね。もちろん女々しい曲にはしたくないので、バンドの根本にあるラウドな部分もきっちり出して。個人的には歌えるようなギターフレーズにこだわっているので、そこもしっかり入れました。
kazu:ベースに関しても、いままでになかった要素を入れていて。メンバーの個人プレイがいい具合に重なって、おもしろいアレンジになっていると思います。
KANDAI(Dr):他の楽器が攻めてるところはシンプルに支えて、ドラムソロでは手数を増やして。上手くメリハリがつけられたんじゃないかな、と。
EMTG:ヒロアカの世界観とバンドに対する思いが重なるような歌詞も印象的でした。
片桐:デモの段階で「Make my story」って叫んでたんですよ(笑)。その後ちゃんと歌詞を書いたんですが、1番は“ヒロアカ"について、2番はバンドのことについて歌ってますね。2番に関しては、バンドを始めた頃の気持ちも反映されていて。周りからの反対というか、「将来どうするの?」みたいな話もあったし、そのときの「やってやるぞ」という精神を表現したかったので。
EMTG:片桐さん、反対されても、きちんと真っ当に反抗しそうですよね。
片桐:そうですね(笑)。通っていた高校が進学校だったので、大学に行かないでバンドをやるなんてありえなくて。「進学だけはしろ」と言われた翌日に髪を赤く染めました(笑)。
ソラ:すごいな(笑)。僕は大学に行ったんですけど、憧れているアーティストのライブ映像を観たときに、メンバーの一人がMCで「何才になっても新しいことは始められる」ということを言っていて。僕はギターを始めたのが遅かったんですが、その言葉を聴いて、さらにストイックに練習するようになったんです。
EMTG:kazuさん、KANDAIさんにも似たような体験はありますか?
kazu:ありますね。僕も大学に入ったんですが、前身バンドのオーディションライブと試験が重なってしまって。大学の先生に頼んだですが「テストはずらせないから、来年、また履修してください」と言われて、それがきっかけで大学を辞めたんです。入学して半年だったんですけど、そこで覚悟が決まりましたね。
KANDAI:僕は中学生のときに「ドラマーになる」って決めて、高校受験もしないつもりだったんですよ。さすがに「高校だけは行ってくれ」ということになったので、勉強しなくても入れる高校に入学して(笑)、ずっとドラムとバンドをやってました。
EMTG:みなさん、自分の人生を自分で決めた瞬間があるんですね……。2曲目の「影になる」もポップ路線の楽曲。シリアスな歌詞とのコントラストがいいですね。
片桐:勝手にアニメの主題歌をイメージして作ってたんですよ、この曲。こういう爽快な感じはスポーツアニメに合うだろうなと思って。
ソラ:歌詞は今回のタイミングで変わったんですけどね。
片桐:「影ながら応援する」という言葉が自分のなかで気になっていて。ライブのときステージに立って光を浴びてるけど、自分も誰かを陰ながら応援したいう気持ちがあるんですよね。もともと自分は「おまえらもがんばれ」と言えるタイプではなくて、楽曲を提示することで、聴いてくれた人が誰かのことを考えたり、応援したくなってくれたらいいなと思っていて。
ソラ:後から歌詞を変えてくれてよかったですよ。最初からこの歌詞だったら、ここまで爽快なアレンジにしなかったと思うので。
片桐:曲自体は影っぽくないからね(笑)。歌詞とサウンドにギャップがあるのも好きだし、「影になる」の場合は、“光が強いほど、影も濃くなる"ということが表現できたかなって。
KANDAI:この曲、ソラが加入した後に出来た曲なんですよ。航のデモを聴いて、ソラがギターのアレンジを考えるという作業をずっとやっていた時期で。
ソラ:1日1曲のペースでアレンジしてたんですよ。模索の時期でしたね。
片桐:毎日、スタジオでケンカみたいに言い合って、それが終わると「メシ、どうする?」って(笑)。
ソラ:(笑)お互いに「バンドを良くしたい」という自覚があったから、スタジオではいくらでも言い合えたんですよね。航のおかげでギタリストしての個性を出せるようになったと思うし。
片桐:いまの発言は書いてください(笑)。
kazu:ソラとKANDAIはサポートから正式メンバーになったから、音楽性と人間性をしっかりすり合わせることが必要だったんですよね。きつかったけど、あの時期があって良かったと思います。
EMTG:3曲目の「Wonder」は恋が始まった時期を描いたラブソング。
片桐:ある男女が出会ってから別れるまでのストーリーが決まっていて、それを8曲で描くというプロジェクトを個人的にやっていて(笑)。「Wonder」は第2話ですね。パート3の楽曲が2ndシングル、パート6が1stシングルに入ってたりするんですけど、なかなか気付いてもらえないので、自分から言おうと思って。歌詞をしっかり読んでもらえたらつながりがわかるはずなので、ぜひ探してほしいですね。
EMTG:10月からは全国ツアー「Lenny code fiction LIVE TOUR 2018-2019」がスタート。“ヒロアカ"主題歌をきっかけにして、初めてライブに来る人も多そうですね。
片桐:そうですね。今回のシングルを軸にしたツアーになるので、しっかり起承転結のあるライブを見せたいです。
ソラ:たくさんのスタッフに支えられてますが、ライブをやるのは僕ら。絶対に成功させるという意気込みで臨みたいですね。
kazu:アニメがきっかけで来てくれた人たち、バンドの軸となる部分をしっかり伝えたいですね。
KANDAI:自分の地元(秋田)も行けるし、いいツアーにしたいです。バンドにとってもさらに成長できるツアーにしたいですね!

【取材・文:森 朋之】

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リリース情報

Make my story

Make my story

2018年08月22日

Ki/oon Music

1.Make my story
2.影になる
3.Wonder

お知らせ

■ライブ情報

Lenny code fiction LIVE TOUR 2018-2019
10/19(金)[宮城] 仙台 enn 2nd
10/20(土)[秋田] LIVE SPOT2000
11/10(土)[石川] 金沢 GOLD CREEK
11/11(日)[長野] LIVEHOUSE ALECX
11/15(木)[東京] duo MUSIC EXCHANGE<ワンマン>
11/25(日)[滋賀] U☆STONE
12/01(土)[神奈川] 横浜Bay Jungle
12/02(日)[千葉] 千葉LOOK<対バンあり>
12/08(土)[栃木] 宇都宮Hello Dolly
12/09(日)[埼玉] 西川口Hearts
12/14(金)[兵庫] MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
12/15(土)[広島] Hiroshima CAVE-BE
01/19(土)[福岡] DRUM SON<ワンマン>
01/26(土)[大阪] 梅田Shangri-La<ワンマン>
01/27(日)[愛知] ell.FITS ALL<ワンマン>

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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