Uru 2ndステージの幕開けを飾る、切なくも温かい新曲「remember」

Uru | 2018.09.26

透明感のある優しい歌声と神秘的な存在感で注目を集める女性シンガーUruが、9月26日に6枚目となるシングル「remember」をリリースした。タイトル曲となる「remember」は、9月29日から全国ロードショーのアニメ映画『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の主題歌。出会いや別れの中に感じる孤独、そして温もりや愛情が繊細に描かれた、心が柔らかく解されるような表題曲をはじめ、タイトルのイメージを心地よく裏切るカップリング曲「ごめんね。」に、セルフカバー曲、カバー曲を加えた今作について、たっぷりと語ってもらった。

EMTG:9月26日にリリースされるニューシングル「remember」は、9月29日公開のアニメ映画『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の主題歌のお話をいただいての書き下ろしだったんですか?
Uru:そうです。脚本をいただいて、曲を書いたんですけど、原作も全部読ませていただいて、素敵な言葉がたくさんあるお話だったので、自分の感想をメモしつつ、その感想を広げていって書いた歌詞なんです。
EMTG:何かテーマがあって自分の言葉と絡めていくっていう作り方って、タイアップとかがなくてもご自身でやられる作り方ですか?
Uru:テーマがなくて作る曲はあんまりないですね。曲の雰囲気から歌詞を考えたりするので。作りたいテーマがあって曲を作ることもあるんですけど、その時々によって作り方は様々ですね。
EMTG:それでいうと、カップリングの「ごめんね。」はタイトルだけ見たらちょっとマイナーな感じだったり、寂しい曲なのかなって思ったんですよ。だから、あのポップな感じとか、ハネ感が意外だったというか。
Uru:“ごめんね”って謝る言葉なので、確かに最初のイメージはみなさんそういう曲なんだろうなって思うと思うんですけど、これは、男の人と女の人の言ってみれば幸せな曲ですね。この曲はデビュー前からあった曲で、いつか皆さんにも聞いて頂きたいなって思ってたんです。当時から「ごめんね。」ってタイトルだったんですけど、歌詞の中で“ごめんね”を言うのが女の人の方で、ストレートな喧嘩をした上での“ごめんね”だったんですけど、そこに愛しさとか可愛らしさみたいなものを加えたいなと思って、男性がなかなか言えない”ごめんね”を待ってる女性側の状況や心境にしようと思って書き直したんです。
EMTG:結構時を経て変化した感じなんですね。それって自分の感覚などが変わった成長とかが感じたりしますか?
Uru:この曲もそうなんですけど、昔書いた曲とか、その時はこういうこと言いたかったんだろうなっていうのがあるんですけど、時間が経ってみるとこれよりこっちの方がいいんじゃないかなって思う変化はありますね。その時書きたかった曲っていうのはその時しか書けなかったので、それはそれで大事にしたいなと思うんですけど、この曲も前のは前ので良かったと思うんですけど、その変化系というか。より今の自分らしさが出ていると思います。
EMTG:前の曲もいつか聞きたいですね。今感じることみたいなところかもしれないですね。ところで、「remember」は、出会いや別れの寂しさもありながら、その中に愛情も感じたりするんですけど、原作はもちろん、そこに自分自身が絡めた情景や心情はあったりしたんですか?
Uru:作品自体が、すごく綺麗な景色の中での話だったので、そういう綺麗な情景っていうのが思い浮かべれられればと思って「remember」っていうタイトルにしたんです。『夏目友人帳』という物語の中にも、出会いと別れがあって、その中で人の温かさだったりを感じるんです。切ない別れもあって、涙を流したりもするんですけど、読み終わった後に優しくなれるようなお話なので、その世界観を壊したくないなって思ったんです。それと同時に、『夏目友人帳』を見ずに曲を単独で聴いた時でも同じような感情になってくれたらいいなって。曲だけでも伝わるような優しさとか、出会えたことに、ありがとうって感じられる感情が伝わるといいなって思いますね。
EMTG:曲調的にはどうですか?
Uru:閉じていた感情がサビで全部爆発して開いていくような感覚にしたいという想いもあって、そういう流れになっています。自分の思いとか、記憶とか、ずっと抱えてた気持ちやずっと抑えてたものが、サビで一気に吐き出される感じにしたかったんです。
EMTG:他の曲と比べても広がりというか爆発力がありますよね。守りたいものができた強さだったり、喜びだったりっていうものをすごく強く感じました。
Uru:人はみんな一人になった時とか、誰とも接していない瞬間は自分だけの世界で、いろんな感情が湧き上がってくると思うんですけど、辛いことがあった時は孤独だったり、寂しい感情に押し潰されそうになると思うんです。そういう孤独とか寂しさはみんなが持っている感情なので、きっと共感していただけるようなポイントでもあるのかなって思います。『夏目友人帳』の主人公がずっと抱えてきた孤独とか、誰にも自分という存在を認められていないっていう孤独を、やっと周りの人たちにわかってもらえてきた嬉しさとか強さを現したくて。“またなくなるんじゃないか……”っていう不安とか怖さもあるけど、原作からは、今まで主人公が、蓋をして見ないようにしてきた部分にも向き合えるようになった成長も描かれていたので、そういう部分も書きたいなって思ったんです。言って頂いたように、最初は傷つくことを恐れていたんですけど、優しさに出会えたり、守りたいものができたことで、“帰りたい場所がここにあったんだ”っていう流れを書きたかったんです。
EMTG:心の成長というか変動というかね。あと、気になったのが、”花”っていうのはUruちゃんの中で結構大きくしめるものがあったりするのかな? 歌詞の中に花が出てくることが多いのかなって思ったから。
Uru:木を見るのが好きなんです(笑)。植物って何も言わないじゃないですか、それを自分が勝手に解釈してるだけで、すごく心があらわれるというか。としているように見えるんですよね、だから木が好きなんです。
EMTG:木が好きなの(笑)? 観葉植物女子とかきくけど、木が好きなんだね(笑)。
Uru:そうなんです。植物って、人間と違う世界があるんじゃないかな?って思うんです。植物たちだけの世界があるみたいな感じがするというか。
EMTG:木ってずっと変わっていく景色を何百~何千年って見てるんだもんね。木が話せたらえらいことになるんだろうね。
Uru:だと思います(笑)。きっといろんなことを知ってますよね。私、この間も何百年か前の木を見てきたんです。
EMTG:そんなに木が好きなんだ! どこに行ったの?
Uru:福島に。枝の色が変わってて白くなったり、地面につきそうなぐらいスレスレなんですけど、ちゃんと花が咲いてて、すごい!って思いましたね。この枝って何十年前からのものなのかって思うと、木ってすごいな思いますね。
EMTG:確かに。神秘だよね。そして、3曲目には、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」のカヴァーが収録されているけど、なぜこの曲を?
Uru:前々からすごくいい曲だなって思っていて、いつか何かの時に歌えたらいいなと思っていたので、この機会に歌わせて頂けて嬉しかったです。
EMTG:山崎さんが歌っているときと、ハッとする部分が少し違って不思議でした。歌い手によって、どこを強く感じるのかっていう変化があるんだなって。
Uru:山崎さんがお話するように歌われるというか、それで出来上がっている曲っていうイメージがあったんですよね。そこが魅力的な曲でもあると思うので。なので、私が歌った時にどういう曲になるのかな?って自分でも興味があって。最後のサビが3回続くところとか、全部同じ感情で歌うのかとか、どういうテンションでいこうかとか。すごく難しかったです。
EMTG:「フリージア」はいかがですか?
Uru:セルフカバーなので、自分の歌を自分でカヴァーするっていうのを前にYouTubeで配信する事ではやったことがあったんですけど、それをリリースするっていうのは初めてで。原曲と同じになってはいけないと思って、ピアノバージョンならではの良さが出せるようにと、すごく悩みました。3、4回ぐらい歌い直してるんですけど、最初はただ原曲のままで、ただピアノ伴奏にしましたって感じだったんですけど、ピアノも崩してもらいながら歌もそれに合った抑揚のある歌い方にして、自分の歌を自分でカバーする難しさに挑戦した感じです。最初は雨水がチョロチョロ流れているところから始まって、ちょっとずつ合流して小川になってて、どんどん大きくなって最後海になっていくみたいな流れにしたいってピアノアレンジをお願いした方と相談して、歌もそうしたんです。
EMTG:なるほど。ところで、自分的にはこの先どんな目標を持っていきたいですか?
Uru:1stアルバムを去年出させてもらって、その中で、Uruの名刺みたいな曲ができたので、ここからは2ndステージというか。今回は“こんな一面もあります”みたいな、まだ見せてこなかった面を少しずつ見せていけたらなって思います。歌詞も“こんな歌詞書くんだ!”とか、今までとは違う雰囲気の歌詞も書いていきたくて。恋愛に向き合った歌詞とか、違った部分も見せていきたいなって思いますね。
EMTG:来年の3月に東京ドームシティホールでライブをやるということで。
Uru:緊張すると思うんですけど、頑張りたいと思います。今までで一番大きい会場なので、何かしら今までにはないことをしたいなって思っているので、是非楽しみにしていて下さい。

【取材・文:武市尚子】

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リリース情報

remember

remember

2018年09月26日

Sony Music Associated Records

01. remember
02. ごめんね。
03. One more time, One more chance
04. フリージア Self-cover ver.
05. remember -instrumental-
06. ごめんね。 -instrumental-

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■ライブ情報

2019/03/10(日)東京ドームシティホール

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