THE BEAT GARDEN “幸せ”をテーマに描いた、温かいミディアムバラード

THE BEAT GARDEN | 2018.11.27

 大切な人が変わらず傍にいてくれること。それは当たり前のようで、ささやかなようで、実のところとてつもなく得難い幸せなのではないだろうか。11月28日にリリースされるTHE BEAT GARDENの7thシングル「そんな日々が続いていくこと」は、そうした日常に寄り添うかけがえのない幸せを真摯に見つめた、温かく等身大なミディアムバラードだ。なお、THE BEAT GARDENにとってバラードがシングル曲となるのはこれが初となる。この1年、歌と言葉をこれまでにも増して大切に伝え、届けてきた彼らの想いの結晶とも呼びたい今作。四人四様の“幸せ考”にも触れてみたい。

EMTG:ミディアムバラードがシングル表題曲になるのってTHE BEAT GARDENでは初めてですね。
U:リリースのタイミング的にも季節的なもの、秋冬の空気感が感じられるバラードにしようっていう話を4人でしたんですよ。2作前の「僕がいる未来」から日本語でちゃんとメッセージを届けていきたいっていう想いがより強くなってきていますし、ライブとかでBeemer(※彼らがTHE BEAT GARDENファンを呼ぶときの名称)のリアクションを見ていても、等身大の言葉を伝えるのは自分たちに合っていると感じられたので、だったらバラードを表題曲にしてもいいんじゃないかって。
EMTG:歌詞がまたとても温かくて、沁みました。
U:今回は“幸せ”をテーマに書いたんです。僕らはまだ目指す道の途中にいて、大きな夢が叶ったりとか大金持ちになったりとか、そういう突拍子もないような幸せって体験したことがないわけですよ。でも今、自分たちが感じている幸せもたしかにあって。それは友達や家族、例えばBeemerのみんなもそう、大切な人が傍にいてくれることだなって思うんですよね。そういう等身大だけど、かけがえのない幸せこそ、今の自分たちが歌うべきなんじゃないかなって。歌詞ではそれを恋人っていうシチュエーションで書いているんですけど。
EMTG:こういう幸せなラブソングっていうのも初めてでは?
U:ラブソング自体はこれまでも書いているんですけど、残念ながら片想いとか別れの歌ばっかりでしたもんね。Beemerからも“いい加減、上手くいったらどうだい?”という声を多数いただいて(笑)。
EMTG:前作の「花火」もいい雰囲気ではあるけど勇気がなくて付き合うまでにいかない、じれったい感じでしたし(笑)。
U:そう。“どっちなの? 告白すればいいじゃん!”ってみんながすごい言うんですよ(一同爆笑)。
REI:すごい言う、って(笑)。
EMTG:しかも付き合ってかなり長いふたりの歌ですよね。
U:そうなんです。これはサビの“ずっと”がいちばん最初に浮かんだんですよ。“ずっと”っていうことは、じゃあシチュエーションとしては長く付き合っている恋人同士かな、みたいに考えながら広げていって。
MASATO:レコーディングのときは僕も恋愛モードになって歌ってましたね。やっぱり聴いた人に情景を想像してほしいし、そこに合わない歌い方はしたくなかったので、いつも歌っているとき以上に恋愛っぽさを意識してた気がします。しかも付き合いたてのラブラブ感とは違う、もっと何気ない日常の幸せというか。当たり前に日々が過ぎていく、その“当たり前であること”が本当は幸せなんだっていう……そういう幸せを思い浮かべたときに、この曲の中にいるふたりがすごく自然な日常を送っている絵が見えてきたので、それがふたりの幸せなんだろうなと思いながら。
REI:個人的には自分が歌っているBメロが本当に好きで。特に2番のBメロは歌詞の情景を思い浮かべながらレコーディングできたんですよ。すごく感情を込めやすくて。
EMTG:自分もその世界に入り込んでいた?
REI:たしかに“「おかえり」と言う”のところなんかは相手の表情とか思い浮かべていたかも。そう言ってくれる相手に自分がどう向かい合っているかってイメージしたり。
DJ SATORU:あんまり難しいことは言えないんですけど、僕はこの曲を聴いて、すごく温かい気持ちになったというか、温もりに包まれてる感があったんですよね。それこそ“ずっと”聴いてられる曲だなって。
EMTG:ホント繰り返し聴いてしまいました。そのたびに胸が熱くなって。ところでみなさんは普段、幸せについて考えます?
U:僕は考えますね。REIはどうなの? あんまりそういうイメージないけど。
REI:どうだろ……逆にUさんはどんなことを考えるんです?
U:いろいろ考えるよ。めっちゃ考える。
EMTG:ぜひ聞かせてください。
U:言ってしまえば僕自身は今、MAX幸せなんですよ。もちろんイヤなこともたくさんあるけど、たぶん日々のなんでもない時間が7~8割だったとして、2割ぐらいは幸せな瞬間を過ごせてるんじゃないかなって思うんですよね。だって猫に触ってるときもすごく幸せだし、すごく疲れたなっていう日に電車で自分の前の席がポッと空いたら幸せだし、ラーメン食べてても幸せだし。もちろん、いつかは絶対東京ドームに立ちたいし、立てたらめちゃくちゃ幸せだと思うけど、それだけがすべてじゃない気もするというか……遠くの幸せも目指しつつ、近くにある幸せをちゃんと感じられてるのが大事なんじゃないかなって思うんです。歌詞を書いてるから、そう思う機会が人より多くなるのかもしれないですけど。
MASATO:僕、最近気づいたんですけど、1日の充実度は感動の数じゃないかなって。振り返ると、ほとんど感動せずに終わった日ってちょっと空虚感を覚えるというか“もう1日が終わっちゃったな”って思うんですよ。でもたくさん感動できた日って1日がすごく長く感じるし、満足度が高いじゃないですか。僕は“幸せ=感動”だと思ってるので、例えば花を見て綺麗だなって感動したりとか、すごく小さなことでも幸せに感じるんです。むしろ怒っている人を見ると“なんでだろう?”って思っちゃうんですよ、最近は特に。
REI:悟り開いちゃってる(笑)。
EMTG:MASATOさんはふだん怒らないんですか。
MASATO:怒らないようにしてます。もちろん譲れない想いがあるときは真っ正面からぶつかり合うのもそれはそれで必要だけど、すべては自分の考え方次第って思えば意外とどんなことでも幸せに感じられるんですよ。今こうして話せてるのもすごく幸せですもん。
一同:おお!
EMTG:素晴らしいです(笑)。SATORUさんは? 
SATORU:キツいな~、このあと(笑)。僕はそうですねぇ……サインを書くときにマッキー(油性ペン)の出がよかったらすごく幸せです(一同爆笑)。
U:わかる、わかるよ~。
EMTG:では満を持してREIさん、いきましょう!
REI:え~~~~~?
U:なんかあるでしょ、MASATOが幸せだったら幸せ、とか(笑)。
REI:それはもちろんそうなんですけど(笑)。ちょっと真面目な話をしてもいいですか? 今、自分たちを取り巻く環境がすごくよくなってきてるんですよ。インディーズ時代からいろんな方たちと出会えて、どんどん環境がよくなって、自分のやりたいことも徐々に増えてきて。制作に対するスキルや熱意もどんどん膨らんでいくし、そうやって自分たちが作った曲を世にリリースして形に残せるっていう嬉しさも増す一方ですし。すごくいい職業に就けているなってリリースするたび感じるんですよね。それは何より幸せな瞬間かもしれない。
SATORU:なんかすごくいいこと言ってる! 俺、“マッキーの出が……”とか言っちゃってるんだけど(一同爆笑)。
EMTG:マッキーに幸せを感じられるのも素敵じゃないですか。
U:そうそう。いちばんシンプルな幸せだよ。
EMTG:カップリングの「本当の声で」「みんなへ」も表題曲にしたいくらい、いい曲ですね。等身大で、素の体温がそのまま伝わってくるような。
U:ありがとうございます。「本当の声で」はまさに素の自分というか、そういう部分も歌としてさらけ出して歌えるようになったのかなって。やっぱり自分が“本当の声”で歌わないとお客さんも本当の声を聞かせてくれないと思うんですよ。実際、ライブでめっちゃ歌ってくれるんですよ。リリースイベントで初めて歌ったんですけど、一体感が本当に気持ちよくて、こういうひとつになり方があるんだ!ってびっくりして。「みんなへ」は初めてBeemerのためだけに書いた曲なんです。ホント手紙を書いているような気持ちでした。ただ、誤解してほしくないのは、僕たちは別に過去の思い出とか歴史の長さだけを大事にしているわけじゃなくて。今だって始まりだし、出会ったばかりの人も、これから出会う人も、同じように大事にしたいと思って歌ってる曲なので、そう感じてもらえたら嬉しい。
EMTG:歌を届ける、メッセージを伝えるということをテーマにしてきた2018年の、まさに集大成とも呼びたいシングルですよね。振り返るには少し早いですが、2018年はどんな年でしたか。
U:僕たちの今やりたいことが“歌を届ける、メッセージを伝える”っていう方向にシフトしたことで、THE BEAT GARDENとBeemerのみんなの気持ちがこれまで以上にリンクした1年になったんじゃないかなって。そうなったことで、ちょっと前の曲たち、例えば「Don’t think, feel」にしても今歌うのと、当時歌っていたのではまったく違うものになったと思うんですよ。今の自分たちはすごく正直でいられるから、変にカッコつけることなく歌詞の中の伝えたいことを4人で届けられるようになっているんですよ。
EMTG:来年2月に予定されている久々のワンマンライブにもその手応えを持って臨めそうですね。
U:はい! 今年、自主企画イベント“KOKOROZASHI ALIVE”をやらせていただいたことで、逆にワンマンライブではこうしたいっていうアイデアもいろいろ出てきているところなので。ぜひ観に来てください。

【取材・文:本間夕子】

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リリース情報

そんな日々が続いていくこと

そんな日々が続いていくこと

2018年11月28日

ユニバーサルシグマ

1. そんな日々が続いていくこと
2. 本当の声で
3. みんなへ
4. そんな日々が続いていくこと (Instrumental)
5. 本当の声で (Instrumental)
6. みんなへ (Instrumental)

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報

7th single「そんな日々が続いていくこと」発売記念ミニライブ&握手会
11/28(水)[兵庫] 阪急西宮ガーデンズ 4階スカイガーデン・木の葉のステージ
12/01(土)[東京] ららぽーと立川立飛 2F イベント広場
12/02(日)[兵庫] あまがさきキューズモール 2F緑遊広場

[2019]
THE BEAT GARDEN ONE MAN LIVE 2019「move on!!!!」
02/10(日)[東京]恵比寿 LIQUIDROOM

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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