期待のニューカマー、AliAの1stミニアルバム『AliVe』が遂に完成!

AliA | 2019.02.18

 音楽を志した理由も道のりも、ひとり一人の個性も驚くほどにバラバラなのに、この圧倒的な塊感! 一聴して、その迸るエネルギーにまんまと一発くらわされてしまった。恐るべきそのバンドの名はAliA、そして昨年7月に結成されたばかりのこの6人組が2月20日、満を持してリリースする1stミニアルバムが『AliVe』だ。それぞれに傑出した技量と、それに反比例して溢れんばかりの初期衝動。バイオリンとピアノの音色も数多あるバンドとは一線を画して聴く者のエモーションを掻き立てる。うん、これはちょっとただものではなさそうな予感。2019年の大注目株、ぜひご一読を。

EMTG:今朝LAから戻られたばかりだそうですね。
AYAME:そうなんですよ。ライブがあって行ってきたんです。初海外だったんですけど、楽しかった。すごくいい経験になりました。
EMTG:時差ぼけは大丈夫です?
EREN:もう全然! やっぱり音楽は世界共通ですよね。マジでそう思いました。対バンだったんですけど、向こうのお客さんも「フゥ~!!」って盛り上がってくれて。
BOB:“イェーイ、アメリカ!”みたいな気持ちになりました(笑)。
EMTG:昨年7月に結成されたんですよね? それから半年ほどで海外ってすごいです。
SEIYA:まだライブ自体はそんなに本数をやってないんですけどね。
EREN:でも、それ以外でも毎日いろいろあって、目まぐるしいですよ。
EMTG:では、手始めにみなさんの音楽編歴からザッと教えてもらえますか。
TKT:僕は3歳からずっとピアノをやってまして、高校に入るまではほぼクラシックしか聴いてなかったんです。高校ぐらいからBUMP OF CHICKENをきっかけにバンドの音楽も聴き始めてはいたんですけど、経験としてはAliAがまったくの初めてで。
RINA:私も3歳でピアノ、4歳からバイオリンを始めて、ずっとクラシックでした。ただ、カッコいいものにも憧れがあって、YouTubeでロックバイオリニストのAyasaさんという方を見つけたんですよ。Ayasaさんがエレキバイオリンを持ってらっしゃるのを観て、当時お茶の水にあったエレキバイオリンショップに入り浸るようになり(笑)。その流れでロックにも興味を持ち始めたんです。
AYAME:私が歌い始めたきっかけはお父さん。すごく歌が好きなんですよ。小学生の頃から家族でよくカラオケに行ってたんですけど、お父さんが歌う徳永英明さんの曲とかすごく上手で。で、お父さんに歌を教えてもらっていたんです。J-POPがすごく好きになって、Superflyさんとかいきものがかりさんとかに憧れて歌ってたんですけど、高校生のときにパラモアっていうバンドに出会ったのをきっかけに“バンドって自分をいちばん表現できるな”と思って。
EREN:僕はもともとゲームやアニメが好きで、音楽を始めるのは遅かったんですよ。高校2年生ぐらいのときに、たまたま学校の軽音部に置いてあったギターを試しに持ってみたところ、気づいたらここまで来てたっていう(笑)。
EMTG:そんなことってあります?
EREN:でもホントきっかけは面白そうだな~って軽い気持ちで触ってみただけ。ギターが弾ける人にコードを教えてもらって鳴らしてみたら「初めてなのに意外と音が出るね」って言われて「マジ? 始めちゃおうかな」って(笑)。そこから近くのライブハウスに通うようになったり、いろいろ音楽をやってる人たちと出会う中、なんだかんだでここまで来たんです。
SEIYA:僕もERENと近いかな。中学校3年生の頃に友達同士でバンドをやろうっていう話になって、他のパートはすぐ埋まったんですけどベースだけいなかったんですよ。その頃、一緒に住んでたいとこがベースをやっていて、家にあったんで、じゃあ面白そうだし俺もやろうかなって。もともとロックが好きなわけでも音楽一家なわけでもなく、たまたまそういう話があったというのがきっかけで。あとになって、安易なノリでややこしい楽器を選んでしまったなって思いましたけど(笑)。
BOB:僕は親の影響が大きいですね。母親がすごい音楽好きで、ドラムを始めたきっかけも母親の知り合いに15年ぐらいGLAYさんのサポートをやっていらっしゃる永井(利光)さんがいたんですよ。小さい頃からGLAYさんのライブを観に行かせてもらっていて、すごくドラムに興味を持って。10歳頃から始めたんですけど、当時はGLAY一色でしたね。でも中学生でメタルに出会ってからはそれ一辺倒(笑)。メタル以外の音楽は悪だ、ぐらいの勢いで(一同爆笑)。
EREN:俺、BOBのマーティー・フリードマンさんのエピソードがめっちゃ好きなんだけど。
EMTG:え、聴きたい!
BOB:堺正章さんの『チューボーですよ!』って番組があったじゃないですか。中1の頃かな、ゲストで出たマーティー・フリードマンさんがギターを弾きながら卵をかき混ぜてるのを観て、「なんだ、この人は!? めちゃめちゃカッケーじゃねぇか!」って(一同爆笑)。そこで元メガデスのギタリストだと知って、メガデスってなんだ? ってところからメタルにハマっていったんです。で、上京してからはサポートドラムとかいろいろやりつつ、今のメンバーに出会って現在に至る、と。
EMTG:噂には聞いていましたけど、本当にバラバラ!(笑) どうやって出会ったのか俄然、気になります。
TKT:僕とERENが最初ですね。とはいえ本人同士はまったく接点がなくて、共通の知り合いを通したLINEグループで名前だけ知ってたっていうだけの関係で。でもERENがバンドを始めたいと思ったときに、まず男のキーボードがほしかったらしくて、いきなり電話がかかってきたんです。
EREN:「初めまして。一緒にバンドやりませんか?」って(笑)。高校を卒業して、僕は音楽で生きていこうと思って上京したんですよ。でも、なかなか上手くいかないし、僕と同じように“音楽で生きていく”って意志を持ってる人にもそうそう会えなくて。会えてもそういう人はすでに他のバンドをやってたりしたんですよね。そんなときに、たまたまTKTを知ったんです。それこそグループLINEだけの繋がりで、顔も前髪で隠れた横顔のアイコンしか見たことがなかったんですけど(笑)。僕がロックをやる上でどうしてもピアノが欲しかったので、いきなりだけど電話して。
TKT:そのとき僕、酔っ払ってて「面白そう、いいですよ」って簡単にOKしちゃったんです(笑)。そのあとカフェに呼び出されたんですけど、ERENから誘ってきたくせに「バンドってツラいんだよ?」とか言ってきて(一同爆笑)。
EREN:覚えてます。だって、すごく軽いノリで「いいですよ、やりましょう」とかグイグイくるから、こいつ音楽ナメてんのかな? って(笑)。で、いろいろ話した結果、一緒にやることになったんですけど。
TKT:それから、じゃあボーカル探さなきゃいけないよね、って知り合いのツテで紹介してもらったのがAYAMEだったんです。ただ、そのときは動画でしか歌を聴いてなかったんで、一回、ちゃんと観にいこうっていう話になって。ちょうど弾き語りのライブがあったんだよね。
AYAME:そうそう。当時、私は千葉で活動してたんですけど、わざわざ観に来てくれたんです。
TKT:ERENはすっごいイヤイヤだったけど(笑)。
EREN:お金がなかったんですよ。全財産が2千円しかないのに、なんで千葉まで行かなきゃいけないんだって散々TKTに当たりながら(笑)。それにAYAMEが上手いのは動画でわかってたけど、僕は上手いだけじゃイヤだったんですよね。でも実際観たら「おお!」と思ったし、話してみたら人柄も面白かったので。
TKT:そこで一気に手のひら返し(笑)。急に前のめりになったんです。
EMTG:そうさせるほどの歌だったんですね。
EREN:はい。
AYAME:私はずっとバンドをやりたいと思いながら弾き語りをやっていたので、バンドをイメージして作った曲がものすごく多くて。そしたらライブでやった曲を、私が思い描いていたまさに理想のバンド像っていうアレンジにして、観に来てくれた次の日にERENがメールで送ってきてくれたんですよ。
EREN:いや、すごいグッときたので。帰り道はずっとどういうアレンジにしたらカッコいいかを考えていて、翌朝には送ってました。
EMTG:めっちゃトリコになってるじゃないですか。
TKT:音源もない、動画もない、その日聴いただけのフレーズを(笑)。
AYAME:私もちょっと引きましたけどね(笑)。でも聴いてすごく自分のやりたいバンド像と一致していたので、ぜひ入ろうと思ったんです。たしか同時期にRINAもバイオリンで入ったんだよね。
TKT:そうそう、RINAはもともと僕の知り合いで。
EREN:ピアノもそうなんですけど、僕のバンドには絶対バイオリンが欲しかったんですよ。バンドでツインギターは普通だけど、バイオリンだったらもっと幅が広がるかなとも思ったし、僕のルーツがゲームやアニメなのでドラマティックな音楽が好きだったんです。でも実際はRINAがどれだけ弾けるかも知らないまま、話してみたら変で面白そうだったから誘ったっていう。
RINA:何それ! ま、私もひとりでエレキバイオリンを弾いて遊んでるだけだったので、それがバンドに活かせるんだったらいいなと。需要と供給が一致したんです(笑)。
EREN:BOBとSEIYAもそういう感じでほぼ人柄でスカウトしました(笑)。どんなプレイをするかも知らないのに「BOBさんのドラムならイケると思うんですよ」「SEIYAさんなら~」って(一同爆笑)。基本、僕は人間性を大事にしているので、面白いなと思った人と一緒にやりたくて。
EMTG:それで、こんなにも圧倒的な音楽を生み出せるなんて、ちょっと驚きますね。
SEIYA:各自、そもそもの技術が高いんですよ。それぞれのフィールドで闘ってきたメンバーなので。しかも上手いメンバーがただ集まっただけじゃない化学変化みたいなものがあって。それは日々感じてます。
AYAME:みんなが互いにリスペクトし合ってるのがいちばん大きいんじゃないかな。性格も技術も、みんなにいいところがあって、そこを信じて音を出すことでAliAの音楽が成り立ってるんだなって。
EMTG:今回リリースの『AliVe』、まずミニアルバムとは思えないボリューム感ですよね。いい意味で聴くのに体力がいるアルバムというか……それぐらい聴き応えがある。
AYAME:あははははは! 嬉しいです。
EREN:僕が主に音源のデモを作ってるんですけど、そのときに思うのは、メンバー全員が万遍なく主役でいてほしいってことなんですよ。だから音的なことで言えばかなり詰め込みまくってます。僕らにとってはそれが普通なんですけど、そこからさらにブラッシュアップした結果がこのアルバムになってるなって。
EMTG:今作の中で特に聴きどころを挙げていただくとしたら?
EREN:ざっくり言うと……全部いいです!
EMTG:もちろんそれは前提の上として(笑)。
EREN:いやぁ……でも、いっぱい考えて、いっぱい詰め込んでるので。聴いてほしいところがいっぱいありますから。
BOB:その上で、って言われたじゃん!(笑)
EREN:でも“これです”って限定しちゃうことは僕は言えないな。やっぱり全部としか言えない。
AYAME:わかるよ、それ。私も選べないもん。
SEIYA:うん、正解だと思う。
EREN:なので、聴いてくださった方が気づいたひとつ一つが(聴きどころの)ポイントってことで。そのポイントがいっぱい溜まったときにAliAっていうバンドをわかってもらえるんじゃないかな。
EMTG:個人的にはラストの「AliVe」がすごく好きでした。
BOB:それ嬉しい! 僕、「AliVe」は特に感情を込めて叩いたので、そこも聴いてほしいポイントなんです。この曲を最後に持ってきた意味っていうのもぜひ感じてほしいですね。
EREN:型にはまらない気持ちっていうのをすごく大事にしている曲ですし。
EMTG:リリース前日の東京・渋谷eggmanから初の全国対バンツアーも始まります。5月にはまた東京に戻って最終日を迎えられるとか。
AYAME:はい! 初ツアー、成長して帰ってこれたらと思ってます。きっといいライブになるので、ぜひ遊びに来てください!
EMTG:ちなみにAliAというバンド名にはどんな意味が?
EREN:特に理由はなく、勝手に溢れてきたんです。見た目もいいし、響きもいいし、スッと“これだ!”みたいな。
SEIYA:あと略されないしね(笑)。どんなところに行ってもAliAはAliAでいられる。
EREN:バランスがすごく美しいんですよ。それも含めて僕らと言うものがこのアルバムには詰まっているので、その本気は伝わってほしいですね。聴いてほしい!

【取材・文:本間夕子】




<ミュージックビデオ>

AliA「 かくれんぼ 」 MV

tag一覧 J-POP ミニアルバム 女性ボーカル インタビュー AliA

リリース情報

AliVe

AliVe

2019年02月20日

SLIDE SUNSET

1. impulse
2. limit
3. シルエット
4. simple
5. 声
6. かくれんぼ
7. AliVe

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報

AliA First Tour「AliAliVe 2019」
02/19(火)渋谷 eggman
03/06(水)松山サロンキティ
03/07(木)高松TooNice
03/09(土)周南RISING HALL
03/19(火)京都VOXhall
03/22(金)柏PALOOZA
04/01(月)横浜FAD
04/05(金)新潟BLACK STAGE
04/12(金)HEAVEN’S ROCK Kumagaya
04/14(日)浜松FORCE
04/17(水)HEAVEN’S ROCK Utsunomiya
04/18(木)水戸ライトハウス
04/26(金)心斎橋BEYOND
04/29(月)千葉 ANGA
05/01(水)札幌COLONY
05/06(月)名古屋CLUB 3STAR IMAIKE
05/07(火)豊橋club KNOT
05/08(水)京都GROWLY
05/16(木)長野CLUB JUNK BOX

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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